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ep4
上陸
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「ラン 五郎丸までひとっ飛びして、ギニー船長に、海賊船オルカ号は、フリット船長以下全員私の支配下に入ったから安心するように伝えて。
そして、アクアとリンダをローズの所に届けて欲しいと頼んで、手間賃はこれで。」
ランに数枚の金貨を渡して、送り出した。
空を飛べるようになったことで、馬の必要性が、無くなったのだ。
それに荒くれ者が乗る海賊船では、馬たちが食料とされるかも知れない。
ローズの元でジュピターと共に暮らすのがアクアたちにとって一番いいとシーナは思った。
「GP、食料と水を大量に確保したいの。この船、どこか港に着けられる?」
「港だったら、エイヒレ港かアンキモ港あたりが無難かな。」
「それじゃあアンキモ港に行きましょう」
「なんでそっちを選んだんですか。」
「行ったこと無いからよ。
こんな海賊船が行って、追い返されるとか。捕まるとかは?」
「沖に停泊して、漁師の船で港へ送迎してもらいます。」
「やっぱりそうなんだ」
◇
一週間ほどかけて、アンキモ港沖に着いた。
「ミチル、ジョー
何時ものように上陸用の漁船を連れてこい。」
GPが指示を出した。
「「アーイ」」
二人は、そう返事して、海に飛び込んだ。
「泳いで港まで?」
「あの二人はテイマーなんです。まぁ見ててください。」
二人が海面で浮いてると直ぐに、イルカが2頭やって来て、ジョーとミチルを乗せて港の方に泳いで行った。
「なるほどね。イルカに乗って行くのね。
食料と水を満載するのに、どのくらいの時間がかかるの?」
「最低2泊、出来れば3泊は、したいところです。
クルーの息抜きも兼ねて。」
「そう。それじゃあ3泊予定しましょう。宿はどこがいいかしら?」
「元祖大漁亭 がいいと思います。」
「私もランもクスリは効かないわよ」
「えっ?なんの事ですか?」
「エイヒレ町の『大漁亭』で、クスリで眠らされたことが有ったのよ。」
「へぇー エイヒレの『大漁亭』の女将は、フリット船長の妹で、アンキモの『大漁亭』の女将は船長の姉ですよ。」
「やっぱり!
どっちも真っ白って女じゃ無いわね。
まさか『ゴンズ一家』と関わりは?」
「ゴンの親分は、他人ですけど、守備隊のズルシタン隊長は、フリット船長のいとこって聞いてます」
「ろくな一族じゃないわね。」
「食っていく為です。」
「GP、そうね、あなたはフリットの味方よね。」
「今は、あなたの手下ですけど。」
「私を裏切らない保証は?」
「自分にとって得な方をぼくは選びます。」
「私がメリットを示せばいいのね。」
「港に着いたら、そのまま逃げ出すクルーも居るかも知れませんよ。」
「私は、『南海の秘宝』を探しに行きたいのよ。
最低船を動かすのに必要なクルーがいれば、逃げ出してもらって結構。その方が分けまえも増えるしね」
「フリット船長は、これからどうなるんですか?」
「連れて行くつもりよ。
まだ動かせる状態じゃないし。
秘宝が手に入ったら、私は船に用ないし。」
「船を降りるんですか?」
「こっちに戻ってからね。」
「ぼくは、有るか無いかわからない秘宝よりも、シーナ船長のギフトの方が、興味有りますよ。
かわいい顔して、恐ろしい強さの秘密にね。」
「んぁっ カワイイ?」
「そうですね。
シーナ船長は、カワイイ感じで
ラン副船長は、エロカワイイ感じですね。」
「ランにも目をつけてるのね。」
「あっ あの漁船です。
あれに乗り換えて上陸します。」
数名の留守番を残して、二隻に分乗して上陸した。
五郎丸で出航してから約2週間ぶりの陸の感触に
「地面が動かないのはいいですね。
何だか、余韻なのか、まだ揺れてるみたい。」
「そうね、私もまだフワフワした感じがするわ」
GPの案内で連れて行かれた元祖大漁亭は、港から歩いて直ぐの所だった。
GPが女将相手に私達のことを包み隠さずペラペラと話している。
ー そうよ、あなたの弟に重症を負わせたのは、私よ。ー
そう言えば女将はエイヒレの方の女将に姉妹だけあってよく似ている。
「ふう~ん あんたらが、あの馬鹿弟にお灸をすえてくれたのかい。
フリットには、いいクスリさ。
あいつここんところ、調子こいてたからね。ハハハ」
意外と気さくに笑い飛ばしてる女将にシーナはほっとした。
「あれ?GP。アンタもここに泊まるの?」
「ぼくは、この町に来たときは、いつもここに泊まってますよ。」
「へぇー そうなんだ。
他のクルーたちは?」
「色町で散財して、宿には泊まりませんよ。
3泊もすれば、みんなスッテンテンの一文無しになって、船に戻るしかなくなります。」
「あなたは、色町に行かないの?」
「ぼくは、好きな人とだけしか、そう言うことは、しないって決めてます。」
「チェリーなの?」
「何ですかチェリーって?」
「女性と情を交わしたことが無い人」
「情を交わす?」
「鈍い人ね。童貞かって聞いたのよ」
「そうですよ」
「そうなんだ」
ちょっと気まずくなったところで女将が
「GP 男の初めてなんて、価値無いんだからさ。
こじらせてないで、私が奪ってやろうか?
それともこのカワイイ船長さんか、副船長さんに頼むのかい?
ハハハ」
「女将、やめてくださいよ。船長たちにも失礼ですよ」
このあともう少し、こんなやりとりが女将とGPの間で交わされてから、部屋に通された。
部屋に着くなりランが話しかけてきた。
「シーナはなんで海賊船を手に入れたの?
私は陸の上がいいわ。」
「アスラ国で見た地図もジョンジ国で見た地図も、海賊船に有った地図も、南海の先がのってないのよ。
地図の端がどうなってるのか見てみたいのよ」
「『南海の秘宝』じゃないの?
地図の端?
私が聞いた話だと海の端は崖で滝になって、落ちるだけだそうよ。
端迄行ったら、危ないんじゃない?」
「近く迄行ったら、空から見ればいいでしょ。
仮に船ごと落ちても、私たちは飛べる訳だし。
それに、海の端じゃなくて、まだ誰も知らない大陸が有ると私は考えてるのよ」
「え~~ 何でそんな突拍子もないこと」
「私の前世では、世界はまあるい球体だったの。
もしここもそうなら、端は無いはずだと思ったのよ」
「そのまあるい球体の世界の下は、どうなってるの?何かに支えられてるの?」
「浮かんでいるのよ」
「魔法みたい」
「ランが不思議に思うのは当然よ。
自分の足の下の地面自体が浮かんでいるなんて、この話をしてる私でさえ全く実感無かったわ。」
「『南海の秘宝』は、探さないの?」
「それも探すわよ。クルーたちは、海の端が見たいからって話だけじゃヤル気無くすと思ったのよ。
やっぱ海賊には宝が効くでしょ」
「有るといいですね『南海の秘宝』」
そして、アクアとリンダをローズの所に届けて欲しいと頼んで、手間賃はこれで。」
ランに数枚の金貨を渡して、送り出した。
空を飛べるようになったことで、馬の必要性が、無くなったのだ。
それに荒くれ者が乗る海賊船では、馬たちが食料とされるかも知れない。
ローズの元でジュピターと共に暮らすのがアクアたちにとって一番いいとシーナは思った。
「GP、食料と水を大量に確保したいの。この船、どこか港に着けられる?」
「港だったら、エイヒレ港かアンキモ港あたりが無難かな。」
「それじゃあアンキモ港に行きましょう」
「なんでそっちを選んだんですか。」
「行ったこと無いからよ。
こんな海賊船が行って、追い返されるとか。捕まるとかは?」
「沖に停泊して、漁師の船で港へ送迎してもらいます。」
「やっぱりそうなんだ」
◇
一週間ほどかけて、アンキモ港沖に着いた。
「ミチル、ジョー
何時ものように上陸用の漁船を連れてこい。」
GPが指示を出した。
「「アーイ」」
二人は、そう返事して、海に飛び込んだ。
「泳いで港まで?」
「あの二人はテイマーなんです。まぁ見ててください。」
二人が海面で浮いてると直ぐに、イルカが2頭やって来て、ジョーとミチルを乗せて港の方に泳いで行った。
「なるほどね。イルカに乗って行くのね。
食料と水を満載するのに、どのくらいの時間がかかるの?」
「最低2泊、出来れば3泊は、したいところです。
クルーの息抜きも兼ねて。」
「そう。それじゃあ3泊予定しましょう。宿はどこがいいかしら?」
「元祖大漁亭 がいいと思います。」
「私もランもクスリは効かないわよ」
「えっ?なんの事ですか?」
「エイヒレ町の『大漁亭』で、クスリで眠らされたことが有ったのよ。」
「へぇー エイヒレの『大漁亭』の女将は、フリット船長の妹で、アンキモの『大漁亭』の女将は船長の姉ですよ。」
「やっぱり!
どっちも真っ白って女じゃ無いわね。
まさか『ゴンズ一家』と関わりは?」
「ゴンの親分は、他人ですけど、守備隊のズルシタン隊長は、フリット船長のいとこって聞いてます」
「ろくな一族じゃないわね。」
「食っていく為です。」
「GP、そうね、あなたはフリットの味方よね。」
「今は、あなたの手下ですけど。」
「私を裏切らない保証は?」
「自分にとって得な方をぼくは選びます。」
「私がメリットを示せばいいのね。」
「港に着いたら、そのまま逃げ出すクルーも居るかも知れませんよ。」
「私は、『南海の秘宝』を探しに行きたいのよ。
最低船を動かすのに必要なクルーがいれば、逃げ出してもらって結構。その方が分けまえも増えるしね」
「フリット船長は、これからどうなるんですか?」
「連れて行くつもりよ。
まだ動かせる状態じゃないし。
秘宝が手に入ったら、私は船に用ないし。」
「船を降りるんですか?」
「こっちに戻ってからね。」
「ぼくは、有るか無いかわからない秘宝よりも、シーナ船長のギフトの方が、興味有りますよ。
かわいい顔して、恐ろしい強さの秘密にね。」
「んぁっ カワイイ?」
「そうですね。
シーナ船長は、カワイイ感じで
ラン副船長は、エロカワイイ感じですね。」
「ランにも目をつけてるのね。」
「あっ あの漁船です。
あれに乗り換えて上陸します。」
数名の留守番を残して、二隻に分乗して上陸した。
五郎丸で出航してから約2週間ぶりの陸の感触に
「地面が動かないのはいいですね。
何だか、余韻なのか、まだ揺れてるみたい。」
「そうね、私もまだフワフワした感じがするわ」
GPの案内で連れて行かれた元祖大漁亭は、港から歩いて直ぐの所だった。
GPが女将相手に私達のことを包み隠さずペラペラと話している。
ー そうよ、あなたの弟に重症を負わせたのは、私よ。ー
そう言えば女将はエイヒレの方の女将に姉妹だけあってよく似ている。
「ふう~ん あんたらが、あの馬鹿弟にお灸をすえてくれたのかい。
フリットには、いいクスリさ。
あいつここんところ、調子こいてたからね。ハハハ」
意外と気さくに笑い飛ばしてる女将にシーナはほっとした。
「あれ?GP。アンタもここに泊まるの?」
「ぼくは、この町に来たときは、いつもここに泊まってますよ。」
「へぇー そうなんだ。
他のクルーたちは?」
「色町で散財して、宿には泊まりませんよ。
3泊もすれば、みんなスッテンテンの一文無しになって、船に戻るしかなくなります。」
「あなたは、色町に行かないの?」
「ぼくは、好きな人とだけしか、そう言うことは、しないって決めてます。」
「チェリーなの?」
「何ですかチェリーって?」
「女性と情を交わしたことが無い人」
「情を交わす?」
「鈍い人ね。童貞かって聞いたのよ」
「そうですよ」
「そうなんだ」
ちょっと気まずくなったところで女将が
「GP 男の初めてなんて、価値無いんだからさ。
こじらせてないで、私が奪ってやろうか?
それともこのカワイイ船長さんか、副船長さんに頼むのかい?
ハハハ」
「女将、やめてくださいよ。船長たちにも失礼ですよ」
このあともう少し、こんなやりとりが女将とGPの間で交わされてから、部屋に通された。
部屋に着くなりランが話しかけてきた。
「シーナはなんで海賊船を手に入れたの?
私は陸の上がいいわ。」
「アスラ国で見た地図もジョンジ国で見た地図も、海賊船に有った地図も、南海の先がのってないのよ。
地図の端がどうなってるのか見てみたいのよ」
「『南海の秘宝』じゃないの?
地図の端?
私が聞いた話だと海の端は崖で滝になって、落ちるだけだそうよ。
端迄行ったら、危ないんじゃない?」
「近く迄行ったら、空から見ればいいでしょ。
仮に船ごと落ちても、私たちは飛べる訳だし。
それに、海の端じゃなくて、まだ誰も知らない大陸が有ると私は考えてるのよ」
「え~~ 何でそんな突拍子もないこと」
「私の前世では、世界はまあるい球体だったの。
もしここもそうなら、端は無いはずだと思ったのよ」
「そのまあるい球体の世界の下は、どうなってるの?何かに支えられてるの?」
「浮かんでいるのよ」
「魔法みたい」
「ランが不思議に思うのは当然よ。
自分の足の下の地面自体が浮かんでいるなんて、この話をしてる私でさえ全く実感無かったわ。」
「『南海の秘宝』は、探さないの?」
「それも探すわよ。クルーたちは、海の端が見たいからって話だけじゃヤル気無くすと思ったのよ。
やっぱ海賊には宝が効くでしょ」
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