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ep3
国境の町
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アスラ国の東端に位置するサカイ町
この町からジョンジ国との国境へは5km程だ。
この町は、アスラ国とジョンジ国との交易のハブとしての役割もあり、小さな町にしては賑わいがある町だ。
「姉さんたち、ジョンジ国に行くのかい?
だったら、こっちでチーズを買っていきなよ。
俺がヤギの乳で作ったチーズは、赤ワインとあわせると最高だぜ」
「このクセーヤを食ってみなよ。
白ワインにあうぜ!
最初は臭いで苦手でも、はまったらヤミツキの旨さだぜ。
脂ののった、青むろも、飛び魚もあるぜ!」
商店街は、なかなか活気に満ちていた。
「大変だ!大変だ!
ロスキ国がジョンジ国に戦争を仕掛けたらしいぞ。
あの皇帝気取りのパーチン大統領が、ジョンジ国を併合したいらしいぜ!」
「ロスキからようやく独立したジョンジをまた取り込もうってのかよ。
まるで逃げた女房追いかけるストーカーみたいだな。」
「もっとたち悪だよ
戦争だぜ、沢山の死人がでて、この町にも難民や孤児が押し寄せるぜ。
軍隊も来て、無茶苦茶になるぜきっと」
「だよな。アスラはジョンジを応援するよな」
「わからないぜ、ジョンジを応援して手薄になった所で西のイズール国が攻めて来るかも知れないだろ。
もしロスキとイズールが組んでたら、アスラは動けないだろ。」
「でも、そしたら、ジョンジは見殺しになって、その後アスラは三方から囲まれて………
ヤバイヤバイ
考えただけでも、恐ろしい。
まったく、パーチンってなんて奴だ」
「パーチンは元暗部のトップで、政敵をどんどん消したそうだぜ。上についたら今度は自分の息のかかった部下だけでまわりを固めて、たてつく奴は全部粛清してるって話だぜ。」
「今度はそれを国レベルでやろうってことよ。
言うことを聞かないジョンジとアスラを消しにかかる気か。
ロスキ国がどうこうよりパーチンを何とかしないとなぁ」
◇
男たちの会話に聞き耳をたててたランの顔色がどんどん青白くなって行く
「シーナ。戦争だって!私恐いわ。
私みたいな孤児が、また増えるんだわ。」
「ラン、私も恐いわ。
昨日迄優しいパパだった人が人殺しの為に無理矢理かり出されるのよ
ロスキ兵もジョンジ兵も市民もみんな被害者よ。
戦争を止めないと。」
「戦争を止める?
そんなこと、私たちに出来るはずが無いでしょ」
「とにかく今は、どこか宿に、行きましょう。」
自分たちの会話をどこで誰が聞いてるかもわからない状況で話を進めるのは危険だとシーナは感じていた。
宿に入って、部屋に通されると、
シーナはすぐに風魔法を使い部屋を防音室にした。
「これで、この部屋の外に音は漏れないわ」
「えっ?シーナ
ん~
私はシーナに求められれば、いつでもOKだけど。
急ね。
初めてがこんな昼日中なんて、ちょっと恥ずかしいなぁー」
ランは、自分の服のボタンに手をかけて外している。
「ランなにを勘違いしてるのよ。
大事な話が有るから、人に聞かれないようにしたのよ。」
「えっ そうなんですか?
エッチなことするんじゃないの?」
「エッチ?しないしない。
悪いけど私、女同士でそんなつもりはないわ」
「なぁ~~んだ。
ちょっと残念。
大事な話ってなあに?」
「戦争を止めに行こうと思ってるの。
とても危険で、死ぬことになるかも知れないわ。ランは、一人首都のローズの所に戻った方がいいと思うんだけど。
どう?」
「嫌です。シーナと離れるなんて。
私、足手まといかも知れないけど、シーナの心配だけして待ってるなんて辛いわ。
絶対離れないから!」
「やっぱり。
そう言うと思ってたわ。
ラン、あなたの覚悟は受け取ったわ。」
「連れてってくれますよね。」
「うん。
それじゃあ、ランのバージョンアップをするわよ。」
「あっ、それじゃあ胸ももう少し大きくして下さい。」
「ふふっ そうね
いいわよ。」
ランがシーナの前に立つとシーナはランの両胸を掴んだ。
「あんっ
あっ ひっ
なんか来ました
なにこれ?」
「ランの魔力と混ぜて取り込んで」
「あっこれ来る
来ます。来ちゃう
あ~」
「ランは、どういう体質なのかしら?
ローズはそんなふうにならなかったわよ。」
「そんなこと言ってもぉー。
取り込み出来ましたけど、何が変わったのかしら?」
ー まずは馬語、念じることで、声に出さなくても会話できるのよ。念話って言った方がいいかな ー
「シーナの声が頭の中でするわ!
何これ!凄い!」
ー ランからやってみて ー
ー おっぱい大きくなってる、嬉しい。ありがとうシーナ。ー
ー これからは、大事な話はこうやってするから。慣れてね。
風魔法の防音は解くわよ ー
ー わかりました ー
ー まず魔力はSまであげたわ
ギフトは『収納』と『偽装』よ。
『収納』は知ってるわよね。
『偽装』は、魔力ゼロに見せかけるギフト。
わかったかな?ー
ー わかりました。
なんか凄い ー
ランは、自分の胸を揉んで嬉しそうにしている。
ー ここまで来たけど、行く先を変更するわよ。ー
ー ジョンジの南のビーチはオアズケですね。
戦地に行くの?ー
ー そうよ、ロスキ軍を困らせに行きましょう ー
ー やっつけるんじゃなくて?ー
ー まぁ多少はやっつけることになるかも知れないけど、基本的には困って帰るように仕向けるのよ ー
ー それってどうやって? ー
「仕入れに行くわよ。」
「えっ あっ はい。
急に声出すから驚いたわ。」
◇
「お客様、折角お越しいただいた所 申し訳ありまへん。
こちらのリストのお品ですけど、いくつか欠品しとりまして、二三日お待ち下さいまへんか?
それ迄に揃えますよって」
「そうですが、この町一番のお店と聞いて来たんですけど、残念ね。
不足分は他もあたって見るわ」
シーナはそう言いながら『ル・ドマン商会お墨付き』の札を店員に見せた。
「!」
店員は、何も言わずに奥に走り去って行った。
暫くして、年配の男性が先ほどの店員とともに出てきた。
「お客様が『ル・ドマン商会お墨付き』をお持ちの方ですか?」
「ええ、そうですけど」
「少々お話を伺いたいんですが、よろしいか?」
「他所も廻って買い揃えたい物が有るので、余り時間が無くて。」
「いやいや、そんなお手間は取らせませがな。
足りひん物は、今、店のモンが他店にあたってます。
しばらくお話してる間に揃えますよって、
こちらでお待ち下さい。」
「はぁ、そうですか。
助かります。」
「ドマンさんはお元気でっか?」
「ドマンさんは、サルドラの支店の方で元気にしてらっしゃいます。
本店は娘のローズさんが継いでいて、この『お墨付き』はそのローズさんからいただいた物です。」
「そうなんや、ワテはサカイと言います。
サカイ町のサカイ覚えやすいやろ。ワテは昔ドマンさんの下で商売の勉強をさせてもろてたんや、その娘さんがなぁ~もうそんなに大きくならはって、本店のなぁー
でも確か息子さんも………」
お茶をいただきながらサカイさんと話をしていると
「お品物が揃いました」
店員さんが来て一礼した。
◇
「お会計は3万Gです。」
「おや?なんか安く無いですか?
わざわざ他店から取寄せたりされたのに、いいんですか?」
「ええ、もちろんです」
「損させるつもりは有りませんけど」
「損はしてまへん。
サカイはいい店だと言うてくれはったら、それで十分だす。
この店のスローガンは
『サカイ安い仕事キッチリ』でっせ~」
♤♡♧♢♤♡♧♢
商人のサカイさんの関西弁 ネイティブの方には不自然に感じられるかも知れませんがお許しを!
架空の世界の方言と言うことで笑って見過ごして下さい。
この町からジョンジ国との国境へは5km程だ。
この町は、アスラ国とジョンジ国との交易のハブとしての役割もあり、小さな町にしては賑わいがある町だ。
「姉さんたち、ジョンジ国に行くのかい?
だったら、こっちでチーズを買っていきなよ。
俺がヤギの乳で作ったチーズは、赤ワインとあわせると最高だぜ」
「このクセーヤを食ってみなよ。
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最初は臭いで苦手でも、はまったらヤミツキの旨さだぜ。
脂ののった、青むろも、飛び魚もあるぜ!」
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ロスキ国がジョンジ国に戦争を仕掛けたらしいぞ。
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「ロスキからようやく独立したジョンジをまた取り込もうってのかよ。
まるで逃げた女房追いかけるストーカーみたいだな。」
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戦争だぜ、沢山の死人がでて、この町にも難民や孤児が押し寄せるぜ。
軍隊も来て、無茶苦茶になるぜきっと」
「だよな。アスラはジョンジを応援するよな」
「わからないぜ、ジョンジを応援して手薄になった所で西のイズール国が攻めて来るかも知れないだろ。
もしロスキとイズールが組んでたら、アスラは動けないだろ。」
「でも、そしたら、ジョンジは見殺しになって、その後アスラは三方から囲まれて………
ヤバイヤバイ
考えただけでも、恐ろしい。
まったく、パーチンってなんて奴だ」
「パーチンは元暗部のトップで、政敵をどんどん消したそうだぜ。上についたら今度は自分の息のかかった部下だけでまわりを固めて、たてつく奴は全部粛清してるって話だぜ。」
「今度はそれを国レベルでやろうってことよ。
言うことを聞かないジョンジとアスラを消しにかかる気か。
ロスキ国がどうこうよりパーチンを何とかしないとなぁ」
◇
男たちの会話に聞き耳をたててたランの顔色がどんどん青白くなって行く
「シーナ。戦争だって!私恐いわ。
私みたいな孤児が、また増えるんだわ。」
「ラン、私も恐いわ。
昨日迄優しいパパだった人が人殺しの為に無理矢理かり出されるのよ
ロスキ兵もジョンジ兵も市民もみんな被害者よ。
戦争を止めないと。」
「戦争を止める?
そんなこと、私たちに出来るはずが無いでしょ」
「とにかく今は、どこか宿に、行きましょう。」
自分たちの会話をどこで誰が聞いてるかもわからない状況で話を進めるのは危険だとシーナは感じていた。
宿に入って、部屋に通されると、
シーナはすぐに風魔法を使い部屋を防音室にした。
「これで、この部屋の外に音は漏れないわ」
「えっ?シーナ
ん~
私はシーナに求められれば、いつでもOKだけど。
急ね。
初めてがこんな昼日中なんて、ちょっと恥ずかしいなぁー」
ランは、自分の服のボタンに手をかけて外している。
「ランなにを勘違いしてるのよ。
大事な話が有るから、人に聞かれないようにしたのよ。」
「えっ そうなんですか?
エッチなことするんじゃないの?」
「エッチ?しないしない。
悪いけど私、女同士でそんなつもりはないわ」
「なぁ~~んだ。
ちょっと残念。
大事な話ってなあに?」
「戦争を止めに行こうと思ってるの。
とても危険で、死ぬことになるかも知れないわ。ランは、一人首都のローズの所に戻った方がいいと思うんだけど。
どう?」
「嫌です。シーナと離れるなんて。
私、足手まといかも知れないけど、シーナの心配だけして待ってるなんて辛いわ。
絶対離れないから!」
「やっぱり。
そう言うと思ってたわ。
ラン、あなたの覚悟は受け取ったわ。」
「連れてってくれますよね。」
「うん。
それじゃあ、ランのバージョンアップをするわよ。」
「あっ、それじゃあ胸ももう少し大きくして下さい。」
「ふふっ そうね
いいわよ。」
ランがシーナの前に立つとシーナはランの両胸を掴んだ。
「あんっ
あっ ひっ
なんか来ました
なにこれ?」
「ランの魔力と混ぜて取り込んで」
「あっこれ来る
来ます。来ちゃう
あ~」
「ランは、どういう体質なのかしら?
ローズはそんなふうにならなかったわよ。」
「そんなこと言ってもぉー。
取り込み出来ましたけど、何が変わったのかしら?」
ー まずは馬語、念じることで、声に出さなくても会話できるのよ。念話って言った方がいいかな ー
「シーナの声が頭の中でするわ!
何これ!凄い!」
ー ランからやってみて ー
ー おっぱい大きくなってる、嬉しい。ありがとうシーナ。ー
ー これからは、大事な話はこうやってするから。慣れてね。
風魔法の防音は解くわよ ー
ー わかりました ー
ー まず魔力はSまであげたわ
ギフトは『収納』と『偽装』よ。
『収納』は知ってるわよね。
『偽装』は、魔力ゼロに見せかけるギフト。
わかったかな?ー
ー わかりました。
なんか凄い ー
ランは、自分の胸を揉んで嬉しそうにしている。
ー ここまで来たけど、行く先を変更するわよ。ー
ー ジョンジの南のビーチはオアズケですね。
戦地に行くの?ー
ー そうよ、ロスキ軍を困らせに行きましょう ー
ー やっつけるんじゃなくて?ー
ー まぁ多少はやっつけることになるかも知れないけど、基本的には困って帰るように仕向けるのよ ー
ー それってどうやって? ー
「仕入れに行くわよ。」
「えっ あっ はい。
急に声出すから驚いたわ。」
◇
「お客様、折角お越しいただいた所 申し訳ありまへん。
こちらのリストのお品ですけど、いくつか欠品しとりまして、二三日お待ち下さいまへんか?
それ迄に揃えますよって」
「そうですが、この町一番のお店と聞いて来たんですけど、残念ね。
不足分は他もあたって見るわ」
シーナはそう言いながら『ル・ドマン商会お墨付き』の札を店員に見せた。
「!」
店員は、何も言わずに奥に走り去って行った。
暫くして、年配の男性が先ほどの店員とともに出てきた。
「お客様が『ル・ドマン商会お墨付き』をお持ちの方ですか?」
「ええ、そうですけど」
「少々お話を伺いたいんですが、よろしいか?」
「他所も廻って買い揃えたい物が有るので、余り時間が無くて。」
「いやいや、そんなお手間は取らせませがな。
足りひん物は、今、店のモンが他店にあたってます。
しばらくお話してる間に揃えますよって、
こちらでお待ち下さい。」
「はぁ、そうですか。
助かります。」
「ドマンさんはお元気でっか?」
「ドマンさんは、サルドラの支店の方で元気にしてらっしゃいます。
本店は娘のローズさんが継いでいて、この『お墨付き』はそのローズさんからいただいた物です。」
「そうなんや、ワテはサカイと言います。
サカイ町のサカイ覚えやすいやろ。ワテは昔ドマンさんの下で商売の勉強をさせてもろてたんや、その娘さんがなぁ~もうそんなに大きくならはって、本店のなぁー
でも確か息子さんも………」
お茶をいただきながらサカイさんと話をしていると
「お品物が揃いました」
店員さんが来て一礼した。
◇
「お会計は3万Gです。」
「おや?なんか安く無いですか?
わざわざ他店から取寄せたりされたのに、いいんですか?」
「ええ、もちろんです」
「損させるつもりは有りませんけど」
「損はしてまへん。
サカイはいい店だと言うてくれはったら、それで十分だす。
この店のスローガンは
『サカイ安い仕事キッチリ』でっせ~」
♤♡♧♢♤♡♧♢
商人のサカイさんの関西弁 ネイティブの方には不自然に感じられるかも知れませんがお許しを!
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