26 / 47
ep2
クサツルン
しおりを挟む
「ねぇ師匠~
クサツルン寄ろうよ~」
またローズのワガママが始まった。
クサツルンは標高約1500mの高地にある温泉町だ。
漁師町エイヒレから首都のメールリーに行くには、海沿いルートと山越えルートがある
海沿いルートは遠回りになるが、平坦な分4日程の行程だ。
それに対して山越えルートとなると6日はかかる。
クサツルンは、その山越えルートの中間にある観光名所の温泉町だ。
「お婆さんに聞いた話だと、国内一番の温泉町で色々な効能の源泉があるんだって。
怪我や肌トラブルに効く酸性泉
お肌ツルツル美肌になるアルカリ泉
体が芯から温まる
炭酸泉
その他、硫黄泉でしょ、ラジウム泉でしょ
そんな色んな源泉が有るのはここだけだそうよ。
行ってみたいじゃない」
「でもそこに行けば、当然羽を伸ばしたいでしょ。プラス2日どころか4日位余計に時間がかかるわ。
何度も言ってるけど、安全で、早く着く道を選ぶべきでしょ。」
「師匠。1号さんの気持ち 私わかります。
これまで産まれた所のサルドラ町から出たことなかったんですよね。
このチャンスを逃したら二度とクサツルンに行けないかも知れないと思っているんでしょ。
正直私もクサツルン行ってみたいです。」
「あ~~もう。
わかったわよ。寄りましょクサツルン」
「やった~」
「よかったわね1号
私も嬉しいわ」
◇
こうしてキャンプをしながら4日かけてクサツルンに一行は到着した。
「あ~~、極楽極楽」
「マジ、ツルツルしますね」
「こんなお湯が有るのね。無理して来た甲斐があるわね」
「でしょでしょ師匠
着てよかったでしょう」
風呂から上がると、見知らぬ女性が声を掛けてきた。
「あなたたち、『千のギフトを持つ魔術師と二人の弟子』でしょ
本当に千のギフトを持ってるの?」
「えっ ゴメンナサイどちらさんですか?
私たち、行商人ですけど」
「師匠なんて言葉使う人、今時珍しいわよ。
ねぇ、そうなんでしょ」
「千のギフトなんてとんでもない。
そんな人いるわけ無いでしょう。
いたら私も会いたいわ。」
「だったら、なんで師匠なんて言ってたのよ」
「それは……人生においての師であり、商売人としての師と仰いで…
でしょ。」
「そ そうですわ
この方は私たちの尊敬する師匠です。
あなたとは関わり無いでしょ」
「私は師匠のペットでもいいと思ってる位です」
「あやしい」
「それより、いきなり人の詮索して、何なんですかあなたは?
失礼じゃ無いですか!」
「ああ、そうね。ちょっと焦り過ぎたわ。
別にケンカ売ろうって思ってる訳じゃ無いのよ。
その逆、助けて貰いたいの。」
「助けてもらいたい態度に思えないけど
何をどう助けてもらいたいの?」
「いや、それは………」
「どうしたのよ」
「千ものギフトをお持ちの魔術師様ならと思って、声かけたので、忘れて下さい」
「そこまで言っといて、気になるじゃない。
このモヤモヤどうしてくれるのよ!」
「わかりました、それなら言いますよ、いいですか。
もうそれ聞いたら、やることになりますよ。」
「なんでそうなるの?」
「だってぇ~ 本当はそうなんでしょ、お願いしますよ~」
「やっぱり、話さなくていいわ」
「そもそも私たちヤルゾネス族は、」
「許可してないけど…」
「この地に産まれ、千の年月を過ごしてきました。
ある時を機に、私たちの村には、女の子しか産まれなくなりました。」
「へぇー
原因不明なの?」
ー ローズ、そこ聞き流せよ ー
「そして今!」
「今?」
「村には、女しか居なくなってしまったんです。」
「へぇー」
「ここ十年余りは、通りすがりの旅人に子種を分けていただき…」
「襲ったのね」
「なんとか絶滅せずには来ましたが、それでも産まれるのは、女ばかり。」
「たまたまじゃない?」
「そこで千ものギフトを持つ魔術師様なら、男子を授かる方法をご存知ではないかと、藁をもすがる思いで、探しておりました。」
「そうなんだ。ご苦労さま」
「へっ?
それだけ?」
「男が産まれる体質にするなんて技は、聞いたことないわよ。
それは神様の領域でしょ」
「それではどうしたら、良いですか?」
「これまでは、どうしてたの?」
「男1人に対して4~5人のチームで夜這いして、搾れるだけ搾り取るんです。」
「男はそれで喜ぶ?
リターンする人とか、常連さんはいる?」
「まず辛そうですね、二度と来ません。」
「何度も来たくなる、いい思いをさせれば、客が客を呼ぶわ。」
「なるほど、それで」
「襲うのはダメ、誘うのよ。男に選ばせるの。」
「そんなこと、考えもしませんでした。」
「で、もう少し具体的に教えていただけますか?」
「私たち、まだ乙女なので、そこから先は分かりません。
あとは御自分で調査されてはどうかしら?」
「わかりました。相談にのってくれてありがとうございました。」
◇
「はぁ~ 変に名が売れると、面倒ごとが増えるわね。
呼び方を戻しましょう。
ただし、ローズはロゼに変える、私のことも呼び捨てにすること。
ランラン・ロゼ・シーナよ」
「なんで私だけ偽名なの?」
「アンタ バカぁ?
首都に着いたら教えてあげるわ。」
「あの~ すみません
先程からわざとでは無いんですが、お話をうかがってたところ、魔術師様なんですよね。」
「はぁ?
また変なの来た~
ロゼ、ランラン行くわよ。」
「ちょっとお待ちを!
礼をはずみますので」
「お金には困って無いわ。あなたには困ってるけど、じゃあね。」
「いいんですか師匠、いやシーナ
これ慣れるまで時間かかりそう
どっちも『し』で始まるし」
「ロゼ あんなの気にしないの。いちいち相手してたら身が持たないわよ」
「し し シーナ」
「呼びにくそうねランラン。何?」
「もう一軒別のお風呂に行きませんか?
少し体が冷えてきて」
「そうね、良いわね。ロゼはどう?」
「賛成 行きましょ」
三人が連れだって湯屋をどこにしようかと歩いていると。
「おい!そこの女三人組。お前ら『千のギフトを持つ魔術師と二人の弟子』だろ!
俺たちと勝負しろ!」
「また変なの来た。
ロゼ・ランラン
無視するのよ。」
無視して通り抜けようとすると回り込まれた。
「おっとそうは行かないぜ」
「キャーやめて~」
「シーナ ブリっ子似合ってないわよ。」
「退屈凌ぎ位になるかしら」
「ロゼもランランもやりたいの?」
二人は、コクコクとうなずいてる。
クサツルン寄ろうよ~」
またローズのワガママが始まった。
クサツルンは標高約1500mの高地にある温泉町だ。
漁師町エイヒレから首都のメールリーに行くには、海沿いルートと山越えルートがある
海沿いルートは遠回りになるが、平坦な分4日程の行程だ。
それに対して山越えルートとなると6日はかかる。
クサツルンは、その山越えルートの中間にある観光名所の温泉町だ。
「お婆さんに聞いた話だと、国内一番の温泉町で色々な効能の源泉があるんだって。
怪我や肌トラブルに効く酸性泉
お肌ツルツル美肌になるアルカリ泉
体が芯から温まる
炭酸泉
その他、硫黄泉でしょ、ラジウム泉でしょ
そんな色んな源泉が有るのはここだけだそうよ。
行ってみたいじゃない」
「でもそこに行けば、当然羽を伸ばしたいでしょ。プラス2日どころか4日位余計に時間がかかるわ。
何度も言ってるけど、安全で、早く着く道を選ぶべきでしょ。」
「師匠。1号さんの気持ち 私わかります。
これまで産まれた所のサルドラ町から出たことなかったんですよね。
このチャンスを逃したら二度とクサツルンに行けないかも知れないと思っているんでしょ。
正直私もクサツルン行ってみたいです。」
「あ~~もう。
わかったわよ。寄りましょクサツルン」
「やった~」
「よかったわね1号
私も嬉しいわ」
◇
こうしてキャンプをしながら4日かけてクサツルンに一行は到着した。
「あ~~、極楽極楽」
「マジ、ツルツルしますね」
「こんなお湯が有るのね。無理して来た甲斐があるわね」
「でしょでしょ師匠
着てよかったでしょう」
風呂から上がると、見知らぬ女性が声を掛けてきた。
「あなたたち、『千のギフトを持つ魔術師と二人の弟子』でしょ
本当に千のギフトを持ってるの?」
「えっ ゴメンナサイどちらさんですか?
私たち、行商人ですけど」
「師匠なんて言葉使う人、今時珍しいわよ。
ねぇ、そうなんでしょ」
「千のギフトなんてとんでもない。
そんな人いるわけ無いでしょう。
いたら私も会いたいわ。」
「だったら、なんで師匠なんて言ってたのよ」
「それは……人生においての師であり、商売人としての師と仰いで…
でしょ。」
「そ そうですわ
この方は私たちの尊敬する師匠です。
あなたとは関わり無いでしょ」
「私は師匠のペットでもいいと思ってる位です」
「あやしい」
「それより、いきなり人の詮索して、何なんですかあなたは?
失礼じゃ無いですか!」
「ああ、そうね。ちょっと焦り過ぎたわ。
別にケンカ売ろうって思ってる訳じゃ無いのよ。
その逆、助けて貰いたいの。」
「助けてもらいたい態度に思えないけど
何をどう助けてもらいたいの?」
「いや、それは………」
「どうしたのよ」
「千ものギフトをお持ちの魔術師様ならと思って、声かけたので、忘れて下さい」
「そこまで言っといて、気になるじゃない。
このモヤモヤどうしてくれるのよ!」
「わかりました、それなら言いますよ、いいですか。
もうそれ聞いたら、やることになりますよ。」
「なんでそうなるの?」
「だってぇ~ 本当はそうなんでしょ、お願いしますよ~」
「やっぱり、話さなくていいわ」
「そもそも私たちヤルゾネス族は、」
「許可してないけど…」
「この地に産まれ、千の年月を過ごしてきました。
ある時を機に、私たちの村には、女の子しか産まれなくなりました。」
「へぇー
原因不明なの?」
ー ローズ、そこ聞き流せよ ー
「そして今!」
「今?」
「村には、女しか居なくなってしまったんです。」
「へぇー」
「ここ十年余りは、通りすがりの旅人に子種を分けていただき…」
「襲ったのね」
「なんとか絶滅せずには来ましたが、それでも産まれるのは、女ばかり。」
「たまたまじゃない?」
「そこで千ものギフトを持つ魔術師様なら、男子を授かる方法をご存知ではないかと、藁をもすがる思いで、探しておりました。」
「そうなんだ。ご苦労さま」
「へっ?
それだけ?」
「男が産まれる体質にするなんて技は、聞いたことないわよ。
それは神様の領域でしょ」
「それではどうしたら、良いですか?」
「これまでは、どうしてたの?」
「男1人に対して4~5人のチームで夜這いして、搾れるだけ搾り取るんです。」
「男はそれで喜ぶ?
リターンする人とか、常連さんはいる?」
「まず辛そうですね、二度と来ません。」
「何度も来たくなる、いい思いをさせれば、客が客を呼ぶわ。」
「なるほど、それで」
「襲うのはダメ、誘うのよ。男に選ばせるの。」
「そんなこと、考えもしませんでした。」
「で、もう少し具体的に教えていただけますか?」
「私たち、まだ乙女なので、そこから先は分かりません。
あとは御自分で調査されてはどうかしら?」
「わかりました。相談にのってくれてありがとうございました。」
◇
「はぁ~ 変に名が売れると、面倒ごとが増えるわね。
呼び方を戻しましょう。
ただし、ローズはロゼに変える、私のことも呼び捨てにすること。
ランラン・ロゼ・シーナよ」
「なんで私だけ偽名なの?」
「アンタ バカぁ?
首都に着いたら教えてあげるわ。」
「あの~ すみません
先程からわざとでは無いんですが、お話をうかがってたところ、魔術師様なんですよね。」
「はぁ?
また変なの来た~
ロゼ、ランラン行くわよ。」
「ちょっとお待ちを!
礼をはずみますので」
「お金には困って無いわ。あなたには困ってるけど、じゃあね。」
「いいんですか師匠、いやシーナ
これ慣れるまで時間かかりそう
どっちも『し』で始まるし」
「ロゼ あんなの気にしないの。いちいち相手してたら身が持たないわよ」
「し し シーナ」
「呼びにくそうねランラン。何?」
「もう一軒別のお風呂に行きませんか?
少し体が冷えてきて」
「そうね、良いわね。ロゼはどう?」
「賛成 行きましょ」
三人が連れだって湯屋をどこにしようかと歩いていると。
「おい!そこの女三人組。お前ら『千のギフトを持つ魔術師と二人の弟子』だろ!
俺たちと勝負しろ!」
「また変なの来た。
ロゼ・ランラン
無視するのよ。」
無視して通り抜けようとすると回り込まれた。
「おっとそうは行かないぜ」
「キャーやめて~」
「シーナ ブリっ子似合ってないわよ。」
「退屈凌ぎ位になるかしら」
「ロゼもランランもやりたいの?」
二人は、コクコクとうなずいてる。
0
お気に入りに追加
803
あなたにおすすめの小説
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる