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ep1
異世界かい
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椎名美里は、15歳の高校生。
自分で言うのも何だけど、身長170cmでまぁまぁ美人の部類だと思う。
入学早々身長が有るからと、バスケ部やバレー部にも誘われたけど、体育会系はちょっと苦手で断わっていた。
「ねぇアナタ、モデルやってくれない?」
「はぁ?」
「ああ ごめんごめん
突然で驚くよね。
私、裁縫部で部長の山本美月。よろしくね。
あなたスタイルいいわよね、羨ましいわ。
あなたを見てると、なんか創作意欲をかき立てられるわ。
ねぇお願い🙏裁縫部でモデルやってくれない?」
まぁ そんなこんなで勧誘に乗って部活に入ったけど、姿勢がどうのとか、歩き方とかポージングとか、真面目にやるとなんか難しい。
辞めちゃおうかなとも思ったけど、モデルじゃなくて、創作もしてみたくなって、お祖母ちゃんに教わったパッチワークでワンピースをつくった。
そしたらそれが高評価で、何となく辞められずに居た。
「美里!新作の仮縫いしたいから、授業終わったら部室にすぐ来てね。」
昼休みに部長の山本美月がわざわざ私の教室にやって来て言われた。
部長がいなくなると、隣の席の山田景子が
「美里はいいわよね、スタイルよくて。
またモデル?羨ましいわ」
「そんなこと無いわよ、胸だって無いし。
景子は、ちっちゃくて、かわいいし、胸が大きいから男子はみんな目で追ってるわよ。
それ知ってて、そういうこと言うの?」
「胸なんかパッドでも入れとけばいいのよ」
「なに言ってるのよ、このポヨンポヨンと揺れる感じはパッドじゃできないでしょ」
そう言って景子の胸を掴んでやる。
「ひゃっ
うん 美里なら許す
でも、優しくしてね」
「もう。馬鹿なこと!
このポヨンポヨンが羨ましいんじゃ!」
「だめ~感じちゃう」
「やってられんわ」
放課後、部室の扉を開けて中に入った途端、美里は、まばゆい光の中に居た。
美里はまぶしさに目をつぶり、それから少し薄目を開けて見回した。
目が慣れてくると、すぐそばにレースのドレスを着た北欧系の美女が微笑んでいる。
「えっ?えっ?
何この展開?
もしかして、よくラノベにある………」
「おっ 気がついたか」
「無理無理無理
魔王倒すとか、悪女にざまあとか、私TUeeee無双とか、国づくりとか、男になってBLとか
絶対ムリ
だから、他の人にして、お願い」
「この展開で、それだけの推察をするとは、流石に選ばれた者だけのことはあるな。
そなたへのギフトは『再構築』
あと言葉や文字もわかるようにしといたから♥
第二の人生を楽しまれよ
ハハハハハ」
「待って~ 待ってよ~
王子様もいらないから~」
一瞬辺りが目を開けていられないほど光ったかと思うと、喧騒が聞こえてきた。
埃っぽい街中で、人や荷馬車が行き来している。
とにかくじゃまにならないように道の端に行って様子をうかがうことにした。
道行く人の目線が痛い、
何か珍しいものでも見たような、一瞬驚いて目を見開いてから、目線を外して、また頭から足先まで見られる。
「見てんじゃねぇヨ!」
なんて言えない。
小声でひたすら
「神様お願い、私を元の世界に返して」
と何度も何度も願っていた。
途方に暮れたまま二時間位過ぎた頃、お婆さんが、兵隊風の人を連れてやって来た。
「お前だな、変な身なりをして、黒髪黒目の女って。
魔女か?」
「えっ ちょっ ちょっと待ってよ
私いきなり魔女刈りに遭うの?
拷問、火あぶりヤダヤダヤダ~
フェ~~ん」
美里は、周りをはばからず大声で泣き出した。
「お父さ~ん お母さ~ん 家に帰りたいよ~
うぇ~ん」
「おいおい、泣かないでくれよ
まるで俺が何かしたみたいじゃ無いか?」
「だって ヒック
私のこと ヒック
魔女にして ヒック
拷問したり ヒック
火あぶりにして殺すんでしょ うぇ~ん」
「待て待て待て、お前が魔女だとしても、そんなことしね~よ。
大体本当の魔女なら、火あぶりじゃ殺せないだろ。
それに、この町には魔女なんかたくさん居るし」
「えっ ウソ~
マジ?
おじさん怖い人じゃないの?」
「あ ああ
お兄さんは君の味方だよ。」
「お兄さん………(・o・;)」
お婆さんが
私の肩をポンポンして
「ああ、あんたがその身なりで困った顔してずっとここにいたから、ワシが、守備隊迄行って、この人呼んで来たんじゃよ」
「で、君は困ってはいないのかな?
それなら、お兄さんは帰るけど……」
「えっ はい 困ってます。困ってます。
助けて下さい。
お お兄さん。
えっと私は、シーナって言います。
お お兄さんは?」
「俺はトニーだ。守備隊で副長をやってる。
ここじゃあ何だから、守備隊の営舎で細かい話は聞こうか。」
「安心させといて、連れ込んでエッチなことしたりしないって保証は?」
「アハハ 疑り深いお嬢さんだ。
こちらのおばあ……っと
奥さんも見知ってるんだ、そんなことしたら、おれは隊をクビになるよ。
安心してついておいで」
◇
歩いて10分程たったが、まだ着かないようだ。
「なんか寂れた方に連れ込んでません?
シーナもう疲れた~」
「ちょっと、困ったちゃんだな!あんた
もうそんなに遠くないから、文句言わずに付いてきてくれよ。」
守備隊の営舎に着くと
「ちょっとこの部屋で待ってろよ」とトニーは部屋を出ていった。
取り調べ室なのか、四人がけ位のテーブルが窓際にあり、入口近くには二人がけのテーブルがあった。
「カツ丼食うか?」なんて展開有るのかなぁ。
お腹減ったなぁ~
自分で言うのも何だけど、身長170cmでまぁまぁ美人の部類だと思う。
入学早々身長が有るからと、バスケ部やバレー部にも誘われたけど、体育会系はちょっと苦手で断わっていた。
「ねぇアナタ、モデルやってくれない?」
「はぁ?」
「ああ ごめんごめん
突然で驚くよね。
私、裁縫部で部長の山本美月。よろしくね。
あなたスタイルいいわよね、羨ましいわ。
あなたを見てると、なんか創作意欲をかき立てられるわ。
ねぇお願い🙏裁縫部でモデルやってくれない?」
まぁ そんなこんなで勧誘に乗って部活に入ったけど、姿勢がどうのとか、歩き方とかポージングとか、真面目にやるとなんか難しい。
辞めちゃおうかなとも思ったけど、モデルじゃなくて、創作もしてみたくなって、お祖母ちゃんに教わったパッチワークでワンピースをつくった。
そしたらそれが高評価で、何となく辞められずに居た。
「美里!新作の仮縫いしたいから、授業終わったら部室にすぐ来てね。」
昼休みに部長の山本美月がわざわざ私の教室にやって来て言われた。
部長がいなくなると、隣の席の山田景子が
「美里はいいわよね、スタイルよくて。
またモデル?羨ましいわ」
「そんなこと無いわよ、胸だって無いし。
景子は、ちっちゃくて、かわいいし、胸が大きいから男子はみんな目で追ってるわよ。
それ知ってて、そういうこと言うの?」
「胸なんかパッドでも入れとけばいいのよ」
「なに言ってるのよ、このポヨンポヨンと揺れる感じはパッドじゃできないでしょ」
そう言って景子の胸を掴んでやる。
「ひゃっ
うん 美里なら許す
でも、優しくしてね」
「もう。馬鹿なこと!
このポヨンポヨンが羨ましいんじゃ!」
「だめ~感じちゃう」
「やってられんわ」
放課後、部室の扉を開けて中に入った途端、美里は、まばゆい光の中に居た。
美里はまぶしさに目をつぶり、それから少し薄目を開けて見回した。
目が慣れてくると、すぐそばにレースのドレスを着た北欧系の美女が微笑んでいる。
「えっ?えっ?
何この展開?
もしかして、よくラノベにある………」
「おっ 気がついたか」
「無理無理無理
魔王倒すとか、悪女にざまあとか、私TUeeee無双とか、国づくりとか、男になってBLとか
絶対ムリ
だから、他の人にして、お願い」
「この展開で、それだけの推察をするとは、流石に選ばれた者だけのことはあるな。
そなたへのギフトは『再構築』
あと言葉や文字もわかるようにしといたから♥
第二の人生を楽しまれよ
ハハハハハ」
「待って~ 待ってよ~
王子様もいらないから~」
一瞬辺りが目を開けていられないほど光ったかと思うと、喧騒が聞こえてきた。
埃っぽい街中で、人や荷馬車が行き来している。
とにかくじゃまにならないように道の端に行って様子をうかがうことにした。
道行く人の目線が痛い、
何か珍しいものでも見たような、一瞬驚いて目を見開いてから、目線を外して、また頭から足先まで見られる。
「見てんじゃねぇヨ!」
なんて言えない。
小声でひたすら
「神様お願い、私を元の世界に返して」
と何度も何度も願っていた。
途方に暮れたまま二時間位過ぎた頃、お婆さんが、兵隊風の人を連れてやって来た。
「お前だな、変な身なりをして、黒髪黒目の女って。
魔女か?」
「えっ ちょっ ちょっと待ってよ
私いきなり魔女刈りに遭うの?
拷問、火あぶりヤダヤダヤダ~
フェ~~ん」
美里は、周りをはばからず大声で泣き出した。
「お父さ~ん お母さ~ん 家に帰りたいよ~
うぇ~ん」
「おいおい、泣かないでくれよ
まるで俺が何かしたみたいじゃ無いか?」
「だって ヒック
私のこと ヒック
魔女にして ヒック
拷問したり ヒック
火あぶりにして殺すんでしょ うぇ~ん」
「待て待て待て、お前が魔女だとしても、そんなことしね~よ。
大体本当の魔女なら、火あぶりじゃ殺せないだろ。
それに、この町には魔女なんかたくさん居るし」
「えっ ウソ~
マジ?
おじさん怖い人じゃないの?」
「あ ああ
お兄さんは君の味方だよ。」
「お兄さん………(・o・;)」
お婆さんが
私の肩をポンポンして
「ああ、あんたがその身なりで困った顔してずっとここにいたから、ワシが、守備隊迄行って、この人呼んで来たんじゃよ」
「で、君は困ってはいないのかな?
それなら、お兄さんは帰るけど……」
「えっ はい 困ってます。困ってます。
助けて下さい。
お お兄さん。
えっと私は、シーナって言います。
お お兄さんは?」
「俺はトニーだ。守備隊で副長をやってる。
ここじゃあ何だから、守備隊の営舎で細かい話は聞こうか。」
「安心させといて、連れ込んでエッチなことしたりしないって保証は?」
「アハハ 疑り深いお嬢さんだ。
こちらのおばあ……っと
奥さんも見知ってるんだ、そんなことしたら、おれは隊をクビになるよ。
安心してついておいで」
◇
歩いて10分程たったが、まだ着かないようだ。
「なんか寂れた方に連れ込んでません?
シーナもう疲れた~」
「ちょっと、困ったちゃんだな!あんた
もうそんなに遠くないから、文句言わずに付いてきてくれよ。」
守備隊の営舎に着くと
「ちょっとこの部屋で待ってろよ」とトニーは部屋を出ていった。
取り調べ室なのか、四人がけ位のテーブルが窓際にあり、入口近くには二人がけのテーブルがあった。
「カツ丼食うか?」なんて展開有るのかなぁ。
お腹減ったなぁ~
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