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第1章
スラッシュ
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「どうやらうまくいったみたいだな。
ガキバカップル復活だな。
それじゃあ俺は、お前らの面倒みるのは今日までとする。
あとは自分たちで切り拓け」
「えーーー そんな突然にぃ~~
まだ、ちょっとしか教えてもらってません、
もう少しお願いしますよーー。ベイルさん」
「いやよ ベイルさん。
もう私たちのこと見捨てるの。
私ももっと一緒にいたいわ」
「いいか、よく聞け。
俺よりお前らの方が強いじゃねぇか。
なんでお前らよりも弱い俺が、お前らのこと指導しなきゃならないんだ。
おかしいだろ。
俺の持つ技をお前ら全部盗むつもりか
俺のとっておき迄やるつもりはねえぞ。
これまでは、ララが膝を治してくれた礼だ。
俺は俺で、お前らのライバルになってこの先頑張るつもりなんだよ。」
「そうですか。わかりました。ベイルさん。
仕方ないですね。
短い間ありがとうございました。」
「えー わかっちゃうの。クリス」
「だって、ベイルさんの気持ちも尊重しないと」
「私の気持ちには鈍いクセに」
「ララは、いつでもぼくの1番大切な人だよ」
(ズキュン さらっと そういうこと、言うかなぁ)
「わかったわ。もう ドキドキさせるんだからクリスは。
ベイルさん お別れの前に、身体の状態をもう一度みさせて下さい。」
「おお いいぞ 今直ぐやるか」
「いきますよ」
ララは、水魔法でベイルの首から下を全部包んだ。
「おいおい。膝の状態を診るんじゃないのかよ」
「患者は黙ってなさい」
「怖えー」
「胃に潰瘍が見られます。お酒の飲み過ぎです。
脂肪肝です。お酒の飲み過ぎです。
内臓脂肪が多すぎます。食べた分運動しましょう
前立腺が肥大してます。おしっこのキレが悪いでしょう。
ぢも悪いんだ。飲み過ぎで下痢気味なんでしょ
膝だけど、まだ固着している部分が一部見られます」
「おいおい、なんか俺ボロボロじゃねぇか」
「これまでの生活態度を反省して下さい。
健康状態としては、60代後半ですね。」
「これ、治るのかララ」
「任せて下さい。いきます。
痛いの痛いの飛んで行けーポイポイポイ」
ベイルをつつむ水全体が光る。
クリスは、いつもより少し光る時間が長く感じた。そっとララのそばに行って支える。
「はぁはぁ 終わりました。
もう らめぇ~。」
ララは、体をクリスに預けた。
「おおー 何か体が軽いぞ。腹が引っ込んでら。すげー ララ こりゃ若返りの魔法だな
秘密にしないと、大変な騒ぎになるぞ」
「ララ疲れちゃったみたいだね。大丈夫。」
「少し休めば平気よ」
クリスがララを支えながら椅子に座らせた。
クリスもララの隣に座った
「ララ 俺の為にすまねえ。
20歳に戻った気分だよ
感謝する。ありがとう」
「折角治したんだから。大事にして下さいよ」
「ララが休んでる間、俺ちょっと走ってくるよ。元気が有り余るってこんな感じ何だな
後でなー」
「ベイルさん 行っちゃったよ」
「クリスわたしちょっと寝るね。
寝てる間に変なことしないでよ。」
クリスの肩にララの頭がもたれかかる。
(やばい ララの甘い香りがする。)
呼吸と共にララの胸が膨らむ。
(見たらだめだ 気にしない 気にしない)
一瞬ララの頭が浮いて、またもたれかかる
(動けない。ララのを起こさないようにしなくちゃ)
そんなクリスの努力をよそに、ララは小一時間寝ていた。
「はぁ~ スッキリしたわ。
クリス肩貸してくれてありがとう。」
瞑想してるようなクリスの頬にララが軽くキスをした。
「へっ はぁ ララ起きたんだ。」
「うん」
「ベイルさんは、まだ帰って来てないよ」
「もうすぐ来るわ。サン ニー イチ」
ガチャ ドアが開きベイルが入ってきた。
クリスは、目を見開いてララをみる。
ララは、満足げだ
「おっ ララ元気を取り戻したな。
串焼き肉でも食べるか」
「食べるわ 告白は、無しでね」
「ハハハ 俺はそんな野暮じゃねぇよ」
「ぼくの黒歴史をネタにしないでよ」
「いいじゃねえか、結果こんなに可愛い彼女ができたんだから」
「可愛い彼女でーす」
ララは両手の人差し指を頬に当てて、頭をコテンと倒して見せた。
クリスがララを捕まえようとすると
「ダメー」と言ってララは逃げた。
キャハキャハ駆け回るふたりをよそに
「バカップル 俺は先に行くぞ」
ベイルはドアを開けて出て行った。
串焼き肉を堪能してから、クリスの瞬間移動で3人はダンジョン中層にきた。
「ここで、俺からの置き土産を渡す。
剣技『スラッシュ』を知ってるか」
「「知りません」」
「良かった。知ってますとか言われたらどうしようかと思ってたんだ。」
「ララ 俺が構えたら、俺に向かってウォーターランスを撃て」
ララが位置に着き、ベイルが構えた。
ベイルの持つ剣が魔力を帯びる。
ララの手からウォーターランスが放たれる。
ベイルの剣がそれを切った。
「今のは、単に魔力を剣に纏わせただけだ。
これは、2人もアークバッファローを倒した時に使ってたよな。
次がスラッシュだ。魔力を纏った剣を振って自分の属性魔法を飛ばすんだ。」
「スラッシュ」
ベイルの剣から放たれた石刃が大木を切り裂いた。
「技名を言う必要は無いぞ、今は分かりやすくしただけだ。
それぞれ自分の属性魔法を剣に乗せてやってみろ」
クリスとララが真似を始めた。
クリスは、風魔法だ。風が起きるが威力が全く無い。
ララは、直ぐに水刃を飛ばすことに成功した。
クリスは、がっくりうなだれた。
「クリス、俺から最後のアドバイスだ。
スラッシュがヘタとかじゃない。ちゃんとできてるぞ。
威力が無いのは風魔法の力不足だ。
『かまいたち』とか『竜巻』とかが使えるようになれば、自然とスラッシュの威力もあがるぞ。
ララがうますぎるのは、水流剣と水魔法の相性が抜群だからだ。クリス気にしなくていい。」
ベイルはクリスの肩を軽くポンポンとたたいた
「じゃあな。ここでお別れだ。
湿っぽいのは止めてくれよ。
剛剣のベイル様の復活だ。
俺は魔物を狩りながら帰るぜ」
ベイルは、それだけ言い残すと上層へと通じる階段の方へ去っていく。
「ベイルさん その先800m位オークが3匹居ます」
ベイルは振り返らず右手をあげた。
ベイルの目に涙が溜まってるのは、誰も知らない。
##########
クリスとララの冒険譚
お読みいただき、ありがとうございます。
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それじゃあ俺は、お前らの面倒みるのは今日までとする。
あとは自分たちで切り拓け」
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まだ、ちょっとしか教えてもらってません、
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「いやよ ベイルさん。
もう私たちのこと見捨てるの。
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なんでお前らよりも弱い俺が、お前らのこと指導しなきゃならないんだ。
おかしいだろ。
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俺のとっておき迄やるつもりはねえぞ。
これまでは、ララが膝を治してくれた礼だ。
俺は俺で、お前らのライバルになってこの先頑張るつもりなんだよ。」
「そうですか。わかりました。ベイルさん。
仕方ないですね。
短い間ありがとうございました。」
「えー わかっちゃうの。クリス」
「だって、ベイルさんの気持ちも尊重しないと」
「私の気持ちには鈍いクセに」
「ララは、いつでもぼくの1番大切な人だよ」
(ズキュン さらっと そういうこと、言うかなぁ)
「わかったわ。もう ドキドキさせるんだからクリスは。
ベイルさん お別れの前に、身体の状態をもう一度みさせて下さい。」
「おお いいぞ 今直ぐやるか」
「いきますよ」
ララは、水魔法でベイルの首から下を全部包んだ。
「おいおい。膝の状態を診るんじゃないのかよ」
「患者は黙ってなさい」
「怖えー」
「胃に潰瘍が見られます。お酒の飲み過ぎです。
脂肪肝です。お酒の飲み過ぎです。
内臓脂肪が多すぎます。食べた分運動しましょう
前立腺が肥大してます。おしっこのキレが悪いでしょう。
ぢも悪いんだ。飲み過ぎで下痢気味なんでしょ
膝だけど、まだ固着している部分が一部見られます」
「おいおい、なんか俺ボロボロじゃねぇか」
「これまでの生活態度を反省して下さい。
健康状態としては、60代後半ですね。」
「これ、治るのかララ」
「任せて下さい。いきます。
痛いの痛いの飛んで行けーポイポイポイ」
ベイルをつつむ水全体が光る。
クリスは、いつもより少し光る時間が長く感じた。そっとララのそばに行って支える。
「はぁはぁ 終わりました。
もう らめぇ~。」
ララは、体をクリスに預けた。
「おおー 何か体が軽いぞ。腹が引っ込んでら。すげー ララ こりゃ若返りの魔法だな
秘密にしないと、大変な騒ぎになるぞ」
「ララ疲れちゃったみたいだね。大丈夫。」
「少し休めば平気よ」
クリスがララを支えながら椅子に座らせた。
クリスもララの隣に座った
「ララ 俺の為にすまねえ。
20歳に戻った気分だよ
感謝する。ありがとう」
「折角治したんだから。大事にして下さいよ」
「ララが休んでる間、俺ちょっと走ってくるよ。元気が有り余るってこんな感じ何だな
後でなー」
「ベイルさん 行っちゃったよ」
「クリスわたしちょっと寝るね。
寝てる間に変なことしないでよ。」
クリスの肩にララの頭がもたれかかる。
(やばい ララの甘い香りがする。)
呼吸と共にララの胸が膨らむ。
(見たらだめだ 気にしない 気にしない)
一瞬ララの頭が浮いて、またもたれかかる
(動けない。ララのを起こさないようにしなくちゃ)
そんなクリスの努力をよそに、ララは小一時間寝ていた。
「はぁ~ スッキリしたわ。
クリス肩貸してくれてありがとう。」
瞑想してるようなクリスの頬にララが軽くキスをした。
「へっ はぁ ララ起きたんだ。」
「うん」
「ベイルさんは、まだ帰って来てないよ」
「もうすぐ来るわ。サン ニー イチ」
ガチャ ドアが開きベイルが入ってきた。
クリスは、目を見開いてララをみる。
ララは、満足げだ
「おっ ララ元気を取り戻したな。
串焼き肉でも食べるか」
「食べるわ 告白は、無しでね」
「ハハハ 俺はそんな野暮じゃねぇよ」
「ぼくの黒歴史をネタにしないでよ」
「いいじゃねえか、結果こんなに可愛い彼女ができたんだから」
「可愛い彼女でーす」
ララは両手の人差し指を頬に当てて、頭をコテンと倒して見せた。
クリスがララを捕まえようとすると
「ダメー」と言ってララは逃げた。
キャハキャハ駆け回るふたりをよそに
「バカップル 俺は先に行くぞ」
ベイルはドアを開けて出て行った。
串焼き肉を堪能してから、クリスの瞬間移動で3人はダンジョン中層にきた。
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剣技『スラッシュ』を知ってるか」
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「ララ 俺が構えたら、俺に向かってウォーターランスを撃て」
ララが位置に着き、ベイルが構えた。
ベイルの持つ剣が魔力を帯びる。
ララの手からウォーターランスが放たれる。
ベイルの剣がそれを切った。
「今のは、単に魔力を剣に纏わせただけだ。
これは、2人もアークバッファローを倒した時に使ってたよな。
次がスラッシュだ。魔力を纏った剣を振って自分の属性魔法を飛ばすんだ。」
「スラッシュ」
ベイルの剣から放たれた石刃が大木を切り裂いた。
「技名を言う必要は無いぞ、今は分かりやすくしただけだ。
それぞれ自分の属性魔法を剣に乗せてやってみろ」
クリスとララが真似を始めた。
クリスは、風魔法だ。風が起きるが威力が全く無い。
ララは、直ぐに水刃を飛ばすことに成功した。
クリスは、がっくりうなだれた。
「クリス、俺から最後のアドバイスだ。
スラッシュがヘタとかじゃない。ちゃんとできてるぞ。
威力が無いのは風魔法の力不足だ。
『かまいたち』とか『竜巻』とかが使えるようになれば、自然とスラッシュの威力もあがるぞ。
ララがうますぎるのは、水流剣と水魔法の相性が抜群だからだ。クリス気にしなくていい。」
ベイルはクリスの肩を軽くポンポンとたたいた
「じゃあな。ここでお別れだ。
湿っぽいのは止めてくれよ。
剛剣のベイル様の復活だ。
俺は魔物を狩りながら帰るぜ」
ベイルは、それだけ言い残すと上層へと通じる階段の方へ去っていく。
「ベイルさん その先800m位オークが3匹居ます」
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