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鬼教官

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俺 死んだ!
と思ったら。みんなの前に立ってた。

「幻術世界が理解できたかな? なのら」

「今日のところは、身体強化が緩む又は体が地面についたら、また斬るから」

「ぇ? そんなの、命がいくら有っても…」

「いくらでも、有るのら~」

その後、何回も頭を切り落とされたり、胴を真っ二つにされた。
斬られると、ちゃんと痛いし、絶命するのは苦しい。

「トラウマになりそうだから、止めよう」と言った時も、バッサリ斬られた。

「斬られたくなかったら、「気」を使うんだな」ラビは楽しんでる

離れた所では、この世の終わりか地獄絵図が、ミーナとエリに引き起こされてる。


感覚的には、それから一ヶ月位たった頃
まる一日 身体強化と浮遊を維持できるようになった。
ラビに斬られることもなくなりほっとしてると

「今からは、夜の時間なのら」

さっきまで、目にも殺気を纏わせてたラビが、菩薩のように優しい顔をしている。
ラビが耳元で、囁いた
「身体強化と浮遊は続けないと、斬っちゃうぞ」

エンジェルたちがキャッキャと騒ぎながら、ベーダー卿の順番決めをしてる。

「浮いたままするの、楽しみにゃん」
「これなら、ベッドもマットも要らないわね」
「上から押し付けられても、耐えるんだぞ、下についたら切る」
「クリネのこと。メチャクチャにして欲しいのら」

「ぶれない魔性だな」
「魔性のエルフね」
「魔性のロリータにゃ」

めくるめく時間が、こんなに恐怖なのは、厳しい。
快感に意識がいくと、「気」が薄れ、身体強化が薄れたり、地面につきそうになる。
そのたびに、剣に手をおくラビに目がいく。

それなのにクリネの
「もう らめぇ~」
には意志を維持できずに。
バッサリと二人重なったまま斬られた。

それからも一切寝ることもなく、長く、ひたすら長く行為は続き、何日たったかわからない。

「朝なのら」

ラビは、超ミニスカートの軍服で話し始めた。

「これからは、実戦だ!」

「一対一のタイマンを2組同時進行する
最初は
ロイ対ミーナ ラビ対エリ
夜まで続ける
いっぱい死んで強くなれ!」

「ロイ 行くにゃん」
ミーナは、そう言うなり、距離を詰めて来て、大きなおっぱいに俺の顔をうずめた。
俺はついさっきの夜の余韻を刺激され、ベーダー卿が反応しかけた。

その瞬間
俺はバラバラに吹っ飛ばされて死んだ。

「ミーナがまず一勝にゃ!」

ミーナは俺に触れた場所から「気」を流し込んで、爆破したのだ。

「じゃあ次は
か め は め にゃあ!」

俺はブーストで避けたが
「気」の玉はUターンしてまた向かってくる。

玉をよけると、目の前にミーナがいた、胸に爪を突き刺してきたが、身体強化した体には、傷がつかなかった。

ミーナは一瞬驚いたが、爪に「気」を集めてまた襲ってきた。

俺がそれをよけた瞬間、背中に「かめはめにゃ」が炸裂して、二回目の死亡。

「ロイ 逃げてばかりじゃ、ダメなのにゃ、ミーナのこと殺す気でやるのにゃ」

確かに、勝つ気でやらなきゃ
でも、ミーナのこと、殴ったりしたくない。困った。

アドバンテージはミーナにある
スピードが上で「かめはめにゃ」も有る

「か め は め にゃあ」

また撃ってきた。
俺は身体強化を最大に上げて、拳に「気」を集めた。
俺に向かってくる「かめはめにゃ」に向かって、パンチをつき出した。
当たる瞬間は、少し押合いで、俺が気を増やすと「かめはめにゃ」は轟音をたてて弾けとんだ。

よしやった!と思った時にミーナに捕まり。

俺はまた、弾けとんだ。三連敗。

「かめはめにゃ」は何とか打ち消せる。パンチもたぶん身体強化で、防げるはずだ。
でも体に触れられて「気」を送り込まれての「爆破」にどう対処したらいい。

復活早々
「か め は め にゃ」
また飛んできた。
もう既に、破った技なのに!
俺もすぐにそれに合わせてパンチを繰り出した。

「さっき迄のと違う!」さっきまでのは玉が飛んでくる感じだったのが、今回は光の束がミーナと繋がっている。
「気」がどんどんつぎ込まれてくるのを感じて押し込まれる。
俺も「気」をパンチにつぎたして、押合いだ。
ミーナが「かめはめにゃ」の「気」を解いて、爆発する。
前回は、ここで直接触れられてアウトだった。

俺は、体の回りを「気」で覆った。
ミーナがそれに触れたのを感じると同時に、そこに「気」を集めた。
ミーナは、もう「気」を俺の中には押し込めない。

俺は逆にそのミーナの腕から、俺の「気」を押し込んだ

「降参にゃ」ミーナのしっぽが、たれさがった。

「夜~~ なのら」


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