二度目の人生は魔法使い

烏帽子 博

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ムー大陸

山登りしたら

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「何が目的なの?私たちは、争うつもりは無いんだけど」

「…」
剣を構えて無言のままだ。
後ろの一人が火球を撃ってきた。
ヨシヒコが魔力を吸いとり火球は消滅した。

「ヨシヒコ、戦わないで、受けるだけにして」

「copy that!」

「なに、かっこつけてるのよ」

前の一人がゴーレムを作り、襲ってきたが、コンパウンドで土に戻した。

「こいつらに魔法は、効かないようだ、3対2だひるむな、剣で行くぞ!」

「ヨシヒコ!二人お願い!」

「水牢使えば」

「ストレス溜まってるの、暴れたいの」

相手は予想以上に弱かった。
たぶん、魔法に頼ってばかりで、剣や体術をろくにやってないからだろう。

「もはやこれまで、殺せ」

「断るわ。最初から殺さないって言ってるでしょ」

「生かしておくと、後悔することになるぞ」

「ヨシヒコ この人たち置いて行きましょ」

「吐かせないの?」

「どうせ、自分の言いたいことしか言わないわよ」

「そうかなぁ。まぁいいや
君たち、魔法使えるんだから、簡単に縄ほどけるよね。
魔力、少しだけ返すね。
剣は、ここに置いて行くからね」

「飛ぶわよ」
「copy that!」

私たちは、魔法の靴で飛び立った

1時間位飛ぶと
「モニカ、あの人たちの魔力、使いきっちゃったよ」

「じゃ、降りましょ」

「この国は、魔法使いが結構居るのかしら」

「居ても刺客があのレベルじゃね。生活魔法程度かなぁー
所で、この国では、何するの?
また兵隊相手?」

「決めて無いけど、観光とか」

「刺客に狙われて観光なの?」

「そうね、じゃあ山に登りましょう」

「何で山登り?」

「失恋したから、山に登るの!」

「関係無いと思うけど…
まぁそれでリセット出きるなら」

目の前の山を見上げると、頂上付近は雪を被っている。

一日中ひたすら上を目指して歩いてみて、1/3位進んだだろうか

「空飛ぶ靴で、ビューンと行こうよ」

「歩いて行くから、意味があるの。簡単に行ったら達成感が無いでしょ。」

「そんなもんかなぁ」

翌日も獣道をかき分けて進んで行くと、馬車が一台通れる幅の道に出た。

「人のいる所が有るみたいね。
行ってみましょう」

「また刺客とか居なけりゃいいけど」

道を上へと進んで行くと小さな村に出た。
ゲートとかは特になく、いきなり簡単な作りの民家が建ち並んでいる。
辺りには、子どもと女性の姿しか見かけない。

「すみません。旅の者ですが、道に迷ってこの村に来ました。」

「あら、それは大変ねえ、あんたたちどこから来たの?」

「海の向こうのグリム国からです」

「ふぇ~ そんな遠くから、それは驚いた。異国の話聞かせてよ」

「それは構いませんが、この村には宿屋とか有りませんか」

「昔は有ったんだけどね。今は人も少なくなってね。
良かったら、家に泊まりなよ、食事も出すからさ、色々話を聞かせてよ。
私も、ウチの旦那もこの山育ちでさ、外の世界のことは全然知らないのよ。旅人って良いわねぇ」

「そんな、ご迷惑じゃあ」

「いいの いいの 細かいこと気にしないで、別にそんなに綺麗な所でもないし、
ねぇ いらっしゃいよ」

「それでは、お世話になります。
私はモニカ 魔法使いです。こっちは弟のヨシヒコです。よろしくお願いします」

「へぇ~魔法使い? この村には誰も居ないよ。
あ、私はソナよ」

ソナさんによると、この村は鉄鉱石が採れる鉱山が有って、男たちは鉱夫か荷役だそうだ。
女は、炊き出し、畑仕事、繕い物などで男たちを支えているそうだ。

魔法使いが来たとの噂はあっという間に広がって、ソナさんの家にはたくさんの人が詰めかけて来て窓から家の中を交代で覗き込んでいる

「これじゃ駄目ね。みんな食べ物持参で集会所に来て、鉱夫たちが出てきた頃にね。お客さんにしみったれたもの出すんじゃないよ!祭りのつもりでね」

ソナさんの一声で皆バラバラと散って行った。

「それ迄の間、私たちも狩りしてきますね。上手くいくかは分かりませんが」

「ごめんね。大騒ぎになっちゃって、助かるわ」


ヨシヒコと二人で狩りに出掛けた

「やっと人里に来たのに、又山の中か」
最近ボヤキが多くないか?ヨシヒコ

そう言いながらも、ヨシヒコは弓で2頭の鹿を仕留めた。
私は霞網を作って、小鳥を十数羽捕らえた。

ソナさんの家に帰って、獲物を出すと。
「こんなに沢山、凄いわ、鹿も小鳥も下処理迄出来てるじゃない。」
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