32 / 61
チャイ国
魔力発現?
しおりを挟む
やるべきことは決まった。
ただ3帝に、どう近付くか?
できれば無駄な流血は避けたい。
そして、3帝のもつスキルとは何だろう?
今の状況だと、私たちが、自力でレジスタンスから逃げ出したと言う訳には行かない。
私たちに、それなりの戦力が有ることを教えるようなものだ。
「チャイ国軍が、私たちをレジスタンスから救い出して、本来の医療使節団として、3帝に近付くシナリオが描ければ、一番いいんだけど」
「それなら、いい手が有る。
こちらで手はずを整えよう
それと、また別の拠点に移動してもらうので、よろしく
そこで一週間位お待ちいただき、その後決行しましょう。」
別の拠点への移動中 ヨシヒコが「ぼくも、早く魔法が使えるようになりたい」といいだした。
「モニカは、成人前に使えるようになったんだろう。僕だってできるかも知れない。
それにこのままじゃあ、僕は足手まといだ。」
何もしないのも、かわいそうなので、ヨシヒコに魔力を流し込んでみることにした。
そして、ミトやスケさんカクさんにも、お願いした。
初日
「何か入って来たのかなぁ~
よくわからない」
2日目
「入って来たのは、感じるけど、すぐに消えちゃうよ」
3日目
「少しだけ、捕まえておけるようになったよ」
4日目
本格的訓練を始めた、受け取った魔力を、手に集めて、他の人に渡す。
魔力のボールのトス回しをした。
「この練習は、私たちにも難しかった」とミトさんたちが言った。
「自分の魔力をこねるのは、どうってこともないけど、他人の魔力となると、波長を合わせないと行けないから、大変」
だそうだ。
「ヨシヒコは、どうってるんだ?自分の魔力自体発現してないから、波長も何も無いよね」
「僕は魔法玉を、そのまま扱ってるだけだよ。
受け入れるか、誰かに渡すか、それだけだよ」
5日目
昨日の応用よ、攻撃を受け流す。もしできれば、跳ね返してみて。
怪我したら、ミトに治してもらうから。
私の水の槍が、ヨシヒコの腹に突き刺さった。
五回ほど、ヨシヒコを串刺しにしては治すのを繰り返した所で、ミトからドクターストップが、かかった。
「治癒には、本人の体力も使うから、この辺で今日は終りに」
夕食後、ヨシヒコが、私の部屋にやって来た。
「今日は疲れてるでしょ、どうしたの、早く寝なさい」
「モニカの魔力を流し込んで欲しい。慣れてきたら気持ちいいんだ。」
私は、その通りにしてやった
「これでいいわね。おやすみ」
「おやすみなさい」
6日目
「モニカ、これ返すね」
ヨシヒコが昨日の夜渡した私の魔力を返してきた
「あなた寝なかったの?」
「普通に、よく寝たよ。モニカの魔力に包まれてて気持ちいいなぁって。
それで、今朝起きたら、僕の中にモニカの魔力がまだ有ったんだよ」
「そこまでできたなら、自分の中の、魔力も感じられるんじゃない?」
「僕もそう思って、何度もトライはしてるけど、全然ピンと来ないんだ」
「もう一度、魔力を渡すから、手元に集めてから、水をイメージしてみて」
魔力の玉は、ムニョムニョと変形したが、結局水にはならなかった。
スケさんカクさんの作る魔力でも同じだった。
風も雷も起きなかった。
「所でヨシヒコ、もっとたくさんの魔力とか扱えそう?」
「多分大丈夫だと思う」
「スケさん。あなたの魔力、MAX近くまで、ヨシヒコに送り込んでもらえる。
ヨシヒコは、魔力が暴走しそうになったら、合図するのよ。」
スケさんの限界が近いようだ
「もう、そよ風位しか起こせませんよ」
「いつも扱ってる何倍もの魔力よ、違いはどう」
「スケさんの魔力をたくさん預かってるのはわかるけど、辛くないよ」
「半分だけスケさんに、返せる?」
ヨシヒコはスケさんと手をつなぎ、「半分はこのくらいかなぁ」といい魔力を返した。
「スケさんの魔力を預かってる状態で、他の人の魔力もあずかれそう?」
「多分問題ないと思う」
それから色々試した所、ミトとスケさんカクさん3人の、ほぼMAXの魔力を同時に貯めたり、自由に必要なだけ戻せることがわかった。
「こりゃあ、すごい。MAXで戦って、魔力切れになっても、ヨシヒコのバックアップが有れば即座に復活フルパワーだね」
「ヨシヒコ。本当に大丈夫?どこも体に変調は無い?」
「モニカの魔力も預かろうか?」
「そうね」ミトたちと同じ位の魔力を渡した。
「モニカの魔力もらうと、心地いいよ」
ただ3帝に、どう近付くか?
できれば無駄な流血は避けたい。
そして、3帝のもつスキルとは何だろう?
今の状況だと、私たちが、自力でレジスタンスから逃げ出したと言う訳には行かない。
私たちに、それなりの戦力が有ることを教えるようなものだ。
「チャイ国軍が、私たちをレジスタンスから救い出して、本来の医療使節団として、3帝に近付くシナリオが描ければ、一番いいんだけど」
「それなら、いい手が有る。
こちらで手はずを整えよう
それと、また別の拠点に移動してもらうので、よろしく
そこで一週間位お待ちいただき、その後決行しましょう。」
別の拠点への移動中 ヨシヒコが「ぼくも、早く魔法が使えるようになりたい」といいだした。
「モニカは、成人前に使えるようになったんだろう。僕だってできるかも知れない。
それにこのままじゃあ、僕は足手まといだ。」
何もしないのも、かわいそうなので、ヨシヒコに魔力を流し込んでみることにした。
そして、ミトやスケさんカクさんにも、お願いした。
初日
「何か入って来たのかなぁ~
よくわからない」
2日目
「入って来たのは、感じるけど、すぐに消えちゃうよ」
3日目
「少しだけ、捕まえておけるようになったよ」
4日目
本格的訓練を始めた、受け取った魔力を、手に集めて、他の人に渡す。
魔力のボールのトス回しをした。
「この練習は、私たちにも難しかった」とミトさんたちが言った。
「自分の魔力をこねるのは、どうってこともないけど、他人の魔力となると、波長を合わせないと行けないから、大変」
だそうだ。
「ヨシヒコは、どうってるんだ?自分の魔力自体発現してないから、波長も何も無いよね」
「僕は魔法玉を、そのまま扱ってるだけだよ。
受け入れるか、誰かに渡すか、それだけだよ」
5日目
昨日の応用よ、攻撃を受け流す。もしできれば、跳ね返してみて。
怪我したら、ミトに治してもらうから。
私の水の槍が、ヨシヒコの腹に突き刺さった。
五回ほど、ヨシヒコを串刺しにしては治すのを繰り返した所で、ミトからドクターストップが、かかった。
「治癒には、本人の体力も使うから、この辺で今日は終りに」
夕食後、ヨシヒコが、私の部屋にやって来た。
「今日は疲れてるでしょ、どうしたの、早く寝なさい」
「モニカの魔力を流し込んで欲しい。慣れてきたら気持ちいいんだ。」
私は、その通りにしてやった
「これでいいわね。おやすみ」
「おやすみなさい」
6日目
「モニカ、これ返すね」
ヨシヒコが昨日の夜渡した私の魔力を返してきた
「あなた寝なかったの?」
「普通に、よく寝たよ。モニカの魔力に包まれてて気持ちいいなぁって。
それで、今朝起きたら、僕の中にモニカの魔力がまだ有ったんだよ」
「そこまでできたなら、自分の中の、魔力も感じられるんじゃない?」
「僕もそう思って、何度もトライはしてるけど、全然ピンと来ないんだ」
「もう一度、魔力を渡すから、手元に集めてから、水をイメージしてみて」
魔力の玉は、ムニョムニョと変形したが、結局水にはならなかった。
スケさんカクさんの作る魔力でも同じだった。
風も雷も起きなかった。
「所でヨシヒコ、もっとたくさんの魔力とか扱えそう?」
「多分大丈夫だと思う」
「スケさん。あなたの魔力、MAX近くまで、ヨシヒコに送り込んでもらえる。
ヨシヒコは、魔力が暴走しそうになったら、合図するのよ。」
スケさんの限界が近いようだ
「もう、そよ風位しか起こせませんよ」
「いつも扱ってる何倍もの魔力よ、違いはどう」
「スケさんの魔力をたくさん預かってるのはわかるけど、辛くないよ」
「半分だけスケさんに、返せる?」
ヨシヒコはスケさんと手をつなぎ、「半分はこのくらいかなぁ」といい魔力を返した。
「スケさんの魔力を預かってる状態で、他の人の魔力もあずかれそう?」
「多分問題ないと思う」
それから色々試した所、ミトとスケさんカクさん3人の、ほぼMAXの魔力を同時に貯めたり、自由に必要なだけ戻せることがわかった。
「こりゃあ、すごい。MAXで戦って、魔力切れになっても、ヨシヒコのバックアップが有れば即座に復活フルパワーだね」
「ヨシヒコ。本当に大丈夫?どこも体に変調は無い?」
「モニカの魔力も預かろうか?」
「そうね」ミトたちと同じ位の魔力を渡した。
「モニカの魔力もらうと、心地いいよ」
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

~クラス召喚~ 経験豊富な俺は1人で歩みます
無味無臭
ファンタジー
久しぶりに異世界転生を体験した。だけど周りはビギナーばかり。これでは俺が巻き込まれて死んでしまう。自称プロフェッショナルな俺はそれがイヤで他の奴と離れて生活を送る事にした。天使には魔王を討伐しろ言われたけど、それは面倒なので止めておきます。私はゆっくりのんびり異世界生活を送りたいのです。たまには自分の好きな人生をお願いします。

【完結】憧れの異世界転移が現実になったのでやりたいことリストを消化したいと思います~異世界でやってみたい50のこと
Debby
ファンタジー
【完結まで投稿済みです】
山下星良(せいら)はファンタジー系の小説を読むのが大好きなお姉さん。
好きが高じて真剣に考えて作ったのが『異世界でやってみたい50のこと』のリスト。
やっぱり人生はじめからやり直す転生より、転移。
転移先の条件としては『★剣と魔法の世界に転移してみたい』は絶対に外せない。
そして今の身体じゃ体力的に異世界攻略は難しいのでちょっと若返りもお願いしたい。
更にもうひとつの条件が『★出来れば日本の乙女ゲームか物語の世界に転移してみたい(モブで)』だ。
これにはちゃんとした理由がある。必要なのは乙女ゲームの世界観のみで攻略対象とかヒロインは必要ない。
もちろんゲームに巻き込まれると面倒くさいので、ちゃんと「(モブで)」と注釈を入れることも忘れていない。
──そして本当に転移してしまった星良は、頼もしい仲間(レアアイテムとモフモフと細マッチョ?)と共に、自身の作ったやりたいことリストを消化していくことになる。
いい年の大人が本気で考え、万全を期したハズの『異世界でやりたいことリスト』。
理想通りだったり思っていたのとちょっと違ったりするけれど、折角の異世界を楽しみたいと思います。
あなたが異世界転移するなら、リストに何を書きますか?
----------
覗いて下さり、ありがとうございます!
10時19時投稿、全話予約投稿済みです。
5話くらいから話が動き出します?
✳(お読み下されば何のマークかはすぐに分かると思いますが)5話から出てくる話のタイトルの★は気にしないでください

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる