二度目の人生は魔法使い

烏帽子 博

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王立魔法学院

模擬戦

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「行きますよスケさんカクさん」
ミトさんの掛け声での相手パーティーは登場した

「行こうぜ、ハニーたち」
「あんたこそ ちゃんと付いてきなさいよ」
「ハイハイ。トムとジェリー仲良くね」
私たちは白、相手が赤だ

最初に発動したのは
ジェリー 炎の槍レベル2
狙いは回復のミトさん
スケさんがカバーに入った

次は私の 水の槍レベル2
やはりミトさん狙い
カクさんがカバーに入った

敵ミトさんの全員回復レベル2
スケさん、カクさんが全回復した

ジェリーと私の2回目の攻撃は
やはりカバーに入ったスケさんカクさんにいった。

トムのゴーレムが完成しMAXパンチがカバーに入ったスケさんを倒した

ミトさんは守備力アップレベル2を雷のカクさんにかけた

カクさんの雷撃レベル2がジェリーを襲う

ジェリー、私、トムのレベル2攻撃が連続して、カクさんが倒れた。

ミトさんが、降参した。

3ー0 で勝利した
私たち白パーティーに各自1ポイントが入った。

試合後、赤パーティーの三人から
話しかけられた。

「完敗だわ。MAX攻撃が来ると思ってたのに、レベル2のスピード優先の攻撃されて、完全に後手に回ったわ。
いい作戦ね。参考にさせてもらうわ」

「トム いいパンチだったぜ!
一発で沈められるとは思ってなかったよ」

「3連発。効いたよ。次の機会が有れば、リベンジするぜ。」

「俺たちは、次の機会がこない事を祈ってるよ」
「なに言ってるの!返り討ちよ」
「お互いに頑張りましょう」


回復のミトさんが、全員守備力アップを先に使っていたら、結果はどうなったか、わからない。
回復が居ないチームの方が、戦術はシンプルだろうか。

私やジェリーがMAX攻撃受けても倒れない体力を付ければ、もっと戦いやすいだろう。

「トム ジェリー しばらく模擬戦しないで、体力アップと魔法発動時間の短縮をしない?
今のままだと、戦い馴れてるパーティー相手にするのは、厳しい気がするわ」

他の上級者たちが、模擬戦をどんどんこなしている時に、三人は訓練ばかり繰り返した

そうして1ヶ月過ぎた頃
「そろそろ、いいわね」

「体力もアップもしたし、魔法発動は、以前の半分の時間に出来たよね。」ジェリーが言うと

トムが「俺はぬりかべを二つ一度に出せるようになったぜ」と言った

私は「コンパウンド」を使った絶対防御の練習もできたし
「スピードにも自信ができたわ」

模擬戦に復帰すると
2戦続けて3ー0勝利をした。

予想通り、無傷の3連勝したので、有名パーティーになってしまった。
模擬戦を申し込んでも断られるばかりだ。

「ここからは解散して、それぞれ別のパーティーで、卒業目指しましょう」とジェリーが言いだした。

「まずは、私だけが抜けて、誰か入れればいいんじゃない?例えば、ジェリー好みのイケメンとか」

「モニカちゃん抜けちゃうの?淋しいよ。それにイケメンはやめようよ」

「なに言ってるの!モニカ以外の可愛い子ちゃんなんか連れてきたら、私許さないから。私も抜けるわよ」

「ジェリー 怒るなよ、言うこと聞くからさ」

こうして私はパーティーから抜けて、彼らは新たなメンバーを探す事になった。

トムとジェリーのパーティーにはたくさんの申し込み者が来て、最終的には、やはりイケメンの「風属性のチーズ君」になったそうだ。もちろんジェリーの独断で。


私は、色々悩んだけど、回復が2人構成の変わったパーティーに入る事にした。

決めては、「貴女をきっと守ります。ダブル回復シューとクリーム」この文言

前世を含めて、一度言われたかった言葉「貴女をきっと守ります」
これを生で言ってもらうつもりだ。
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