魔法使いフウリン

烏帽子 博

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第二章

贖罪

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夕食後 私は、一人宿から抜け出し久しぶりにキンブルとの一夜を楽しんだ。

しかし、それでもまだなんか心の中にモヤモヤしたものが有って困った

アイツともすれば、このモヤモヤは消えるかなぁ
不安要素はいち早く取り去るのが大事ね。
私は昼間ボコボコにした男の元に行った。


「姐御、久しぶりですね。
相変わらず、いい女ですね。
今夜も3人ご用意すればいいですか?」

ちゃんと記憶消去は、できてるようだ、ちょっと前に私にボコられたのは、男のなかでは無かったことになってる。

「一人でいいわ」

「誰か指名したい奴が居ますか」

「あなたよ。」

「へっ! 俺ですか?」

「そうよ、今はあなたとシたいのよ。ねぇ、いいでしょ」

私は男の腕に胸が当たるように絡みついた。

「えっ も もちろんです。俺でよければ、一所懸命つとめます」

キンブルの次ってこともあり、その男との行為は、満足できるものでは無かった。
いつもは、自分の為にリードしているが、今回は男のしたいように任せた。
どうしたらこの人をより満足させられるのか。
そう考えて男と寝るのは初めてだった。

2回目の後
「姐御。すみません、俺はもう………」

「いいのよ。でもちょっと待って」

私は、思いつく色々なサービスを男に施した。

「姐御。凄いです。あ~
やっぱり、もう一回入れてもいいですか?」

「無理しなくてもいいのよ」

結局なんとか3回目まで、漕ぎ着けた。

「どう?よかった?」

「はい、最高でした。もう他の女とはしたくないです」

「素敵な褒め言葉ね。最後に私からのプレゼントを受けとって」

おっぱいを男の口にに押し付け、乳首を咥えさせ、そこから魔力を流し込んだ。

「姐御。体が温かいです。こんなの初めてです。」

「それが私の、魔力よ。覚えておいてね。
そうだ、あなたの名前きいてなかったわね。教えて」

「銀次です。兄貴たちは銀公とか銀の字とか呼びます」

「じゃあ、銀ちゃん。又ね」

私は銀次から体を離し、部屋を後にした

銀次といた部屋の上空を一度旋回して、心の中で呟いた

ー ごめんね銀ちゃん。これで許してね。ー

罪悪感から逃れる自己満足欲しさに銀次に抱かれたが、虚しさはまだ残った。

それでも
ー 自分本位な行為とは、また別で、相手に尽くすのも悪くないわね ー
心の中で呟き、皆の待つ「マンマのスープ」に戻った。


「師匠、おかえりなさい。
久しぶりのキンブルさん、よかったですか?」

「ああ 勿論、さぁさぁベッドに行ってリタ。後で運ぶのは、面倒だから」

リタは、裸になってベッドで待機している。
魔力を注ぎ込み、リタが恍惚状態になった所で、私は部屋を出て、マリアたちの部屋を訪ねた。

「フウリンさん、どうしたの?こんな時間に」

「ごめんなさい、いい所邪魔したかしら?」

マリアは、ぱぁ~っと顔を赤らめた

「フウリンさんか?入ってもらいなよ」
パンツ一丁のヒューリが顔を出した。

「そんな格好で出て来ないでよ」マリアはヒューリをたしなめた。

「ゴメンゴメン。でもフウリンさんだぜ、恥ずかしがる相手じゃないだろ」

「これだから男はデリカシーが無いって言われるのよ。
私が、恥ずかしいの」

「まあまあ 痴話喧嘩は、後にしてもらって、いいかしら。
今はちょっと、マリアに頼みがあって」

「なんですか、頼みって」

私は、マリアの両方の手を自分の胸に導いた。
「この状態で、さっきの神聖力を使って、私のことを癒してみて」

マリアの触れている所から、次第に体が暖かく包まれてゆく。
私が魔力をマリアに流し入れようとしたときは反発したのに、その逆は可能な用だ。
しかし、ジンやビアンカから
魔力を流し込まれた時とは、明らかに違う。
体の中には入ってこようとしない、ただ暖かく包まれている感じだ。

「ああ そこ ハァハァ
もう らめぇ~」

「マリア!どうしたの?私は何もして無いわよ」

マリアは、私から手を離しても真赤になって、肩で息をしている

「フウリンさんが、昼間の男と……」

「それが見えたの?」

「見えたと言うより、自分が体験してるみたいでした。」

私は、銀次の精から取り込んだ魔力を、自分の中で探してみた。

なくなってる!マリアに吸い取られたみたいだ。

「フウリンさん。やっぱり本当は優しいんですね。
いきなり男の人殴り倒した時は驚いたけど、全部私の為にしたんですね。
しかも、後であんなことまでするとは」

「マリア やめてよ。具体的に言われると私だって恥ずかしいわ」

「それにしても、フウリンさんは、凄くえっちなんですね」

「私はマリアも十分えっちだと思うけどね、私は、これで部屋に戻るから、どうぞヒューリとの続きを楽しんでね。
おじゃまさまぁー」
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