魔法使いフウリン

烏帽子 博

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第二章

決心

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「サキュバスになる為に必要なのは、後はユニコーンの角ね。
それで、リタがユニコーンを
捕まえないといけないのよね。
ユニコーンって伝説の生き物よね。
ビアンカが条件にあげるんだから実際にどこかにいるはずよ。」

「師匠、私 子どもの頃ユニコーンの話を、聞いたことがあります。
北の国の氷の平原に住んでいて、妖精と一緒に暮らしているって聞きました」


「北の国の氷の平原ね。おとぎ話かも知れないけど、先ずはそこを目指しましょう」

ロジャーに、旅立ちの挨拶をして、私たちは、北の国へと旅立った。
リタはまだ飛べないので、小舟を調達して、飛んでゆくことにした。

「リタ 私の魔力で飛んでるのは、問題無いけど、あなたが強くならないと、ユニコーンを捕まえられないわよね
あなたも、魔力で舟を飛ばせる位になるようにしないとね。」

「それって、サキュバスになればできるんじゃないですか?」

「そうなる前から出来たら、もっと凄くなれるでしょ。
サキュバスになるなら、貪欲に求める気持ちがいるわ」

北の国へと向かいながら、途中の町や村に立ち寄った。
冒険者ギルドの依頼をいくつかこなして、路銀を稼ぎ、リタは、レベルアップ、私は淫魔として魔力を増やしていった。

「リタ、魔力を注ぐわよ」

「師匠、お願いします。」



リタは魔力を注ぐと直ぐに全身が火照っているようだ。

「リタ!しっかりして!あなたの魔力と私の送り込んだ魔力を混ぜるのよ。」

「はぁ はぁ もうだめですぅ~」

「やっぱり、もっと自分の、魔力コントロールからやらないと駄目ね。」

「師匠、魔力コントロール頑張ります。あと…私も実際に男の人とシてみたくて仕方ないんですが…」

「サキュバスに成るまで、セックスは禁止よ。今実践したら肝心の時に本当に我慢できなくなるわよ。
それに相手の記憶消去も覚えてからじゃないと、面倒な事も起きるわよ
今は自分で慰めて我慢しなさい」

リタは、私の目の前で裸になり自慰を始めた。何度か腰をビクンビクンとしたあと、グッタリとした。

私はリタをベッドに寝かせて布団を掛けてやった。



この娘を本当にサキュバスにしていいのかしら。
普通の女として家庭を持つ方が、幸せなんじゃないか?
そんな疑問が目の前で寝ているリタの寝顔を見てて湧いてきた。



「やめて。ぶたないで。痛い。ごめんなさい。お願い、止めてお父さん。お母さん助けて!」
リタが寝言を言った。

そうだ、この娘は親に売られて、捉えられていたんだ。
家庭に幸せが無かった思いが強いんだな。
それで強さを求めるのか。

私はもう迷わない。リタをサキュバスにするんだ。
私もこれで踏ん切りがついた。

それからは、ジンやビアンカが教えてくれたやり方に私なりアレンジをして、魔力コントロールを教え込んだ。

北の国につく頃には、リタは念話も、空を飛ぶこともできるようになっていた。 

ー リタ、魔力の取込みを 又やってみるわよ ー

これまで何度か試してみたが、毎回リタは快感に溺れるだけで、取り込むことには成功していない

ー 師匠お願いします。ー

ー 何度も言ってわかってるとは思うけど、子宮に集めてから取り込むのよ。ー

私は今夜集めた魔力を、リタに送り込んだ

「ああ 凄い 気持ちいい。えっ そんな わぁー だめぇー イグイグ」

ー リタ しっかりして!まだあなたの中に私の魔力残ってる?それを使うのよ。ー

ー 子宮は、今熱くて、そこに魔力集めたら私……ー

ー 私だって最初失禁したのよ、怖がらないで大丈夫。出来るから、きっと ー

「あ~ あ~ はぁ  はぁ
ま ぜ て 子宮に」

「漏らさないで取り込むのよ。がんばって」

リタは、自分の股間を手で押さえて、二度ビクンビクンと背中をのけぞらせてから、落ち着いた。

ー 師匠、できました。魔力の取込み ー

ー それじゃあ、私に少し戻してみて ー

リタと手を繋ぐと、魔力と共に、自分とリタのあられもない映像も流れてきた。

「成功よ。あなたの魔力で私のサキュバスの血が騒ぐわ。
あとは、ユニコーンね」

私たちは、氷の平原の端に有るピノ町に着いた。
ピノの町は高い城壁に囲まれた中に有り、入るには警護役人がチェックをしている。

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