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第一章
開眼
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ー今日からは、鬼ごっこじゃなくて、身体の中の魔力コントロールをやろう。まず風魔法は封印ね。ー
ーどういうこと?風魔法封印? ー
ーぼくの戦い方をこれまで見てきたよね。魔力は外にだすばかりじゃなくて、体の中で、身体強化に使えるんだよ。
今のフウリンなら風魔法で飛ぶより足を魔力強化した方が速く走れると思うよ。
体全体の強化もしながらね、まあやってる内にわかるよ ー
ジンは、地面に手を置いて魔力を込め、土の壁を作り上げた。
ー 身体強化特に腕ね、それでパンチでこの壁壊してみて ー
私は手をぎゅっと握って、腕に魔力を集めた。
ー 集め方は、それでいいよ そこから手を開いても、魔力が逃げないようにして ー
私は壁に向ってパンチした。
壁はびくともしない。
衝撃はそれなりにあった。
ー 今のフウリンの魔力なら、簡単にぶっ壊せるはずなんだよ。どこが足りないかは、やりながら覚えて ー
腕周りにさっきよりもっと魔力を集めて、肩周りから腹筋も強化して
「フウリン パンチ!」
壁にヒビが入った
ー だめだよズルしちゃあ、パンチに風魔法乗せたでしょ
わかるからね ー
ジンは、さっきより厚い壁を作ってる
「フウリン パンチ」
ー よくなってきたよ、今度は左手で ー
ー 次はキック ー
ー 次はダッシュして急停止、方向転換 ー
あれこれやらされたけど、思ったほど疲れなかった。
「体の中で魔力を使うのは、外に放出しない分、あまり減らないんだよ。高燃費なんだ。体力の回復も兼ねる事もできるから、不眠不休で戦うことも普通の何倍もできるし、魔法属性に関係無く、魔力さえ有れば使える力だよ。」
1ヶ月位経つと、簡単に壁を壊せる位になった。
走るのも、ジンの言う通りに、風魔法より速くなったし、疲れ方が全然違う
ー 今日からはぼくとスパーリングね
フウリンは、ぼくにパンチでもキックでもいいから、打ち込んでね
ぼくは指先でタッチするから、それをかわしてみて ー
ジンはフッと消えたと思ったら、目の前に現れて、私のおでこにタッチした。
ー まずぼくの一勝
目にも耳にも魔力集めてみたら? ー
視力や聴力を魔力でアップするなんて、思いつかなかった。
目に魔力をためると、ジンの動きが見えた。
「そこだ!」パンチを売ったけど、残像だった。
私も足に魔力をまとわせてジンを追いかけて、走った。
ー はい、右ほっぺにタッチ ー
手が出て来るのはわかったけど、全然避けられなかった。
ジンとのスパーリングを始めて2ヶ月位経った
ジンを追いかけて行く内に、段々とジンの魔力がどう流れているかがわかる気がした。
自分の魔力の使い方もジンの真似をしたら、少しずつわかってきた。
ー フウリン、そろそろレベルアップしようか。さあ、足に魔力を集めますよ~って感じじゃなくて、瞬間的に魔力を移動させて使ってみよう。ゼロから一気にマックスってふうにね ー
私は、体のキレっていうか、すべてのスピードが、上がってきているのを、実感した。
ある日、私のパンチを、ジンがガードして止めた。
「当たった!当たった!」
私は、大げさに喜んだ。
「当たったって言っても、ガードの上じゃない」
「いいの!今までは、そのガードにさえ、かすりもしなかったんだから」
「まぁそう言う意味では、確かに」
ー 念話もできるように、なったし、魔力コントロールも、おかげで出来るようになったわ。あなたが、どこに居ても探せる気がする。だから、もういいんじゃない? ー
ー もういいって? ー
ー ふざけてるの?私はずーっと待ってるんだけど!ー
ー 結婚しようか ー
ー 貴方の大切なお母さんに、ちゃんと連絡しないとね ー
ー 君だって、昔のボーイフレンドに会ってみたら。
ぼくとのことが、一時の迷いじゃないか、確かめたら。
ぼくは、魔力を送り込んで、虜にしたのを、ちょっと悔やんでるんだ。
普通に好きになってくれてたらよかったのにって。ー
ー バカね、昔のボーイフレンドに焼きもち焼いてるの?私が好きなのは、あなただけよジン ー
ー その人ぼくらの結婚を祝福してくれるかな?ー
ー わかったわ、会いに行ってくる。あなたもお母さんとね。私姑といざこざしたくないから ー
ーどういうこと?風魔法封印? ー
ーぼくの戦い方をこれまで見てきたよね。魔力は外にだすばかりじゃなくて、体の中で、身体強化に使えるんだよ。
今のフウリンなら風魔法で飛ぶより足を魔力強化した方が速く走れると思うよ。
体全体の強化もしながらね、まあやってる内にわかるよ ー
ジンは、地面に手を置いて魔力を込め、土の壁を作り上げた。
ー 身体強化特に腕ね、それでパンチでこの壁壊してみて ー
私は手をぎゅっと握って、腕に魔力を集めた。
ー 集め方は、それでいいよ そこから手を開いても、魔力が逃げないようにして ー
私は壁に向ってパンチした。
壁はびくともしない。
衝撃はそれなりにあった。
ー 今のフウリンの魔力なら、簡単にぶっ壊せるはずなんだよ。どこが足りないかは、やりながら覚えて ー
腕周りにさっきよりもっと魔力を集めて、肩周りから腹筋も強化して
「フウリン パンチ!」
壁にヒビが入った
ー だめだよズルしちゃあ、パンチに風魔法乗せたでしょ
わかるからね ー
ジンは、さっきより厚い壁を作ってる
「フウリン パンチ」
ー よくなってきたよ、今度は左手で ー
ー 次はキック ー
ー 次はダッシュして急停止、方向転換 ー
あれこれやらされたけど、思ったほど疲れなかった。
「体の中で魔力を使うのは、外に放出しない分、あまり減らないんだよ。高燃費なんだ。体力の回復も兼ねる事もできるから、不眠不休で戦うことも普通の何倍もできるし、魔法属性に関係無く、魔力さえ有れば使える力だよ。」
1ヶ月位経つと、簡単に壁を壊せる位になった。
走るのも、ジンの言う通りに、風魔法より速くなったし、疲れ方が全然違う
ー 今日からはぼくとスパーリングね
フウリンは、ぼくにパンチでもキックでもいいから、打ち込んでね
ぼくは指先でタッチするから、それをかわしてみて ー
ジンはフッと消えたと思ったら、目の前に現れて、私のおでこにタッチした。
ー まずぼくの一勝
目にも耳にも魔力集めてみたら? ー
視力や聴力を魔力でアップするなんて、思いつかなかった。
目に魔力をためると、ジンの動きが見えた。
「そこだ!」パンチを売ったけど、残像だった。
私も足に魔力をまとわせてジンを追いかけて、走った。
ー はい、右ほっぺにタッチ ー
手が出て来るのはわかったけど、全然避けられなかった。
ジンとのスパーリングを始めて2ヶ月位経った
ジンを追いかけて行く内に、段々とジンの魔力がどう流れているかがわかる気がした。
自分の魔力の使い方もジンの真似をしたら、少しずつわかってきた。
ー フウリン、そろそろレベルアップしようか。さあ、足に魔力を集めますよ~って感じじゃなくて、瞬間的に魔力を移動させて使ってみよう。ゼロから一気にマックスってふうにね ー
私は、体のキレっていうか、すべてのスピードが、上がってきているのを、実感した。
ある日、私のパンチを、ジンがガードして止めた。
「当たった!当たった!」
私は、大げさに喜んだ。
「当たったって言っても、ガードの上じゃない」
「いいの!今までは、そのガードにさえ、かすりもしなかったんだから」
「まぁそう言う意味では、確かに」
ー 念話もできるように、なったし、魔力コントロールも、おかげで出来るようになったわ。あなたが、どこに居ても探せる気がする。だから、もういいんじゃない? ー
ー もういいって? ー
ー ふざけてるの?私はずーっと待ってるんだけど!ー
ー 結婚しようか ー
ー 貴方の大切なお母さんに、ちゃんと連絡しないとね ー
ー 君だって、昔のボーイフレンドに会ってみたら。
ぼくとのことが、一時の迷いじゃないか、確かめたら。
ぼくは、魔力を送り込んで、虜にしたのを、ちょっと悔やんでるんだ。
普通に好きになってくれてたらよかったのにって。ー
ー バカね、昔のボーイフレンドに焼きもち焼いてるの?私が好きなのは、あなただけよジン ー
ー その人ぼくらの結婚を祝福してくれるかな?ー
ー わかったわ、会いに行ってくる。あなたもお母さんとね。私姑といざこざしたくないから ー
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