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第一章
新人冒険者
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「お嬢さん、新人かい?俺たちのパーティーに入れてやろうか」
依頼の出てる掲示板を見てるとやたらと声をかけられる。
「もう仲間なら居ますから、他を当たって下さい」
「あの坊やだろFランクの新人同士じゃ危ないぜ」
「大丈夫です。私は彼を信頼してますし、私はともかく、彼は強いですよ」
「ほう それじゃあ どれくらい強いか見てやろうじゃねえか」
男はジンに向って行った
「ジン、攻撃しないで、受け止めるだけにしてね」
「分かった」
男のパンチもキックもジンには当たらない。
「ちょこまか避けやがって。これならどうだ!」
男は呪文の詠唱を始めた
「ジン大丈夫」
「問題無いよ」
男の詠唱が終わったが何も起きなかった。
「な 何だ? 何をしやがった?」
「家の中で火の魔法攻撃はだめだよ、危ないから、干渉してみたんだ。外なら受け止めてもいいけどね」
「クソ! やめたやめた 分かったよ、おめえは強いよ」
男は外に出て行った
「ジン ほんとに人の魔法に干渉して、発動を止めたの?」
「うん そうだよ」
「やっぱり とんでもないレベルねあんたは」
私たちは、Eランクのゴブリン討伐の依頼を受けた。
私たちはFランクだけど、パーティーを組めば1ランク上の依頼も受けられる。
ゴブリンは単体なら私でも倒せる相手だが、数が多いと無理だ。
でもジンとなら楽勝だろう。
村人がゴブリンに襲われたという森に来た。
ジンが「あっちの方に居るみたいだ」と、どんどん進んでいく。
私もはぐれないようについて行った。
すると、すぐ10匹位の集団に出くわした。
私はビビリながらも足に風魔法をまとわせた。
ジンが動いた気がしたが、動きは見えなかった。
それなのに、気付くとゴブリンが全部倒れていた。
「フウリン トドメを刺して
全部虫の息だから」
私は有り難く経験値を稼がせてもらった。
「このあたりは、まだ居そう?」
「あと集団が2つあるみたいだよ。」
「それじゃあ、お願いね」
魔力感知が出来るとこんなに簡単に魔物を見つけられるんだ
残りの集団も簡単に討伐は終わった。
その日の内にギルドに報告に行った。
「ジンさんが、いるから驚かないけど、半日でこの結果は凄いわね」
宿泊先のヤマモトさんの家に戻ると
「魔力感知のやり方を教えようか?」とジンが提案してきた。
「今日も私ばかり得していて、なんか悪いわよ」
「そんなこと気にしないでいいよ、仲間なんだし」
そう言うとジンは私の手をとった。
繋いだ手からジンの魔力が流れ込んで来る。
「あわわわわ ちょっと ストップ! 止めて」
身体が火照ってしょうがない。
身体のどこもかしこも感覚が鋭くなってる。
立っていられなくて、その場にへたりこんだ。
恥ずかしいことだけど、私は失禁してしまった。
「完全にキャパオーバーよ」
それだけ言って気絶した。
「おはよう、フウリンさん」
ヤマモトさんの奥さんの声で目覚めた。
「あの わたし どうして」
「昨日、ジン君が慌てて私の所に来て、あなたが気絶したって。
大丈夫よ着替えさせたのは私だから。
ジン君心配してるから、元気な顔見せてあげなさいよ」
「でも あんなことがあって、恥ずかしい」
「なに言ってるのよ!未来の旦那さんでしょ。どうせそのうち全部見せるんだから」
「えっ そんなこと、まだ」
「さあ 行った行った」
「ジン君、入るわよ」
奥さんはジンの部屋のドアを開けると、私を押し込んだ。
「じゃあね」
奥さんは、私にウインクをして出て行った。
「昨日はゴメンネ。もっと加減すればよかった。嫌な思いさせちゃったね」
「嫌じゃなかったから!
気持ちよかったの。気持ち良すぎて力が抜けちゃったのよ。
今度は、先にトイレに行ってからね。」
「今度は次のステップだよ」
「えっ あれはやんないの」
「うん。君の中に入った僕の魔力を覚えてるよね。
その持主。つまり僕がどこに居るかを、魔力を頼りに探すんだ」
「私はどうすればいいの」
「僕が魔力を高めたり、下げたりするから、魔力が強くなったと感じたら手を上げて」
私は、一生懸命ジンの魔力を感じようとしたけど、全くわからなかった。
「ごめんなさい、わからないわ」
「最初からできるとは、僕も思って無いよ。
これからは一日中ぼくの魔力を探してみて、きっといつかわかるようになるから。それから夜寝る前にまた手を繋ごう」
手を繋ぐって聞いただけで、身体が熱くなった。
その日から私たちは、ランクアップ狙いで討伐の依頼を中心にこなして行った。
そして、私はどんどんレベルアップしていった。
レベルが上がってくると、少しずつジンの動きが見えるようになってきた。
ジンによると、戦闘中も魔力を上げたり下げたりしているそうだ。
依頼の出てる掲示板を見てるとやたらと声をかけられる。
「もう仲間なら居ますから、他を当たって下さい」
「あの坊やだろFランクの新人同士じゃ危ないぜ」
「大丈夫です。私は彼を信頼してますし、私はともかく、彼は強いですよ」
「ほう それじゃあ どれくらい強いか見てやろうじゃねえか」
男はジンに向って行った
「ジン、攻撃しないで、受け止めるだけにしてね」
「分かった」
男のパンチもキックもジンには当たらない。
「ちょこまか避けやがって。これならどうだ!」
男は呪文の詠唱を始めた
「ジン大丈夫」
「問題無いよ」
男の詠唱が終わったが何も起きなかった。
「な 何だ? 何をしやがった?」
「家の中で火の魔法攻撃はだめだよ、危ないから、干渉してみたんだ。外なら受け止めてもいいけどね」
「クソ! やめたやめた 分かったよ、おめえは強いよ」
男は外に出て行った
「ジン ほんとに人の魔法に干渉して、発動を止めたの?」
「うん そうだよ」
「やっぱり とんでもないレベルねあんたは」
私たちは、Eランクのゴブリン討伐の依頼を受けた。
私たちはFランクだけど、パーティーを組めば1ランク上の依頼も受けられる。
ゴブリンは単体なら私でも倒せる相手だが、数が多いと無理だ。
でもジンとなら楽勝だろう。
村人がゴブリンに襲われたという森に来た。
ジンが「あっちの方に居るみたいだ」と、どんどん進んでいく。
私もはぐれないようについて行った。
すると、すぐ10匹位の集団に出くわした。
私はビビリながらも足に風魔法をまとわせた。
ジンが動いた気がしたが、動きは見えなかった。
それなのに、気付くとゴブリンが全部倒れていた。
「フウリン トドメを刺して
全部虫の息だから」
私は有り難く経験値を稼がせてもらった。
「このあたりは、まだ居そう?」
「あと集団が2つあるみたいだよ。」
「それじゃあ、お願いね」
魔力感知が出来るとこんなに簡単に魔物を見つけられるんだ
残りの集団も簡単に討伐は終わった。
その日の内にギルドに報告に行った。
「ジンさんが、いるから驚かないけど、半日でこの結果は凄いわね」
宿泊先のヤマモトさんの家に戻ると
「魔力感知のやり方を教えようか?」とジンが提案してきた。
「今日も私ばかり得していて、なんか悪いわよ」
「そんなこと気にしないでいいよ、仲間なんだし」
そう言うとジンは私の手をとった。
繋いだ手からジンの魔力が流れ込んで来る。
「あわわわわ ちょっと ストップ! 止めて」
身体が火照ってしょうがない。
身体のどこもかしこも感覚が鋭くなってる。
立っていられなくて、その場にへたりこんだ。
恥ずかしいことだけど、私は失禁してしまった。
「完全にキャパオーバーよ」
それだけ言って気絶した。
「おはよう、フウリンさん」
ヤマモトさんの奥さんの声で目覚めた。
「あの わたし どうして」
「昨日、ジン君が慌てて私の所に来て、あなたが気絶したって。
大丈夫よ着替えさせたのは私だから。
ジン君心配してるから、元気な顔見せてあげなさいよ」
「でも あんなことがあって、恥ずかしい」
「なに言ってるのよ!未来の旦那さんでしょ。どうせそのうち全部見せるんだから」
「えっ そんなこと、まだ」
「さあ 行った行った」
「ジン君、入るわよ」
奥さんはジンの部屋のドアを開けると、私を押し込んだ。
「じゃあね」
奥さんは、私にウインクをして出て行った。
「昨日はゴメンネ。もっと加減すればよかった。嫌な思いさせちゃったね」
「嫌じゃなかったから!
気持ちよかったの。気持ち良すぎて力が抜けちゃったのよ。
今度は、先にトイレに行ってからね。」
「今度は次のステップだよ」
「えっ あれはやんないの」
「うん。君の中に入った僕の魔力を覚えてるよね。
その持主。つまり僕がどこに居るかを、魔力を頼りに探すんだ」
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「僕が魔力を高めたり、下げたりするから、魔力が強くなったと感じたら手を上げて」
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「ごめんなさい、わからないわ」
「最初からできるとは、僕も思って無いよ。
これからは一日中ぼくの魔力を探してみて、きっといつかわかるようになるから。それから夜寝る前にまた手を繋ごう」
手を繋ぐって聞いただけで、身体が熱くなった。
その日から私たちは、ランクアップ狙いで討伐の依頼を中心にこなして行った。
そして、私はどんどんレベルアップしていった。
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