17 / 36
第二章
新婚初夜
しおりを挟む
一騒動あったが、ロベルトとマリーンは、披露宴の後夜遅くなってやっと開放され、二人だけになった。
「マリーン、今まで君に秘密にしてたことが有るんだ。」
「それ、今聞かなきゃダメ?」
「うん、聞いて欲しい。」
「それって、さっきジーナが急に男の人みたいにあなたに話し掛けて、あなたもジーナのことをユウトとか呼んだのと関係してるのかしら?」
「鋭いなぁ なんとなくは気づいてたんだね。
そのユウトの話だよ」
「やっぱり!
ときどき独り言とか言って誰かと話してるみたいだったから」
ロベルトは、これまでのユウトとの話をした。
「ふう~ん。私とロベルトのエッチを見たくないって逃げ出して、今はジーナに間借りしてるのネ。
で、そのとき、ジーナは大賢者の力を授かったってことね」
「うん、それで合ってるよ」
「それじゃあ、もう変な独り言 言ったりしないんだ。よかった。
ねぇ あとね どうして私のこと、好きになったか教えて」
「どうして?マリーンは美人でスタイルもいいし、頭もいいし………そんな見つめるなよ」
「じゃあ、何時から?最初にあった日に、いきなり結婚しようって言ったわよね。それからしょっちゅう、私が照れて恥ずかしくなるようなこと言ったりしてきたわよね。」
「好きになったのは、魔力を流しこんでもらったときかな、マリーンの魔力は暖かくて、離したくないって思ったんだ。
そしたらユウトが、惚れたなって冷やかしてきて、自分の気持ちがわかったんだ」
「またユウトが出てくるのね」
「彼は、ぼくの命の恩人でぼくらのキューピッドでジーナの命も救った人 いや精神体だよ」
「わかったわ。全部信じる。でも、もうベッドの上では、彼の話はしないでね。
二人だけの時間よ」
マリーンはベッドサイド以外の灯りを消して、下着だけの姿になってベッドに潜り込んだ。
ロベルトも服を脱ぎ捨てて、ベッドに飛びこんだ。
「オアズケ」
「えー そんなのないよー」
「ウソよ、優しくしてね」
「そうなの、マリーン激しい方が好きかと」
「だって。初めてだから
ちょっと恐いの」
その言葉にロベルトは頭が真っ白になり、しゃぶりつくようにマリーンにキスをした。
「えい!」
マリーンの膝蹴りがロベルトの固くなった股間にヒットした。
ロベルトは呻いて股間を押さえて
「酷いよ マリーン」
「優しくって、お願いしたじゃない」
それからもロベルトは、しつこく攻めるが、マリーンの抵抗も強く、明け方近くに、やっと二人は一つになれた。
「今はもう駄目、痛いんだもん」
「じゃあ オッパイだけ」
結局こうして一睡もすることなくじゃれ合って二人は朝を迎えてしまった。
二人揃って、目の下に隈を作り、生あくびをしながら朝食のテーブルについた。
みんなの二人への視線がニヤニヤしている。
ジーナに至っては
「マリーンお姉様、歩き方が変よ」と言い出し
メイドのクラウディアが小声で
「ジーナ様 それは言ってはなりません」
「何で?何で言っちゃダメなの?」
それを聞いた周りのメイドたちは、肩を揺らして笑いをこらえている。
「ブ アッハッハ」
王様が吹出して笑うと、他の人も笑いだした。
「この分なら、また孫が直ぐに増えそうじゃな。
良いことじゃ」
そう言ってジョーンズ王はマリーンにウインクした。
マリーンは顔を真っ赤にしてうつむいてる。
ロベルトがそこで
「がんばります」
と言ったものだから、またその場は笑いに包まれた
マリーンは真っ赤な顔でロベルトを睨んで
「もうオアズケよ」
と一言いったきり、押し黙った。
そこへ再びジーナが
「ねぇ なんでマリーンお姉様赤いお顔して怒ってらっしゃるの?」
と言い出して、マリーンは
「ごめんなさい、今朝は食欲が有りません」
と言って、がに股で部屋に戻っていった。
王様が顎をクイックイッとやってロベルトをうながすと、ロベルトは、パンを2つ掴んで、マリーンの後を追った。
ロベルトを見送る王様が
「大事にせいよ。妻を亡くしたワシは、ケンカもできん」
と小さく呟いた。
「マリーン、今まで君に秘密にしてたことが有るんだ。」
「それ、今聞かなきゃダメ?」
「うん、聞いて欲しい。」
「それって、さっきジーナが急に男の人みたいにあなたに話し掛けて、あなたもジーナのことをユウトとか呼んだのと関係してるのかしら?」
「鋭いなぁ なんとなくは気づいてたんだね。
そのユウトの話だよ」
「やっぱり!
ときどき独り言とか言って誰かと話してるみたいだったから」
ロベルトは、これまでのユウトとの話をした。
「ふう~ん。私とロベルトのエッチを見たくないって逃げ出して、今はジーナに間借りしてるのネ。
で、そのとき、ジーナは大賢者の力を授かったってことね」
「うん、それで合ってるよ」
「それじゃあ、もう変な独り言 言ったりしないんだ。よかった。
ねぇ あとね どうして私のこと、好きになったか教えて」
「どうして?マリーンは美人でスタイルもいいし、頭もいいし………そんな見つめるなよ」
「じゃあ、何時から?最初にあった日に、いきなり結婚しようって言ったわよね。それからしょっちゅう、私が照れて恥ずかしくなるようなこと言ったりしてきたわよね。」
「好きになったのは、魔力を流しこんでもらったときかな、マリーンの魔力は暖かくて、離したくないって思ったんだ。
そしたらユウトが、惚れたなって冷やかしてきて、自分の気持ちがわかったんだ」
「またユウトが出てくるのね」
「彼は、ぼくの命の恩人でぼくらのキューピッドでジーナの命も救った人 いや精神体だよ」
「わかったわ。全部信じる。でも、もうベッドの上では、彼の話はしないでね。
二人だけの時間よ」
マリーンはベッドサイド以外の灯りを消して、下着だけの姿になってベッドに潜り込んだ。
ロベルトも服を脱ぎ捨てて、ベッドに飛びこんだ。
「オアズケ」
「えー そんなのないよー」
「ウソよ、優しくしてね」
「そうなの、マリーン激しい方が好きかと」
「だって。初めてだから
ちょっと恐いの」
その言葉にロベルトは頭が真っ白になり、しゃぶりつくようにマリーンにキスをした。
「えい!」
マリーンの膝蹴りがロベルトの固くなった股間にヒットした。
ロベルトは呻いて股間を押さえて
「酷いよ マリーン」
「優しくって、お願いしたじゃない」
それからもロベルトは、しつこく攻めるが、マリーンの抵抗も強く、明け方近くに、やっと二人は一つになれた。
「今はもう駄目、痛いんだもん」
「じゃあ オッパイだけ」
結局こうして一睡もすることなくじゃれ合って二人は朝を迎えてしまった。
二人揃って、目の下に隈を作り、生あくびをしながら朝食のテーブルについた。
みんなの二人への視線がニヤニヤしている。
ジーナに至っては
「マリーンお姉様、歩き方が変よ」と言い出し
メイドのクラウディアが小声で
「ジーナ様 それは言ってはなりません」
「何で?何で言っちゃダメなの?」
それを聞いた周りのメイドたちは、肩を揺らして笑いをこらえている。
「ブ アッハッハ」
王様が吹出して笑うと、他の人も笑いだした。
「この分なら、また孫が直ぐに増えそうじゃな。
良いことじゃ」
そう言ってジョーンズ王はマリーンにウインクした。
マリーンは顔を真っ赤にしてうつむいてる。
ロベルトがそこで
「がんばります」
と言ったものだから、またその場は笑いに包まれた
マリーンは真っ赤な顔でロベルトを睨んで
「もうオアズケよ」
と一言いったきり、押し黙った。
そこへ再びジーナが
「ねぇ なんでマリーンお姉様赤いお顔して怒ってらっしゃるの?」
と言い出して、マリーンは
「ごめんなさい、今朝は食欲が有りません」
と言って、がに股で部屋に戻っていった。
王様が顎をクイックイッとやってロベルトをうながすと、ロベルトは、パンを2つ掴んで、マリーンの後を追った。
ロベルトを見送る王様が
「大事にせいよ。妻を亡くしたワシは、ケンカもできん」
と小さく呟いた。
0
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる