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第二章
大荒れの結婚式
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ロベルトの誕生日に合わせて、結婚式の日となった。
15歳のロベルトと20歳のマリーンの年の差婚も話題になったが、マリーンの美しさが、全てをかっ攫っていた。
確かに、にわかロベルトファンもできていたが、マリーンのように家から出るのも大変な状況は、ロベルトには無かった。
世界中から王族や貴族が集まり、二人の結婚を祝福した。
結婚式は恙なく終わり、パレードへと続く
沿道は民衆があふれ返り、馬車は度々停止せざるを得なかった。
予定時間を大幅に過ぎて、二人の馬車は披露宴会場に到着した。
世界中からVIPが集まり、そこで提供される料理に始まり、食器のことから引出物に至るまで、マスコミが事細かに報道し、花を添えていた。
披露宴では次々と豪華な料理が供される中、賓客が次々と祝福の言葉を二人に贈った。
そして、ツンドラ帝国のプチーン皇帝が皇女ピポポタマを伴って、壇上に上がった。
「本日はインディー王家の皆様おめでとう。
わが娘ピポポタマを伴って来たのは、インディー王国と我がツンドラ帝国が、より深き縁を結べればと思ったからだが、少々出遅れたようじゃ。
ハッハッハ。
まぁ、もう一人王子もおるようじゃし、妻は一人と決まったわけでも無いからのう。
ハッハッハ
これからも両国の友好の証と………」
「父上、危ない!」
プチーン皇帝の前に飛び出した皇女ピポポタマの背中に矢が突き刺さり、ピポポタマは崩れ落ちた。
披露宴会場は悲鳴が起こり、大混乱になった。
ロベルトとマリーンは、ジョーンズ王を囲むようにして不測の事態に備えた。
各国の要人が集まる中、有ってはならない不祥事だ。
会場の警備にあたっていた近衛兵が、直ぐに犯人を取り押さえたものの、犯人は毒を飲んで直ぐに息絶えた。
「何ということだ!ピポポタマ、しっかりしろ!
この国の警備はどうなっているのだ!
回復士をよべ。もし娘が死ぬようなことに成ったら、この国ごと消し去ってくれるわ!」
ユウトは、ジーナから抜け出し、ピポポタマに取り憑いた。
矢傷は心臓にも達する程深く刺さり、ピポポタマは今にも死にそうだったが、ユウトの自動回復が発動して、一命をとりとめた。
ピポポタマの記憶をコピーしてみると、彼女はプチーン皇帝と3番目の側室との娘だが、皇帝は自分の娘かどうかを疑っている。
というのもピポポタマの母カバーナは元々は酒場の踊り子で、時々男の相手もして生きてきた女だったからだ。
ある時、たまたま皇帝が立ち寄って、カバーナの姿に魅了されて、そのまま連れ帰り側室としたのだった。
カバーナは、皇帝の側室となってからも男の噂がちょいちょいあがることがあった。
「カバーナ様は、何であのぷくぷくした体型にあのお顔立ちで、騎士からもチヤホヤされるんでしょう」
とメイドたちからも不思議がられていた。
ピポポタマは、母同様容姿には恵まれていなかった。
しかし、母譲りのスキル『魅了』を持っていた。
ピポポタマは、そんな自分を皇帝に娘として認めて貰いたくて、皇族としての嗜みだけでなく、武術も積極的に磨いた。
結果、皇族・貴族の女性では一番の戦闘力を誇り、皇女としてだけではなく、皇帝のボディーガードの役目も負うようになった。
長く一緒に居ることで、皇帝が次第に彼女に心を開いてくれるのが、彼女は嬉しかった。
いつか自分は政略結婚の道具となるだろう。その時もしっかりスキルを使って父のお役に立つ。そうピポポタマは心に決めていた。
ユウトは、ピポポタマから離れジーナの元に戻った。
「ジーナ、悪いが今すぐ入れ変わってくれ」
ユウトは、ジーナの体の支配権を持って、ロベルトの元に急いだ。
「ロベルト!俺に犯人の体を調べさせろ!直ぐにだ!」
「わかった!ユウト」
ロベルトはジーナ(ユウト)を犯人の死体が置いてある部屋に連れて行った。
「人払いだ!ぼくとユ ジーナ以外は、全員外に出なさい」
ユウトは人払いを確認して、犯人の頭に触れて意識を入れて見る。
ジーナに戻れなくなるとまずいのて、同期にならないよう注意深く、記憶を探って行くと、犯人の記憶が流れ込んできた。
彼はケジービというツンドラ帝国で諜報活動を行う組織に属していた。
今回の任務は、自国の皇帝の偽襲撃だ。
皇帝は服の下にミスリルを装備しているとのことで、矢が刺さることは無いと事前に言われている。
たった一本矢を射るだけで、後は逃げればいいだけだ。
なぜそんなことをするかは、俺みたいな下っ端には、教えてくれない。
もし捕まったら、毒を飲んで死なないといけない。
そうでないと、家族が殺される。
俺が失敗して死んでも、家族の生活は、保証されてるから安心だ。
ユウトは男との接続を切ってジーナに戻った。
「ロベルト、コイツはツンドラ帝国の諜報員だ。
プチーン皇帝暗殺は、フェイクで、間違ってピポポタマさんに当ててしまったんだ」
「でも何で自国の皇帝を諜報部員が」
「それは彼には知らされて無かったようだ」
「そうか」
「帝国の皇帝は、自分が襲われることを知ってたのは確かだ。
その上で『この国ごと消し去ってくれるわ!』って言ったんだよ。
あの皇帝は、火の無い所に煙をたてに来たんだよ。」
「戦争を仕掛ける口実作りか」
「そうだよ。回避するには何かと譲歩を迫られるな」
「例えば?」
「国境のいくつかの地域の接収とか、パンチ王子を人質として要求とか、高額の賠償金とか、武装解除とかね。
こちらが飲めない要求ばかりしてくるだろうね。」
「じゃあどうすればいいんだよ。」
「戦争したら勝つ自信が向こうにはあるんだろ。
だったら、その自信をへし折ればいいんだよ。
戦争したら負けるってわからせればいいのさ。」
「でも、国力も軍備力も向こうの方が上だよ。」
「何言ってるのさ?大賢者がこっちに居るんだぜ。
その気になれば、一人で帝国の1つや2つ滅ぼせるんだよ。」
「ああ、そうか。
じゃあまだ子どものジーナを戦わせるのかい?」
「いや ジーナを人質として差し出すんだ。王の孫姫だから、時間稼ぎ位にはなるだろう」
「もし殺されでもしたら………」
「死なないよ、俺がついてるんだぜ。
もしやばかったら、向こうの王宮を塵にしてくるよ。」
「ジーナは、それでいいの?」
「ん そうだな、俺の一存じゃダメだな。
ジーナどうする?」
「自分が戦争止められるなら、なんでもするってさ。
今ジーナと代わるから、本人に確認してみな。」
ユウトからジーナに人格が変わったからか、目に落ち着きがなく、キョドってる。
「ジーナ 大丈夫?
ごめんね。戦争を避ける為に君の力が必要なんだ。」
「うん 戦争は嫌。人がたくさん死ぬから。
ジーナ 戦争なくすため、なんでもするよ。」
招待された各国の賓客は、そそくさと予定を切り上げ、蜘蛛の子を散らすように自国に帰って行った。
襲われ怪我をしたヒポポタマ皇女は、体力が回復するまでとしてインディー国に留まったが、ツンドラ帝国のプチーン皇帝は即時、自国へと帰って行った。
プチーン皇帝襲撃は大きく報じられたが、国内では祝賀行事が続き、マリーン皇太子妃の人気も衰えず、一見何事も無かったかのように思えた。
※※※※※
もっと次々とストーリーを紡ぎたいと思いながら、作者として、納得行く話にしたいと………
更新ペースが遅くなるのをお許し下さい。
ジーナが、どんな子になったら………
ジイジの夢の続きをお楽しみに
15歳のロベルトと20歳のマリーンの年の差婚も話題になったが、マリーンの美しさが、全てをかっ攫っていた。
確かに、にわかロベルトファンもできていたが、マリーンのように家から出るのも大変な状況は、ロベルトには無かった。
世界中から王族や貴族が集まり、二人の結婚を祝福した。
結婚式は恙なく終わり、パレードへと続く
沿道は民衆があふれ返り、馬車は度々停止せざるを得なかった。
予定時間を大幅に過ぎて、二人の馬車は披露宴会場に到着した。
世界中からVIPが集まり、そこで提供される料理に始まり、食器のことから引出物に至るまで、マスコミが事細かに報道し、花を添えていた。
披露宴では次々と豪華な料理が供される中、賓客が次々と祝福の言葉を二人に贈った。
そして、ツンドラ帝国のプチーン皇帝が皇女ピポポタマを伴って、壇上に上がった。
「本日はインディー王家の皆様おめでとう。
わが娘ピポポタマを伴って来たのは、インディー王国と我がツンドラ帝国が、より深き縁を結べればと思ったからだが、少々出遅れたようじゃ。
ハッハッハ。
まぁ、もう一人王子もおるようじゃし、妻は一人と決まったわけでも無いからのう。
ハッハッハ
これからも両国の友好の証と………」
「父上、危ない!」
プチーン皇帝の前に飛び出した皇女ピポポタマの背中に矢が突き刺さり、ピポポタマは崩れ落ちた。
披露宴会場は悲鳴が起こり、大混乱になった。
ロベルトとマリーンは、ジョーンズ王を囲むようにして不測の事態に備えた。
各国の要人が集まる中、有ってはならない不祥事だ。
会場の警備にあたっていた近衛兵が、直ぐに犯人を取り押さえたものの、犯人は毒を飲んで直ぐに息絶えた。
「何ということだ!ピポポタマ、しっかりしろ!
この国の警備はどうなっているのだ!
回復士をよべ。もし娘が死ぬようなことに成ったら、この国ごと消し去ってくれるわ!」
ユウトは、ジーナから抜け出し、ピポポタマに取り憑いた。
矢傷は心臓にも達する程深く刺さり、ピポポタマは今にも死にそうだったが、ユウトの自動回復が発動して、一命をとりとめた。
ピポポタマの記憶をコピーしてみると、彼女はプチーン皇帝と3番目の側室との娘だが、皇帝は自分の娘かどうかを疑っている。
というのもピポポタマの母カバーナは元々は酒場の踊り子で、時々男の相手もして生きてきた女だったからだ。
ある時、たまたま皇帝が立ち寄って、カバーナの姿に魅了されて、そのまま連れ帰り側室としたのだった。
カバーナは、皇帝の側室となってからも男の噂がちょいちょいあがることがあった。
「カバーナ様は、何であのぷくぷくした体型にあのお顔立ちで、騎士からもチヤホヤされるんでしょう」
とメイドたちからも不思議がられていた。
ピポポタマは、母同様容姿には恵まれていなかった。
しかし、母譲りのスキル『魅了』を持っていた。
ピポポタマは、そんな自分を皇帝に娘として認めて貰いたくて、皇族としての嗜みだけでなく、武術も積極的に磨いた。
結果、皇族・貴族の女性では一番の戦闘力を誇り、皇女としてだけではなく、皇帝のボディーガードの役目も負うようになった。
長く一緒に居ることで、皇帝が次第に彼女に心を開いてくれるのが、彼女は嬉しかった。
いつか自分は政略結婚の道具となるだろう。その時もしっかりスキルを使って父のお役に立つ。そうピポポタマは心に決めていた。
ユウトは、ピポポタマから離れジーナの元に戻った。
「ジーナ、悪いが今すぐ入れ変わってくれ」
ユウトは、ジーナの体の支配権を持って、ロベルトの元に急いだ。
「ロベルト!俺に犯人の体を調べさせろ!直ぐにだ!」
「わかった!ユウト」
ロベルトはジーナ(ユウト)を犯人の死体が置いてある部屋に連れて行った。
「人払いだ!ぼくとユ ジーナ以外は、全員外に出なさい」
ユウトは人払いを確認して、犯人の頭に触れて意識を入れて見る。
ジーナに戻れなくなるとまずいのて、同期にならないよう注意深く、記憶を探って行くと、犯人の記憶が流れ込んできた。
彼はケジービというツンドラ帝国で諜報活動を行う組織に属していた。
今回の任務は、自国の皇帝の偽襲撃だ。
皇帝は服の下にミスリルを装備しているとのことで、矢が刺さることは無いと事前に言われている。
たった一本矢を射るだけで、後は逃げればいいだけだ。
なぜそんなことをするかは、俺みたいな下っ端には、教えてくれない。
もし捕まったら、毒を飲んで死なないといけない。
そうでないと、家族が殺される。
俺が失敗して死んでも、家族の生活は、保証されてるから安心だ。
ユウトは男との接続を切ってジーナに戻った。
「ロベルト、コイツはツンドラ帝国の諜報員だ。
プチーン皇帝暗殺は、フェイクで、間違ってピポポタマさんに当ててしまったんだ」
「でも何で自国の皇帝を諜報部員が」
「それは彼には知らされて無かったようだ」
「そうか」
「帝国の皇帝は、自分が襲われることを知ってたのは確かだ。
その上で『この国ごと消し去ってくれるわ!』って言ったんだよ。
あの皇帝は、火の無い所に煙をたてに来たんだよ。」
「戦争を仕掛ける口実作りか」
「そうだよ。回避するには何かと譲歩を迫られるな」
「例えば?」
「国境のいくつかの地域の接収とか、パンチ王子を人質として要求とか、高額の賠償金とか、武装解除とかね。
こちらが飲めない要求ばかりしてくるだろうね。」
「じゃあどうすればいいんだよ。」
「戦争したら勝つ自信が向こうにはあるんだろ。
だったら、その自信をへし折ればいいんだよ。
戦争したら負けるってわからせればいいのさ。」
「でも、国力も軍備力も向こうの方が上だよ。」
「何言ってるのさ?大賢者がこっちに居るんだぜ。
その気になれば、一人で帝国の1つや2つ滅ぼせるんだよ。」
「ああ、そうか。
じゃあまだ子どものジーナを戦わせるのかい?」
「いや ジーナを人質として差し出すんだ。王の孫姫だから、時間稼ぎ位にはなるだろう」
「もし殺されでもしたら………」
「死なないよ、俺がついてるんだぜ。
もしやばかったら、向こうの王宮を塵にしてくるよ。」
「ジーナは、それでいいの?」
「ん そうだな、俺の一存じゃダメだな。
ジーナどうする?」
「自分が戦争止められるなら、なんでもするってさ。
今ジーナと代わるから、本人に確認してみな。」
ユウトからジーナに人格が変わったからか、目に落ち着きがなく、キョドってる。
「ジーナ 大丈夫?
ごめんね。戦争を避ける為に君の力が必要なんだ。」
「うん 戦争は嫌。人がたくさん死ぬから。
ジーナ 戦争なくすため、なんでもするよ。」
招待された各国の賓客は、そそくさと予定を切り上げ、蜘蛛の子を散らすように自国に帰って行った。
襲われ怪我をしたヒポポタマ皇女は、体力が回復するまでとしてインディー国に留まったが、ツンドラ帝国のプチーン皇帝は即時、自国へと帰って行った。
プチーン皇帝襲撃は大きく報じられたが、国内では祝賀行事が続き、マリーン皇太子妃の人気も衰えず、一見何事も無かったかのように思えた。
※※※※※
もっと次々とストーリーを紡ぎたいと思いながら、作者として、納得行く話にしたいと………
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