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ep1
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「うがッ…………」
「英二さん、しっかりして、駄目よ」
「英二さん」
「英二さん ヤメて!」
新幹線で、東京から名古屋に移動する途中、英二は、ゆで卵を喉に詰まらせていた。
隣の席にいた蘭子は、その異変に気づいたが、英二がもがいて、しがみついてきたので、思わず跳ねのけていた。
「お嬢さん。大丈夫ですか?」
そばにいた男が、もがく英二を取り押さえる。
「はい、私は。そうじゃなくて、英二さんが」
「ぼくに任せて下さい。こんな変態は!………えっ?」
英二は、すでに事切れていた。
◇
真っ暗なホールのような所の冷たい床に英二は横たわっていた。
自分の居る所だけ天井からスポットライトに照らされていた。
ー 苦しくない!?
ここは、どこだ、病院じゃ無さそうだ。ぼくは死んだのか? ー
その時、スポットライトがもう一人の人物を照らした。
英二の方からは逆光で、シルエットしかわからないが、女性のように思えた。
ー そうです。あなたは死にました。ゆで卵を喉につかえさせた窒息死です。
名古屋 英二 享年25歳 ー
ー やっぱりそうですか。
あなたは、三途の川の渡し船の人ですか?
ぼくは、天国に行けますか?ー
ー 私は船頭じゃないし、あなたは天国には行かないわ。ー
ー え~~~ そんなぁ~
ぼく地獄行きですか?
こんな人畜無害な人生を送ってきたぼくが ー
ー ブッブー 地獄でもないわよ。アクアマリンっていう、私の世界の住人になってもらうわ。ー
ー あなたの世界?
貴方様は?ー
ー そうよ、『スキル発現の儀』を受けると、これまでの記憶がもどるからね。
それじゃあいってらっしゃーい ー
ー ちょっとまって、スキルって?ー
それ以上、その謎の女性は何も言わず消えていった。
◇
アクアマリンと呼ばれる世界の中の小国ヤットランド、そこで騎士を務めるイアイと妻のリンジーの間には、二人の男の子がいた。
長男がパック、2つ下の次男がマック。
イアイはリンジーが男の子を産むと大喜びで、「二人共騎士にするぞ。」と勝手に決めて、子供たちが1歳の誕生日を迎えやっと歩き始めるとすぐ、剣を持たせた。
「こうゆう事は早く始めた方がいいんだよ。
研鑽を積めば、きっといい剣士系のスキルが現れるはずだ。」
こうして二人の兄弟パックとマックは、ひたすら剣の稽古に励んだ。
初めの頃は当然2つ年上のパックが強かったが、パックが12歳になり「スキル発現の儀」を受ける頃には、マックはパックと互角に打ち合える位に剣の実力を伸ばしていた。
その日パックは、父のイアイに連れられ「スキル発現の儀」を受けるために教会に出かけた。
教会に着くとそこには同年齢の子どもがたくさん来ていた。
番号が書かれた札を渡され、その順に一人ずつ呼ばれて中に入っていく。
少しすると、次の子どもが呼ばれ、終わった子がでてくる。
終わった子の表情を見ると、殆どはノンスキ、つまりスキル無しなんだろう。
ニコニコして出てくる子もいるが、そうした子の大抵は、親の職業に関連したスキルだろう。
列の残り人数が少なくなり、やっとパックの番が来た。
パックは神官の指示に従い、頭を垂れると、神官は聖杯の水を数滴パックの頭にかけてから、その上に手をかざした。
パックの頭の上が光りだし
「おおーこれは!」
神官の声が聞こえるとすぐに辺りは暗転した。
ー 英二さん、えっと今はパック君ね。久しぶりですね。
あなたには、スキル『タマゴ』を授けます。
では、良きアクアマリンライフを ー
女神はそれだけ言うと消えて行き。
パックの周りは又明るくなった。
ー 何だったんだろう今のは?
夢でも見たのかな?ー
神官が驚きの声をあげる
「スキルが『タマゴ』だと!そんなユニークな!
しかも最初からランクAだと
私にもどんな力か分からない。
君には、王都の王立ギフテッド学院に、行ってもらう」
神官は、そう言うと、パックに羊皮紙を渡した。
そこには、王立ギフテッド学院入学の栞と書かれていた。
パックは、戸惑っていた。スキルは手に入れたものの、剣系ではないことを知ったら、父のイアイはがっかりするだろうと思ったからだ。
父兄待合室に行くと、父のイアイが駆け寄って来た。
「パック!手に羊皮紙を!やったな!」
「父さんゴメンナサイ。違うんです。」
「違う?だって神官からその羊皮紙を渡されたんだろう。
王立ギフテッド学院に行くんだろ」
「ぼくがもらったスキルは『タマゴ』なんです。凄くレアらしいんです。剣系とかの騎士に向いたスキルじゃ無かったんです。」
「『タマゴ』だと!何だそりゃ!
」
イアイの大声で、残り少なくなっていた父兄からも嘲笑が湧いた。
「認めん。俺はそんなスキル認めんぞ!
俺は神官の所に行って来る。お前はここで待ってろ」
30分程して、イライラした感じのイアイが父兄待合室に戻ってきた。
そこにはパック一人だけが残っていて、他の親子の姿は無かった。
「2年後次男のマックに剣士系スキルが現れたら、お前を廃嫡にする。
王立ギフテッド学院でも、剣の稽古を忘れるなよ。
マックもノンスキだったときには、お前を騎士の端くれにしてやる。」
父のイアイは元々ノンスキであった。
騎士とは名ばかりのただの一兵卒だったイアイは、ラムジー副団長の娘リンジーと恋仲になったが、ラムジーからの許しはもらえなかった。
「ノンスキなんかに娘はやれん。」
と、ボコボコに殴られた上、騎士団からも追い出されてしまったのだ。
子どもの頃から騎士となることが夢だったイアイは、騎士としての肩書もリンジーという恋人も、一瞬で無くしてしまった。
「スキルさえあれば、ラムジー副団長を見返して、リンジーを取り戻せるのに」
イアイは、グリーンリーフ町の北にあるボッチの祠に『スキルの書』があると聞きつけ、攻略にかかった。
イアイは、一年半かけ実力をつけながら祠の攻略を成し遂げた。
最下層のゴブリンエースを倒し、宝箱を手にした。
宝箱の中には、スキルの書『ハヤブサ切り』が入っていた。
イアイは、喜び勇んで騎士団のラムジーを訪れて、スキルの書を獲得したことを告げた。
ラムジーは、娘と一緒になりたい思いで、そこまで努力したイアイを認め、イアイは騎士団に返り咲きリンジーと結婚したのだった。
パックは、父イアイの生き様を知ってるだけに、イアイの言葉を受け入れざるをえなかった。
「英二さん、しっかりして、駄目よ」
「英二さん」
「英二さん ヤメて!」
新幹線で、東京から名古屋に移動する途中、英二は、ゆで卵を喉に詰まらせていた。
隣の席にいた蘭子は、その異変に気づいたが、英二がもがいて、しがみついてきたので、思わず跳ねのけていた。
「お嬢さん。大丈夫ですか?」
そばにいた男が、もがく英二を取り押さえる。
「はい、私は。そうじゃなくて、英二さんが」
「ぼくに任せて下さい。こんな変態は!………えっ?」
英二は、すでに事切れていた。
◇
真っ暗なホールのような所の冷たい床に英二は横たわっていた。
自分の居る所だけ天井からスポットライトに照らされていた。
ー 苦しくない!?
ここは、どこだ、病院じゃ無さそうだ。ぼくは死んだのか? ー
その時、スポットライトがもう一人の人物を照らした。
英二の方からは逆光で、シルエットしかわからないが、女性のように思えた。
ー そうです。あなたは死にました。ゆで卵を喉につかえさせた窒息死です。
名古屋 英二 享年25歳 ー
ー やっぱりそうですか。
あなたは、三途の川の渡し船の人ですか?
ぼくは、天国に行けますか?ー
ー 私は船頭じゃないし、あなたは天国には行かないわ。ー
ー え~~~ そんなぁ~
ぼく地獄行きですか?
こんな人畜無害な人生を送ってきたぼくが ー
ー ブッブー 地獄でもないわよ。アクアマリンっていう、私の世界の住人になってもらうわ。ー
ー あなたの世界?
貴方様は?ー
ー そうよ、『スキル発現の儀』を受けると、これまでの記憶がもどるからね。
それじゃあいってらっしゃーい ー
ー ちょっとまって、スキルって?ー
それ以上、その謎の女性は何も言わず消えていった。
◇
アクアマリンと呼ばれる世界の中の小国ヤットランド、そこで騎士を務めるイアイと妻のリンジーの間には、二人の男の子がいた。
長男がパック、2つ下の次男がマック。
イアイはリンジーが男の子を産むと大喜びで、「二人共騎士にするぞ。」と勝手に決めて、子供たちが1歳の誕生日を迎えやっと歩き始めるとすぐ、剣を持たせた。
「こうゆう事は早く始めた方がいいんだよ。
研鑽を積めば、きっといい剣士系のスキルが現れるはずだ。」
こうして二人の兄弟パックとマックは、ひたすら剣の稽古に励んだ。
初めの頃は当然2つ年上のパックが強かったが、パックが12歳になり「スキル発現の儀」を受ける頃には、マックはパックと互角に打ち合える位に剣の実力を伸ばしていた。
その日パックは、父のイアイに連れられ「スキル発現の儀」を受けるために教会に出かけた。
教会に着くとそこには同年齢の子どもがたくさん来ていた。
番号が書かれた札を渡され、その順に一人ずつ呼ばれて中に入っていく。
少しすると、次の子どもが呼ばれ、終わった子がでてくる。
終わった子の表情を見ると、殆どはノンスキ、つまりスキル無しなんだろう。
ニコニコして出てくる子もいるが、そうした子の大抵は、親の職業に関連したスキルだろう。
列の残り人数が少なくなり、やっとパックの番が来た。
パックは神官の指示に従い、頭を垂れると、神官は聖杯の水を数滴パックの頭にかけてから、その上に手をかざした。
パックの頭の上が光りだし
「おおーこれは!」
神官の声が聞こえるとすぐに辺りは暗転した。
ー 英二さん、えっと今はパック君ね。久しぶりですね。
あなたには、スキル『タマゴ』を授けます。
では、良きアクアマリンライフを ー
女神はそれだけ言うと消えて行き。
パックの周りは又明るくなった。
ー 何だったんだろう今のは?
夢でも見たのかな?ー
神官が驚きの声をあげる
「スキルが『タマゴ』だと!そんなユニークな!
しかも最初からランクAだと
私にもどんな力か分からない。
君には、王都の王立ギフテッド学院に、行ってもらう」
神官は、そう言うと、パックに羊皮紙を渡した。
そこには、王立ギフテッド学院入学の栞と書かれていた。
パックは、戸惑っていた。スキルは手に入れたものの、剣系ではないことを知ったら、父のイアイはがっかりするだろうと思ったからだ。
父兄待合室に行くと、父のイアイが駆け寄って来た。
「パック!手に羊皮紙を!やったな!」
「父さんゴメンナサイ。違うんです。」
「違う?だって神官からその羊皮紙を渡されたんだろう。
王立ギフテッド学院に行くんだろ」
「ぼくがもらったスキルは『タマゴ』なんです。凄くレアらしいんです。剣系とかの騎士に向いたスキルじゃ無かったんです。」
「『タマゴ』だと!何だそりゃ!
」
イアイの大声で、残り少なくなっていた父兄からも嘲笑が湧いた。
「認めん。俺はそんなスキル認めんぞ!
俺は神官の所に行って来る。お前はここで待ってろ」
30分程して、イライラした感じのイアイが父兄待合室に戻ってきた。
そこにはパック一人だけが残っていて、他の親子の姿は無かった。
「2年後次男のマックに剣士系スキルが現れたら、お前を廃嫡にする。
王立ギフテッド学院でも、剣の稽古を忘れるなよ。
マックもノンスキだったときには、お前を騎士の端くれにしてやる。」
父のイアイは元々ノンスキであった。
騎士とは名ばかりのただの一兵卒だったイアイは、ラムジー副団長の娘リンジーと恋仲になったが、ラムジーからの許しはもらえなかった。
「ノンスキなんかに娘はやれん。」
と、ボコボコに殴られた上、騎士団からも追い出されてしまったのだ。
子どもの頃から騎士となることが夢だったイアイは、騎士としての肩書もリンジーという恋人も、一瞬で無くしてしまった。
「スキルさえあれば、ラムジー副団長を見返して、リンジーを取り戻せるのに」
イアイは、グリーンリーフ町の北にあるボッチの祠に『スキルの書』があると聞きつけ、攻略にかかった。
イアイは、一年半かけ実力をつけながら祠の攻略を成し遂げた。
最下層のゴブリンエースを倒し、宝箱を手にした。
宝箱の中には、スキルの書『ハヤブサ切り』が入っていた。
イアイは、喜び勇んで騎士団のラムジーを訪れて、スキルの書を獲得したことを告げた。
ラムジーは、娘と一緒になりたい思いで、そこまで努力したイアイを認め、イアイは騎士団に返り咲きリンジーと結婚したのだった。
パックは、父イアイの生き様を知ってるだけに、イアイの言葉を受け入れざるをえなかった。
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