28 / 66
28 秘密の計画
しおりを挟む
私は耳を疑いました。
でもセレイブ様は平然と頷きます。
「リシェラと俺の婚姻の承認から新居に移る手続きまで、すべて終わらせた」
聞き間違いではありませんでした。
「でも婚姻の承認はひと月以上かかるはずですよね? まだ五日しか経っていませんが……」
「終わらせた」
後に聞いたのですが、それはロアフ領騎士団はじまって以来の、異例ともいえる承認速度だったそうです。
セレイブ様はいったい、なにをしたのでしょうか……。
◇
翌朝、セレイブ様の新居に向かうことになった私たちを、ロアフ辺境伯夫妻、そして集まってくれた使用人の方々が見送ってくれました。
滞在したのは五日ほどの間でしたが、みなさんからペットや使役獣の通訳を頼まれるたびにお礼をいただいて、とてもおいしい毎日でした。
御者の合図で、私たちの乗っている馬車が走り出します。
「ミュナ、これからセレイブ様と一緒に暮らすお家に行きましょうね」
『どこかな、おうち!』
隣に座るミュナは窓に張り付いて外の景色を見ながら、猫の尾をゆらゆら揺らしています。
いつもは私の膝の上から離れないので、それほど楽しみにしているようです。
新居に向かう間、私は向かいに座るセレイブ様に、ロアフ辺境伯邸でのミュナの様子を伝えます。
三日前にお会いしたセレイブ様のお姉様であるヴァイオラ様と、彼女の夫でありソディエ国王の王弟にあたるネスト公爵にご挨拶したことも話しました。
ヴァイオラ様はロアフ辺境伯やミュナと同じ赤髪を持つ、美しく快活な女性です。
ネスト公爵はソディエ王族らしい金の髪色で、マリスヒル伯爵と同じ年に生まれたとは思えない若々しい男性です。
ただ彼のエメラルドのような瞳の色が、なぜか少しだけミュナの瞳の色と近いように感じました。
ミュナはロアフ辺境伯の息子であるオスカー様の子なので、伯母にあたるヴァイオラ様と似ているのはわかるのですが……。
そしてふたりのお子様、アーサー様とナタリア様にもお会いできました。
同じ年ごろのいとこと交流できれば楽しそうですが、ミュナが恥ずかしがって話すことはできませんでした。
「ミュナはまだリシェラ以外の者に慣れていないようだが、心配はしていない。俺の顔や人を恐れなくなっただけで、十分に成長している」
「はい。ロアフ辺境伯邸で過ごしているうちに、ミュナも少しずつ人への興味を持ちはじめたように見えました」
「そうか……。どうやら俺が思っていた以上に、リシェラもミュナも快適に過ごしていたようだな」
「もちろんです! 私はペットや使役獣の通訳を頼まれましたが、動物と話しても誰も怖がらずに喜んでくれます。しかもそのお礼として、みなさんがオススメしたいロアフ領の特産品を持ってきてくれるんです。ありがたくいただいていると『こっちも食べてみないか』と、次々においしいものがやってきて……」
「ミュナがまねをしたくなるほど、みんなでリシェラに『あーん』していたのか?」
「えっ。私にあんなことをするのはセレイブ様だけですよ。でも……そう考えるとミュナは、セレイブ様のまねをしていたということでしょうか」
私の言葉を聞いて、窓の外を見ていたミュナが振り返りました。
『リシェラさみしくないようにね』
「え?」
『セレイブさまいたら、リシェラうれしいからね!』
もしかしてミュナはセレイブ様がいなくても私がさみしくないように、彼と同じことをしてくれていたのでしょうか。
思い出すとロアフ辺境伯邸で過ごしている間、ミュナは私の背を木の幹のように登って頭を撫でてくれました。
広大な敷地を駆け回って野草の花を集めると、花束にして渡してくれたこともあります。
あの小さな身体で私の両脚を持ち上げようとしたときは、横抱きにしたかったのかもしれません。
人並み外れて活発な子なので、あのときはただ動き回りたいのだろうと思っていましたが……。
「ミュナは私がさみしくないように、セレイブ様の代わりになっておいしいものを『あーん』してくれていたんですね。本当にやさしい子です!」
お言葉に甘えて、これからもますます食べていこうと思います!
そんな私にも、これからはセレイブ様の妻としての役目ができました。
素敵な住み込みのお仕事を与えてくれたセレイブ様に少しでも感謝を伝えたいと考えていた私は、こっそり計画している準備を進めることにします。
「セレイブ様、実はお願いがあります」
「わかった。叶える」
「まだ言っていません。実は近ごろミュナの寝付きが悪いのです。そのことを弟がたくさんいるアンナに相談すると、身体を動かす時間を増やしてはどうかと提案されました。そこで外で身体を動かすために、私とミュナの衣服や道具を用意してもいいですか?」
「もちろん遠慮はいらない」
「よかった……! ありがとうございます、すごく嬉しいです! 楽しみです!」
これで新居に移ってから、あれこれ計画を進めることができます!
すでにワクワクしている私を、セレイブ様は少し不思議そうに見つめてきます。
「そこまで喜んでもらえるとは思わなかった。なにか考えているのか?」
「はい! これから私、セレイブ様ともっと仲良くなれるように、」
「ん?」
「あっ」
私はとっさに口元を抑えました。
これはいけません。
以前のミュナのように慌てて顔を背けたのですが、ものすごく視線を感じます。
「俺と仲良くなれるように……どうするつもりだ?」
「い、いえ。気になさらないでください! 新居でお世話になる使用人たちに『セレイブ様を驚かせたいので、このことは彼に気づかれるまで秘密にしてください!』と話したのに、自ら打ち明けてしまうわけにはいきませんから!」
「なるほど。他の者たちとずいぶん親しくなったようだ……リシェラらしい」
正面に座るセレイブ様の両腕が伸びてきて、私の身体はふわりと浮いた感覚がすると。
あっという間に、彼の膝の上に迎えられていました。
「っ、セレイブ様、どうしたのですか?」
「妬いている」
セレイブ様は私を背後から引き寄せるように抱きしめてきます。
すると私の鼓動が抑えきれないほど高鳴りはじめました。
どうしましょう、私……。
なにもない馬車の中だというのに、そばにいるセレイブ様から耳元で話しかけられると、おいしいものがやって来ることを反射的に期待してしまいます。
でもこんな状況に気づかれたら、さすがに恥ずかしいです。
私の心臓の音、どうか治まってください……!
それなのにセレイブ様は、私を甘やかすようにささやきます。
「リシェラ、なにを考えている?」
「そ、それは秘密です。あまりドキドキさせないでください」
「昼食はなにを食べたい?」
「気づいているじゃないですか!」
「大丈夫、誰にも言わない」
セレイブ様は私をぎゅっと抱きしめると、小さい笑い声を上げました。
「俺はただ、かわいい妻との秘密が欲しかっただけだ」
私の鼻先に触れそうなほど近くにあるセレイブ様の美貌は、見たことがないほど楽しそうな笑顔です。
その横顔を前に、私は彼のお姉様の夫であるネスト公爵に言われたことを思い出しました。
でもセレイブ様は平然と頷きます。
「リシェラと俺の婚姻の承認から新居に移る手続きまで、すべて終わらせた」
聞き間違いではありませんでした。
「でも婚姻の承認はひと月以上かかるはずですよね? まだ五日しか経っていませんが……」
「終わらせた」
後に聞いたのですが、それはロアフ領騎士団はじまって以来の、異例ともいえる承認速度だったそうです。
セレイブ様はいったい、なにをしたのでしょうか……。
◇
翌朝、セレイブ様の新居に向かうことになった私たちを、ロアフ辺境伯夫妻、そして集まってくれた使用人の方々が見送ってくれました。
滞在したのは五日ほどの間でしたが、みなさんからペットや使役獣の通訳を頼まれるたびにお礼をいただいて、とてもおいしい毎日でした。
御者の合図で、私たちの乗っている馬車が走り出します。
「ミュナ、これからセレイブ様と一緒に暮らすお家に行きましょうね」
『どこかな、おうち!』
隣に座るミュナは窓に張り付いて外の景色を見ながら、猫の尾をゆらゆら揺らしています。
いつもは私の膝の上から離れないので、それほど楽しみにしているようです。
新居に向かう間、私は向かいに座るセレイブ様に、ロアフ辺境伯邸でのミュナの様子を伝えます。
三日前にお会いしたセレイブ様のお姉様であるヴァイオラ様と、彼女の夫でありソディエ国王の王弟にあたるネスト公爵にご挨拶したことも話しました。
ヴァイオラ様はロアフ辺境伯やミュナと同じ赤髪を持つ、美しく快活な女性です。
ネスト公爵はソディエ王族らしい金の髪色で、マリスヒル伯爵と同じ年に生まれたとは思えない若々しい男性です。
ただ彼のエメラルドのような瞳の色が、なぜか少しだけミュナの瞳の色と近いように感じました。
ミュナはロアフ辺境伯の息子であるオスカー様の子なので、伯母にあたるヴァイオラ様と似ているのはわかるのですが……。
そしてふたりのお子様、アーサー様とナタリア様にもお会いできました。
同じ年ごろのいとこと交流できれば楽しそうですが、ミュナが恥ずかしがって話すことはできませんでした。
「ミュナはまだリシェラ以外の者に慣れていないようだが、心配はしていない。俺の顔や人を恐れなくなっただけで、十分に成長している」
「はい。ロアフ辺境伯邸で過ごしているうちに、ミュナも少しずつ人への興味を持ちはじめたように見えました」
「そうか……。どうやら俺が思っていた以上に、リシェラもミュナも快適に過ごしていたようだな」
「もちろんです! 私はペットや使役獣の通訳を頼まれましたが、動物と話しても誰も怖がらずに喜んでくれます。しかもそのお礼として、みなさんがオススメしたいロアフ領の特産品を持ってきてくれるんです。ありがたくいただいていると『こっちも食べてみないか』と、次々においしいものがやってきて……」
「ミュナがまねをしたくなるほど、みんなでリシェラに『あーん』していたのか?」
「えっ。私にあんなことをするのはセレイブ様だけですよ。でも……そう考えるとミュナは、セレイブ様のまねをしていたということでしょうか」
私の言葉を聞いて、窓の外を見ていたミュナが振り返りました。
『リシェラさみしくないようにね』
「え?」
『セレイブさまいたら、リシェラうれしいからね!』
もしかしてミュナはセレイブ様がいなくても私がさみしくないように、彼と同じことをしてくれていたのでしょうか。
思い出すとロアフ辺境伯邸で過ごしている間、ミュナは私の背を木の幹のように登って頭を撫でてくれました。
広大な敷地を駆け回って野草の花を集めると、花束にして渡してくれたこともあります。
あの小さな身体で私の両脚を持ち上げようとしたときは、横抱きにしたかったのかもしれません。
人並み外れて活発な子なので、あのときはただ動き回りたいのだろうと思っていましたが……。
「ミュナは私がさみしくないように、セレイブ様の代わりになっておいしいものを『あーん』してくれていたんですね。本当にやさしい子です!」
お言葉に甘えて、これからもますます食べていこうと思います!
そんな私にも、これからはセレイブ様の妻としての役目ができました。
素敵な住み込みのお仕事を与えてくれたセレイブ様に少しでも感謝を伝えたいと考えていた私は、こっそり計画している準備を進めることにします。
「セレイブ様、実はお願いがあります」
「わかった。叶える」
「まだ言っていません。実は近ごろミュナの寝付きが悪いのです。そのことを弟がたくさんいるアンナに相談すると、身体を動かす時間を増やしてはどうかと提案されました。そこで外で身体を動かすために、私とミュナの衣服や道具を用意してもいいですか?」
「もちろん遠慮はいらない」
「よかった……! ありがとうございます、すごく嬉しいです! 楽しみです!」
これで新居に移ってから、あれこれ計画を進めることができます!
すでにワクワクしている私を、セレイブ様は少し不思議そうに見つめてきます。
「そこまで喜んでもらえるとは思わなかった。なにか考えているのか?」
「はい! これから私、セレイブ様ともっと仲良くなれるように、」
「ん?」
「あっ」
私はとっさに口元を抑えました。
これはいけません。
以前のミュナのように慌てて顔を背けたのですが、ものすごく視線を感じます。
「俺と仲良くなれるように……どうするつもりだ?」
「い、いえ。気になさらないでください! 新居でお世話になる使用人たちに『セレイブ様を驚かせたいので、このことは彼に気づかれるまで秘密にしてください!』と話したのに、自ら打ち明けてしまうわけにはいきませんから!」
「なるほど。他の者たちとずいぶん親しくなったようだ……リシェラらしい」
正面に座るセレイブ様の両腕が伸びてきて、私の身体はふわりと浮いた感覚がすると。
あっという間に、彼の膝の上に迎えられていました。
「っ、セレイブ様、どうしたのですか?」
「妬いている」
セレイブ様は私を背後から引き寄せるように抱きしめてきます。
すると私の鼓動が抑えきれないほど高鳴りはじめました。
どうしましょう、私……。
なにもない馬車の中だというのに、そばにいるセレイブ様から耳元で話しかけられると、おいしいものがやって来ることを反射的に期待してしまいます。
でもこんな状況に気づかれたら、さすがに恥ずかしいです。
私の心臓の音、どうか治まってください……!
それなのにセレイブ様は、私を甘やかすようにささやきます。
「リシェラ、なにを考えている?」
「そ、それは秘密です。あまりドキドキさせないでください」
「昼食はなにを食べたい?」
「気づいているじゃないですか!」
「大丈夫、誰にも言わない」
セレイブ様は私をぎゅっと抱きしめると、小さい笑い声を上げました。
「俺はただ、かわいい妻との秘密が欲しかっただけだ」
私の鼻先に触れそうなほど近くにあるセレイブ様の美貌は、見たことがないほど楽しそうな笑顔です。
その横顔を前に、私は彼のお姉様の夫であるネスト公爵に言われたことを思い出しました。
144
お気に入りに追加
3,316
あなたにおすすめの小説
理想の女性を見つけた時には、運命の人を愛人にして白い結婚を宣言していました
ぺきぺき
恋愛
王家の次男として生まれたヨーゼフには幼い頃から決められていた婚約者がいた。兄の補佐として育てられ、兄の息子が立太子した後には臣籍降下し大公になるよていだった。
このヨーゼフ、優秀な頭脳を持ち、立派な大公となることが期待されていたが、幼い頃に見た絵本のお姫様を理想の女性として探し続けているという残念なところがあった。
そしてついに貴族学園で絵本のお姫様とそっくりな令嬢に出会う。
ーーーー
若気の至りでやらかしたことに苦しめられる主人公が最後になんとか幸せになる話。
作者別作品『二人のエリーと遅れてあらわれるヒーローたち』のスピンオフになっていますが、単体でも読めます。
完結まで執筆済み。毎日四話更新で4/24に完結予定。
第一章 無計画な婚約破棄
第二章 無計画な白い結婚
第三章 無計画な告白
第四章 無計画なプロポーズ
第五章 無計画な真実の愛
エピローグ
この婚約は白い結婚に繋がっていたはずですが? 〜深窓の令嬢は赤獅子騎士団長に溺愛される〜
氷雨そら
恋愛
婚約相手のいない婚約式。
通常であれば、この上なく惨めであろうその場所に、辺境伯令嬢ルナシェは、美しいベールをなびかせて、毅然とした姿で立っていた。
ベールから、こぼれ落ちるような髪は白銀にも見える。プラチナブロンドが、日差しに輝いて神々しい。
さすがは、白薔薇姫との呼び名高い辺境伯令嬢だという周囲の感嘆。
けれど、ルナシェの内心は、実はそれどころではなかった。
(まさかのやり直し……?)
先ほど確かに、ルナシェは断頭台に露と消えたのだ。しかし、この場所は確かに、あの日経験した、たった一人の婚約式だった。
ルナシェは、人生を変えるため、婚約式に現れなかった婚約者に、婚約破棄を告げるため、激戦の地へと足を向けるのだった。
小説家になろう様にも投稿しています。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
侯爵家のお飾り妻をやめたら、王太子様からの溺愛が始まりました。
二位関りをん
恋愛
子爵令嬢メアリーが侯爵家当主ウィルソンに嫁いで、はや1年。その間挨拶くらいしか会話は無く、夜の営みも無かった。
そんな中ウィルソンから子供が出来たと語る男爵令嬢アンナを愛人として迎えたいと言われたメアリーはショックを受ける。しかもアンナはウィルソンにメアリーを陥れる嘘を付き、ウィルソンはそれを信じていたのだった。
ある日、色々あって職業案内所へ訪れたメアリーは秒速で王宮の女官に合格。結婚生活は1年を過ぎ、離婚成立の条件も整っていたため、メアリーは思い切ってウィルソンに離婚届をつきつけた。
そして王宮の女官になったメアリーは、王太子レアードからある提案を受けて……?
※世界観などゆるゆるです。温かい目で見てください
もう長くは生きられないので好きに行動したら、大好きな公爵令息に溺愛されました
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユリアは、8歳の時に両親を亡くして以降、叔父に引き取られたものの、厄介者として虐げられて生きてきた。さらにこの世界では命を削る魔法と言われている、治癒魔法も長年強要され続けてきた。
そのせいで体はボロボロ、髪も真っ白になり、老婆の様な見た目になってしまったユリア。家の外にも出してもらえず、メイド以下の生活を強いられてきた。まさに、この世の地獄を味わっているユリアだが、“どんな時でも笑顔を忘れないで”という亡き母の言葉を胸に、どんなに辛くても笑顔を絶やすことはない。
そんな辛い生活の中、15歳になったユリアは貴族学院に入学する日を心待ちにしていた。なぜなら、昔自分を助けてくれた公爵令息、ブラックに会えるからだ。
「どうせもう私は長くは生きられない。それなら、ブラック様との思い出を作りたい」
そんな思いで、意気揚々と貴族学院の入学式に向かったユリア。そこで久しぶりに、ブラックとの再会を果たした。相変わらず自分に優しくしてくれるブラックに、ユリアはどんどん惹かれていく。
かつての友人達とも再開し、楽しい学院生活をスタートさせたかのように見えたのだが…
※虐げられてきたユリアが、幸せを掴むまでのお話しです。
ザ・王道シンデレラストーリーが書きたくて書いてみました。
よろしくお願いしますm(__)m
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
【完結】婚約者が好きなのです
maruko
恋愛
リリーベルの婚約者は誰にでも優しいオーラン・ドートル侯爵令息様。
でもそんな優しい婚約者がたった一人に対してだけ何故か冷たい。
冷たくされてるのはアリー・メーキリー侯爵令嬢。
彼の幼馴染だ。
そんなある日。偶然アリー様がこらえきれない涙を流すのを見てしまった。見つめる先には婚約者の姿。
私はどうすればいいのだろうか。
全34話(番外編含む)
※他サイトにも投稿しております
※1話〜4話までは文字数多めです
注)感想欄は全話読んでから閲覧ください(汗)
「君以外を愛する気は無い」と婚約者様が溺愛し始めたので、異世界から聖女が来ても大丈夫なようです。
海空里和
恋愛
婚約者のアシュリー第二王子にべた惚れなステラは、彼のために努力を重ね、剣も魔法もトップクラス。彼にも隠すことなく、重い恋心をぶつけてきた。
アシュリーも、そんなステラの愛を静かに受け止めていた。
しかし、この国は20年に一度聖女を召喚し、皇太子と結婚をする。アシュリーは、この国の皇太子。
「たとえ聖女様にだって、アシュリー様は渡さない!」
聖女と勝負してでも彼を渡さないと思う一方、ステラはアシュリーに切り捨てられる覚悟をしていた。そんなステラに、彼が告げたのは意外な言葉で………。
※本編は全7話で完結します。
※こんなお話が書いてみたくて、勢いで書き上げたので、設定が緩めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる