屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです

わたなべ ゆたか

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第九部『天涯地角なれど、緊密なる心』

二章-6

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   6

 俺やムンムさんたちが案内された広間というのは、縦幅は、おおよそ二〇マーロン(約二五メートル)。横幅は約一〇マーロン(約一二メートル五〇センチ)ほどだ。
 窓はなく、壁に備えられた燭台の灯りと、天井に吊されたシャンデリアの灯りが室内を照らしていた。
 俺たちが南端側にある扉から入ると、縦長になった左右の壁際には十数人の男たちが屯していた。そして北側にあるテーブルの奥に、あの老人――ミロス・ダッダリーアが座っていた。


「来たか。それでは、話をしようじゃないか。おまえさんは盗品を探しているらしいが、そこまでして取り戻したいものがあるのか?」


「それは、もちろん。婚礼の式で使う指輪ですから」


 俺の返答に、ミロスは目を細めた。


「……なるほど。だが俺たちが聞いた話じゃあ、賭場で儲けたらしいじゃないか。そrなら、その金で新しい指輪を買えば終いのはずだ。それなのに、なぜ奪われた品に拘る?」


 流石に、賭場のことは把握していたか。
 誤魔化すことに、意味は無い。かといって悪党どもの巣窟で、どこまで正直に話していいのか、判断に迷う。
 数秒ほど思案してから、俺は答え始めた。


「……賭場で儲けた金を使って、自分の注文分だけじゃなく、他の品も取り戻せないかと思ってるだけです。それをティムさんに返せば、損失の補填になるんじゃないかと思って」


「ほお……」


 ミロスは目を細めると、表情から笑みを消した。


「おまえさんが街に来たのは、数日前のことだろう。《ヘッシュの宝石店》の店主とは、それほど親しくないはずだ。それなのに、そこまでやるのは、なぜだ?」


「……そこにいる強盗の話だと、誰かの依頼で店を襲ったそうなんです。その理由が、どうやら俺の邪魔をするのが目的だったようです。俺のせいで店が襲われたのなら、少しでも助けになるようなことをしたいんですよ」


「なんとも酔狂なことを言うものだな。そんなことをして、なんの意味がある? 指輪だけ買い直せば終いだ。そのほうが、楽じゃないのか?」


 楽が苦か――その二点だけを考えれば、確かに、ミロスの言うとおりだ。さっさと指輪を手に入れて、帰ったほうが手っ取り早い。
 だけど、それが出来ない理由は確かに存在する。


「誰かを見捨てて手に入れた指輪なんか、惚れた相手に渡せません。それ以前に俺と俺の惚れた相手が、自分の利益のために誰かを犠牲にすることを許さない」


 この返答を聞いたミロスは、真っ直ぐに俺の目を見てきた。
 睨み合いではないが、しばらくのあいだ、そんな状態が続いた。やがて大きく息を吐いたミロスが、背もたれに背中を預けた。


「……まったく、救いようのない実直さだな。そこまで惚れた相手か……さぞかし、いい女なんだろうな」


「俺にとっては、世界一の女性ですよ」


 俺にとって、瑠胡はそういう相手だ。それだけは、この世界にいるすべての神々に誓っていい。
 そんな俺の返答のあと、壁際から野太い男の声が飛んできた。


「頭目、そんなヤツの言うことなんか、まともに聞くことはありませんぜ! どうせ、この場限りの嘘に決まってる!」


「黙ってろ、アルトリーノ。こいつは、そういう嘘を吐くようなヤツじゃねぇ。俺自身が、確認したんだ。間違いはねぇ」


 そう言い返したミロスに、壁際の男は呻くような声をあげながら、視線を逸らしてしまった。
 たった三回しか会ってないが、組織の頭目であるミロスには、それで充分ってことらしい。そんなことを思ったのは、俺だけじゃなかった。


「まあまあ! でしたら、先ほど庭師さんの格好でいらしたのは、それが目的だったんですの?」


「そうだな。頭目として会ったら場合、媚びを売るヤツも多いからな。まっさらな状態で会って、ソイツの言動を検分しねぇと、性根はわからないからな」


 ムンムさんの問いに答えてから、ミロスは俺の前に革袋を置いた。


「さて――だ。この中に、《ヘッシュの宝石店》から奪われた品の、幾つかが入っている。指輪は五点だったか。あとはネックレスやイヤリングだが……それを買い直すと言ったが、いくら持っている?」


「六ファンと五〇コンほど。盗品を買ったのなら、実際の値打ちよりも安く買っているはずだから、足りないことはないはずです。そうしないと、そちらに不利益がでますから」


「……なるほどな。だが、買値で売れというのは、少々乱暴だな。それでは、我々の利益がでない」


「でも、損もないはずです。買えない分は諦めるので、まったく利益が出ないってことはないでしょう」


「ふむ……」


 思案するようにミロスが沈黙すると、左右にいた男たちから幾つもの声が飛んできた。


「そのまま売ることはないですぜ!」


「条件は付けるべきだ!」


「頭目、勝負をさせてくだせぇ!」


 ミロスは周囲の男たちを見回してから、鷹揚に肩を竦めた。


「と、いうわけだ。部下どもの意見も無視ばかりしておれん。貴様たち、勝負の方法を示してみよ」


「殺し合いしかねぇですよ、頭目!」


「殺し合い……か。誰がやるんだ? おまえがやるのかい、ブルータリ」


 名指しされた男は、それほど喧嘩などに強くはなさそうだった。盗みで生計を立てているような印象を受ける男は、両手を左右に振りながら、周囲に聞こえるように返答をした。


「いやですね、頭目。この屋敷には、腕利きの用心棒がいるじゃないですか。そいつにやらせれば――」


「そいつらなら、さっきランドによって手足を切られたからな。戦うことはできん」


「なら、賭場にいるダランビーノはどうです? ヤツの体格なら、必ず勝ってくれるはずですぜ」


「賭場の用心棒たちは、六人全員でランドに挑んだ挙げ句、返り討ちにあっている」


 ミロスの返答に、ブルータリと呼ばれた男は呆気にとられた顔をした。屋敷だけでなく、賭場の用心棒すら、俺に歯が立ってないと理解したのか、それ以上の発言はなかった。
 しかし周囲の男たちは、その程度のことでは諦めないつもりらしかった。


「殺し合いが無理なら、飲み比べはどうだ!?」


「イヤ、カードで勝負のほうが、分がある」


 ミロスは男たちの意見を聞いて、俺に告げてきた。


「……ランド。おまえの望みを言ってみろ」


「はい。《ヘッシュの宝石店》から奪われた指輪の買い戻し――で、構いません」


「まあ、そうだろうな。その望みを叶えてもいいが、条件がある。カード勝負と飲み比べ、両方に勝ったら、おまえに指輪を返そう。これでいいか?」


 ちょっと待て。カード勝負はともかく、飲み比べは俺にとって禁忌に近い。なんとかカード勝負だけにできないかと思案していると、ムンムさんが口を開いた。


「その勝負、わたくしも参加致しますわ。カードはランドさん。飲み比べは、わたくし。そちらも同じ人が勝負するわけではないのでしょう? これで公正な勝負になりますわ」


「ほお……お嬢ちゃん。男を相手に、飲み比べに勝てると?」


「さあ? それはやってみませんと。でも……わたくし、お酒はとても好きなんです」


 のんきな返答をするムンムさんに、ミロスは呵々と笑った。


「良いだろう! その条件で勝負だ。こっちは、誰がやる!」


「頭目。俺と、ノートンで勝負を受けます」


 壁際から、二人の男が前に出てきた。一人は、金髪碧眼の青年だ。清潔感のある服装を着て笑顔を浮かべている、なかなかの二枚目だ。
 もう一人は、中々の巨漢である。ボサボサの黒髪に、無精髭。腹も出ているが……逆に言えば、それだけ胃の許容量は大きそうである。
 それから大勢の手によって、それぞれの勝負の場が整った。
 俺の相手は二枚目だ。名前は、アレッキーノというらしい。この地方では一般的な『数抜き』での勝負を始めていた。


「悪いが、本気でやらせてもらうぜ? 言っちゃあなんだが、俺は賭場でも負け知らずの男として通っている」


「……賭場で負け知らずじゃあ、商売にならねぇんじゃないか? 勝てない相手と賭をしようなんてヤツは、いねぇだろ」


「そこは、上手くやってるぜ? 適度に負けて、大勝負には勝つって感じでな。娯楽の鬼神に誓って、俺の《スキル》には、誰にも勝てねぇのさ」


 軽い調子で喋り続けているのは、俺の集中力を削ぐため――だと、理解している。それにしても、娯楽の鬼神……か。博打打ちのあいだで、かなりの信仰があるみたいだ。
 アレッキーノの手の動きへの注視を続けながら、俺はお喋りの受け答えをすることにした。


「そんなに強い《スキル》なのか? どういう能力なのか、教えてくれよ」


 俺は抜いたカードと同じ数字のカードを、手持ちの中から選んで捨てた。アレッキーノも俺の手札から抜いたカードと、同じ数字のカードを捨てた。


「いいぜ? その代わり、心を折らないでくれよ? こんなことで雌雄が決するなんざ、つまらねぇからな。俺の《スキル》は、〈手札の予知〉――って言ったらいいんだろうな。ぶっちゃければ、予知の一種だ。ただ俺の場合、一秒ほど先しか予知ができなくてな。抜いたり開いた手札の内容がわかるって代物なんだ。だからさ――赤の三」


 そう言って抜いたカードは、アレッキーノが言ったとおりの赤の三だった。
 驚く俺の前で、アレッキーノは勝ち誇った笑みを浮かべた。


「ご覧の通りさ。だからイカサマなんか、使う必要がないってわけだ。一対一の数抜けじゃあ、イカサマなんか意味ないしな」


 そんな《スキル》はあれば、確かに負け無しだろう。アレッキーノの《スキル》は、最後の段階になって初めて脅威となる代物だ。
 どっちの手に半端の一枚があるかわからないが、少なくともアレッキーノがその一枚を抜くことはない。
 それからお互いに、なんの遅滞もなくカードを捨てていく。お互いの手札が十枚を斬ったころ――俺の手札に、数の合わない一枚――黒の三が来た。


「おやおや。外れを引いたみたいだな。これでもう、俺の負けはないぜ?」


 満面の笑みを見せるアレッキーノに、俺は表情を崩さぬまま一瞥した。
 俺からカードを抜いて、アレッキーノは自分のカードと一緒に場に捨てた。言葉通り、アレッキーノは外れを引かないまま、残り一枚まで順当にカードを減らしていった。
 最後に残ったのは、アレッキーノは一枚。俺の手には黒の三と、赤の一。ヤツの手札には、恐らく青の一があるはずだ。


「悪いが、勝たせてもらうぜ?」


 俺は最後の手段――賭けとも言っていい《スキル》を使いながら、アレッキーノがカードを抜くのを待った。
 俺の手札からアレッキーノが引いたのは、赤の一。


「悪いな。これで勝ちだ――?」


 引いたカードを見たアレッキーノは、表情を引きつらせながら目を見広げた。
 その理由は、俺には理解できた。
 赤の一のカードが、目の前で黒の三に変わったんだ。そりゃ驚きもするだろう。
 俺は〈幻影〉で、カードの数値を入れ替えておいた。引き抜いて数を確認するまでの予知なら、〈幻影〉で対処できないか――と思ったわけだ。
 アレッキーノは引いたカードを見ながら、片手で頭を押さえた。


「な――なんだ、これは!」


「それは娯楽の鬼神、アクラハイル直伝の技だ。おまえの予知程度じゃ、見抜けなかったみたいだな」


「アクラハイル――鬼神の直伝とか、嘘を言うな!」


「嘘じゃないさ。俺は鬼神の神域で、アクラハイルとカードの勝負をして勝ったことがある。あの鬼神が使ってた技は、こんな感じだったぞ」


 まあ、細かい説明は省略している。数十回の勝負をして、やっと拾った勝ちだったけど。それに直伝の部分だって、アクラハイルから直接、〈幻影〉を受け取ったんだ。少なくとも、嘘はついていない。
 俺の言葉に、アレッキーノは狼狽えだした。信仰する鬼神に勝った存在というだけで、勝負の真っ只中とあっては畏怖の存在でしかないだろう。
 その証拠に、アレッキーノは冷や汗を流しながら、目が完全に泳いでいた。
 だが、まだ勝負は終わっていない。俺の手番になると、アレッキーノは何度もシャッフルをしてみせたが、冷静さを欠いた手つきじゃ、俺の目は誤魔化せない。
 俺は順当に青の一を抜いて、手札をすべて捨てることができた。
 周囲から向けられた驚愕の視線を感じながら、俺はムンムさんの勝負へと目を向けた。
 テーブルの上には、空になったと思しき二つの小さな樽が置かれていた。


「次、三十二杯目!」


 手の平に収まる程度の器に注がれた酒を、ムンムさんとノートンが同時に飲み干した。
 ほとんど顔色の変わっていないムンムさんと比べて、ノートンの顔は真っ赤を通り越して、赤紫っぽくなっていた。


「このままでは、埒が開きませんわねぇ」


 少し迷ったムンムさんは、審判役の男の横にある、新しい小さな樽を手に取った。そして短刀で樽の蓋をこじ開けると、そのまま樽に口をつけた。
 ものの数秒で樽の中身を飲み干したムンムさんは、新しく小さな樽を手にすると蓋を開け、ノートンに差し出した。


「さあ、勝負といきましょう?」


 ノートンは震える手で樽を手にすると、舐めるように口をつけた。その数秒後――樽の中身をぶちまけながら、ノートンは倒れた。


「誰か、水を持ってこい!」


「まずは吐かせろ! このままじゃヤバイ!」


 周囲の仲間たちが騒ぐ中、俺は平然と「あらあらぁ……」なんて言っているムンムさんに駆け寄った。


「ムンムさんは、大丈夫なんですか? あの男が倒れるなんて……なにを飲んでいたんです?」


「わたくしは大丈夫ですわ。飲んでいたのは……異国のお酒らしいんですけれど、魂酒スピリタスですって。ランドさんは、ご存知ですか?」


「いえ、俺も酒については詳しくなくて」


 まあ、なんだ。とにかく、勝負には勝った。
 俺とムンムさんが振り返ると、ミロスは俺たちに革袋を投げて寄越した。


「見事だ。その中に、指輪があるはずだ。買い戻すって話だったことだし、金と引き替えに持って行くといい」


「わかりました。それでは約束通り、俺の手持ちが許す限りの指輪を持って行きます」


 俺がそう言うと、ミロスの表情が険しくなった。
 なにか、意見の食い違いがあるみたいだな、これ。俺は自分の発言を思い出しながら、確認をすることにした。


「さっき、《ヘッシュの宝石店》から奪われた指輪の買い戻しって言いましたが。その条件でって話では?」


 ミロスは俺の言葉を聞いて、苦笑いを浮かべた。


「確かに、そんな話だったな。まったく……わかった。会計の者を連れてくるから、少し待っていろ。目的の指輪はくれてやるから、ほかの品を買い戻せ」


「あのぉ。最後に一つ伺ってもよろしいですか。なぜ、わたくしたちを屋敷へ? 無関係のままでも、良かったのではありませんか? 酒場の一件の恩を、ランドさんに返すつもりだったんでしょうか」


 ムンムさんの問いに、ミロスはつまらなさそうに応えた。


「俺たちは、そこまで甘くない。盗品の取引所を襲われたくなかっただけだ。剣の腕が立つ上、魔術も使えるらしいじゃないか。そんなヤツと正面きって戦うより、交渉したほうがマシだった――というだけだ。町長の刺客から助けたのは……まあ、ついでだ」


 ムンムさんにそう答えると、ミロスは小さく手を振りながら、俺たちの前から去って行った。

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本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!

わたなべ ゆたか です。

……ええっと。長くなりました。目茶苦茶、長くなりました。いつものこととはいえ、長くなりすぎました。書いていて、「なんで終わらないんだっけ」と頭の中で疑問符が沢山浮かびました。

スピリタスのところは、完全に当て字です。このお酒……度数は90もあるんですよね。あれを大量に飲んで、平然としていられるムンムは、化け物ですね(スットボケ

次回で二章、そして前半戦の終わりです。なんだろう、指輪の下りだけで、かなり苦労をしているランドです。

少しでも楽しんで頂けたら、幸いです。

次回も宜しくお願いします!
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