屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです

わたなべ ゆたか

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第九部『天涯地角なれど、緊密なる心』

二章-3

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   3

 翌朝となり、俺とムンムさんは捕らえた強盗を連れて《ヘッシュの宝石店》へと向かっていた。店主のティミーさんに、面通しをするためだ。
 俺たちが捕まえた二人組が、店を襲った強盗の一味であることは間違いが無い。だけどもし声や体格などが、ティミーさんの記憶と違っていた場合、こいつらにはまだ仲間がいることになる。
 黒い噂のある町長に突き出すだけなら、この二人だけで充分だ。だけど、俺の目的はあくまでも指輪の奪還、もしくは資金の回収だ。
 そうなると、《ヘッシュの宝石店》を襲った強盗は全員、捕まえておきたい。もしかしたら分け前を残していたり、別口で盗品を売ったヤツがいるかもしれないし。
 確証があるわけじゃないが、どうせやるなら徹底的に――ってだけだ。
 店を訪れた俺たちは、挨拶もそこそこにティミーさんの前に強盗たちを突き出した。二人組を小突いて色々と喋らせると、ティミーさんは恐る恐るといった表情で頷いた。


「た、確かに……彼らの声には聞き覚えが。店を襲ったのは、この二人で間違いがないと思います」


「そうですか。これで安心して町長へ突き出せます。ありがとうございました」


「あの……ランドさん。本当に町長に彼らを引き渡すんですか? あまり大声では言えませんが、あのイッサーヤ・イジバは黒い噂が絶えない男ですよ」


「ダッダリーアという集団と繋がっているって噂は知ってますよ。俺の知り合いが、藪を突くには、最適な相手だと言ってましたけど」


 俺の返答に、ティミーさんは首を振った。


「それだけではありません。ヤツは他国とも通じていて、密偵を役人へ登用し、要職として首都へ派遣している――と」


「ええっと? そんなことをしたら、自分の国が危うくなるんじゃ……」


「すべては、金と女のため――だと。我々商人や貴族のあいだでは、そんな噂が広まっております。どうか、用心をして下さい」


 俺はティミーさんからの忠告に、強く頷いた。
 店から出たあと、溜息を吐いた俺にムンムさんが小首を傾げた。


「どうかされました?」


「いや……なんか色々と、実社会の闇を知った気分で。故郷の安全より、金や女を選ぶ貴族がいるなんて、ちょっと信じられなくて」


「あらぁ……そうでしたか。でも、そうですわよね。普通に暮らしていたら、そんなことまで知りようがありませんもの」


 庶民には伝わらない、裏社会という闇。それに足元まで浸かっている今、これ以上はムンムさんを巻き込むわけにはいかないだろう。  
 俺は立ち止まると、路銀から取り出した銀貨を差し出した。


「でも、なんか話が大きくなりすぎですよ。ムンムさんは、もう関わらないほうがいいでしょうね。あとは、俺だけでやってみます。この銀貨は、巻き込んだお詫びと御礼ですから、ぜひ受け取って下さい」


「まあまあ、わたくしことを心配して頂いていたなんて! ですが、そんな気遣いなどしないで下さいまし。わたくしは、最後までランド様のお手伝いをする覚悟です」


「ダメですよ。これ以上は危険ですから」


「であれば、なおさらです。お一人で、やり遂げられることではありませんから。わたくしは、自分の身は自分で護れますので、そんなお優しい気遣いは無用に願いますわ」


 おっとりと、銀貨を差し出した俺の手を押し返し、ムンムさんは身体の前で両拳を握った。


「どんな荒事でも、おまかせあれぇ~ですわ」


 ……とてもじゃないが、そんな風には見えない。だけど昨晩は、襲撃してきた黒装束に対して応戦できていた。
 口ばかりじゃないのは理解してるんだけどな……やはり、気が引ける。説得は続けてみたけど、ムンムさんの意志は変わらなかった。
 結局は二人で行くことになった俺たちは、《一番通り》を並んで歩いた。町長の屋敷は、意外と早く見つかった。
 石造りの二階建ての屋敷は、俺の背丈ほどの塀に囲まれていた。塀の上部には侵入者避けだろうか、槍のような刃が突き出ていた。
 表門や裏門には、それぞれ二名の衛兵が門番として立っていた。
 表門の門番へ、ムンムさんが話しかけた。


「ごきげんよう。イッサーヤ・イジバ町長様は、ご在宅でしょうか? 先日に《一番通り》の宝石店を襲った強盗を捕まえましたので、お目通りをお願いしたいのですが」


「強盗? 強盗なら、イッサーヤ様よりも衛兵の兵舎へ行くが良かろう」


「いえ。実はですね……彼らはダッダリーア・ファミリーと町長様の関係を口にしておりまして……もちろん、そんなことはないと思っておりますが、念のため詳しいことをお伝えしたいのです」


「な――そ、そういうことであれば、一応はイッサーヤ様へお伺いしよう。ここで、しばし待たれよ」


 衛兵の指示に従って、俺とムンムさんは門の前で待つことになった。
 しばらくして衛兵が戻ってくると、門が大きく開かれた。


「イッサーヤ様が、お会いになるそうだ。男の持つ剣は、こちらで預かろう」


 長剣を衛兵に預けると、中年の衛兵が俺たちを屋敷の中へと促した。
 屋敷の中は、俺が想像していたよりも品の良い造りだった。綺麗に磨かれた壁や床は木製で、階段もワニスの艶がある。
 調度類はほとんど見かけず、花を飾る花瓶があるくらいだ。


「こちらが、イッサーヤ様の執務室だ。くれぐれも粗相のないように」


 中へ声をかけた衛兵が木製のドアを開けて、俺たちを中へと促した。
 執務室の中は、廊下の印象とはまったくことなり、豪奢な調度類に囲まれていた。金で飾られた机や、銀製の食器。外国製と思しき絨毯――財の限りを尽くした部屋に、俺は圧倒するよりも先に、嫌悪感を抱いてしまった。
 それは成金趣味というよりも、先に黒い噂を聞いていたことが影響していると思う。
 高価で質の良さそうな衣服を着ているが、太っているがためにだらしなく見える。始祖がよれたズボンや体型を誤魔化すためか、胴回りもだぶついている。
 年の頃は四〇代半ば、三白眼で頭髪の薄い脂ぎった顔は、茶色の髭で覆われていた。
 イッサーヤは後ろ手に腕を組みながら、俺たちに睨めるような目を向けてきた。


「おまえたちか、強盗を捕まえたというのは」


「……はい。ここの二人で御座います」


 俺が縛り上げた二人を前に出すと、イッサーヤは不機嫌そうな目線を送った。


「彼らが、わたしのことを――なんと言ったのだね?」


「はい、町長様。彼らが盗品を売った場所では、利益の一部を賄賂として、町長様に流していると……。そこで町長様のお姿も拝見したことがある、ということですが」


 ムンムさんが、これまで得た情報を元にした説明をした。もちろん、強盗たちから聞いた内容も含まれてはいるが、大半はムンムさんが切り貼りをした内容になっている。
 反抗的だった強盗たちも、昨日の襲撃のあとは従順になっていた。自分たちの命が狙われているとあっては、背に腹はかえられないらしい。
 少し脅しただけで、色々なことを教えてくれた。
 そんなムンムさんのは発言に、イッサーヤはあからさまに不機嫌になった。


「なにを馬鹿な。確かに一部では、そのような噂があるようだ。だがしかし、そんなものは事実無根でな。身に覚えがない」


「ええ。そうでしょうとも。ですが、わたくしたちは強盗の被害によって、依頼をしていた品を奪われてしまいました。それを取り戻すため、少しでも手掛かりが欲しかったのです」


「……あなたがたの不運には、同情もしよう。だが残念なことに、わたしでは力になれそうにない」


「いえ。そんなことは御座いません。わたくしたちは盗品を売買する場所について、手掛かりを得ております。場所を突き止めましたら町長様にお伝え致しますので、衛兵を率いて制圧して頂ければと考えております。その場所を仕切っている者たちを一網打尽にすれば、町の治安も良くなることでしょう。そしてそれは町長様の功績となり、悪い噂も払拭されることでしょう。
 ……例えば、他国の密偵を首都の役人に推挙していると、根も葉もない噂とか」


「いや……少し待って欲しい」


 ムンムさんからの提案に、イッサーヤは露骨に焦り始めた。落ち着きなく執務机の前をウロウロとしながら、懸命になにかを考えているようだ。
 机の前を五往復すると、ようやくイッサーヤは立ち止まった。


「確かに、貴女の言うとおりなんだろうが……わたしの掴んでいるところでは、彼らの組織――そう、組織は強大で人数も多い。取りこぼしも出るだろう。そうなると、彼らは必ず報復行為に及ぶだろう。その被害を考えると、制圧は慎重にならねばならん」


 諸君らの健闘を祈っている――その言葉で、俺たちの謁見は終わりを告げた。
 屋敷から出た俺たちは、ホッと息を吐いた。


「流石に緊張しましたわぁ」


「俺はもう、胃が痛いです。ほとんど、はったりだけで押し通しましたよね」


「あらあら。噂話や、取り引き場所で町長さんを見かけたことがある――という部分は聞いたことを、そのままお話しただけですもの。かなり焦ってるようでしたから、そこそこに真実なのかもしれませんねぇ」


 ムンムさんは笑顔でそう言うが……噂の内容を考えると、笑い事じゃ済まないと思う。 それから俺たちは、強盗たちの案内で賭場へと向かった。これは強盗の使った金を返すよう交渉する――わけじゃない。
 賭場というからには、もちろんやるのは賭け事だ。
 俺は、カード賭博の数抜きの席に参加した。四人での対戦で、敗者の掛け金が一抜けした勝者に行く――というものだ。
 まずは二戦をして、俺の全敗。だがこれで、この席の状況を理解することができた。
 俺と対戦をしている三人は、グルだ。三人して時折、手をテーブルの下にすることが多い。そして俺から死角になるような手の動き。
 三人で、イカサマをしているのは明白だ。普通の町人ならともかく――好むと好まざると得ず――、幾たびの戦いを潜り抜けた俺の目は、誤魔化せない。この程度を見抜けないようでは、とっくに殺されていただろう。
 それに前に賭をした娯楽の鬼神であるアクラハイルに比べれば、児戯にも等しいイカサマだ。


「兄ちゃん、調子が悪いのかい?」


「いやあ、最初はこんなもんでしょう」


 軽口で応じながら、俺は打開策を考えた。嘘を吐いたり誤魔化しをするのは苦手だが――目には目を、だ。
 俺は三戦目以降のゲームで、〈幻影〉で手札を一枚だけ透明にした。それから三戦目を行い、三、三、一抜け。
 そこで、三人の目つきが少しだけ変わった。どうやら彼らもここから、本気で挑んでくるようだ。
 親の視線が俺の背後に向いた――ところで、俺はムンムさんに俺の背後に立つように指示を出した。そして俺は、《異能イレギュラー》で、彼らの手札を視ることにした。


「……〈透視〉」


 もちろん《異能》を使うためのキーワードは、誰にも聞かれないような小声で呟いた。
 正直言って、俺の中にある罪悪感と自己嫌悪はかなりのものだ。だけどイカサマをする相手に、真っ向勝負をしたって勝てる筈もない。
 それから二〇戦近くゲームをして、俺は指輪の購入費分を回収することができた。
 といっても全勝じゃない。一五勝くらいだが……殺気だった対戦者から離れて外に出た直後、俺の前に巨漢が現れた。
 身だしなみは、そこそこ清潔だ。しかし、店員というよりはゴロツキといった、かなり柄の悪い衣服に身を包んでいた。
 巨漢は威嚇するような笑みを浮かべなら、野太い声で言ってきた。


「……お客さん。大勝ち、おめでとうございます。お客様の勝利を祝いたいので、こちらへ来て頂けますか?」


「ああ、少し急ぎの用があるもので。今回は辞退しておきます」


「まあ、そう言わず。こちらへ来て頂きます」


 巨漢が喋っているあいだに、柄の悪い男たちが俺たちを取り囲んでいた。総勢五名……俺たちを絶対に逃さない構えだ。
 俺は肩を竦めてから、男たちのあいだを通り抜けようとした。


「行かせねぇって言ってるんだ」


 肩を掴んでくる巨漢の手を、俺は払いのけた。


「てめぇ、つけあがるんじゃねぇぞ!」


 その言葉が合図となって、男たちは一斉に襲いかかって来た。
 とはいえ俺とムンムさんとなら、取るに足らない相手だ。俺が〈筋力増強〉で巨漢をのしてからは、男たちを叩きのめすまで、あっというまだった。


「……こ、こんなことして……ただで済むと、思うなよ」


「どう済まないんだ? なんなら、今すぐ対応してもいいんだぞ?」


 俺はここで初めて長剣を抜くと、巨漢の喉笛に切っ先を軽く押し当てた。
 表情を引きつらせた巨漢に、俺は睨めるような視線を送りながら、長剣を引いた。


「たまたま大勝ちしただけのヤツから、金を回収しようとすんなよ。賭博場でやることじゃねぇだろ。こっちはイカサマを相手に、文句も言わなかったんだからな」


 俺の文句に、巨漢は顔を背けながら黙り込んだ。
 これで、しばらくは余計なちょっかいは来ないだろう。俺とムンムさんは盗品の売買をする場所を特定するため、《六番通り》へと向かった。

   *

 屋敷の自室で、イッサーヤは気難しい顔をしていた。
 やがて羊皮紙に書簡をしたためると、下男に手渡した。


「ミロス・ダッダリーア殿へ。急ぎ届けよ」


「は、はい」


 下男が立ち去ったあと、ドアで繋がった隣室から中年の男が出てきた。
 黒髪で整った顔立ちに、目立たないが上質な衣服に身を包んだ男は、イッサーヤに近寄ると、芝居がかった素振りで嘆息をした。


「ああいう手合いは、何処にでもおりますが……困ったものですね。政治のことなど、まったく理解をしていないネ」


 異国の訛りのある喋りをする男に、イッサーヤは鷹揚に頷いた。


「まったくで。今、ダッダリーアのところに、書簡を送ったところです。あちらで、問題の解決をして貰うとしましょう」


「いえ。あの取引所は、我々の資金源でもありますヨ。先月も部下を一人、首都に送って頂いた礼もあります。こちらで、処理を致しますヨ」


「……よろしいので? 下手に目立つと、衛兵どもにも目を付けられかねませんが」


 不安げなイッサーヤに、男は笑顔で首を振った。


「心配には及びません。必ずや、吉報をお届けしますヨ」


 男はイッサーヤに深々と頭を下げると、部屋から出て行った。

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本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!

わたなべ ゆたか です。

正月休みを利用して書いていたら、なんか長くなりました。予定では本文で四千文字前後かな……って思っていたのですが……どんぶり勘定ではありますが、いつものことですので(汗

時間もあるしな……と、ゆるゆると書いていたらこうなりました。お察し下さいませ。

それでも、「もし本文が6000文字超えたら削ろう」とは思っていましたので、個人的には進歩したのではなかろうかと思……いえ、なんでもないです。

展開的には、きな臭くなってきた感じ……と思って頂けたらいいなぁと。

少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

次回も宜しくお願いします!
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