261 / 275
第九部『天涯地角なれど、緊密なる心』
二章-3
しおりを挟む3
翌朝となり、俺とムンムさんは捕らえた強盗を連れて《ヘッシュの宝石店》へと向かっていた。店主のティミーさんに、面通しをするためだ。
俺たちが捕まえた二人組が、店を襲った強盗の一味であることは間違いが無い。だけどもし声や体格などが、ティミーさんの記憶と違っていた場合、こいつらにはまだ仲間がいることになる。
黒い噂のある町長に突き出すだけなら、この二人だけで充分だ。だけど、俺の目的はあくまでも指輪の奪還、もしくは資金の回収だ。
そうなると、《ヘッシュの宝石店》を襲った強盗は全員、捕まえておきたい。もしかしたら分け前を残していたり、別口で盗品を売ったヤツがいるかもしれないし。
確証があるわけじゃないが、どうせやるなら徹底的に――ってだけだ。
店を訪れた俺たちは、挨拶もそこそこにティミーさんの前に強盗たちを突き出した。二人組を小突いて色々と喋らせると、ティミーさんは恐る恐るといった表情で頷いた。
「た、確かに……彼らの声には聞き覚えが。店を襲ったのは、この二人で間違いがないと思います」
「そうですか。これで安心して町長へ突き出せます。ありがとうございました」
「あの……ランドさん。本当に町長に彼らを引き渡すんですか? あまり大声では言えませんが、あのイッサーヤ・イジバは黒い噂が絶えない男ですよ」
「ダッダリーアという集団と繋がっているって噂は知ってますよ。俺の知り合いが、藪を突くには、最適な相手だと言ってましたけど」
俺の返答に、ティミーさんは首を振った。
「それだけではありません。ヤツは他国とも通じていて、密偵を役人へ登用し、要職として首都へ派遣している――と」
「ええっと? そんなことをしたら、自分の国が危うくなるんじゃ……」
「すべては、金と女のため――だと。我々商人や貴族のあいだでは、そんな噂が広まっております。どうか、用心をして下さい」
俺はティミーさんからの忠告に、強く頷いた。
店から出たあと、溜息を吐いた俺にムンムさんが小首を傾げた。
「どうかされました?」
「いや……なんか色々と、実社会の闇を知った気分で。故郷の安全より、金や女を選ぶ貴族がいるなんて、ちょっと信じられなくて」
「あらぁ……そうでしたか。でも、そうですわよね。普通に暮らしていたら、そんなことまで知りようがありませんもの」
庶民には伝わらない、裏社会という闇。それに足元まで浸かっている今、これ以上はムンムさんを巻き込むわけにはいかないだろう。
俺は立ち止まると、路銀から取り出した銀貨を差し出した。
「でも、なんか話が大きくなりすぎですよ。ムンムさんは、もう関わらないほうがいいでしょうね。あとは、俺だけでやってみます。この銀貨は、巻き込んだお詫びと御礼ですから、ぜひ受け取って下さい」
「まあまあ、わたくしことを心配して頂いていたなんて! ですが、そんな気遣いなどしないで下さいまし。わたくしは、最後までランド様のお手伝いをする覚悟です」
「ダメですよ。これ以上は危険ですから」
「であれば、なおさらです。お一人で、やり遂げられることではありませんから。わたくしは、自分の身は自分で護れますので、そんなお優しい気遣いは無用に願いますわ」
おっとりと、銀貨を差し出した俺の手を押し返し、ムンムさんは身体の前で両拳を握った。
「どんな荒事でも、おまかせあれぇ~ですわ」
……とてもじゃないが、そんな風には見えない。だけど昨晩は、襲撃してきた黒装束に対して応戦できていた。
口ばかりじゃないのは理解してるんだけどな……やはり、気が引ける。説得は続けてみたけど、ムンムさんの意志は変わらなかった。
結局は二人で行くことになった俺たちは、《一番通り》を並んで歩いた。町長の屋敷は、意外と早く見つかった。
石造りの二階建ての屋敷は、俺の背丈ほどの塀に囲まれていた。塀の上部には侵入者避けだろうか、槍のような刃が突き出ていた。
表門や裏門には、それぞれ二名の衛兵が門番として立っていた。
表門の門番へ、ムンムさんが話しかけた。
「ごきげんよう。イッサーヤ・イジバ町長様は、ご在宅でしょうか? 先日に《一番通り》の宝石店を襲った強盗を捕まえましたので、お目通りをお願いしたいのですが」
「強盗? 強盗なら、イッサーヤ様よりも衛兵の兵舎へ行くが良かろう」
「いえ。実はですね……彼らはダッダリーア・ファミリーと町長様の関係を口にしておりまして……もちろん、そんなことはないと思っておりますが、念のため詳しいことをお伝えしたいのです」
「な――そ、そういうことであれば、一応はイッサーヤ様へお伺いしよう。ここで、しばし待たれよ」
衛兵の指示に従って、俺とムンムさんは門の前で待つことになった。
しばらくして衛兵が戻ってくると、門が大きく開かれた。
「イッサーヤ様が、お会いになるそうだ。男の持つ剣は、こちらで預かろう」
長剣を衛兵に預けると、中年の衛兵が俺たちを屋敷の中へと促した。
屋敷の中は、俺が想像していたよりも品の良い造りだった。綺麗に磨かれた壁や床は木製で、階段もワニスの艶がある。
調度類はほとんど見かけず、花を飾る花瓶があるくらいだ。
「こちらが、イッサーヤ様の執務室だ。くれぐれも粗相のないように」
中へ声をかけた衛兵が木製のドアを開けて、俺たちを中へと促した。
執務室の中は、廊下の印象とはまったくことなり、豪奢な調度類に囲まれていた。金で飾られた机や、銀製の食器。外国製と思しき絨毯――財の限りを尽くした部屋に、俺は圧倒するよりも先に、嫌悪感を抱いてしまった。
それは成金趣味というよりも、先に黒い噂を聞いていたことが影響していると思う。
高価で質の良さそうな衣服を着ているが、太っているがためにだらしなく見える。始祖がよれたズボンや体型を誤魔化すためか、胴回りもだぶついている。
年の頃は四〇代半ば、三白眼で頭髪の薄い脂ぎった顔は、茶色の髭で覆われていた。
イッサーヤは後ろ手に腕を組みながら、俺たちに睨めるような目を向けてきた。
「おまえたちか、強盗を捕まえたというのは」
「……はい。ここの二人で御座います」
俺が縛り上げた二人を前に出すと、イッサーヤは不機嫌そうな目線を送った。
「彼らが、わたしのことを――なんと言ったのだね?」
「はい、町長様。彼らが盗品を売った場所では、利益の一部を賄賂として、町長様に流していると……。そこで町長様のお姿も拝見したことがある、ということですが」
ムンムさんが、これまで得た情報を元にした説明をした。もちろん、強盗たちから聞いた内容も含まれてはいるが、大半はムンムさんが切り貼りをした内容になっている。
反抗的だった強盗たちも、昨日の襲撃のあとは従順になっていた。自分たちの命が狙われているとあっては、背に腹はかえられないらしい。
少し脅しただけで、色々なことを教えてくれた。
そんなムンムさんのは発言に、イッサーヤはあからさまに不機嫌になった。
「なにを馬鹿な。確かに一部では、そのような噂があるようだ。だがしかし、そんなものは事実無根でな。身に覚えがない」
「ええ。そうでしょうとも。ですが、わたくしたちは強盗の被害によって、依頼をしていた品を奪われてしまいました。それを取り戻すため、少しでも手掛かりが欲しかったのです」
「……あなたがたの不運には、同情もしよう。だが残念なことに、わたしでは力になれそうにない」
「いえ。そんなことは御座いません。わたくしたちは盗品を売買する場所について、手掛かりを得ております。場所を突き止めましたら町長様にお伝え致しますので、衛兵を率いて制圧して頂ければと考えております。その場所を仕切っている者たちを一網打尽にすれば、町の治安も良くなることでしょう。そしてそれは町長様の功績となり、悪い噂も払拭されることでしょう。
……例えば、他国の密偵を首都の役人に推挙していると、根も葉もない噂とか」
「いや……少し待って欲しい」
ムンムさんからの提案に、イッサーヤは露骨に焦り始めた。落ち着きなく執務机の前をウロウロとしながら、懸命になにかを考えているようだ。
机の前を五往復すると、ようやくイッサーヤは立ち止まった。
「確かに、貴女の言うとおりなんだろうが……わたしの掴んでいるところでは、彼らの組織――そう、組織は強大で人数も多い。取りこぼしも出るだろう。そうなると、彼らは必ず報復行為に及ぶだろう。その被害を考えると、制圧は慎重にならねばならん」
諸君らの健闘を祈っている――その言葉で、俺たちの謁見は終わりを告げた。
屋敷から出た俺たちは、ホッと息を吐いた。
「流石に緊張しましたわぁ」
「俺はもう、胃が痛いです。ほとんど、はったりだけで押し通しましたよね」
「あらあら。噂話や、取り引き場所で町長さんを見かけたことがある――という部分は聞いたことを、そのままお話しただけですもの。かなり焦ってるようでしたから、そこそこに真実なのかもしれませんねぇ」
ムンムさんは笑顔でそう言うが……噂の内容を考えると、笑い事じゃ済まないと思う。 それから俺たちは、強盗たちの案内で賭場へと向かった。これは強盗の使った金を返すよう交渉する――わけじゃない。
賭場というからには、もちろんやるのは賭け事だ。
俺は、カード賭博の数抜きの席に参加した。四人での対戦で、敗者の掛け金が一抜けした勝者に行く――というものだ。
まずは二戦をして、俺の全敗。だがこれで、この席の状況を理解することができた。
俺と対戦をしている三人は、グルだ。三人して時折、手をテーブルの下にすることが多い。そして俺から死角になるような手の動き。
三人で、イカサマをしているのは明白だ。普通の町人ならともかく――好むと好まざると得ず――、幾たびの戦いを潜り抜けた俺の目は、誤魔化せない。この程度を見抜けないようでは、とっくに殺されていただろう。
それに前に賭をした娯楽の鬼神であるアクラハイルに比べれば、児戯にも等しいイカサマだ。
「兄ちゃん、調子が悪いのかい?」
「いやあ、最初はこんなもんでしょう」
軽口で応じながら、俺は打開策を考えた。嘘を吐いたり誤魔化しをするのは苦手だが――目には目を、だ。
俺は三戦目以降のゲームで、〈幻影〉で手札を一枚だけ透明にした。それから三戦目を行い、三、三、一抜け。
そこで、三人の目つきが少しだけ変わった。どうやら彼らもここから、本気で挑んでくるようだ。
親の視線が俺の背後に向いた――ところで、俺はムンムさんに俺の背後に立つように指示を出した。そして俺は、《異能》で、彼らの手札を視ることにした。
「……〈透視〉」
もちろん《異能》を使うためのキーワードは、誰にも聞かれないような小声で呟いた。
正直言って、俺の中にある罪悪感と自己嫌悪はかなりのものだ。だけどイカサマをする相手に、真っ向勝負をしたって勝てる筈もない。
それから二〇戦近くゲームをして、俺は指輪の購入費分を回収することができた。
といっても全勝じゃない。一五勝くらいだが……殺気だった対戦者から離れて外に出た直後、俺の前に巨漢が現れた。
身だしなみは、そこそこ清潔だ。しかし、店員というよりはゴロツキといった、かなり柄の悪い衣服に身を包んでいた。
巨漢は威嚇するような笑みを浮かべなら、野太い声で言ってきた。
「……お客さん。大勝ち、おめでとうございます。お客様の勝利を祝いたいので、こちらへ来て頂けますか?」
「ああ、少し急ぎの用があるもので。今回は辞退しておきます」
「まあ、そう言わず。こちらへ来て頂きます」
巨漢が喋っているあいだに、柄の悪い男たちが俺たちを取り囲んでいた。総勢五名……俺たちを絶対に逃さない構えだ。
俺は肩を竦めてから、男たちのあいだを通り抜けようとした。
「行かせねぇって言ってるんだ」
肩を掴んでくる巨漢の手を、俺は払いのけた。
「てめぇ、つけあがるんじゃねぇぞ!」
その言葉が合図となって、男たちは一斉に襲いかかって来た。
とはいえ俺とムンムさんとなら、取るに足らない相手だ。俺が〈筋力増強〉で巨漢をのしてからは、男たちを叩きのめすまで、あっというまだった。
「……こ、こんなことして……ただで済むと、思うなよ」
「どう済まないんだ? なんなら、今すぐ対応してもいいんだぞ?」
俺はここで初めて長剣を抜くと、巨漢の喉笛に切っ先を軽く押し当てた。
表情を引きつらせた巨漢に、俺は睨めるような視線を送りながら、長剣を引いた。
「たまたま大勝ちしただけのヤツから、金を回収しようとすんなよ。賭博場でやることじゃねぇだろ。こっちはイカサマを相手に、文句も言わなかったんだからな」
俺の文句に、巨漢は顔を背けながら黙り込んだ。
これで、しばらくは余計なちょっかいは来ないだろう。俺とムンムさんは盗品の売買をする場所を特定するため、《六番通り》へと向かった。
*
屋敷の自室で、イッサーヤは気難しい顔をしていた。
やがて羊皮紙に書簡をしたためると、下男に手渡した。
「ミロス・ダッダリーア殿へ。急ぎ届けよ」
「は、はい」
下男が立ち去ったあと、ドアで繋がった隣室から中年の男が出てきた。
黒髪で整った顔立ちに、目立たないが上質な衣服に身を包んだ男は、イッサーヤに近寄ると、芝居がかった素振りで嘆息をした。
「ああいう手合いは、何処にでもおりますが……困ったものですね。政治のことなど、まったく理解をしていないネ」
異国の訛りのある喋りをする男に、イッサーヤは鷹揚に頷いた。
「まったくで。今、ダッダリーアのところに、書簡を送ったところです。あちらで、問題の解決をして貰うとしましょう」
「いえ。あの取引所は、我々の資金源でもありますヨ。先月も部下を一人、首都に送って頂いた礼もあります。こちらで、処理を致しますヨ」
「……よろしいので? 下手に目立つと、衛兵どもにも目を付けられかねませんが」
不安げなイッサーヤに、男は笑顔で首を振った。
「心配には及びません。必ずや、吉報をお届けしますヨ」
男はイッサーヤに深々と頭を下げると、部屋から出て行った。
------------------------------------------------------------------------------------
本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
正月休みを利用して書いていたら、なんか長くなりました。予定では本文で四千文字前後かな……って思っていたのですが……どんぶり勘定ではありますが、いつものことですので(汗
時間もあるしな……と、ゆるゆると書いていたらこうなりました。お察し下さいませ。
それでも、「もし本文が6000文字超えたら削ろう」とは思っていましたので、個人的には進歩したのではなかろうかと思……いえ、なんでもないです。
展開的には、きな臭くなってきた感じ……と思って頂けたらいいなぁと。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回も宜しくお願いします!
10
お気に入りに追加
126
あなたにおすすめの小説
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

最凶と呼ばれる音声使いに転生したけど、戦いとか面倒だから厨房馬車(キッチンカー)で生計をたてます
わたなべ ゆたか
ファンタジー
高校一年の音無厚使は、夏休みに叔父の手伝いでキッチンカーのバイトをしていた。バイトで隠岐へと渡る途中、同級生の板林精香と出会う。隠岐まで同じ船に乗り合わせた二人だったが、突然に船が沈没し、暗い海の底へと沈んでしまう。
一七年後。異世界への転生を果たした厚使は、クラネス・カーターという名の青年として生きていた。《音声使い》の《力》を得ていたが、危険な仕事から遠ざかるように、ラオンという国で隊商を率いていた。自身も厨房馬車(キッチンカー)で屋台染みた商売をしていたが、とある村でアリオナという少女と出会う。クラネスは家族から蔑まれていたアリオナが、妙に気になってしまい――。異世界転生チート物、ボーイミーツガール風味でお届けします。よろしくお願い致します!
大賞が終わるまでは、後書きなしでアップします。

異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」

セリオン共和国再興記 もしくは宇宙刑事が召喚されてしまったので・・・
今卓&
ファンタジー
地球での任務が終わった銀河連合所属の刑事二人は帰途の途中原因不明のワームホールに巻き込まれる、彼が気が付くと可住惑星上に居た。
その頃会議中の皇帝の元へ伯爵から使者が送られる、彼等は捕らえられ教会の地下へと送られた。
皇帝は日課の教会へ向かう途中でタイスと名乗る少女を”宮”へ招待するという、タイスは不安ながらも両親と周囲の反応から招待を断る事はできず”宮”へ向かう事となる。
刑事は離別したパートナーの捜索と惑星の調査の為、巡視艇から下船する事とした、そこで彼は4人の知性体を救出し獣人二人とエルフを連れてエルフの住む土地へ彼等を届ける旅にでる事となる。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる