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第八部『聖者の陰を知る者は』
四章-5
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日が暮れていくにつれ、ゴブリンたちの姿が闇に紛れていく。それはこっちも同じ……と言いたいが、ヤツらは夜目が利くから、状況的には俺たちが不利だ。
俺が意識を集中させはじめたとき、追いついてきたヘラが話しかけてきた。
「おい! こんなに暗い場所で、あの大軍を相手に時間稼ぎなど無理だ!」
「……時間稼ぎなんか、するつもりはねえよ」
「なんだと? なら、なにをするつもりだ!?」
焦りからか声が大きくなったヘラに、俺は前方を見据えながら答えた。
「奴らの数を減らす。できれば、親玉を砕いてやるのさ」
「馬鹿か、おまえは! あの大軍だぞ? そんなことができるはずがない」
「できなきゃ村は襲われ、村人や法王たちが一人残らず惨殺される。おまえも剣で生きていたのなら、腹を括れ」
答えながら、俺は周囲の精霊たちの声を掴んでいた。それでゴブリンの軍勢の規模と軍勢が侵攻してくる範囲を掴むことができた。
俺は足を止めると、地面に手をついた。ここが俺の持つ《異能》の使いどころだ。まさに、こういうときのために修練していたんだから。
俺は意識を集中させると、《異能》の力を解放した。
――〈土の闘技場〉っ!
この名前は、造り出した《スキル》を具現化するためのものだ。
頭の中で思い描いたものが、《異能》の力を得て、今まさに具現化されていく。土砂が盛り上がる音が、周囲から聞こえてきた。
俺から放たれた《異能》が、直径約半キロン(約一キロメートル)の土壁を造り出していた。これでゴブリンたちは、ここから簡単には出られない。そして、俺たちも空を飛ばない限り、逃げ出すことはできなくなった。
まさに、俺たちとゴブリンたちが戦うための闘技場――というわけだ。
ゴブリンの軍勢側から、どよめきのような声が聞こえてきた。どうやら、俺の作った闘技場に、気付いたようだ。
しかし同時に、ゴブリンたちの進行速度が上がった。
壁を乗り越えるよりも先に、俺たちを殺すことを優先させたのかもしれない。俺は即座に竜語魔術を唱え始めると、ゴブリンを乗せた先頭の牙黒狼を発動の中心に決めた。
詠唱が終わると同時に、俺は数十マーロン(一マーロンは、約一メートル二五センチ)先にいる牙黒狼へと指を向けた。
その直後、紅蓮の炎が膨れあがる、爆発が起きた。
竜語魔術の一つ、〈爆炎〉だ。凄まじい爆発を起こす魔術で、中心部にいる生物は塵芥すら残らない。
この一撃で、先頭にいた牙黒狼を含め、十数体は消し炭になったはずだ。しかし、俺が〈爆炎〉を使ったのは、先制攻撃のためだけじゃない。
爆発による火災で、葉の落ちた木々が燃えていた。それが灯りの代わりとなり、ゴブリンたちの姿を照らし出していた。
「さあて……これで、視界の不利は消えたぜ」
「あ……」
どこか呆然としているヘラの背中を、俺は叩いた。
「ぼんやりしてる暇はねぇ。行くぜ」
「あ、おい――」
燃え盛る森の縁を移動しながら、俺はゴブリンを探した。
左側へと移動する途中、運良く生き残ったゴブリンの姿を見つけた。刀身の錆びた槍を持つゴブリンは、片足に大火傷を負ったらしく、火事になった場所から逃れようとしていた。
「逃すか」
俺が放った〈遠当て〉を顔面に受けたゴブリンは、燃え盛る樫の木の根元まで吹っ飛んだ。火が身体に移りながらも、もう動けなくなったゴブリンから目を離すと、俺は視線をゴブリンの軍勢へと向けた。
さすがに〈爆炎〉の威力を目の当たりにして、侵攻は止まっていた。その中で、一際大きな牙黒狼に跨がった、かなり質の良い鎧を身につけたゴブリンを見つけていた。
恐らくは、ヤツがゴブリンの王か族長なんだろう。
その族長に責め立てられ、ゴブリンたちが侵攻を再開した。しかし、その速度は先ほどよりも遅く、魔術の影響が大きかったことを物語っていた。
ここで〈断裁の風〉での掃討を試みてもいいが、あれは魔力の消費が激しすぎる。一気に全滅できればいいが、十数匹ほども斃しきれなければ、魔力の尽きた俺は数に押し切られてしまうだろう。
ただでさえ、ばかでかい闘技場を造ったんだ。それで消費した魔力だって、まだ回復しきっていない。
迂闊に、大技を繰り出すわけにはいかないんだ。
「族長を見つけた」
「え?」
俺が歩き出すと、ヘラは慌てて付いて来た。
ゴブリンの族長は俺たちを見つけると、無骨な大剣の切っ先を俺に向けた。そして吼えるような言語で、なにか言ってきたが……もちろん、俺に理解はできない。だが、俺たちを殺してやるとか、そんなようなことを言っているんだろう。
俺は口元をにやけさせながら、大声で告げた。
「てめえが親玉だな? 俺がてめぇを砕いてやるから、そこで怯えながら待ってろ!」
向こうもきっと、俺が言った内容はわからない。だけど、俺の発言の意味するところは、本能的に理解したはずだ。
その証拠にゴブリンの族長は牙を剥きながら、周囲のゴブリンたちへと吼え、俺がいるほうへと牙黒狼を走らせていた。
「さあ、来るぜ」
「あんたは――ああ、もう!」
ヘラは自棄になったのか、短刀を構えながらゴブリンたちを見据えた。
恐らく、援軍が来るとすれば闘技場の反対側だ。そうなるよう、ちょっとした仕掛けを施してある。
俺は〈筋力増強〉で自身を強化しながら、迫る先頭へと〈遠当て〉を放った。
*
セラが援軍を連れて戻ったとき、目の前には高さ六マーロン(約七メートル五〇センチ)もある土壁が聳え立っていた。
壁の内部へと入る出入り口は、土壁のどこにも見えない。
「これは……どういうことだ、セラ」
「いえ、わたしにも……」
「状況的に、ランドが造り出したのであろう。魔物の群れを閉じ込めた……にしては、ランドの姿が見えぬ」
瑠胡がレティシアに答えながら、周囲を見回した。
そのとき、空中から緋袴の女性――紀伊が舞い降りた。
「騎士団の方々、少し右に廻った場所に、壁の上と伸びる坂を見つけました。反対側にも似たような坂がありますので、そこから中に入れます。そして……瑠胡姫様、セラ様。ランド様を発見しました。この円形の壁の中、ほぼ中央でゴブリンの軍勢と戦っておられます。助けに行くには、ゴブリンの軍勢を突っ切ることになります」
「紀伊、それは確かか?」
「はい。間違い御座いません」
紀伊が頷くと、瑠胡はセラと共にドラゴンの翼を生やした。
「レティシア、妾たちは先にランドの元へと向かう。御主らは、坂から中へ――」
「瑠胡姫様、お待ち下さい」
瑠胡の言葉を遮ったリリンが、瑠胡とレティシアを交互に見た。
「この土壁をランドさんが造ったのであれば、今の状況には意味があるはずです」
「リリン、なにを申しておる。回りくどい言い回しはやめよ。今は、刻が惜しい」
「……すいません。つまり、今ここで、瑠胡姫様たちがランドさんの元へ行くことは、ランドさん自身が望んでいないのでは……ということです。この壁を造ったのがランドさんであれば、そこの坂道の場所も把握しているはず。なのに坂道側ではなく、その反対側で戦っているということは……わたしたちがするべきことは、挟撃です」
リリンの意見に、瑠胡は言葉を失った。ランドを助けに行きたい気持ちが強すぎて、リリンの言った内容を、心が拒絶してしまっていた。
しかしレティシアは、口元に笑みを浮かべていた。
「……なるほど。ランドらしいといえば、らしいか。瑠胡姫様とセラは、ランドの元へ行ってあげて下さい。我々は、ゴブリンたちの背後から攻めることにします」
「すまぬが、そうしてくれぬか。セラ――こちらは、ランドの元へ」
「……はい」
瑠胡とセラが飛び立つと、レティシアを先頭に《白翼騎士団》が坂を登り始めた。紀伊は飛び上がったものの、騎士団の最後尾についた。
二手に分かれた援軍は、それぞれに闘技場の中央へと急いだ。
ゴブリンの軍勢は、少なく見積もっても二百を超えていた。
炎を越えてくるせいか、散発的に迫ってくるゴブリンたちに対し、俺とヘラはギリギリのところで持ちこたえていた。
俺は無手だし、ヘラにしても短刀一振りだけだ。
俺は〈遠当て〉や竜語魔術で、ゴブリンの接近をできるだけ防いでいる。しかし、それだってすべてってわけにはいかない。
「この――」
涎を滴らせながら、一体のゴブリンがヘラへと飛びかかった。錆びた短剣の一撃を躱しつつ、ヘラは短刀をゴブリンの喉笛に突き立てた。
絶叫をあげながら倒れるゴブリンの返り血を浴びたヘラが、大きく息を吐いた。
「あんたね……このままじゃ押し切られる。どうするつもりだ!?」
「現状、できることはねーよ」
セラに頼んだ援軍は、少なくともあと数分は来ないだろう。先にレティシアたちに声をかけてくれていればいいが、セラの性格上、瑠胡へ伝えてからになりそうだ。
俺は息を吐いてから、〈遠当て〉の三連発で、一番近い三体のゴブリンを吹っ飛ばした。
ヘラも限界が近いみたいだが、それは俺も同じだ。
周囲で燃えている木々の炎も、かなり弱くなってきている。このまま火か消えれば、視界が闇に閉ざされてしまう。
そうなれば、ゴブリンたちの独壇場だ。
炎が収まってきているからか、十を超えるゴブリンたちが横に広がりながら迫ってくるのが見えた。
これは流石に、大技でないと防げないか――俺が覚悟を決めたとき、迫り来るゴブリンたちの中央で、爆発が起きた。
竜語魔術の〈爆炎〉に似た爆発に、俺は腕で顔を庇いながら、ある種の期待が生まれていた。
頭上を向けば、二つの影が降りてくるところだった。
「ランド!」
瑠胡の声が頭上から振ってきた。続けて、セラの声も。
「瑠胡、セラ――二人とも、来てくれたんですね。助かりました」
「当たり前です」
「自ら囮になるようなことを……無茶をしすぎです」
瑠胡とセラは、俺の左右に降り立った。
「レティシアたちは、敵の背後から攻めます」
「了解です。ありがとう、セラ」
俺が前に出ようとしたとき、ヘラがセラへ複雑な目を向けていることに気付いた。姉であると言われ、それを受け入れ切れていないんだろう。
その気持ちは理解できなくもないが、今はそれに構っている暇はない。
俺は瑠胡とセラの援護を受けて、生き残りへの肉弾戦を挑んだ。一体目を殴り倒した直後、ゴブリンの軍勢の背後から、絶叫が聞こえた。
恐らく、《白翼騎士団》による挟撃が始まったんだろう。
それからの戦況は、俺たちの優位に運んだ。
「グアアアッ!」
雄叫びを上げて、ゴブリンの族長は大剣を振り上げた。その大剣の一撃を躱しつつ、俺は神糸の衣で拳を護りながら、〈筋力増強〉で威力の増した拳を、顔面に叩き付けた。
骨の折れる感触と音がして、ゴブリンの族長は横倒しに倒れた。神糸で護っていたから、手加減無しの一撃となった。
鼻骨は陥没した上、すでに右目は潰れ、前歯の半分以上は折れていた。
こいつが、最後の一体だ。残りはすべて討伐済み、紀伊やリリン、エリザベートの捜索でも、生き残ったやつはいない。
述べ二一四体の軍勢は、この場で潰えたことになる。
俺と族長との戦いを見守っていたレティシアが、長剣の柄に手を添えながら、話しかけてきた。
「あとは、我々で引き継ごうか?」
「……頼む。俺もヘトヘトだ。今日はもう、早めに休ませて貰うさ」
「そうか。なら明日で構わないから、おまえが造ったらしい土壁は消しておいてくれ」
……ああ、それはやらされるのか、やっぱり。
俺がガックリと肩を落としていると、瑠胡とセラが近寄って来た。ヘラのこともあるが、それはレティシアや法王に任せることにしよう。
俺は無茶をしたことへのお小言を聞きながら、神殿へと帰ることにした。
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本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
戦闘シーンは長くなるなあ……と自分でも思った次第です。
暗がりでゴブリンなど、暗視の利く魔物と戦う場合、周囲の木を燃やすのも手ですね。ただし、山火事には注意ですが。
昔やったTRPGでの戦術だったりしますが……迂闊に使うと山火事になったり、火事に巻かれて死亡など、意地悪なマスターもいたりするわけです。
……あ、イヤな思い出が。
ランドの戦術は、リリンの言ったとおりです。まあ、面白味のない手段としては、土壁が囲ったあと、空中から魔術でなぶり殺し……ってのもあるんですが。
身も蓋もないので、今回はやりませんでした。いえ、だってマジで一方的な虐殺ですし。主人公がやるにはちょっと……。
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
次回も宜しくお願いします!
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