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第八部『聖者の陰を知る者は』
四章-1
しおりを挟む四章 罪の意識と妹の存在
1
インムナーマ王国の王都タイミョン。その王城の脇にある大聖堂には、万物の神であるアムラダの神器が奉られている。
大聖堂の礼拝堂では修道士たちが、日々の奉仕に勤しんでいた。
修道士たちの朝は、早い。
日の出の前に起床して、身支度。それから各々で朝の祈りを捧げたあとで経典を読み、大聖堂の清掃や朝の礼拝の準備、そして経典を読み、日常生活のための雑務を行い、また経典を読む。
昼食後には奉仕活動を兼ねた労働で僅かな日銭を得て、または懺悔室などで信者と関わり、経典を読む。そしてまた日常の雑務を行い、夕食を食べたり入浴をしたあと、経典を読み、夜の祈りを捧げてから経典を読み、就寝。
経典で暇を潰している――という、信心の無い信者の皮肉も聞かれるが、大体はこんな日常を送っている。
なにせ、教会の教えでは清貧を尊んでいる。
修道士たちが生活する部屋にはベッドと机、燭台以外には経典しか置いてない。趣味を持つどころか私物すらない、欲とは切り離された生活である。
そんなある日の早朝、一人の修道士が神像の埃を払っていた。純銀で造られた像は猫の頭部に獅子の身体、鷹の翼を生やした姿をしている。
これがアムラダの神像であり、大聖堂の象徴にして、神の声を伝える神器にもなっていた。
鳥の羽で埃を払っていた修道士は、なんの前触れも無く神像の目が光りだしたことに、目を見広げた。
「こ、これは……」
修道士が畏れと敬意から神像から離れた直後、周囲に威厳のある太い声が響いた。
〝我が声を、法王に伝えよ――〟
その、たったひと言だけで、礼拝堂の内部がシンと鎮まり返った。
修道士の誰もが、こんな突然に奇跡が起きるとは思っていなかった。それだけに、このアムラダの神託を切っ掛けに、礼拝堂の中は大騒ぎとなった。
「大変だ! 一大事だぁぁっ!」
「アムラダ様の御神託だ! 司祭様に――いや、法王猊下にお報せしなければ!」
「いっそ、神像を法王猊下の元へ持って行くしかない!」
「お許しをぉぉっ! 男湯を覗いたのは出来心なんですぅぅぅ!」
この騒ぎが起きたとき、大聖堂の留守を任されていた司祭は、黒胡椒の使われたパンとキノコのパテをつまみに、年代物のワインを飲んでいた。
突然舞い込んだ神託の報せを聞いて酔いの覚めた司祭は、判断を迫られた。
神像を大聖堂の外へ持ち出すなど、前代未聞だ。しかし礼拝堂に響いた神託の内容は、『我が声を法王に伝えよ』というものだ。
司祭だけならともかく、今回の神託は多くの修道士たちが聞いたのだ。アムラダの神託に逆らえば、司祭の立場が危うい。
これまでに貯めた財産を勝手に使うことはできないが、特例というのは存在する。普段なら、その特例を使うのは法王であるユピエルだけであったが――。
(や、やむを得まい。アムラダ様の神託となれば、法王猊下も納得して下さるだろう)
司祭は数名の修道士、そして修道騎士を呼ぶと、神像の運搬を命じた。
この日の昼過ぎには、秘密裏に神像を積み込んだ馬車列が、メイオール村へと向けて出立した。
このときメイオール村では丁度、神殿の中でランドがジョシアに斬られそうになっていた。
それからのユピエルや修道騎士たちの暴走など知るよしも無く、修道士たちは街道を進み始めた。
*
ランドが襲われた日の朝――日の出から二時間後。
メイオール村の外れにある《白翼騎士団》に、ある報せが舞い込んできた。
「な――ランドが暗殺者に襲われたっ!?」
村人が伝えた内容に、レティシアの顔が色めき立った。
なんでも手伝い屋としてのランドに依頼をしにいったときに、紀伊から伝えられたらしい。
毒を身体に受けたランドは重篤な状態なため、しばらくは身動き出来ない――そんな内容を告げられた村人は、そのまま《白翼騎士団》へ報せに来たのだ。
村人が帰ったあと、レティシアは帯剣すると廊下へと出た。
(まさか、法王様や修道騎士たちが放った刺客ではあるまいな)
廊下を進んでいると、T路地状になったところで、リリンやユーキら騎士団の全団員に出くわした。
――なにがあった?
その光景に訝しんだレティシアだったが、一番最後尾にいるセラの姿を見て、納得がいった。
セラから経緯を聞いたのだろうという確信を以て、レティシアは先頭を歩くリリンへと声をかけた。
「ユピエル法王のところへ行くのか?」
「はい。問い詰めなければならないことがあります」
「まあ、なんだ。その内容は察しがつくが……」
語尾を濁しながら、レティシアの視線はセラへと向いていた。
「セラ……ランドの容体は?」
「……生きては、います」
感情を押し殺したような表情をしたセラに、レティシアは拳を固く握った。
「刺客というのは、法王が差し向けたのか?」
「ご存知でしたか。それを確かめに来ましたが……恐らく。ウトーが教会の恥と言っていたのは、刺客のことではないか――手傷を受けたばかりのランドは、そう言っていましたから」
「……そうか」
レティシアは廊下を進みかけながら、全員に告げた。
「セラとキャット……リリン以外は、所定の職務に戻れ。法王――様たちには、四人で尋問を行う」
この発言に、ユーキやクロース、エリザベートから不満の声が漏れかけたが、命令ということもあって、渋々といった表情で従った。
ユピエルたちを軟禁している修練場へと入ったレティシアは、長剣の柄に手を添えながら、怒りを籠めた声で質問を投げた。
「皆様がたに、お伺いしたいことがございます。ランドを暗殺するために、刺客を放たれましたか?」
「刺客……いえ。そんなことはしておりません」
一瞬だけ怪訝な顔をしながらも、ユピエルは静かに答えた。
レティシアが確認のために仔細を話そうとする前に、セラが口を開いた。
「今朝、ランドが刺客に襲われました。毒を使うその刺客の一撃を受け、ランドは今も治療中です。修道騎士のウトーが、教会の恥から護る――と、ランドに告げたそうです。状況的にランドを襲った刺客が、教会の恥と言わせた存在なのでしょう。
知らないなどと、言わせるつもりはありません。ランドを襲った刺客について、教えなさい」
セラの発言を聞いたユピエルが、大きく肩を上下させた。
「セラよ……もしランドが助からなければ、教会に戻りなさい。そのあとの生活は――」
「そういうことを聞きたいのではないっ!!」
修練場全体に響き渡ったセラの怒声に、ユピエルは肩を竦ませた。
他の修道騎士たちが呆気にとられた目を向ける中、荒い息を吐きながら、セラはユピエルを睨み付けていた。
「どうして……どうして、人の死を願うようなことを、平気で口にできるのです」
「そ、それは誤解だ、セラ。わたしはただ、おまえの身を案じて――」
「だったら、わたしたちの生活に関わらないで下さい。それが、わたしにとって一番の平穏になるでしょう。それなのに、刺客まで放つなんて……あなたは自分の価値観とは異なる、他者の幸せというのが、理解できないのでしょうね」
「セラ……わたしは、そんなに薄情では」
「説得力が皆無なんです、あなたの言い訳は、すべて!」
「ま、待ってくれ!」
セラとユピエルの言い争いに、痩身の修道騎士が割って入った。
「刺客について、法王猊下はなにも御存じない。あれは……わたしが勝手に使ったのだ」
「なん……なんと」
驚きの声をあげるユピエルに、痩身の修道騎士は平身低頭の謝罪を行った。
「申し訳御座いません。あのときは、それが法王猊下の御為になると……そう思ってしまったのです」
ユピエルはその修道騎士の肩に手を添え、小声でその贖罪を受け入れた。
しかし、それですべてが終わるわけではない。セラは一歩前に出ると、ユピエルと修道騎士に問いかけた。
「その刺客は、どこにいるのです」
「……わからん。ヤツは単独で動くのを好む。そして一度動き出せば、任務を完遂するまでは戻って来ぬ。ランドが死んでおらず、しかも治療中と知れば……またヤツを襲うだろう」
痩身の修道騎士の返答に、セラは固い声を返した。
「わかりました。そのときは、わたしがランドを護り、刺客を殺します」
そう告げて立ち去ろうとするセラに、ユピエルは顔を青ざめさせた。
「待ちなさい、セラ。止めるのです。その刺客は……彼女は、おまえの妹なのです。殺してはなりません!」
この絶叫に、セラはユピエルを振り返った。
「……なんですって? 今まで、そのような話、聞いたことがありませんが」
「今まで黙っていたのは、知れば妹に会いたがると思ったからです」
「当たり前です! どうして隠す必要など――」
「彼女の意志です。おまえの妹――ヘラは、信仰に身を捧げると誓ったのです。そして、わたしを護る剣になると、誓願を立てた。それ故、おまえには教えなかったのですよ」
「剣になる誓願――とはいえ、それで実の娘を暗殺者にするなど! 人の親のすることですか!?」
「暗殺者では、ありません。教会にとっての敵となる者に、裁きを下しているだけ。必ずしも命を奪うとは、限りません」
「そんなの……ただの詭弁ではありませんか。汚れ仕事であることには、変わりがありません。その妹――ヘラを殺すかどうかは別として、戦うことにはなるでしょう」
セラはユピエルに背を向けると、修練所から出て行った。それにリリンが続くのを見てから、レティシアはユピエルや修道騎士たちへと告げた。
「これでランドが死んだら、貴方たちを罪なき者を殺害した罪で、裁判をさせていただきます。それでなくとも、瑠胡姫たちからの報復もあるでしょう。どうか、御覚悟を」
「最後に、あたしもいいかしら」
キャットが法王の前で、腕を組んだ。
「自分の子どもに、最低な汚れ仕事を押しつけるなんて……悪党としての三流以下よ、法王様。教会の威厳を、自ら貶めないことをお勧めしておきます」
言葉の途中で踵を返したキャットは、そのまま修練場を出ていく。アインがドアを閉める音を聞きながら、キャットは前を歩くレティシアたちに追いついた。
そのとき聞こえて来たのは、セラのすすり泣きだった。
「……ランドを苦しめる原因にしかなってないんです。しかも、妹が……刺客の正体だなんて。わたしは、どうすればいいのか」
「セラ……おまえが気に病むことはない」
レティシアの慰めも、あまり効果はないようだ。
キャットは溜息を吐いてから、ワザと大きな声を出した。
「まったく……セラも弱くなったものね。少し前のあなたなら、自分だけの力で解決しようとしたでしょうに」
その挑発にも似たキャットの台詞に、レティシアとセラが同時に振り返った。
目に涙を溜めたセラはキャットを睨み付けたが、すぐに前へと向き直った。
「……そうかも、しれん。ランドの側に居られなくなるのが、たまらなく怖い。それに、わたし一人で解決できる問題か、自信がないんだ」
「そういう欠点だけは、かわらないのね。セラ、あなたは独りぼっちじゃないでしょ?」
キャットが顎で示した廊下の奥では、ユーキやクロースが、心配そうな顔を覗かせていた。
そんな二人を呆然と眺めているセラの顔を、リリンが静かに見上げた。
「……わたしも、ランドさんを殺させません。そのためなら、手段を選ぶつもりもありません」
ある意味、そら恐ろしいことを平然と口にするリリンに、セラは思わず吹き出しそうになった。
(あぶないあぶない)
騎士団の皆にも秘密にしたことを、漏らしそうになってしまった。
先ほどまでの鬱積した気分が、すべてではないにせよ、冷静さを取り戻す程度には晴れていた。
セラはクロースたちも呼び寄せると、駄々っ子を見るような目で、しかし優しげな声音で告げた。
「すまないが、おまえたちの力を借りたい。ランドや瑠胡姫様を助けるため……協力してくれないだろうか」
「もちろん、そのつもり! 絶対に、ランド君たちを護りましょうよ」
「あ、あたしだって……ご協力します」
二人の返答を聞いたセラは、レティシアを振り返った。
「レティシア……少しのあいだ、団員をお借りしてもよろしいでしょうか?」
「ああ、好きにしろ。まったく……こうなるんじゃないかと、思っていたところだ」
レティシアは苦笑しながら、セラの肩に手を添えた。
「……怪文書の件もあるが、今は刺客のほうが重要だな。犯行を未然に防いで、捕らえてしまうとしよう。たまには、ランドにも貸しを作っておかないとな」
冗談を交えたレティシアに、セラは泣き笑いのような顔を見せていた。
------------------------------------------------------------------------------------
本作を読んでいただき、まことにありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
主人公がまったく出ない回ですが、色々と出てきました……って、四章になってから出すか……っていうのは、セラの妹や神託でしょうか。
まあ、引きの回収といいましょうか……回収の準備と申しましょうか。
エピローグを含めて残り七回で、回収しきれるのか……頑張ります(汗
ちなみに司祭がワインを飲んでいるのは、中世では普通……でしょうか。水の代わりにアルコールというのは有名な話ですし、魔女狩りの時代には拷問による悲鳴を肴に、ワインを飲んでいたという逸話もありますしね。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
次回も宜しくお願いします!
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