屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです

わたなべ ゆたか

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第八部『聖者の陰を知る者は』

二章-3

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   3

 昼間から振ってきた雪は、夕方近くには吹雪になり始めた。
 轟々と吹き荒れる風に乗って、細かい雪が村全体を覆い尽くしていた。外に出れば細かい雪が飛び込んできて、まともに目を開けていられない。
 雨戸を少しだけ開けて外の様子を確認した俺は、自室で鎧と籠手を身につけ、腰に長剣を下げた。
 厚手のマントとフードに、籠手の上からつける革手袋、それに鼻から口元を覆う布が、防寒着だ。
 昼間に見た足跡――あれがもし想定通りのものなら、この吹雪は奴らが身を隠すにはうってつけだ。
 積もった雪は、音を消してしまう。夜の闇に紛れてしまえば、それこそ誰にも気付かれずに村へ侵入、襲撃されてしまうだろう。
 それだけのことをする知能が、あの魔物たちにはある。
 俺が装備を整えて部屋から出ると、廊下に瑠胡とセラが待っていた。


「……どうしたんです、二人揃って」


「村の警戒に出るのでしょう? わたくしたちも共に参ります」


「相手の数もわかりませんし、数は多いほうがいいでしょう」


 穏やかだが、瑠胡とセラは真剣な表情をしていた。二人には予め、足跡のことを伝えてある。それだけに、村のことはもちろんだが、俺の身も案じてくれているが、ヒシヒシと伝わってきた。
 でも、それは俺だって同じだ。
 俺は瑠胡とセラの肩に手を添えると、小さく首を振った。


「ありがとうございます。気持ちだけ、受け取っておきます。二人は俺が留守のあいだ、神殿のことをお願いします」


「そんなことは、紀伊たちだけで十分です。わたくし――」


「お願いしますよ、瑠胡。セラも。吹雪の中の戦いは、思っているよりも慣れが必要なんです。だから、二人には神殿の中で、護りを。といっても、俺だって村や神殿を襲わせるなんて、させませんけどね」


 俺が軽く肩を竦めてみせたとき、玄関がノックされる音が響いてきた。聞こえてくる足音から、紀伊が玄関へと向かったようだ。
 俺が玄関へと向かうと、開けられたドアから吹き込んできた風に乗って、冷気が階段の上まで運ばれてきた。
 身体の芯まで冷えそうな冷気を浴びた俺は、手でマントの前を閉じながら一階へと降りた。


「ランド様。今、お呼びしようとしていたところです」


 一階まで降りた俺を振り返った紀伊に頷くと、俺は全身雪まみれのデモスさんに小さく手を挙げた。


「デモス村長、こんばんわ」


「ランド――今、《白翼騎士団》から連絡が入った。おまえさんが言ったとおり、西の森から魔物の群れが迫っておるようだ。法王様の部下たちも、村の護りに入って下さるそうだが、それでも足りぬだろう。ランド、おまえさんの手も借りたい。やってくれるかね?」


「もちろんです。いつもと同じ条件だったら、助かりますけど」


「ああ、もちろん報酬は支払うとも」


 よし、言質はとった。

 せこいと言われるかもしれないが、こっちは命懸けなんだ。さすがに無報酬というのは、色々と厳しいわけだ。
 俺は瑠胡とセラを宥めながら神殿に残すと、西の森へと向かった。吹雪のせいで、視界は殆ど利かない。
 腕で顔を護るようにしながら、俺は森の中へと入った。
 村に近い場所は針葉樹が多いせいか、森の外よりも雪と風は穏やかだ。しかし降り積もった雪は、くるぶしと脹ら脛のあいだまで積もっていた。
 雪から脚を抜いて、次の一歩を踏みしめる。この積雪では走れないから、一歩一歩を確実に進むしかない。
 森に少し入ったところに、風よけあるランタンを手にしたユーキがいた。その隣にいたレティシアが、目深に被ったフードの下から、声をかけてきた。


「ランド、よく来てくれた」


「他の団員は、どうした?」


「アインも含めて、村の狩人たちと村の四方を護っている。リリンは使い魔で伝達と見張り役だ。修道騎士殿が三人も、こっちに来てくれたからな。戦力を分散させることができた」


「ああ、なるほどね」


 俺が周囲を見回すと、黒い修道服をきた男たちが、少し離れたところに佇んでいた。大柄の男がこっちを一瞥してきたけど、俺は無視をして森の奥へと目を向けた。


「それで、魔物の位置は?」


「さきほど聞いた限りでは、あと数分でここを通るらしい」


「まっすぐ来れば――ね。了解だ」


 俺はレティシアとの会話を打ち切ると、森の奥へ向けて意識を集中させた。
 一〇マーロン(約一二メートル五〇センチ)、一〇〇マーロン(約一二五メートル)、一キロン(約二〇〇〇メートル)……意識を広げてくと、一キロンを越えた辺りから、多くの気配が伝わってきた。
 雪が積もっているというのに、足が速い。恐らくだが、騎獣に乗って移動しているに違いない。
 蛇行しながら、こっちに向かってくる気配に、俺は長剣を抜いた。


「レティシア、ユーキ。あと半キロンくらいの距離から、魔物の気配を感じた。騎獣に乗ってる感じだから、気をつけろ」


「……わかった。ユーキ」


 レティシアが短剣を抜くと、ユーキはランタンを足元に置いた。
 そして自分も短剣を抜きながら、俺を見て首を傾げる。


「ランドさん、森の中なのに短剣を使わないんですか?」


「……持ってないんだよ。上手く立ち回って見せるから、心配しないでくれ」


 俺が肩を竦めると、ユーキは躊躇いながらも視線を森の奥へ戻した。
 微かに、狼のそれに似た唸り声が聞こえ始めていた。森の奥が真っ暗なせいで姿は見えないが、かなり近くまできているようだ。
 俺はヤツらが姿を見せるころあいを計りながら、竜語魔術の詠唱を始めた。


「グ――グルダルグ、グゥガグル、グル」


 俺が詠唱が終わった直後、六頭を越える大きな四足獣が姿を見せた。
 通常の狼よりも大型で、口の端からは牙が覗いている。特に固有の名はないが、メイオール村周辺では、全身が黒い体毛に覆われていることから、牙黒狼と呼ばれている。
 その牙黒狼の背には茶色い肌をした亜人種である、ゴブリンが跨がっていた。体躯は人間の大人よりも、やや低いくらい。鼻頭のない、鼻孔しかない鼻に、人間に似た歯と鋭利な犬歯、頭から背中あたりまで生えた茶色の毛は、頭髪というよりも体毛に近い。
 錆びた槍や短剣を携えたゴブリンどもは、真っ直ぐに俺たちの元へと向かってくる。
 この周辺のゴブリンは、山の奥に生息している。滅多に山を降りない彼らだが、食料に乏しい冬期になると、狩り・・のために人里を襲う。
 この暗がりは暗い洞窟で暮らし、夜行性でもあるゴブリンにとって有利だ。それを理解しているから、村を襲う前に、俺たちをなぶり殺しにするつもりなんだろう。
 しかし俺の竜語魔術、〈神の雷光〉が完成している。
 俺の真上に現れた光球が、辺りを照らし始めた。
 突如現れた眩い光に、ゴブリンと牙黒狼どもが怯んだ。


「今だ、レティシア!」


 俺のかけ声で、レティシアは短剣の切っ先から〈火球〉を放った。
 竜語魔術は攻撃じゃなく、周囲を照らすためだ。下手に放てば山火事になりかねないが、今の状態を維持すれば灯りとなるため、俺たちが有利に戦える。
 レティシアの〈火球〉を受けて、ゴブリンが牙黒狼から落ちた。致命傷ではなさそうだが、胴体の火傷に苦悶している。
 俺は慎重に歩を進めながら、ゴブリンや牙黒狼へと、連続で〈遠当て〉を放ち始めた。
 雪の上では、素早さで牙黒狼に勝てない。だから遠距離攻撃で、先手を取っていくのが、もっとも有効な戦術だ。
 不用意に突進するのは、愚の骨頂――なんだが。修道騎士たちは武器を手に、牙黒狼やゴブリンへと突進していく。
 嘘だろ――と思ったが、王都周辺ではここまで雪が積もらないから、戦い方を知らなくても仕方が無いんだろう。


「くそっ!」


 牙黒狼の首筋に突き立てた長剣を引き抜くと、俺は修道騎士たちの様子を伺いながら、迫って来たゴブリンの首を撥ねた。
 レティシアとユーキは、二人一組でゴブリンや牙黒狼を斃している。修道騎士たちはそれぞれに牙黒狼やゴブリンたちと対峙し始めていた。


「おおりゃああっ!」


 修道騎士の一人が、メイスをゴブリンへと振り下ろす。しかし、その一撃はゴブリンに躱されてしまい、空を斬ったメイスは雪の中へとめり込んでしまった。
 修道騎士がメイスを引き抜こうとするが、それよりも早くゴブリンが粗末な短剣で斬りかかった。


「うおっ!」


 メイスから手を放した修道騎士が雪面に倒れ込むと、痩身の修道騎士が右手の手刀を繰り出した。
 喉元を貫かれて、ゴブリンは絶命した。
 これでゴブリンは最後か――と、思った俺の耳に、獣の唸り声が聞こえてきた。
 大柄な修道騎士が、牙黒狼にのしかかられていた。首筋を狙う剣呑な牙を、修道騎士は両手で上下の顎を掴みながら、ギリギリのところで抵抗している。
 あの爆発の《スキル》を使う気配は、まったくない。
 他の修道騎士はもちろん、レティシアたちからも離れており、すぐに駆けつけられる状態じゃない。
 距離が離れすぎていて、レティシアも〈火球〉での攻撃を躊躇っている。
 俺は頭の中で描いた線を、牙黒狼の首の中心へと向けた。

 ――〈断裁の風〉っ!

 俺の左手から放たれた破壊の力が、牙黒狼の後頭部側から首の真ん中あたりまでを深く切り裂いた。
 ゆっくりと地面に倒れる牙黒狼から、修道騎士は身体を離した。のんびりと彼に近寄った俺は、固い声で話しかけた。


「大丈夫か? なんで、神殿で俺に使った《スキル》で戦わなかったんだ?」


 大柄な修道騎士は、どこか表情に困っている様な顔をしていた。
 数秒ほどの沈黙のあと、その修道騎士は絞り出すように問いかけてきた。


「なぜ、助けた」


「……なぜって。ヤバそうだったからってだけだけど?」


「そういうことを訊いたのではない。あそこで、わたしを見捨てれば、厄介者が一人減るだろう。見殺したところで、貴様の責にもならぬ。それなのに、なぜ助けた?」


 あまりにも想定外な質問に、俺は半ば呆れてしまった。


「あのなぁ……人をなんだと思ってるんだよ。魔物から村を護る戦いだったんだぜ? 誰も死なないのが、一番いいに決まってるだろ。まったく……普段から裏工作や異端探しとか、権力抗争や謀計ばっかりやってるから、そんな考えになるんだよ。わかったか、おっさん」


 溜息交じりに答えると、大柄な修道騎士の目が僅かに見開いた。
 しばらく無言だったのは、無礼な対応への怒りだと思っていた。そんな俺の予想に反して、大柄な修道騎士は呟くように言った。


「……おっさんと呼ぶな。わたしには、ウトーという名がある」


 いきなり名乗られて虚を突かれた俺に、その修道騎――いや、ウトーは口元に僅かに綻ばせたように見えた。


「……借りができたな、ランド・コール」


「いや、別に貸し借りを造るつもりはねーから。その気があるなら、勝手に返してくれ」


 助けたこっちのほうが、居心地が悪くなってしまった。
 踵を返してレティシアたちのところに戻ると、一羽のフクロウがユーキの左腕に止まっていた。


「ランド、村の被害はないようだ。襲撃は、あれだけだったようだな」


「ちょっと少ない気もするけどな。念のため、今夜一晩は寝ずの番をするべきだろな。あと明日から数日は、夜の警備を増やしたほうがいい。去年もそうしたし」


「……なるほどな。わかった、その予定でいくとしよう。すまないが、ランドも協力してくれ」


「……ま、仕方ねーな」


 とりあえず、今は村に戻って温まりたい。俺はレティシアやユーキと一緒に、リリンが待機している村の酒場へと向かった。
 背後から、痩身の修道騎士から微妙な視線を感じたけど……殺意が混じってなさそうだったため、あえて無視をすることにした。

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本作を読んで頂き、誠にありがとうございます!

わたなべ ゆたか です。

牙黒狼……は、一応オリジナルです。ワーグみたいなものと思って頂ければ……。

あと需要があるかどうかわかりませんが、おっさんがちょいデレです。こういう展開は昔の知り合いにいた、とある姉ちゃんの

「おっさんのデレには夢と浪漫とエロさがある、わかれ!」

という脅は――もとい、自己主張の印象が強いのです。てか、エロいの、か……?

少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

次回もよろしくお願いします!
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