165 / 275
第六部『地の底から蠢くは貴き淀み』
一章-7
しおりを挟む7
謁見を終えた俺たちは、すぐさま領主街クロイスを出た。
領主であるフレシス令室男爵の許可が出た以上、長居は無用ということだ。領主街から一番近い牧場は、キャリンという村にあるらしい。
クロースと相談した結果、俺たちは先ずキャリン村へ向かうことにした。
クロイスからキャリンまで、馬車で五時間ほど。俺たちがキャリン村に到着したころには、もう日が暮れかけていた。
大きな牧場を二つも抱えているだけあって、村の規模は小さくはない。領主街から近いこともあって、旅人も頻繁に訪れているのだろう。ザイケン領で最初に泊まった宿より、旅籠屋の規模は大きかった。
旅籠屋で部屋を確保したあと、クロースが俺たちを集めた。
「部屋も確保しましたし、今から牧場に行きませんか?」
「そうは言うが、もう夜になるぞ?」
「でも家畜が寝る前に、確認したいことがあるんです!」
クロースには珍しく、やる気をみなぎらせている――というか、ことを急いているような気がする。
セラに反論するクロースを見るに、俺たちの反応に焦れているようだ。
砦から出るころから、少し塞ぎ込んでいた気はするが……もう少し落ちついて行動をしないと、大事なものを見落とす可能性だって出てくる。
「クロース、落ちつけって。こんな時間に訊ねたら、相手だって迷惑に思うかもしれないだろ? まずは酒場にいる村人たちに、こっちの目的を説明してからのほうがいい」
「でも……」
「妾もランドの意見が正しいと思うがのう。クロース、ここは御主の故郷やもしれぬが、皆が御主のことを知っておるわけではない。まずは、我らが村民に危害を与えぬ存在だと、知って貰わねばな」
俺と瑠胡の意見を聞いて、クロースは口を閉ざした。
自分の意見が理解されず、それが悔しい――という表情ではあるが、同時に俺たちの意見にも正当性があることを理解しているようだ。
その葛藤は数秒ほどで、収まった。
「……わかりました。まずは酒場で、村人たちと話をしようと思います」
「そうだな。あの領主と話をするよりは、得意だろ?」
俺は場を和ませようと軽口を叩いてみたが、クロースの顔は晴れなかった。
……しまった。
こういうのは失敗すると、場の雰囲気が一気に冷えてしまう。皆の視線が集まる中、俺は背を縮こまらせながら、「ごめん」と小声で謝った。
まずは左にいたセラが、小さく溜息を吐いてから、俺の背中に手を添えた。
「まあ、ランドの努力は買います」
「……ちと、惜しかったのう」
「ホント……自省してます」
そんなやり取りのあと、俺たちは旅籠屋の酒場へと入った。こうした村では、旅籠屋の酒場が憩いの場になっていることが多い。
現に今も、十名ほどの村人たちがちびちびと酒を飲んでいた。
俺たちは六人掛けのテーブルに腰を落ち着けると、まずは夕食を注文した。
「なにを焦っているんだ、クロース?。おまえらしくもない」
窘めるにしては、優しい口調だ。真正面に座ったセラから僅かに目を逸らしながら、クロースはテーブルの上で指を弄んだ。
「そんな風に、見えますか?」
「ああ。なにか、思うところがあったのか?」
セラの質問に、クロースは視線を上げないまま答え始めた。
「あの……昼間の領主さんの言ったことが、どうしても許せなくて。家畜の世話をするのって、とても大変なんです。朝早くから働いて、家畜の出産が迫ると、それこそ夜を徹して世話をしています。周囲の自然にそっぽを向かれたら、それだけで間引きの決断だってしなきゃならなくなる――そういう厳しさがあるんです。それを、みんな村人のせいにして、自分たちは無関係を決め込むなんて……」
言葉の途中で口を噤んでしまうと、セラはテーブルを廻ってクロースの肩を抱いた。
実家が畜産を営んでいるクロースにとって、フレシス令室男爵の発言は、激しい怒りを抱かせたはずだ。
あの場で爆発させず、怒りを堪えただけでも大したものだが――その代わり、クロースは怒りを発端とした衝動に突き動かされるまま、家畜の調査を急ごうとしたようだ。
運ばれてきた食事――相変わらず、肉やチーズなどはない――を平らげたあと、クロースは立ち上がった。
「あたし、村の人たちと話をしてきます。ここの状況も聞きたいですし、目的も伝えて、明日からでも調査させて貰えるよう、お願いしてみます」
「それなら、俺も行くよ。元々は、俺たちが受けた依頼だし……タキって人がどこの村にいるか、知ってる人がいるかもしれないしな」
遅れて俺も立ち上がると、クロースは少しだけ口元に笑みを浮かべた。
ゆっくりと歩き始めた俺の前で、小走りに駆けていったクロースは、もう三人組の村人たちに話しかけていた。
「すいません! あたしはハイント領《白翼騎士団》に所属している、クロースといいます。家畜のことで、お訊きしたいことがあるんですけど……少し、お時間を頂いても良いでしょうか?」
クロースの村人たちは一様にぽかんと口を開けたまま、なんの反応も示さなかった。
騎士を自称しつつ、聞きたい内容が家畜という娘ッ子――このちぐはぐな存在に、どう対応して良いか判断できず、完全に固まっていた。
そんな状況に苦笑しながら、俺はクロースの横に並んだ。
「えっと、こちらが騎士というのは本当です。ザイケン領の御領主様の許可は頂いておりますので、警戒とかしなくても大丈夫ですよ」
「……あんたは?」
「ハイント領のメイオール村に住んでいる、ランドといいます。ザイケン領に住んでいるタキという女性から、家畜の異臭をなんとかして欲しいって依頼されたんです」
「タキ……?」
三人の村人たちは互いに顔を見合わせると、首を捻った。
のっぽの村人が、最初に怪訝そうな顔を俺に向けた。
「タキって人は、知らねぇなぁ。どこの村の人なんだね?」
「それが、俺もよく知らないんですよ。うちの村を訪ねて来て、住んでいる村も告げずに帰ってしまったんです」
お手上げという手振りをすると、村人たちは困惑の色を濃くしてしまった。
「近隣で畜産や酪農をしてる者なら、大抵は知っているつもりなんだが……タキという名は聞いたことがねぇなぁ」
「そうだなぁ。家畜を買い付けに来る商人から、そういった名は聞いたことがねぇ」
「ここから遠い村なのかなぁ?」
三人ともタキという女性とは面識とどこか、名さえ知らないときた。メイオール村の神殿を出てから、まるで煙のように消えてしまったこともあって、俺の中でタキという女性に対する不可解さが強まっていった。
領主街に着く前に泊まった二ヶ所の村でも、知らないって言われたしな……。どこの誰なんだ、ホントに。
それはともかく、タキという女性の名では、逆に不審感を募らせてしまう。頭に浮かんだ手段はあるが、了承を得ている状況じゃない。
少し罪悪感を覚えながら、俺はクロースへと指先を向けた。
「このクロースは、ザイケンの出身なんですよ。家は畜産をしているので、家畜にも詳しいですし。悪いようにはしないと思いますよ」
「へえ……クロース、ねぇ。クロース……」
「あ、思い出したよ! 確かフローグ村の娘が、どこかの騎士に仕えるとか、任命されたとか……そんな噂を聞いたな。その娘の名が、たしかクロースだったはずだ。仰々しい作り話か、噂が大きくなっただけって思っていたが、本当だったのかい?」
「は――はい! それが、あたしです! フローグ村に住んでいるノートスの娘です」
クロースが父親の名を告げると、三人の村人たちの顔が明るくなった。どうやら、疑心が晴れたらしい。
「なんだ、そうだったのかい。それなら、もっと早く言ってくれたら良かったのに」
「正直、俺たちじゃ家畜の症状はお手上げでなぁ。もしクロースさ――ええっと、騎士様が原因を突き止めてくれるってのなら、大助かりさ」
微妙な敬語が混ざりつつ、それでも村人たちの態度は一変した。協力的な言動に、クロースは嬉しげに、それでいて複雑そうな顔で応じていた。
ただ、小声で「ランド君、相談もなしに酷いよ?」という苦情を言ってきたんだけど――この件は元のテーブルに戻ったら、ちゃんと謝るとしよう。
「家畜を調べたいなら、今からでも構わないが……明日からのほうがいいかね?」
「本当ですか? 是非、お願いします!!」
両手を握りながら、クロースが満面の笑みを見せた。そして俺、そして瑠胡たちを振り返ってから、家畜を調べても良いと言った、垂れ目で茶色い口髭を生やした村人へと向き直る。
「早速、お願いします。少し荷物を取りに行きますから、ここで待っていて下さい」
村人たちが了承すると、クロースは俺と一緒に瑠胡たちのいるテーブルへと戻った。
しかし椅子には座らず、俺たちを見回してから自分の胸元に手を添えた。
「あたし、牧場に行ってきます。ええっと……アインさん、お手伝いをお願いします」
「俺はいいのか?」
元々は、俺たちが請け負った仕事だ。それなのに、クロースだけにやらせておくのは、申し訳ない気がする。
そう告げた俺に、クロースは苦笑しながら首を振った。
「いやあ、ランド君はいいよ。もう夜だし、ちょっと汚れると思うから……瑠胡姫様やセラさんに申し訳ないからね」
「おいおい、嬢ちゃん。俺はいいのかよ」
渋面になったアインに、クロースはしれっと告げた。
「ほら、独り身同士ですからね。臭い仕事は、率先してやりましょうよ」
「おいおい。俺は護衛で雇われたはずなんだがなぁ……」
嘆息しながらも、アインは諦めたように立ち上がった。
なんか、その……申し訳ない気持ちで一杯になってしまった。あとで、酒の一杯でも奢ることにしようか。先ほどの件で、クロースに謝る余裕もなかったし。
ただ、クロースの機嫌が回復したのは、ありがたかった。村人たちとの交流と、やることができて領主への怒りも幾分、和らいだのかもしれない。
そんなことを考えながら、クロースとアインを見送ったとき、酒場の隅にいる男が視界に入った。
金髪で質の良い衣服に身を包んだ男だ。前髪がやや長く、俯き加減だと目が見えない。
確かザイケン領に入ってすぐのころに、旅籠屋で話しかけてきた男だ。
「ランド君、姫様にセラさん、行ってくるね!」
荷物を持って戻って来たクロースに、俺は小さく手を挙げた。
視線を先ほどの男に戻したが、そのときにはすでに、酒場の隅には誰もいなかった。
-------------------------------------------------------------------------------------
本作を読んで頂き、まことにありがとうございます!
わたなべ ゆたか です。
月曜日から土曜までの作り置き(晩ご飯分)が、予想より早く終われましたので、いつもより早いアップとなりました。これから昼飯のついでに携帯ショップへ行ってきます。
前回書き忘れたのですが……物見の塔について、色々と書きましたが。
塔の高さが権威になるのか――と疑問に思うかもしれません。
昔のイタリアでは、領主だか首長だか忘れましたが……その街の長が造った塔よりも、高い塔を造ってはいけないという法律があったようです。
現実は小説よりも奇なりとは言いますけど……煙となんとかではないですが、こんなことで競い合う時代があったんですね。
ちなみに、この法律に対抗すべく、高さではなく塔の本数で対抗した貴族もいたそうで。色々と思うところはありますが、本人が満足してたならいっか……という感想です。
そしてこれはまったくの余談ですが、鳴門大橋にはガラスの床がありまして。そこから見える鳴門海峡はスリル満点で楽しいです。
あと、浜松にあるアクトタワーやスカイツリーの展望デッキからの街並みは絶景です。こういう観光地は楽しいですね。
少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
次回もよろしくお願いします!
10
お気に入りに追加
126
あなたにおすすめの小説
転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです!
小川悟
ファンタジー
いじめやパワハラなどの理不尽な人生から、現実逃避するように寝る間を惜しんでゲーム三昧に明け暮れた33歳の男がある日死んでしまう。
しかし異世界転生の候補に選ばれたが、チートはくれないと転生の案内女性に言われる。
チートの代わりに異世界転生の為の研修施設で3ヶ月の研修が受けられるという。
研修施設はスキルの取得が比較的簡単に取得できると言われるが、3ヶ月という短期間で何が出来るのか……。
ボーナススキルで鑑定とアイテムボックスを貰い、適性の設定を始めると時間がないと、研修施設に放り込まれてしまう。
新たな人生を生き残るため、3ヶ月必死に研修施設で訓練に明け暮れる。
しかし3ヶ月を過ぎても、1年が過ぎても、10年過ぎても転生されない。
もしかしてゲームやりすぎで死んだ為の無間地獄かもと不安になりながらも、必死に訓練に励んでいた。
実は案内女性の手違いで、転生手続きがされていないとは思いもしなかった。
結局、研修が15年過ぎた頃、不意に転生の案内が来る。
すでにエンシェントドラゴンを倒すほどのチート野郎になっていた男は、異世界を普通に楽しむことに全力を尽くす。
主人公は優柔不断で出て来るキャラは問題児が多いです。

最凶と呼ばれる音声使いに転生したけど、戦いとか面倒だから厨房馬車(キッチンカー)で生計をたてます
わたなべ ゆたか
ファンタジー
高校一年の音無厚使は、夏休みに叔父の手伝いでキッチンカーのバイトをしていた。バイトで隠岐へと渡る途中、同級生の板林精香と出会う。隠岐まで同じ船に乗り合わせた二人だったが、突然に船が沈没し、暗い海の底へと沈んでしまう。
一七年後。異世界への転生を果たした厚使は、クラネス・カーターという名の青年として生きていた。《音声使い》の《力》を得ていたが、危険な仕事から遠ざかるように、ラオンという国で隊商を率いていた。自身も厨房馬車(キッチンカー)で屋台染みた商売をしていたが、とある村でアリオナという少女と出会う。クラネスは家族から蔑まれていたアリオナが、妙に気になってしまい――。異世界転生チート物、ボーイミーツガール風味でお届けします。よろしくお願い致します!
大賞が終わるまでは、後書きなしでアップします。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️

スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。

加護とスキルでチートな異世界生活
どど
ファンタジー
高校1年生の新崎 玲緒(にいざき れお)が学校からの帰宅中にトラックに跳ねられる!?
目を覚ますと真っ白い世界にいた!
そこにやってきた神様に転生か消滅するかの2択に迫られ転生する!
そんな玲緒のチートな異世界生活が始まる
初めての作品なので誤字脱字、ストーリーぐだぐだが多々あると思いますが気に入って頂けると幸いです
ノベルバ様にも公開しております。
※キャラの名前や街の名前は基本的に私が思いついたやつなので特に意味はありません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる