彼にはみえない

橘 弥久莉

文字の大きさ
上 下
99 / 173
episode4 帰れない道

99

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

記憶の中の君と僕

青斗輝竜
ライト文芸
これは記憶を失った者の宝探しみたいなものだ。 僕は助けられて学生時代を過ごした。 でも、もうそんな記憶はない。 あるのは記憶を失った事と夢に出てくる彼女の事だけ。 その夢を小説にする。 僕がいたという事を証明するために。 俺が俺であった事を証明するために――

余命-24h

安崎依代@『比翼は連理を望まない』発売中
ライト文芸
【書籍化しました! 好評発売中!!】 『砂状病(さじょうびょう)』もしくは『失踪病』。 致死率100パーセント、病に気付くのは死んだ後。 罹患した人間に自覚症状はなく、ある日突然、体が砂のように崩れて消える。 検体が残らず自覚症状のある患者も発見されないため、感染ルートの特定も、特効薬の開発もされていない。 全世界で症例が報告されているが、何分死体が残らないため、正確な症例数は特定されていない。 世界はこの病にじわじわと確実に侵食されつつあったが、現実味のない話を受け止めきれない人々は、知識はあるがどこか遠い話としてこの病気を受け入れつつあった。 この病には、罹患した人間とその周囲だけが知っている、ある大きな特徴があった。 『発症して体が崩れたのち、24時間だけ、生前と同じ姿で、己が望んだ場所で行動することができる』 あなたは、人生が終わってしまった後に残された24時間で、誰と、どこで、何を成しますか? 砂になって消えた人々が、余命『マイナス』24時間で紡ぐ、最期の最後の物語。

ヘカテーダーク ~Diva in the dark~

海獺屋ぼの
ライト文芸
竹井希望は大叔母からの紹介でとあるバンドのドラムを担当することになった。 バンドメンバーのヴォーカルの女性と対峙したとき、希望はある違和感を覚える。 彼女の瞳には光が宿っておらず、完全な”暗闇”だったのだ……。 希望は彼らと関わっていく内にその”暗闇”の正体に徐々に近づいていくーー。 バンド活動を通して、青年たちが成長していく様子を描く、『月の女神と夜の女王』のスピンオフ作品。

どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。

kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。 前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。 やばい!やばい!やばい! 確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。 だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。 前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね! うんうん! 要らない!要らない! さっさと婚約解消して2人を応援するよ! だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。 ※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。

殺し屋 オブ バタフライエフェクト

会川 明
ライト文芸
クルスは殺し屋だ。 幼い頃から人をモノのように扱い、殺してきた。 しかし、最近になって、どうにも調子が悪い。 頭の中で幻聴が聞こえたり、殺し屋なのに一日一善を己に課すという奇行に走っている。 ある日、女性が黒塗りのバンに引きずり込まれるのを目撃する。 ママチャリをこいで、すぐさま追いかけた。 それが人生を変える出会いになるとも知らずにーー。

男爵令嬢に転生したら実は悪役令嬢でした! 伯爵家の養女になったヒロインよりも悲惨な目にあっているのに断罪なんてお断りです

古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
「お前との婚約を破棄する」 クラウディアはイケメンの男から婚約破棄されてしまった…… クラウディアはその瞬間ハッとして目を覚ました。 ええええ! 何なのこの夢は? 正夢? でも、クラウディアは属国のしがない男爵令嬢なのよ。婚約破棄ってそれ以前にあんな凛々しいイケメンが婚約者なわけないじゃない! それ以前に、クラウディアは継母とその妹によって男爵家の中では虐められていて、メイドのような雑用をさせられていたのだ。こんな婚約者がいるわけない。 しかし、そのクラウディアの前に宗主国の帝国から貴族の子弟が通う学園に通うようにと指示が来てクラウディアの運命は大きく変わっていくのだ。果たして白馬の皇子様との断罪を阻止できるのか? ぜひともお楽しみ下さい。

黒い鞄

ねむりありす
ライト文芸
ある日、玄関の扉を開けると黒いスーツを着た特徴のない無表情な男が立っていた。

鉄路を辿って ~試運転編①~ (突然気になってしまったあの人と、鉄道の直通運転によって結ばれてしまった可能性)

まずる製作所
ライト文芸
 ある鉄道路線の直通運転プロジェクトの準備が着々と進められる頃、神奈川県の閑静な住宅街に住む西谷百合絵はこの春に高校生となった。インドア派で内向的な百合絵は初めての高校生活にワクワクよりも鬱陶しさやボッチにならないかという心配を抱えていたが、幼馴染の寒川琴乃がクラスメイトだと知り胸をなで下ろす。  しかし、琴乃以外の親友が皆無だった百合絵は女子力を上げろという彼女のアドバイスを受けて家庭科部に入部。無事に女子力を向上させた百合絵は真妃や綾子という気の合う新たな友達を得る。  これで残りの高校生活も安泰だと胸をなでおろし日常を過ごしていた。しかし、何だか様子がおかしい。なぜだか、異様に胸がドキドキしてくるのだった。  謎の発作が彼女をたびたび襲うようになってくる。そしてなぜだか、同じクラスの男子、舟渡啓介の存在が気になって仕方がなくなってしまう。   「これってもしかして、恋⁉ なんで⁉ なんで私があんな奴のことを⁉」  私の観察記録を楽しむ琴乃に気づかれてしまったらおしまいだ。そう考え危機的状況に瀕した百合絵は、彼女に自分の想いを察せられないように隠し通そうとするもむなしく、恋心はすぐに見透かされてしまう。が、その先にはさらなる難航が待ち受けていることが判明する。それは、舟渡に溺愛している彼女、的場萌花の存在だった。  彼女はおしゃれでかわいいし、おまけに胸も大きい。それはとても百合絵には勝てっこない相手であった。あきらめよう。舟渡と的場の仲睦まじい姿を見てそう考えていた百合絵はとっさに舟渡からの視線に気づく。 「えっ、あんたには的場がいるじゃん。でもこれって、もしかして……」  とある私鉄沿線に住む女子高生の日常を描いたお話。彼女の恋の結末は? そして、恋心を抱いてしまった理由とは? *こんな方におすすめいたします。  首都圏の鉄道に興味のある方  現実世界の出来事をもとにした二次創作寄りの作品がお好きな方

処理中です...