改めて完結お疲れ様でした。
ネタバレ版感想です(^^)
プロローグの後から、どうしてそんな事になってしまうのか。卜部さんと佐奈さんが心通わせていくのを見守りながら、ラストを想像して切なくなりながら読んでいました。
佐奈さんの「加害者家族は罪を犯していない罪人」という言葉はすごく重くて。そしてその通りなんだろうと思いました。その事は、武弘のエピソードで、より痛感します。
卜部さん、佐奈さんもですが、岬さん、マサさん、みんなが発する言葉に深みがあり重さもあります。（岬さんの過去は辛いものでしたが、マサさんとのエピソード泣いてしまいました）それぞれが苦しみながらもお互いを救う存在になり、支え合い。人を救うのは人なんだなと、言葉の一つ一つが胸に沁みました。
謎解きという部分でも、気づかなかった点が多くて、伏線をキチンと回収されていたのがすごいです！何気なく出てきた小物が、まさかここで使われるとは！
犯人の本当の姿もまさかっ！と驚きましたが、動機も犯人側の心情もしっかり表現されていて、納得でした。
そしてエピローグ。よかった！本当によかったと心から思いました。
これだけ重いテーマですが、読後感が感動に溢れているのは、苦しみに勝る様々な愛の深さが表現されているからじゃないかと思いました。
おじいちゃんの愛。友情、人を思いやる心。
『罪は人の心にある』
タイトルに対する答えのようでもあり、作品のテーマでもあり、ラストでまた考えさせられました。
加害者家族支援が日本では全然進んでいないとの事。先の感想で教えていただきありがとうございます。
この作品を機に、1人でも多くの人がその現実を知れるように。たくさんの人に読んで欲しいと思いました。
1日経てばうまくまとめられるかと思ったのですが、長くなっただけで全然まとまらなかったです(>_<)
伝える語彙力欲しい！結局たいした感想にならずすみません。素晴らしかったです。
お疲れ様でした。

完結を待って一気読みしました。


124エピローグの当麻の母親に想いをこめて発した言葉が
とてもとても心に染みました。

犯罪だけでなく日常にある悲しみや苦しみにも当てはまるのではとおもいました。

強く、しなやかに物事を受け止めることができる親で有りたいと。

子供と同じ年代の犯罪や事故をニュースで見ると被害者の親、加害者の親として想像することはよくあります。他人事ではないと。
でも、想像よりも現実は苦しいですよね。物語を読んで短慮であったと痛感しました。

じわじわ色んなこと感じます。

今回はとてもメッセージ性の強い物語ですね。橘さんの作品の広さに感動です！

読み終えたばかりで感動の真っ只中です。
完結お疲れさまでした！毎日更新を楽しみに追わせていただいてました。１ヶ月巻きで執筆されたとは思えない、登場人物全員を深く表現された描写が本当に素晴らしいです…！
謎がちりばめられ次々に重なっていき、物語は一体どうなっていくのだろうかとハラハラドキドキしながら読んでいました。そのなかで、それぞれの抱える傷に涙して、少しずつ救われるようすに心が温まりました。
普段ニュースなどで触れる犯罪には被害者側に立って事件を捉えるので、加害者家族の方の苦しみはあまり想像したことがありませんでした。この作品で、その苦しみも問題点も我が身のように感じられ、多くのことを考えさせられました。罪を悔い改め、憎しみの連鎖を止められるのは愛。深いです。全ての人々が愛し愛される世界になればいいのに、と願わずにはいられません。
物語中盤での岬さんの言葉「他人を傷つけずに〜」、おじいちゃんの言葉「罪を償うことと責任を負うことは〜」という部分、なんて深い人生の真理…！と感動しました。
ラストはもう、息をのむ展開からの感動感動感動でした(TT)二人には心から幸せになってほしいと願ってたので本当によかったです。
加えて、伏線回収のお見事さにも感動しました！
読み終わり、うわあああ( ；∀；)という読後感のまま、感動ばかり連呼してしまいすみません。ほんとに感動の物語でした！
心にずっと残るような素晴らしい物語をありがとうございました。