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その11
しおりを挟む西鶴も近松も観し祭の燈今宵いくつの恋の焦がるる
ひょんなことで、わたしが和歌や短歌を詠むきっかけを与えてくれはった人たちは、もうこの世にいてはらへんようになった。
和歌の浦ゆきつもどりつする波や詠みしこころをどこへ運ぶか
これまでいろいろな短歌賞、和歌賞をもろたけど、もう表彰には興味おへん。それより、わたくしやからこその歌を詠んでいけるよう、お盆には恩人に手を合わせておす。
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