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第36話−秋時雨の姫 伍
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ん? 視界が少し悪いな。お、いたいた。
文章博士と良香が対面しているのを簾越しに見えた。
「───、───……」
「───」
くそ、もう少し近づかないと聞こえないな。
「───に、どうして」
「我……呪は、どうであった?」
呪だと?
「それが、右大臣様はお変わりないようです」
「フン、大方法師とやらに護られているのだろうな」
「良佳殿、私はどうすれば!」
「お前とは歌の縁があるからな、なあに心配するなすぐにカタを付けてやる」
文章博士とも歌の縁か、さすが雅な平安時代の人間だな。
いや、良佳は奈良時代の人間だったな、今は鬼だけど。時代が変わっても雅を分かち合う心は変わらないのか。
「あの時、あなたと縁を持つことが出来て本当に良かった」
「ククク、しかし、お前は実におかしな奴だ。風流を愛し、学問を好む主がなぜ、政事に興味を示した?」
「それは……」
「なんだ、権力が欲しいのか?」
「いえ、そうではなく」
ん? 何を言い渋っているんだ?
「右大臣さえ消してしまえばいいのだろう? 主が文章博士にならずとも良かっただろうに」
「はは、やはり、噂を聞いておられたのですね」
「ああ、都に足を入れればすぐに噂を耳にするぞ、それが―――親の官位と同列になったと聞けばな」
ああ、そうか、東宮坊だとしても、東宮学士と文章博士は同位、父親が学士として東宮に仕えているとしても、父親が亡くなるか、もしくは父親の官位が上がるまでは、自分の官位を下げているべきだろう。
出世しても褒められたモノじゃないな。
「……父が東宮学士になられたのは右大臣様からのお声がけのおかげでした。しかし、日に日にやつれていく父を救うために、父と位が同じになってでもも文章博士となりたかったのです。そうすれば、父を大学頭に推薦することが出来、東宮様のお付きには私が代わる事が出来るでしょう?」
なるほどな。父親が息子と同位になるのを避け、大学寮で学士をしている高齢な父親を頭に置くことは出来るだろう。だが、その計画を阻止するだろうな、右大臣ならば。
「ですが、結局文章博士になれたのも右大臣様が根回しされていたようなので、私は父も救うことが出来ない親不孝者になってしまいましたけどね」
「いや、主の才は周りが非難するような不出来なものではない、奴らの言葉の裏には常に羨望を認められない、醜い嫉妬が含まれているんだ、気にすることはない」
「……今日、ご一緒にこられた静春という青年も、そのように言ってくれたんです。貴方たちのような歌人として才ある方に言われると心の波が静まります」
「ククク、そりゃあ良かったよ」
―――
ということは、良佳はこちら側、とも言えるな。正直、法師がどのくらいの力を持っているか分からない以上、良佳をこちら側に引き入れたいところだが、いつ良佳が鬼だと気づかれるか……、一応、羅城門の鬼として良佳の正体を右大臣にバラしたのは悪役の満成だが、法師は気づいているだろうか?
いや、右大臣を駒にするぐらいだ、悪役としての素質は持っているだろう。気づいてはいるが、あえて放置している言うところか。
「き、……満成か」
この声は!?
聞き憶えのある声の方へ目を向ければ、そこには―――露影の姿があった。
「露影……お前がどうしてここに」
「なに、様子見さ」
「様子見?」
露影はそう言って、にやりと傷のある方の口角を上げると、これまで気配を気づかせなかった動きで目の前に移動してきた。
しまった。静春が隣で気を失っている。
距離を取ろうにも、式札に意識を集中しながら静春を抱えることは出来ない。
クソ、そう思った時、式札の方で俺の呪力に気付いたらしい良佳の声が近づいた。
―――
「なんだこれは」
「どうかされましたか?」
「ククク、あやつか」
―――
しまった、気づかれた!
「ああ、式札と五感を共有しているのか」
露影はそう言って体を動かせない俺と距離を詰める。
顔に露影の手が触れ、無理やり顔を上げられる。
タイミングが悪すぎる。
しかし、すぐに式札の方は良佳によって解かれたらしく、指に挟んでいた札が灰になった。
見つかったタイミングは悪かったが、これで静春を連れて……え?
静春の方を見ると、隣で横たわっていた姿はなく、一秒も経たずに露影に飛びかかった。
猫かこいつは……。
しかし、露影は静春の身体をひらりと躱す。
そして、簀子から飛び降り、地面に着地するとそのまま何事もなかったかのように軽く手を振り、背を向けた。
かと思いきや、思い出したのかのように振り向いて言った。
「満成、お前の呪詛返しなかなかだったそうだ」
「おまえ!」
そう言って、身を軽く翻し屋敷を囲む築地に飛び乗り闇に溶け込むように消えた。
―――姫が、お前を待ち焦がれているぞ
その言葉を残して。
姫? それに俺の呪詛返しは露影に返ったのか? いや、だが、あいつの言葉は他の誰かから聞いたような口ぶりだった。
「どうかされましたか!」
「お~、重~」
「なぜ、床に顔をつけているんですか!」
露影に飛びかかったとき、失敗した静春は顔を簀子の上に打ち付けたらしく、鼻の先が赤くなっていた。
「主の仕業だろう」
いつの間にか、文章博士の後ろにいたはずの良佳が式札を見せつけるかのように手に持ち隣に立っていた。
「話は聞いていたな」
「ああ」
「クク、なら話は早い、我と組め」
「……」
俺にとったら、願ってもない話だが、本当にこのまま、良佳と手を組むべきなのだろうか。なにか、仕組まれているような……。
「だ~か~ら~」
静春の大きな声が聞こえ、良佳の提案に応えずにそっちへ目をやった。
「重の妹が父君と重を心配してるんだって」
「えと、ですが、私も何回も言っている通り妹を持っていません」
「どうかしたのか?」
俺は二人の話を見かねて声を掛けた。
「あ、満成、やっぱり重は妹のことを忘れているぞ」
「ですから、私には妹はいません!」
「あのなぁ、さっき重の父君の屋敷に行って見てきたんだぞ!」
「父の所へ?」
そう言った、文章博士は顔を曇らせた。
「なあ、文章博士、父君は元気にされているか?」
「え、いえ、その」
そう言って、文章博士は良佳の方を気にするように見ている。
「こ奴もなかなかの手練れだ、教えてやれ」
「はい、父上は屋敷で休まれています、その最近あることがきっかけで体調を崩されまして」
服装を見て俺が陰陽寮の者だと気づいているからか、静春がいるからか、右大臣の事は口にしなかった。
「父の家には時間が空いている時に様子を見に行ってはいるのですが、眠っているままで」
「ええ! 戻っているのか!? なら、なんで、」
「静春うるさい、良佳、先の話は受け入れる、静春を車に連れていってくれ」
「クク、人使いが荒い奴だな」
そう言って、良佳は騒いでいる静春を抱えて連れて行った。
「さっき、屋敷に行ってあんたの妹を名乗る女に会った」
「しかし、私に妹は……」
「ああ、そいつは偽物だろう、俺たちにそう思わせる毒を屋敷にばらまいていたからな」
静春も感じたあの瘴気は、呪ではなく呪詛を使った毒、呪薬だろう。
「あの、あなたは陰陽寮の者ですよね」
「ああ」
「良佳殿とはお知り合いで?」
「いや、俺が勝手に知っていて、あいつも勝手に俺をしているだけだ、まあ、顔見知りってやつだな」
「そうですか、陰陽寮の者であれば彼を深く知ろうとしない方がいいですよ」
「……そうだな」
「あの、身勝手なお願いではあると承知しておりますが、父をどうかお救い下さい」
「悪いがこっちも、勝手に話を聞かせてもらっていたよ、こっちの事情もあってな、先に良佳に頼まれていたからあんたの依頼はすでに了承済みだ」
「あ、ありがとうございます!」
「まだ、助かると決まったわけじゃない、お礼は言うな、それと、あんたの父が床に臥せる前で変わったところはなかったか?」
「変わったところ、と言いますか、その右大臣様にお会いされた際に何かを頂いたようでしたが、それを見た後から体調が悪くなったような気がします」
「何か、か、それはどこにあるんだ?」
「はい、それはまだ父の屋敷にあります」
「そうか、分かった」
「あの、父の祓いを陰陽師に依頼しなかったのは、右大臣様が関わっておいでだからです、くれぐれもご用心ください」
「ああ、よく分かっているよ」
「父を、よろしくお願いします」
こうして、俺らは文章博士の屋敷を出た後すぐに高階学士への屋敷へと戻った。
ん? 視界が少し悪いな。お、いたいた。
文章博士と良香が対面しているのを簾越しに見えた。
「───、───……」
「───」
くそ、もう少し近づかないと聞こえないな。
「───に、どうして」
「我……呪は、どうであった?」
呪だと?
「それが、右大臣様はお変わりないようです」
「フン、大方法師とやらに護られているのだろうな」
「良佳殿、私はどうすれば!」
「お前とは歌の縁があるからな、なあに心配するなすぐにカタを付けてやる」
文章博士とも歌の縁か、さすが雅な平安時代の人間だな。
いや、良佳は奈良時代の人間だったな、今は鬼だけど。時代が変わっても雅を分かち合う心は変わらないのか。
「あの時、あなたと縁を持つことが出来て本当に良かった」
「ククク、しかし、お前は実におかしな奴だ。風流を愛し、学問を好む主がなぜ、政事に興味を示した?」
「それは……」
「なんだ、権力が欲しいのか?」
「いえ、そうではなく」
ん? 何を言い渋っているんだ?
「右大臣さえ消してしまえばいいのだろう? 主が文章博士にならずとも良かっただろうに」
「はは、やはり、噂を聞いておられたのですね」
「ああ、都に足を入れればすぐに噂を耳にするぞ、それが―――親の官位と同列になったと聞けばな」
ああ、そうか、東宮坊だとしても、東宮学士と文章博士は同位、父親が学士として東宮に仕えているとしても、父親が亡くなるか、もしくは父親の官位が上がるまでは、自分の官位を下げているべきだろう。
出世しても褒められたモノじゃないな。
「……父が東宮学士になられたのは右大臣様からのお声がけのおかげでした。しかし、日に日にやつれていく父を救うために、父と位が同じになってでもも文章博士となりたかったのです。そうすれば、父を大学頭に推薦することが出来、東宮様のお付きには私が代わる事が出来るでしょう?」
なるほどな。父親が息子と同位になるのを避け、大学寮で学士をしている高齢な父親を頭に置くことは出来るだろう。だが、その計画を阻止するだろうな、右大臣ならば。
「ですが、結局文章博士になれたのも右大臣様が根回しされていたようなので、私は父も救うことが出来ない親不孝者になってしまいましたけどね」
「いや、主の才は周りが非難するような不出来なものではない、奴らの言葉の裏には常に羨望を認められない、醜い嫉妬が含まれているんだ、気にすることはない」
「……今日、ご一緒にこられた静春という青年も、そのように言ってくれたんです。貴方たちのような歌人として才ある方に言われると心の波が静まります」
「ククク、そりゃあ良かったよ」
―――
ということは、良佳はこちら側、とも言えるな。正直、法師がどのくらいの力を持っているか分からない以上、良佳をこちら側に引き入れたいところだが、いつ良佳が鬼だと気づかれるか……、一応、羅城門の鬼として良佳の正体を右大臣にバラしたのは悪役の満成だが、法師は気づいているだろうか?
いや、右大臣を駒にするぐらいだ、悪役としての素質は持っているだろう。気づいてはいるが、あえて放置している言うところか。
「き、……満成か」
この声は!?
聞き憶えのある声の方へ目を向ければ、そこには―――露影の姿があった。
「露影……お前がどうしてここに」
「なに、様子見さ」
「様子見?」
露影はそう言って、にやりと傷のある方の口角を上げると、これまで気配を気づかせなかった動きで目の前に移動してきた。
しまった。静春が隣で気を失っている。
距離を取ろうにも、式札に意識を集中しながら静春を抱えることは出来ない。
クソ、そう思った時、式札の方で俺の呪力に気付いたらしい良佳の声が近づいた。
―――
「なんだこれは」
「どうかされましたか?」
「ククク、あやつか」
―――
しまった、気づかれた!
「ああ、式札と五感を共有しているのか」
露影はそう言って体を動かせない俺と距離を詰める。
顔に露影の手が触れ、無理やり顔を上げられる。
タイミングが悪すぎる。
しかし、すぐに式札の方は良佳によって解かれたらしく、指に挟んでいた札が灰になった。
見つかったタイミングは悪かったが、これで静春を連れて……え?
静春の方を見ると、隣で横たわっていた姿はなく、一秒も経たずに露影に飛びかかった。
猫かこいつは……。
しかし、露影は静春の身体をひらりと躱す。
そして、簀子から飛び降り、地面に着地するとそのまま何事もなかったかのように軽く手を振り、背を向けた。
かと思いきや、思い出したのかのように振り向いて言った。
「満成、お前の呪詛返しなかなかだったそうだ」
「おまえ!」
そう言って、身を軽く翻し屋敷を囲む築地に飛び乗り闇に溶け込むように消えた。
―――姫が、お前を待ち焦がれているぞ
その言葉を残して。
姫? それに俺の呪詛返しは露影に返ったのか? いや、だが、あいつの言葉は他の誰かから聞いたような口ぶりだった。
「どうかされましたか!」
「お~、重~」
「なぜ、床に顔をつけているんですか!」
露影に飛びかかったとき、失敗した静春は顔を簀子の上に打ち付けたらしく、鼻の先が赤くなっていた。
「主の仕業だろう」
いつの間にか、文章博士の後ろにいたはずの良佳が式札を見せつけるかのように手に持ち隣に立っていた。
「話は聞いていたな」
「ああ」
「クク、なら話は早い、我と組め」
「……」
俺にとったら、願ってもない話だが、本当にこのまま、良佳と手を組むべきなのだろうか。なにか、仕組まれているような……。
「だ~か~ら~」
静春の大きな声が聞こえ、良佳の提案に応えずにそっちへ目をやった。
「重の妹が父君と重を心配してるんだって」
「えと、ですが、私も何回も言っている通り妹を持っていません」
「どうかしたのか?」
俺は二人の話を見かねて声を掛けた。
「あ、満成、やっぱり重は妹のことを忘れているぞ」
「ですから、私には妹はいません!」
「あのなぁ、さっき重の父君の屋敷に行って見てきたんだぞ!」
「父の所へ?」
そう言った、文章博士は顔を曇らせた。
「なあ、文章博士、父君は元気にされているか?」
「え、いえ、その」
そう言って、文章博士は良佳の方を気にするように見ている。
「こ奴もなかなかの手練れだ、教えてやれ」
「はい、父上は屋敷で休まれています、その最近あることがきっかけで体調を崩されまして」
服装を見て俺が陰陽寮の者だと気づいているからか、静春がいるからか、右大臣の事は口にしなかった。
「父の家には時間が空いている時に様子を見に行ってはいるのですが、眠っているままで」
「ええ! 戻っているのか!? なら、なんで、」
「静春うるさい、良佳、先の話は受け入れる、静春を車に連れていってくれ」
「クク、人使いが荒い奴だな」
そう言って、良佳は騒いでいる静春を抱えて連れて行った。
「さっき、屋敷に行ってあんたの妹を名乗る女に会った」
「しかし、私に妹は……」
「ああ、そいつは偽物だろう、俺たちにそう思わせる毒を屋敷にばらまいていたからな」
静春も感じたあの瘴気は、呪ではなく呪詛を使った毒、呪薬だろう。
「あの、あなたは陰陽寮の者ですよね」
「ああ」
「良佳殿とはお知り合いで?」
「いや、俺が勝手に知っていて、あいつも勝手に俺をしているだけだ、まあ、顔見知りってやつだな」
「そうですか、陰陽寮の者であれば彼を深く知ろうとしない方がいいですよ」
「……そうだな」
「あの、身勝手なお願いではあると承知しておりますが、父をどうかお救い下さい」
「悪いがこっちも、勝手に話を聞かせてもらっていたよ、こっちの事情もあってな、先に良佳に頼まれていたからあんたの依頼はすでに了承済みだ」
「あ、ありがとうございます!」
「まだ、助かると決まったわけじゃない、お礼は言うな、それと、あんたの父が床に臥せる前で変わったところはなかったか?」
「変わったところ、と言いますか、その右大臣様にお会いされた際に何かを頂いたようでしたが、それを見た後から体調が悪くなったような気がします」
「何か、か、それはどこにあるんだ?」
「はい、それはまだ父の屋敷にあります」
「そうか、分かった」
「あの、父の祓いを陰陽師に依頼しなかったのは、右大臣様が関わっておいでだからです、くれぐれもご用心ください」
「ああ、よく分かっているよ」
「父を、よろしくお願いします」
こうして、俺らは文章博士の屋敷を出た後すぐに高階学士への屋敷へと戻った。
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