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縁とまゆ
前夜(1)
しおりを挟む「お疲れ様でしたー! 残りの曲も通しておきたかったんですけど、前日に回させて下さい。申し訳ない!」
午後三時から約五時間は指揮棒を振っていたはずの伊波は、一切疲れを見せない笑顔で合奏を締めた。
今回のリハーサル日程が今日と本番前日にしかないのは伊波の都合だそうだ。
腕時計の時刻は午後八時三十五分。施設の定める閉館時間は午後九時で、それまでに練習室の鍵を返さなくてはならない。
「それでは代表に引き継ぎまーす」
伊波はそう言い、コントラバスを肩に寄り掛からせた眼鏡の男性へ視線を移した。
引き継いだ男性は楽器を床に置きながら言う。
「えー、細かい連絡は後ほどチャットに投げておきますが、次のリハは前日の十二月十一日です。くれぐれも風邪引かないように気をつけてー」
「いつも思うけど島谷くん担任の先生みたいだよね」
「教職持ってるからね」
「うそー! 初耳!」
伊波が常任指揮者として、楽団員でコントラバス担当の島谷航太が運営面の代表として率いる『ディチェンブレ・ウインド・オーケストラ』は、横浜を拠点に活動するプロ吹奏楽団だ。
若い楽団ながら、高い技術力と豊かな表現力を武器にその存在感を示しはじめて約八年。知る人ぞ知る楽団から、徐々に知名度を上げつつある。
団名は創立月である十二月をなぜかイタリア語に訳して冠し、それならばと毎年十二月には定期演奏会を行っている。
今年は偶然にも十二日にコンサートホールの予約が取れ、日付と団名で見事なぞろ目になったと団内で話題だ。
「最後に、こちらのお二方から皆さんにご報告があるそうなので聞いてくださいねー」
島谷に手招きされた男女が前に出てくる。トランペットパートの二人で、男性の方が満由の視界に入ると、楽器を持つ手に汗が滲んだ。少しだけ高揚してしまったような、そんな反応。
だが同時に嫌な予感も覚えた。そしてそれはすぐに現実のものとなる。
「この場をお借りしてすみません。えー、私たちですが……この度結婚させて頂きました!」
「えー!」
「嘘ー!」
二人が宣言した直後、団員達は僅かな驚きの後に拍手や祝いの言葉やタンバリンの音で二人を祝った。
「おめでとう!」
「幸せになれよ~!」
尚も祝福が止まない中、照れながらも嬉しそうに笑う二人の笑顔は太陽のように輝いていて。
──気付けば和やかな報告も締めの挨拶も終わっており、片付けの終わった団員から次々と練習室を出ていくのが見えた。
満由は身体に小さな穴が空いて、そこから細く空気が漏れ出ているような感覚を覚えた。
体力勝負の合奏を乗り越えて疲労困憊の中、ふと視線を下ろして時計を見る。午後八時五十分。
好きな人が好きな人と結ばれているのを見るのは、何回目だろうか。
*
自分は男が好きなのだと、自覚したのは満由が中学生の頃だ。
当時好きだった人に想いを告げたらそれまでの友情はあっさり壊れ、潮が引くように人が離れていったのも同じ頃。
それから満由は、誰かを好きになっても伝えるべきでないと学び、胸の奥にしまい込むようになった。
いつの間にか時代は、満由のような好きのかたちに寛容になりつつあった。
では、本当に好きでどうしようもなくなったら伝えてみようと自分に掛けた枷を緩めてみたが──隠すことに慣れた自分は、そう簡単には生き方を変えられなかった。
好きな人が別の人を選び、それが成就していく。
見守る立場にしかなり得ないが、一方で傷は浅く済んだ。好きな人と知らない女性の仲睦まじい姿を見ることで、その人は男は対象外なのだと気付けるから。
練習室からの帰り道、満由は息を吐いた。
宙を漂う白い息は満由の頬を掠めながら後方へと流れる。
今日失恋した相手もそうだ。最初はほぼ一目惚れで、そのあとは遠くから見ているだけだった。
短めの黒髪にすっきりとした醤油顔は爽やかなイケメンといった印象で、性格は陽気で朗らか、皆に愛される人気者。
あれは満由が入団したての梅雨時だった。
『もしかして、傘忘れた? 入ってく?』
今日と同じような本番間近のリハーサルの日。予報になかった雨に降られて駅から動けなかったところに出くわした。
彼は長谷川といって、満由の出身大学でも有名人だった。
在学中に複数のコンクールに入賞したり、競争率の高いトランペットという世界で常に成績上位者に名前を連ねていたり、技術表現ともに十年に一人の奏者として注目されていた。
楽器は違うが満由にとっても憧れの存在であり、彼と同じ楽団に入れたことも、密かなステータスであり。
そんな存在が、コンビニで買ってきたという大きなビニール傘を持って『想像以上にデカかったから』などと笑いながら満由を傘に入れてくれようとしていた。
夢にも思わないシチュエーションに、満由はしばらく驚きで感情が無色透明になったのを記憶している。
その日はじめじめとした湿気の濃度が高かった気がするのに、長谷川の纏うオーラときたら驚くほど清涼だった。
うっかりお言葉に甘えかけたが、満由は慌てて丁重に断った。
長谷川の背負うトランペットと満由のユーフォでは、荷物のかさばり具合に違いがあり過ぎてひとり分以上のスペースを取ってしまう。いくら特大サイズのビニール傘とは言え、傘からはみ出すことは目に見えていた。
ましてや憧れの人との相合傘だなんて、冷静でいられる気がしない。
『じゃあコレやるよ! 俺もう一回傘買ってくるから!』
すると長谷川はその特大傘を満由に押し付け、止める間もなくコンビニへとんぼ返りしたのだ。
そうですかありがとうございますと長谷川を置いて出発できるわけもなく、満由は狼狽しながら長谷川の帰りを待ち、気にしなくていいのにと言う長谷川を説き伏せて傘代をきちんと払い──そんな流れで、リハーサルが行われるホールまで一緒に行くことになったのだ。
何を話したかはもう覚えていない。緊張していたことは鮮明に覚えていて、でも嬉しかった記憶として満由の心に残っている。
いや、たった短時間話しただけですぐ好きになってしまうわけではない。
第一印象をほぼ確実に「話しかけづらい」と言われる満由にとって、気さくに接されるのが弱いだけで。
その後の道のりは更に強まった風のせいで会話どころではなくなり、濡れ鼠になってホールに到着してみれば満由たちと同じようにずぶ濡れの団員が数人居て。
満由を含めた濡れ鼠が身支度を整えられるようリハーサルの開始時間も先送りとなった時──それは訪れた。
満由が楽器ケースを拭いたり荷物を乾かしたりしていたところへ、長谷川が声を掛ける。
『いや~、凄かったな! 結局傘役に立たなくて悪かった! あ、楽器より、頭先に拭いた方がいいぞ~』
目の前が急に、ふさふさとしたタオルの感触に覆われた。ずぶ濡れの満由の頭をタオルで拭いてくれている。
突然のことにもう何度目か分からない驚きで息を詰めていると、
『風邪ひくなよ~』
その優しい声音とともに、タオルの隙間から太陽のような長谷川の笑顔が見えた。
これが決定打で──
長谷川は皆に等しく優しい。分かっている。
だからいつものように、好きでどうしようもなくなるまで。
そう温めている間に今日のご報告を聞くこととなったのだった。
満由に略奪愛の欲はない。だから想い人に相手がいたと分かった時は、そっと席を外すように諦める。
当然、誰かと付き合ってみたい気もある。
だがまた失敗したら。──考えるのはそればかりで踏み出せないのだ。
「寒……」
楽器を背負い、混雑した電車に乗る気が起きなかった満由は歩いて帰宅中だ。距離にして一駅分だが、早くも後悔している。足の指の感覚はもう皆無だ。
風が強く吹く。目を細めて風が吹いてきた方を見やると、満由はいつの間にか川を跨ぐ橋の上にいることに気が付いた。
ふと欄干から見下ろすと、川の色は夜空を映して黒々と染まっている。
こんなに風が吹いているのにまるで水など無いような暗い静けさは、満由の目を吸い寄せて離さなかった。
失恋は慣れている。ショックは受けるが、楽器が上手く吹けない絶望の方が大きい。
そのはずだが、今日は何だか思考が上手く働かなかった。
「……僕、なにやってんだろ……」
足先に溜まるぼやけた痛みのせいで足を動かすのがひどく億劫だ。
もうこのまま、動きたくないような。
──すると、クラクション音を短く鳴らしたステーションワゴンが満由の傍に止まり、助手席側の窓が開いた。
「何してんの? まゆ」
運転席から窓を覗き、満由を見上げる男と目が合う。
「……帰ってるとこ」
さっきまで縁の問いに詰まる心地だった満由だが、言葉にすると自分の立ち位置が分かる気がした。
不思議そうに大きな目を瞬かせるこの男は、瀧田縁、トロンボーン奏者。満由と同じ楽団員で同僚……だけでなく、満由の中学の吹奏楽部で一年上の先輩として出会ってから高校、音大、職場まで一緒になってしまった腐れ縁だ。縁だけに。
「電車は? 止まったの?」
「知らない。歩いて帰りたい気分だっただけ」
「思い切ったね。今日寒さの底みたいだけど」
風上の方から冷たい風が吹き下りてくる。
「……言わないで。より寒くなった」
「乗ったら? もう無理しない方が良いよ」
縁はそう促し、車内の灯りを点けた。
満由の胸中ではお言葉に甘えたい気持ちと無視して歩き出したい気持ちがせめぎ合う。
「それに俺、まゆの忘れ物を預かってるんだよ」
「嘘」
「ほんと。ほら」
縁が指差す後部座席へ目を移すと、そこには見覚えのあるものが運転席と後部座席の間に挟んで固定されていた。
「あっ……!?」
「このミュート、まゆのでしょ?」
自分の両手を見下ろすが、楽譜の入っている鞄と背中にある楽器とは別に、もう一つの荷物──ユーフォのベルに挿し込んで使う弱音器がないことを今更思い出した。
カラーコーンほどの大きさで嵩張る物を忘れ、その上忘れたことも忘れていたなんて。
「あ、ありがとう、ございます……。ご面倒を……」
「とんでもない。じゃあ、ついでにって言ったら何だけど」
とんでもない取引を持ちかけられるのではないかとつい身構えるが、
「ご飯どこか寄って行かない? もう買ってたら買いに寄らせて欲しいんだけど」
構えた自分が馬鹿らしくなった。
「……まだ、買ってないけど」
「けど?」
「今日、機嫌悪いよ」
「なんだ、いつものことじゃん。今更気にしないよ」
どこか引っかかる返しだったが、満由は誘惑に負けて後部座席のドアを開けてしまった。家までまだ距離があるし、寒さの底なら仕方がない。
満由は自分へ向けて言い訳をしながら肩から楽器を下ろし、左の座席へ楽器を乗せた。
右の座席には縁の赤いトロンボーンケースがシートベルトを掛けられて座っている。満由も同じようにベルトを引き出し、楽器を支えながら金具を差し込んだ。車で楽器を運ぶ時の命綱である。
助手席に滑り込むと思ったより限界だったらしく、車内の暖かさにほっと息を吐いてしまった。
「お疲れー」
「……ん」
縁の視線から逃れるように、満由はシートベルトを締めた。それを見て静かに車を発進させる、縁の横顔を盗み見る。
高い鼻筋に、満由と同じく数時間ほど楽器を吹いたはずなのに荒れを知らない薄い唇。
はっきりとした眉目は今は前を向いていてよく見えないが、瞳の色は赤を感じる濃い琥珀色なのだ。
それだけでなく肩につく長さまで伸ばした緩い癖のある黒髪を後ろで束ねており、少し残した後れ毛がやけに小慣れていて──つまりは女性が放っておかないような分かりやすい美形が、瀧田縁という男である。
「何食べたい?」
声に驚いてとっさに目を逸らしたため若干目を回していると、無視をされたと思ったのか縁は苦笑した。
「何でもいいならまゆの家に上がり込むよ?」
「何でよ。おかしいでしょ」
「突然外食の気分じゃなくなって来たんだよね~。何しろ寒いし」
「ほんと気分屋」
「まゆには負けるよ」
「うるさいよ」
満由がぴしゃりと言ったのに縁は可笑しそうに笑う。
「まゆだって結構疲れてるみたいじゃん」
「それは、そうだけど……」
「じゃあ、そうしよ。決まり」
「えっ、ほんとに僕ん家?」
縁は繁華街に向かう交差点で反対方向にハンドルを切り、満由の見慣れた道へ車を走らせた。
まゆは、満由がずっと呼ばれ続けているあだ名だ。満由と見て「みつよし」より「まゆ」と読みたくなる気持ちはよく分かる。それが由来だ。
本名があまり好きではない満由が受け入れているうちにすっかり定着したが、呼ばれすぎて本名が「まゆ」と思われるようになったのは、それはそれで複雑である。
途中で縁はコンビニに寄り、二人分の夕食を調達して満由の膝の上に乗せるとまた車を走らせた。
電子レンジで温めるタイプの麺類二つと、缶ビールや缶チューハイが数本。
「……いくらした? お酒と」
「それくらい奢るよ」
「縁に借り作りたくないから払う」
「律儀だなあ」
建物の灯りがどんどん後ろへ流れていく。あれだけ遠かった満由の最寄り駅をあっさり見送ると、車は脇道に入って行った。
入団してから分かったことだが、縁は意外と満由の近所に住んでいる。
団の集まりの後、いつまでも縁と同じ方向へ帰るので不審に思っていたら徒歩三分圏内の近所が判明し、縁に家を覚えられた。
そうでなければ、凍え切った満由を拾ってくれることはなかったわけだが。
満由はまた、縁を盗み見る。
──縁のことをそういう目で見たこともある。
ただ、縁はストレートだ。
女性と付き合っている姿しか見たことがないし、その間隔がとても狭い。
だから満由の中で縁のことは、早い段階で対象外判定だった。
少ししたら別の女性、またしばらくしたら別の女性、と次々変わっていく様に縁の印象が下がっていくのも早かった。一年の内、縁と付き合う女性が五人くらい代替わりしているのを見た時には呆れたものだ。
しかし逆に言えば、それでも縁を放っておく女性はいない。彼がフリーになった途端、どこからかその情報を聞きつけて新しい誰かが寄り添っている。
(来るもの拒まず、が過ぎるんだろうな……)
満由はそこで思考を止め、細かく首を振った。
(なに、今の。らしくない。)
縁が誰と付き合おうが別れようが、対象外なのだから関係ない。
それなのに何故、今更こんなことを気にしているのだろう。
それもきっと失恋のせいだ。
こんな日は、酒で忘れるしかない。
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