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美咲ルート
ブラコン姉妹は、天使だろうか? 美咲√(15)
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幸一と美咲がデパートで仲睦まじくデートをしている所を眺めながら、トランシーバーで連絡を取り合う者たちが居た。その者たちは幸一に見つからないように、そして、幸一たちを見える場所で彼らの動向を探っていた。その中で一人だけ、見つかるかもしれないという位置で耳にイヤホンを付けている人物が居る。
「全員気を抜いちゃダメだよ?美咲はあれでも勘が鋭いんだから、こっちの動きはバレないようにね?」
『畏まりました。美咲お姉様は聡明な方……確かに気を付けなければなりませんね』
『ええ、そうですね!我ら「見目麗しい美咲お姉様を見守る会」略してMMMに在籍する者として!』
「じゃあ皆、美咲の動きに少しでも変化があったら教えてね?」
『『はい!会長っ!!』』
会長と呼ばれる少女は、笑みを浮かべて眼中範囲の幸一と美咲の事を眺める。
「ふっふっふ……美咲、そこだ。そう、もうちょっと近付いちゃえ」
『お母さん、あの子一人で何を言ってるの?』
『見ちゃいけませんよ』
擦れ違う親子の声が耳に入り、その少女は彼らに気付かれないように壁伝いで移動をした。深くフードを被っていた少女は、ぷはぁっと息を吐きながらフードを外して言うのであった。
「危なかったぁ。もう少しで美咲に兄者にバレる所だった。危ない危ない」
神楽坂美羽。その少女の正体は神楽坂美羽。スポーツ万能、好奇心旺盛という彼女の姿は実はもう一つ。それは『見目麗しい美咲お姉様を見守る会』の会員ナンバー1、正真正銘……MMMの会長なのであった。
『会長、美咲お姉様が動き始めました』
「何処に向かってる?」
『デパートの奥にあるゲームセンターのようですね。美咲お姉様はゲームを嗜むのですか?会長』
「ゲームセンター、かぁ。美咲はああ見えてゲーム得意だよ(何度か対戦してるけど、美羽よりやり込む時もあるしねぇ)」
再びフードを深く被った美羽は、デパートの奥にあるゲームセンターへと向かう。壁伝いに移動した為、移動はエレベーターやエスカレーターではなく階段で移動する。だが運動神経の優れている彼女であれば、数段飛ばしで移動をしても体力はそれほど消耗しないだろう。
やがてゲームセンターに辿り着いた彼女は、周囲に視線を送って情報共有をしている会員たちと頷き合う。そして彼女はゲームセンターの中へと入ると、目標である幸一と美咲はキャッチャーゲームに勤しんでいたのである。
「お兄様?こ、これを取って下さいませんか?」
「これは……」
「全員気を抜いちゃダメだよ?美咲はあれでも勘が鋭いんだから、こっちの動きはバレないようにね?」
『畏まりました。美咲お姉様は聡明な方……確かに気を付けなければなりませんね』
『ええ、そうですね!我ら「見目麗しい美咲お姉様を見守る会」略してMMMに在籍する者として!』
「じゃあ皆、美咲の動きに少しでも変化があったら教えてね?」
『『はい!会長っ!!』』
会長と呼ばれる少女は、笑みを浮かべて眼中範囲の幸一と美咲の事を眺める。
「ふっふっふ……美咲、そこだ。そう、もうちょっと近付いちゃえ」
『お母さん、あの子一人で何を言ってるの?』
『見ちゃいけませんよ』
擦れ違う親子の声が耳に入り、その少女は彼らに気付かれないように壁伝いで移動をした。深くフードを被っていた少女は、ぷはぁっと息を吐きながらフードを外して言うのであった。
「危なかったぁ。もう少しで美咲に兄者にバレる所だった。危ない危ない」
神楽坂美羽。その少女の正体は神楽坂美羽。スポーツ万能、好奇心旺盛という彼女の姿は実はもう一つ。それは『見目麗しい美咲お姉様を見守る会』の会員ナンバー1、正真正銘……MMMの会長なのであった。
『会長、美咲お姉様が動き始めました』
「何処に向かってる?」
『デパートの奥にあるゲームセンターのようですね。美咲お姉様はゲームを嗜むのですか?会長』
「ゲームセンター、かぁ。美咲はああ見えてゲーム得意だよ(何度か対戦してるけど、美羽よりやり込む時もあるしねぇ)」
再びフードを深く被った美羽は、デパートの奥にあるゲームセンターへと向かう。壁伝いに移動した為、移動はエレベーターやエスカレーターではなく階段で移動する。だが運動神経の優れている彼女であれば、数段飛ばしで移動をしても体力はそれほど消耗しないだろう。
やがてゲームセンターに辿り着いた彼女は、周囲に視線を送って情報共有をしている会員たちと頷き合う。そして彼女はゲームセンターの中へと入ると、目標である幸一と美咲はキャッチャーゲームに勤しんでいたのである。
「お兄様?こ、これを取って下さいませんか?」
「これは……」
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