9 / 13
八. 瓜子姫
しおりを挟む
毒でももられたように、体が痺れて動かない。
視界を塞ぐ、闇、闇、闇。
その闇の中で不自然な程、娘の顔ははっきりと見えた。白い肌が光を宿すように、くっきりと浮かび上がる。娘の首から上だけが、闇からもたげるように近づく。
まるで黄泉から蘇った、死人のように。
濡れた両の眼が、異質な光を宿す。
何故体が動かないのか、何故娘と二人だけで向かい合っているのか。桃太郎は何処へ行ってしまったのか。
前後の記憶が霧がかったように、酷く朧気で曖昧だった。
手の甲に、鈍い痛みが残る。
そうだ、一瞬何かに手を噛まれた。その直後、記憶があやふやになった。
意識が、どろりと闇の向こう側に溶けて流れ出した。
「もう一人の子は邪魔だったの」
娘の鈴の音の声が、闇に転がる。
「あなただけが必要だった」
娘の眼が、一層の妖しげな光を宿す。その眼は、底知れぬ闇そのもの。
かぐやは、射るように娘を見据えた。
くくっと、娘が笑う。
「あなたの名は?」
「かぐや」
「そう、かぐや……」
娘が、口の中に含ませるように、かぐやの名を呟く。
「お前の名は」
かぐやが娘に問い返す。己の声が、異質に歪みくぐもって耳に届く。
此処は、本当に現世か。
「爺と婆は、おらの事を瓜子姫と呼んだ」
娘が、三日月のような眼でほころむ。
子のない老夫婦から姫と呼ばれ、さぞ大切に育てられたのだろう。その瓜子姫を育てた老夫婦は、もうこの世には居ない。一年程前に、二人揃って亡くなった。村人はそう語った。
不意に、かぐやの中に厭なものが過った。
まさか、この瓜子姫が老夫婦を……。自分を大切に育ててくれた、老夫婦の命を……。
両の眼の奥にひっそりと沈む、得体の知れぬ底なし。
この娘ならば、それも有り得る事だと思えた。幼い童が、無邪気に虫を殺すように。
邪魔だと思えば、この娘ならばきっと、そうする。
「かぐや、おらはあなたの子種が欲しい」
唐突に、瓜子姫は洩らした。かぐやは即座に、その言葉の意味を汲み取る事ができなかった。
子種が欲しい。
それが何を示す言葉なのか、それを理解するのに数秒を要した。
「ミトノ、目交イセム……」
瓜子姫の着物が、滑るようにするりと落ちた。途端に、白い素肌が闇に映え浮かび上がる。
首筋からなだらかに下る細い肩、そこから垂れ下がる二本の腕、そして、胴体。丸く、玉のような乳房、続く腹、その下には、陰りを持つ淫靡な秘処。
目の前に、自分と歳の変わらぬ娘の裸体が、惜しげもなく晒されていた。
唾を呑み込む事すらままならぬ程、恐ろしく喉が渇いていた。心臓が、初めて知る速さで波打っている。かぐや自身の意思とは関係なく、血流が下腹部を熱くする。
瓜子姫の眼が、かぐやの全身を妖しげにねめつける。
「吾が身は、成り成りて、成り合わざる処一処あり……」
瓜子姫が囁いた言葉は、呪文のようにかぐやには聞こえた。
瓜子姫の白い腕が、ひらりとかぐやの首筋に伸びてくる。ひやりとした感覚が、かぐやの皮膚に走る。
死人のように冷たい瓜子姫の指先が、戯れるようにかぐやの肌を滑る。かぐやは総毛立った。
首筋から鎖骨へ降りた指先は、そのままゆっくりとかぐやから衣を剥ぎ取ろうと動く。自由の利かぬ体は、まるで罠にがかった餌食のように抵抗できない。されるがままに、瓜子姫の細い指先に翻弄されていく。
ミトノ、目交イセム……
絡みついた瓜子姫の声が、頭の奥で再び響いた。そのままその声は溶け、頭の芯に甘い痺れをもたらしていく。
完全に瓜子姫の手中に落ちてしまったのだと、かぐやは虚ろな意識の淵で気づいた。このまま身を任せてしまえば、そのうちに得も云われぬ快楽がもたらされる。ならば、それもいいだろう……。
女を求める男の本能が、それを受け入れようとしている。
あの柔らかく熱い足の間に、我が身を沈めよう。その淫靡なものを、かぐやはまだ知らない。
……吾が身は、成り成りて、成り余れる処一処あり……
巣くう闇の彼方から、知らぬ男の声が聞こえたような気がした。
それと、ほぼ同時だった。
「かぐやっ!」
名を呼ぶ声に、かぐやの意識は引き戻された。
刹那、勢い良く腕が引かれた。かぐやは、体がぐらりと崩れ落ちるような感覚を覚えた。そのまま、つんのめるようになりながら、たたらを踏む間もなく誘われ、走り出す。不快な痺れが、鉛のように動きの邪魔をする。体中の感覚、全てが鈍い。何か得体の知れぬ膜に包まれているように、土を踏み締めている筈の足の感覚すら伝わってこない。
此処は現である筈なのに、夢の最中のように全てが不確かだ。音すらも、水の底で聞くようにくぐもっている。
あの娘……瓜子姫は、きっと魔物だ。あの娘の毒針にやられたのかもしれない。手の甲に感じた鈍い痛み。あの時きっと刺されたに違いない。
桃太郎に引かれるままに足をもたつかせ走りながら、かぐやは朦朧と思った。
あのまま瓜子姫の餌食になっていたら、自分は……。
闇に艶かしく映える、白い肌。一糸纏わぬ、娘の柔肌。眼に焼きついたその肢体が、幾重にも重なりかぐやの記憶を掠める。
ミトノ、目交イセム……
鈴の音のような瓜子姫の声が、耳鳴りのように響き、転がった。
「また、邪魔をするのね。小賢しい……」
肌を晒したまま、瓜子姫は気怠く吐き捨てた。すっと細めた眼を、戸の方へ向ける。
「天の邪鬼、居るのでしょ?」
戸の陰、気配が動く。瓜子姫に声をかけられるのを待っていたように、それは顔を覗かせた。
かぐやに瓜二つの顔形。見間違う程、寸分違わぬ同じ姿。けれどあの少年は、それすらも見破ってしまったのだろう。だからこうして此処へ戻り、本物のかぐやを連れて逃げ去った。瓜子姫の邪魔をして。
あのかぐやという少年と目交ってしまえば、後は時を待つばかりだったのに。瓜子姫が成そうてしている事は、それで全て叶う筈だった。
空に宿り、黄泉から現世へ舞い戻ってまでも成したかった事。
黄泉では肉体は必要ない。
けれど、現世に現れる為にはその魂が宿る肉体がなければならない。肉体を得ぬまま現世に現れても、それは空気と同じようなもの。
女の胎内に宿るのでは、不都合が生じる。あの子宮というのは厄介で、羊水の中に漂い十月十日眠る間に、魂はすっかり黄泉の記憶を忘れる。
空。ぽっかり空いたその闇は、黄泉から繋がるもの。
瓜子姫が成そうとしている事は、男女が対でなければ叶わぬ事。
本来ならば、決して現世で肉体を得る事などない存在を、瓜子姫は道連れに空に宿った。影と闇を司るその存在は、尊い協力者となる筈。しかも、あの方の体から生まれし者であるのだから。
そう、空に宿る道連れにしたのは、かぐやだけだった。
なのに意とせぬ余計な者までもが、空に宿り肉体を得た。
あれは間違いなく、桃の眷族。
「かぐやに噛みついた時に、その姿形だけではなく、魂からも全てを得ているのでしょ? 天の邪鬼」
瓜子姫の腕が、すうっと伸びる。細い指先が、かぐやの姿をした天の邪鬼の首筋をなぞる。指先はそのまま、合わせた衣の隙間から鎖骨を辿り肩を撫でていく。次第にかぐやの顔をした天の邪鬼の眼に、欲望の色合いが現れる。それを確かめた瓜子姫の桜貝のような唇の端から、赤い舌先が覗く。
本物のかぐやの方が都合が良かったが、いた仕方ない。身代わりとして遜色ないだろう。
「立派に事を成して頂戴。おらの可愛い、天の邪鬼……」
腰紐がほどかれ、かぐやの姿をした天の邪鬼の体から衣が滑り落ちる。
互いに肌を晒した二人の体は、闇の中でゆっくりとひとつに重なり合った。
視界を塞ぐ、闇、闇、闇。
その闇の中で不自然な程、娘の顔ははっきりと見えた。白い肌が光を宿すように、くっきりと浮かび上がる。娘の首から上だけが、闇からもたげるように近づく。
まるで黄泉から蘇った、死人のように。
濡れた両の眼が、異質な光を宿す。
何故体が動かないのか、何故娘と二人だけで向かい合っているのか。桃太郎は何処へ行ってしまったのか。
前後の記憶が霧がかったように、酷く朧気で曖昧だった。
手の甲に、鈍い痛みが残る。
そうだ、一瞬何かに手を噛まれた。その直後、記憶があやふやになった。
意識が、どろりと闇の向こう側に溶けて流れ出した。
「もう一人の子は邪魔だったの」
娘の鈴の音の声が、闇に転がる。
「あなただけが必要だった」
娘の眼が、一層の妖しげな光を宿す。その眼は、底知れぬ闇そのもの。
かぐやは、射るように娘を見据えた。
くくっと、娘が笑う。
「あなたの名は?」
「かぐや」
「そう、かぐや……」
娘が、口の中に含ませるように、かぐやの名を呟く。
「お前の名は」
かぐやが娘に問い返す。己の声が、異質に歪みくぐもって耳に届く。
此処は、本当に現世か。
「爺と婆は、おらの事を瓜子姫と呼んだ」
娘が、三日月のような眼でほころむ。
子のない老夫婦から姫と呼ばれ、さぞ大切に育てられたのだろう。その瓜子姫を育てた老夫婦は、もうこの世には居ない。一年程前に、二人揃って亡くなった。村人はそう語った。
不意に、かぐやの中に厭なものが過った。
まさか、この瓜子姫が老夫婦を……。自分を大切に育ててくれた、老夫婦の命を……。
両の眼の奥にひっそりと沈む、得体の知れぬ底なし。
この娘ならば、それも有り得る事だと思えた。幼い童が、無邪気に虫を殺すように。
邪魔だと思えば、この娘ならばきっと、そうする。
「かぐや、おらはあなたの子種が欲しい」
唐突に、瓜子姫は洩らした。かぐやは即座に、その言葉の意味を汲み取る事ができなかった。
子種が欲しい。
それが何を示す言葉なのか、それを理解するのに数秒を要した。
「ミトノ、目交イセム……」
瓜子姫の着物が、滑るようにするりと落ちた。途端に、白い素肌が闇に映え浮かび上がる。
首筋からなだらかに下る細い肩、そこから垂れ下がる二本の腕、そして、胴体。丸く、玉のような乳房、続く腹、その下には、陰りを持つ淫靡な秘処。
目の前に、自分と歳の変わらぬ娘の裸体が、惜しげもなく晒されていた。
唾を呑み込む事すらままならぬ程、恐ろしく喉が渇いていた。心臓が、初めて知る速さで波打っている。かぐや自身の意思とは関係なく、血流が下腹部を熱くする。
瓜子姫の眼が、かぐやの全身を妖しげにねめつける。
「吾が身は、成り成りて、成り合わざる処一処あり……」
瓜子姫が囁いた言葉は、呪文のようにかぐやには聞こえた。
瓜子姫の白い腕が、ひらりとかぐやの首筋に伸びてくる。ひやりとした感覚が、かぐやの皮膚に走る。
死人のように冷たい瓜子姫の指先が、戯れるようにかぐやの肌を滑る。かぐやは総毛立った。
首筋から鎖骨へ降りた指先は、そのままゆっくりとかぐやから衣を剥ぎ取ろうと動く。自由の利かぬ体は、まるで罠にがかった餌食のように抵抗できない。されるがままに、瓜子姫の細い指先に翻弄されていく。
ミトノ、目交イセム……
絡みついた瓜子姫の声が、頭の奥で再び響いた。そのままその声は溶け、頭の芯に甘い痺れをもたらしていく。
完全に瓜子姫の手中に落ちてしまったのだと、かぐやは虚ろな意識の淵で気づいた。このまま身を任せてしまえば、そのうちに得も云われぬ快楽がもたらされる。ならば、それもいいだろう……。
女を求める男の本能が、それを受け入れようとしている。
あの柔らかく熱い足の間に、我が身を沈めよう。その淫靡なものを、かぐやはまだ知らない。
……吾が身は、成り成りて、成り余れる処一処あり……
巣くう闇の彼方から、知らぬ男の声が聞こえたような気がした。
それと、ほぼ同時だった。
「かぐやっ!」
名を呼ぶ声に、かぐやの意識は引き戻された。
刹那、勢い良く腕が引かれた。かぐやは、体がぐらりと崩れ落ちるような感覚を覚えた。そのまま、つんのめるようになりながら、たたらを踏む間もなく誘われ、走り出す。不快な痺れが、鉛のように動きの邪魔をする。体中の感覚、全てが鈍い。何か得体の知れぬ膜に包まれているように、土を踏み締めている筈の足の感覚すら伝わってこない。
此処は現である筈なのに、夢の最中のように全てが不確かだ。音すらも、水の底で聞くようにくぐもっている。
あの娘……瓜子姫は、きっと魔物だ。あの娘の毒針にやられたのかもしれない。手の甲に感じた鈍い痛み。あの時きっと刺されたに違いない。
桃太郎に引かれるままに足をもたつかせ走りながら、かぐやは朦朧と思った。
あのまま瓜子姫の餌食になっていたら、自分は……。
闇に艶かしく映える、白い肌。一糸纏わぬ、娘の柔肌。眼に焼きついたその肢体が、幾重にも重なりかぐやの記憶を掠める。
ミトノ、目交イセム……
鈴の音のような瓜子姫の声が、耳鳴りのように響き、転がった。
「また、邪魔をするのね。小賢しい……」
肌を晒したまま、瓜子姫は気怠く吐き捨てた。すっと細めた眼を、戸の方へ向ける。
「天の邪鬼、居るのでしょ?」
戸の陰、気配が動く。瓜子姫に声をかけられるのを待っていたように、それは顔を覗かせた。
かぐやに瓜二つの顔形。見間違う程、寸分違わぬ同じ姿。けれどあの少年は、それすらも見破ってしまったのだろう。だからこうして此処へ戻り、本物のかぐやを連れて逃げ去った。瓜子姫の邪魔をして。
あのかぐやという少年と目交ってしまえば、後は時を待つばかりだったのに。瓜子姫が成そうてしている事は、それで全て叶う筈だった。
空に宿り、黄泉から現世へ舞い戻ってまでも成したかった事。
黄泉では肉体は必要ない。
けれど、現世に現れる為にはその魂が宿る肉体がなければならない。肉体を得ぬまま現世に現れても、それは空気と同じようなもの。
女の胎内に宿るのでは、不都合が生じる。あの子宮というのは厄介で、羊水の中に漂い十月十日眠る間に、魂はすっかり黄泉の記憶を忘れる。
空。ぽっかり空いたその闇は、黄泉から繋がるもの。
瓜子姫が成そうとしている事は、男女が対でなければ叶わぬ事。
本来ならば、決して現世で肉体を得る事などない存在を、瓜子姫は道連れに空に宿った。影と闇を司るその存在は、尊い協力者となる筈。しかも、あの方の体から生まれし者であるのだから。
そう、空に宿る道連れにしたのは、かぐやだけだった。
なのに意とせぬ余計な者までもが、空に宿り肉体を得た。
あれは間違いなく、桃の眷族。
「かぐやに噛みついた時に、その姿形だけではなく、魂からも全てを得ているのでしょ? 天の邪鬼」
瓜子姫の腕が、すうっと伸びる。細い指先が、かぐやの姿をした天の邪鬼の首筋をなぞる。指先はそのまま、合わせた衣の隙間から鎖骨を辿り肩を撫でていく。次第にかぐやの顔をした天の邪鬼の眼に、欲望の色合いが現れる。それを確かめた瓜子姫の桜貝のような唇の端から、赤い舌先が覗く。
本物のかぐやの方が都合が良かったが、いた仕方ない。身代わりとして遜色ないだろう。
「立派に事を成して頂戴。おらの可愛い、天の邪鬼……」
腰紐がほどかれ、かぐやの姿をした天の邪鬼の体から衣が滑り落ちる。
互いに肌を晒した二人の体は、闇の中でゆっくりとひとつに重なり合った。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
満月招き猫
景綱
ファンタジー
カラフル招き猫が未来ある若者の夢を叶えます。たぶん、きっと。
招き猫の正体は?
謎の占い師美月は?
そして、夢を諦めた仁山賢。
満月の夜、すべてが一変する。仁山賢のなんの代わり映えのない生活がその日を境に変わる?
運命の歯車が動き出す。
【毎日20時更新】銀の宿り
ユーレカ書房
ファンタジー
それは、魂が生まれ、また還るとこしえの場所――常世国の神と人間との間に生まれた青年、千尋は、みずからの力を忌むべきものとして恐れていた――力を使おうとすると、恐ろしいことが起こるから。だがそれは、千尋の心に呪いがあるためだった。
その呪いのために、千尋は力ある神である自分自身を忘れてしまっていたのだ。 千尋が神に戻ろうとするとき、呪いは千尋を妨げようと災いを振りまく。呪いの正体も、解き方の手がかりも得られぬまま、日照りの村を救うために千尋は意を決して力を揮うのだが………。
『古事記』に記されたイザナギ・イザナミの国生みの物語を背景に、豊葦原と常世のふたつの世界で新たな神話が紡ぎ出される。生と死とは。幸福とは。すべてのものが生み出される源の力を受け継いだ彦神の、真理と創造の幻想譚。
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑
岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。
もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。
本編終了しました。
泡沫神話
羽純朱夏
ファンタジー
神々が招いた諍いに、選ばれし人間はどうなるのか
――古より現代へ――
とある男神が黄泉の封印を解きそこからすべてが始まる。
剣に選ばれし女たちは剣に導かれるように、守護神を探す試練を与えられる。
果たして黄泉の扉を封じることができるのか――?
現代と異世界を交えて、神と人が邂逅するバトルファンタジー開幕
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
真説・桃太郎
にゃんすけ
ファンタジー
流罪にされた罪人の多くが辿り着く孤島、鬼ヶ島。打倒政府の旗を掲げ、鬼ヶ島に集結した罪人達が立ち上がるーー。
対するは、日本國の優秀な軍人を集めた軍隊「國防軍」。日本國の存亡を懸けた戦いがはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる