エクソシストの呪い

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その夜

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「ただいまー」
飯どうしよう。
僕は冷蔵庫を覗く。
冷蔵庫には豚バラ肉がある。
野菜室には白菜がある。
(ミルフィーユ鍋作れんじゃん)
ハスターなにそれ?
(鍋のこと。教えてやるから準備しろ)
はーい。
(まず、白菜を一枚ずつ剥がして)
OKだよ。
(そしたら白菜、肉、白菜、肉、の順で鍋に敷き詰めて)
僕は鍋に敷き詰めていく。
終わったよ~
(そしたら、酒、水、後白だし入れればOK)
ほい。
(じゃ、後は15分煮込むだけ)
はーい。
僕はIHを付けて鍋に蓋をしめて煮込んでいく。
ピコン。
携帯の方で何かあった。
携帯と取ると天羅さんからビデオ電話だ。
「もしもし?」
『もしもし?キリア?」
「ああ。キリアだよ」
『今何してる?』
「料理してる。」
『何作ってるの?』
「ミルフィーユ鍋」
『美味しそうじゃん。ちょっと見せてよ』
「待ってろ」
僕は携帯の画面を鍋に向けた。
『美味しそうじゃん』
「そっちは?」
『自分の部屋でゴロゴロしてる。』
「こっち来る?」
『良いの!』
「良いでしょ。親御さんに連絡してこいよ」
『分かった。すぐ行く!』
「はいよ。じゃ」
僕はビデオ電話を切った。
「さて、こっちもそろそろ良いかな?」
(そうだね、良さそうじゃない?)
僕は蓋を開けた。
白い煙が漂う。
(よし、こんなもんだな)
僕は鍋敷きをテーブルに出して鍋をそこにおいた。
「あとは」
僕は2人分の器と箸を出した。
後なに作ろう。
流石にこれだけじゃあな~
一応ご飯炊くか。
僕はささっとご飯を洗って炊飯器にセットした。
ご飯は締めに使えるからな。
後なにかあるかな?
冷蔵庫を覗くが何もない。
う~んスーパーまで5分だからな。
あ、そうだ。
『食材を買ってくるので先に上がっててください』
っと
ピコン!返ってきた
『了解であります!』
よし!ササッと行くか。
俺はスーパーへ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
天羅side
確か、先に上がってて言われたからね。
うん。良いはず。
「おじゃましまーす」
私は玄関を開けた。
リビングから白だしの匂いがする。
鍋の方に向かうと自分のとキリアの器と箸が並べられていた。
久しぶりに温かいの食べるな~
(お主、ご飯食べておらぬのか?)
アマテラスさんだ。
いや、食べているんだけどね。全部コンビニとかで売ってるものなんだ。
(それまたどうして)
私の親、姉に溺愛しててね。
(妹のお主には目を向けてくれないと。良く精神壊れなかったのう)
ああ、これに出会ったからね。
そう言って、私は携帯に目を向ける。
(音楽か)
そう。私の心を震え立たせるように歌詞やリズムが良くってね。
「ただいま~」
来たみたいだ。
「お邪魔してるよー」
「それは、良いけど何でアタッシュケース持って来てるの?」
「どうせなら、お泊りしてきなさいって」
「・・・そっか」
(じゃ、また今度。)
ええ。また今度
さぁ!キリアの料理を味わうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スーパーから帰ってきて疑問が湧いた。
なぜ彼女はアタッシュケース持っているのか
理由はお泊りしてきなさいって言われたらしいけど。
僕は頭の中を少しのぞかせてもらった。
『あっそ、ついでに出ていって。もうあなたいらないから』
彼女の髪と同じ、艶のある黒い毛の女の人が出てきた。
この人が母親か。
家、追い出されたのか。
この目本気だ。
一人か。僕と同じだな。
とりま、飯だな。
「少し、準備するから待ってて」
「はーい!」
彼女はウキウキな声で返事した。
僕は鯛とレモンと玉ねぎを買ってきた。
これで、カルパッチョができる。
まぁ、これは切って飾るだけだから比較的早く終わる。
後は、オリーブオイルをかければ出来上がりだ。
「おまたせ~」
「待ってました!」
「速攻で作ったからこんなもんだけど」
「良いよ良いよ!さ、食べよ」
「ああ、「「いただきます」」
「キリア、よそって」
「はいよ」
俺は天羅さんの分をよそる。
「ポン酢を掛けて食べてね」
「はーい!」
彼女が白菜を頬張る。
「ん~~~~~~!おいひい!」
「それは良かった。ちゃんと食べろよ!」
「!、はーい!」
彼女は笑顔で返事をした。
彼女のその、笑顔は僕は見たこと無い。
すごく、胸に何かが刺さった。
((ハスター、アマテラス心の中:計画通り!))
実は、試しに行ってみたらを言ってみた国を作った神や料理を作るのを促した邪神が裏で繋がっていたのは秘密のお話。
閑話休題
この時間が続けば良いな。。。
「キリア!おかわり!」
「はいよ」
僕はよそって渡す。
僕も食べるか。
僕は鍋からよそって食べる。
意外とこれ行けるな。
そろそろ、具がなくなるな。
「締めにするか。」
「うん!」
「カルパッチョ食べてて」
「はーい!」
僕は鍋をIHに置いた。
僕は炊飯器からご飯を入れて雑炊にする。
冷蔵庫から卵を出してボールでといだ。
少し、沸騰したかな?
僕はといだ卵を入れる。
ついでに九条ねぎもっと
そして、また煮込む。
2,3分すればいいかな?
「なぁ、天羅さん寝る場所どこが良い?」
「キリアの部屋」
マジですか。
「はぁ、わかった。」
僕、下で寝るか。
さて、そろそろ出来たかな?
蓋を開けてみる。
出来てるな。
「よし。出来た。」
「わーい!」
「子供みたいに喜ぶな」
「子供だもん」
「まぁ、良いや。僕等以外いないし。」
僕は鍋を持ってく。
「はい!食べていいよ!」
「頂きます!」
れんげを使って取っていく。
僕は彼女に見惚れていた。
「ねぇ~何ボーっとしてるの!」
「ごめんごめん!さて、食べるか」
僕らはしっかり夕飯を食べた。
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