【R18】完結:虚弱少女は【淫愛】に囚われる ~麗しの義兄と貴族令息の愛が重くて息ができない~

べらる

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「はーっ、ふーっ、……ん、ぅっ」
「ただでさえ俺の女神は、その場にいるだけで男を吸い寄せる悪い妖精リャナンシーなんですから」
「ご、めんなしゃ……っぁあ!」
「あぁ……こっちもこんなに馴染んでる。俺は一度も触れたことなかったのに……」
「は、ぅ……っ!」

 後孔に入ってるオモチャをトントンと押され、また声が漏れる。気持ちいい。気持ちいいのがツラい。ヤダヤダするように首を振ると、急に視界が明るくなった。

 目隠しを外されたのだ。

「ぁ……っ」

 ランブルト様の端正な顔が目の前に。
 湯上りだから髪がしっとり濡れているし、上裸なのがこれまた艶めかしい。

「ふーっ、ぁ……っ」
「油断した?」

 ベッドに寝転がらされ、胸の先っぽをにゅるんにゅるんと舐められる。
 れろ、れろ、ぢゅる、じゅるっ、にゅるんっ。

「あっ、いっあ、……っ」

 ランブルト様の視線が何故か扉の方に向かった気がするけれど、わたしはそれどころじゃない。また肉芽の奥の方を鷲掴みにされ、こちゅこちゅと弄られる。足がつま先までぴーんと伸びていくのが分かる。
 
「あ……もぅ、イ……ッ」

 束縛魔法でベッドに繋がれた腕をめいっぱい引き寄せて。
 面白いくらい腰を浮き上がらせて、もうすぐイケる、というところで。

 視界に、金髪だけじゃなくて黒髪が映り込んだ。
 え、と思う余裕もない。
 もともと舐められていた左胸だけじゃなくて、右胸もその人の舌でべろんと舐められる。

「あっ、ああ゛、んんぅッ!」

 にゅるんにゅるんちろちろ……。
 刺激が倍に増えて体が跳ねに跳ねまくった。

「ん、んんんぅ、あ、待ッ──あ、あっ、ああッ!」

 気持ちいい、気持ちいい……っ。
 両胸、同時に……っ。
 バラバラに、舐められて……っ!

「な、んでぇ……っ! あぜ、ぅしゃ、ま……っ!」

 いつの間にか寝室に入ってきていたアゼル様が、わたしの右胸をにちゅにちゅと舐めていた。外から帰ったばかりで、外套だけ脱いでベッドににじり寄って来たみたい。ランブルト様が扉の方をちらっと見ていたのは、アゼル様が部屋に入って来たことに気付いたからだろう。

「今日はもう少し時間がかかると思っていましたよ」

 ほんの少しだけ苛立ちを滲ませて、アゼル様に流し目を送るランブルト様。
 でもアゼル様は一切ランブルト様を見ることなく、じぃっとわたしの顔だけを見て胸をちゅぷちゅぷと吸っていた。

「いつもと違う匂いがする……」

 や……っ、アゼル様が、ち、くび舐めながら喋ってる……っ。

「い、っ……あ、ぁ……ぁあ!? る、としゃま……っぁあッ」
「……あぁ、すごく大きくなってきましたね」

 胸から口を離したランブルト様に、にゅるんっ、と肉芽の皮を剥かれた。
 わたしの肉芽が、ヒクヒクしている。

「吸ったら気持ちいいでしょうね?」
「え、ぁ……っ、あぁ……っ、あッ」

 顔がどんどん肉芽に近付いていく。
 目が、離せない。

「あ、あぁあッ、あぁッ!」

 ぶちゅぅっ……ぢゅるぢゅるぢゅる……!

「あぁッ、ぁぁあ、あ゛……っ!」

 バチバチッと火花が散った。喉が反りあがって、またイッてしまう。

肉芽ココがドクドク言ってますね。もっと触ってほしいってことかな。可愛い……」
「ふーっ、ふーっ」

 イッてる……っ。
 肉芽でイッてるのに、まだくにゅくにゅされ続けている。

「いぐっ、……ふ、ぁうっ、……あ、あ、ああ、ああ……っ!」
「……今日は、こっちに挿れられたの?」

 今度はアゼル様だった。
 完全に蕩け切ったわたしの顔をじっと見つめながら、さっきランブルト様に挿れられたオモチャをゆるゆると動かしている。

 ちがう……のに。
 さっきから切なくてツラいのはそっちの孔じゃないのに……っ。

「ふーっ、は、ぁ……い、っあ……ッ!」
「こっちも、熱くなってる。ドロドロだね……?」
「あぁ、あああッ」

 急に膣内にじゅぷぅ……っと人差し指が入って来る。関節部分を曲げられ、お尻側をちこちこと刺激される。それはちょうど、後孔に入っているオモチャに内壁を擦りつけるような動きだった。

「あぁああ、やっ、こへ、やだぁ……っ!」

 これがまた気持ちいいのだ。ゾクゾクゾクッと快感がのぼってくる。逃げたいのに、アゼル様とランブルト様に挟まれて動けない。全く抵抗できない状態で、アゼル様にねちっこく触られ続けて、膣内ナカでイッてるのかお尻でイッてるのか分からなくなった。

「やだぁ、こへ、ちがう、のぉ……っ!」

 ヤダヤダしてるのに、全然止まってくれない。

「まだお尻こっちだけではイケないだろうから」
「ちがうの、そうじゃ、にゃい、のにぃ……っ、あっ、ああッ!」
「それとも触手のいつものほうがいい?」
「ひ、……っ」

 ぶるぶると首を振る。

「や……っ、触手、は、や……っ」

 アゼル様に耳の縁をちゅっとされる。
 後孔のオモチャの少しだけ引き抜かれて、ぐっ、と押し込まれた。

 あ……いま、何か囁かれたら、絶対にイッちゃ──っ。

「イけ」

 甘いテノールに囁かれた瞬間、一気にもっていかれた。
 気持ちいいが爆発して、体がビクビクビクッと弾ける。

「あ゛っ、ふーっ、もう、……あ、あ゛ぅっ!?」
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