【R18】完結:虚弱少女は【淫愛】に囚われる ~麗しの義兄と貴族令息の愛が重くて息ができない~

べらる

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「み、じゅ……ぅ、っ」

 ランブルト様に手を掴まれる。
 恋人繋ぎのように、しっかりと指同士を絡ませて。
 わたしが抵抗できないように抑え込まれて。
 ささやかな抗議の声ごと絡めとるように熱い舌を入れられて。
 角度を変えて舌を入れられ、奥底で引っ込んでいる舌を引きずり出されて、

「あぅ……ぁっ!」

 舌同士を突きだした状態で、ぬちゅぬちゅと粘膜をこすり合わせると、背中にゾクゾクとしたものが走る。耳の上の髪をすくように撫でられたと思ったら、トロリとした液体が舌を伝って口内に入り込んでくる。

 それは、たっぷりと魔力を含んだ甘くて魅惑的な彼の唾液。

「これっ、みずじゃ、な……っ!」

 トントンと胸板を押してもビクともしない。このままじゃ溺れ死んでしまうと思って、必死になって飲み干していく。彼の白い服をクシャクシャに掴んで、背中を伝うゾクゾク感に耐えた。

 魔力の甘さに、視界が白んでいく。

「はっ、ぁ……っ」

 華やかな顔が離れてくれて、本日何度目かの酸素吸引タイム。

「いつ、気付かれた?」
「ぁ……ぅ……んっ」
「ここに、俺がオモチャを入れて、どのくらいで気付かれた?」

 ランブルト様の指が、じわりじわりとスカートをたくしあげて、太ももを撫でていく。どんどん上にいって、あともう少しで足の付け根に触れる──その手前で、ピタリと停止した。さわさわと撫でられて、ビクビクッと腰が跳ねる。

「貴女に仕込んだオモチャ、壊したのはアゼルさんだろう?」
「……っぁ……っ」

 地を這うような低くて甘い声が、わたしの鼓膜を震わせる。
 ランブルト様は、わざとかすめるように、太もも、恥丘、おへそ……と順繰りで指を動かし、服の上から胸の膨らみを絶妙な加減でタッチした。

「だ、って……っ」
「ちゃんと出来たらご褒美だと言っておいたのですがね。貴女に必要なのは、どうやらご褒美じゃなくてお仕置きのようだ」

 穏やかな笑みだけれど、目は全然笑ってなかった。ふるふると首を振ると、ランブルト様は心外そうな顔をして、わたしのうなじをスルスルと撫でた。

「やだ? ねぇユフィ、俺はただ証明してほしかっただけなんですよ? なのに貴女ときたら、気付かれただけじゃなくて、オモチャを取り出されて、こんな痕までつけられた」
「こ、れには、じ、じょーが……あぁっ」
「事情? はたしてどんな事情かな?」

 胸を膨らみをなぞっていた手が、急に先端へ。服の上からなのに、乳首を指でトントンされてビクッと肩が跳ねる。

「あぜるさ、まは、わたし、のせいでっ、……その……おかしくなって……っ」

 必死に話そうと努力がしている間にも、ランブルト様の手はわたしのブラウスのボタンに手をかけていた。プチンッ、と一つずつ外されていく。

「ただの……ちりょーで……わ、たしに、……魔力、を……っ」
「魔力ね」

 半開きになっている口の中に、急に親指を突っ込まれた。かなり奥の方で舌を押されて、少し苦しい。唾液が溢れてきて、涙もじわっと浮かんでくる。

「ただ魔力をあげるだけなら、どうして貴女の体にはこんな痕がついているのでしょうね?」
「や……っ。知ら、ない……っ」
「貴女が接触を許したからでしょう?」
「うぅ……っ」

 口から指が出て行ってくれる。
 ゆるゆると首を振って、知らないとアピールした。
 
「俺の女神は男を誑かすのが上手で困ってしまう。可愛い可愛い悪い妖精リャナンシーには、そろそろシツケが必要かな?」

 胸を守っていたものは、下着も含めてはぎとられてしまった。ぎゅっと目を瞑るのだけれど、待てども何もされない。それどころか、じっと這うような視線が胸に集中しているような気がした。

 視線を下げて、わたしも驚いた。

「え……っ」

 義兄につけられたと思われる鬱血痕が、いたるところで赤い花を咲かせていた。乳首なんて、吸われたのが一発で分かるくらい、ぷっくりと赤く勃ちあがっている。

「……本当に……貴女も、あの男も…………」

 誰に言ったかも分からない呟きを残して。
 ランブルト様は、わたしの胸に噛みつくようなキスを落とした。

「痛──ッ」

 痛みが走ったと思ったら、べろんと胸全体を舐められる。ねぶられ、吸われて、細めた舌先でチロチロされる。執拗に舐め回され、いつの間にか体がソファに寝転がってランブルト様を見上げる形になっていた。

「あっ、だめ……っ、ひぁ……ぁあっ」

 足の間に膝を入れられる。足を閉じられなくなった状態で、ランブルト様の手がソコに触れた。痺れが走って背中が弓なりに反る。

「指よりもこっちがお好みかな?」
「ひゃぁあ……っ?」

 細い棒のような何かが、にゅぷっ、とナカに入ってきた。すでに濡れそぼったソコを刺激するように、ヴゥ……と小刻みに振動にするソレ。間違いない、ついさきほどアゼル様に取り出されて壊されたオモチャと同じ物だ。

「や、ぁ……っ、コレ、もうやだ……っ」
もう・・?」

 ランブルト様が不快そうに眉根を寄せて、そのオモチャを少し動かされて。
 キモチイイところに、当てられる。

「あぁ、や、んっ……っぁあ、っぁっ!」




 ──そうして、どれくらいの時間が経っただろうか。

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