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第3章 ホイットニー家
27 媚薬*
しおりを挟む正午。
カーテンが閉め切られた、薄暗い部屋のなかで。
「アゼルさんには何と言って出てきたのですか?」
白いカップに珈琲を注ぎながら、ランブルト様がそんなことを聞いてきた。
「昨晩遅くから仕事なんです。わたしを家に送ってから、そのままギルドに……」
「はぁ、もうですか? アゼルさんは真面目ですね。まだ休職中でしょう?」
「昨日の時点で、復職届を出したみたいです。なんでも、ギルド長から上級夜の住人を討伐したいから、力を貸してほしいって言われたそうで……」
「ふらっと地上に現れてふらっと地下に戻っていった悪鬼ですね。昨晩遅くからギルド庁周りが騒がしいと思ったら……、やはりギルド長は討伐に舵を切ったのか」
昨晩の仮面舞踏祭中に地下から姿を現したのは、中級夜の住人である狼人間の集団と、上級に位置づけられる悪鬼五体だった。
狼人間の掃討は昨日時点で完了しているけれども、悪鬼は違う。彼らは、まるで人間を挑発するかのように地上に出てきて、一般人数名を殺したあと、やってきた狩人達を殴って戦闘不能にさせ、地下に戻っていった。
三メートルを超える巨体を持つ彼らは、他種族の夜の住人だけでなく、人間を食うこともある危険な種族だ。分厚い筋肉と脂肪を持ち、並の魔法では歯が立たない。力がとても強く、接近戦になると死を覚悟しないといけない。
「ギルドは昔から地下に悪鬼がいることを検知していましたが、討伐できていませんでした。人の味を覚えてしまった悪鬼を野放しにするのは危険と判断したのでしょうね。まぁ予想通りです」
殺された一般人というのが、悪鬼に捕食されたという話だった。
よくある話なのだけれど、思い出すと気持ちがどんよりしてしまう。
「アゼルさんが心配ですか?」
「はい。でもアゼル様はとっても強いので、大丈夫だと思っています」
「拳銃を一発食らっても、ピンピンしてるくらいですからね」
「あはは……そうですね」
ランブルト様から珈琲を受け取る。ミルクがたくさんで、角砂糖は五つだ。
苦い珈琲を飲めないから、甘めの珈琲を作ってくれている。ランブルト様にお礼を言って、一口飲んだ。ん、美味しい。
「あの、ランブルト様──」
「マリーに頼んで、今朝お菓子を買ってきてもらったんですよ」
はぐらかされた……?
まぁいいか。
「お菓子ですか?」
「ミレスで一番と評判のクッキーだそうでね。焼き立てを買うには、開店前から並ばないと買えないから、朝一番に並んでもらいました」
「朝一に並ばないと食べられないお菓子……」
ランブルト様が、アルミ缶に入った焼き菓子を差し出してきた。
包装フィルムに入っている苺ソースがかかったクッキー。とっても美味しそう……!
かくいうわたしは、ミレスシティにあるスイーツ店やケーキ屋を特集している雑誌を愛読するほどの甘いものが好きだ。新しい雑誌が手に入るたびに、マリーさんや他のメイドさんと一緒に読み合い、わいわいきゃっきゃとしていた。いわゆる女子会だ。
これは食べなければ……!!
「どうぞ」
さっそくクッキーを口に入れてみる。生地がしっとり甘くて、苺ソースがちょうどよく酸味が利いていて、……これなら何個でもいけそう……!
そうして至福のひと時を過ごしていると、ランブルト様も同じように個包装をといて、クッキーを口の中に入れているところだった。
「……ん、美味しいな」
「ランブルト様が甘い物を食べてる……っ!?」
「そんなに驚くこと? ま、そう言う自分が一番驚いているのですがね。ユフィさんにパンケーキを作ってもらって以降、私の甘いもの嫌いが昔のトラウマ&食わず嫌いが先行した結果だということが判明してね。今はとりあえず食べてみようという気持ちになってるんですよ」
そ、そうだったんだ……!
「じゃ、じゃあ、今度デカ盛りのパフェ食べに行きませんか!?」
「それは遠慮しておきますよ。くどそうだから」
「え、えぇ……っ」
残念。
そうやってしばらく、自分がここにきた目的を横に置いて、わたしはランブルト様との談話を楽しんでいた。
そして──
「あの、ランブルト様」
「なにか?」
「今日は遊びに来たわけじゃなくて……ランブルト様に……きっちりとお話を……」
立ち上がろうした瞬間に、体がふらっと傾いた。
あ、れ………? おかしいな、薬はさっきアゼル様にもらったものを飲んだはずだから、このタイミングで魔力が切れるのは早すぎる。じゃあいつもの、急にくる突発的な眩暈だろうか。
にしては、体が……熱い気がする……。
「ら、ん……────ひゃぅっ!」
ランブルト様がわたしの腕を掴んでいた。
支えてくれているだけなのに、この異常なぞわぞわ感はなに……?
「お話、ね。いいですよ、何でも話してください」
「え、と……わ、たし、らん、ぶると様から交際と結婚に関する手紙を貰った時、とってもびっくりして……ひゃぅ……っ!」
「おおっと、危ないですよ」
耳にかけていた髪を指でスッとすくわれ、その拍子に耳を撫でられてゾクゾクした。膝から力が抜けそうになって、ランブルト様に抱きとめられる。
「ご、ごめんなさい……っ!」
「謝る事じゃありませんよ。話を続けて?」
「っは、い。……そのときは、なんでわたしなんだろうって思ってて、……っんく、でも……ランブルト様が、昔、狩りに参加した人で……わたしが助けた人だって知って、とっても驚いて……」
抱き上げられて、そのままどこかへ運ばれる。
やわらかな……なんだろう、この感触はベッドの上……かな?
「立ってるのがツラそうだと思ったので、横になっていてください。で? 私だと知って驚いたんですね?」
「はい……。前もちょっと話したことがあると思うんですが、……昔から誰かの役に立ったことがなくて…………魔力も少なくて、んっ。……みんなに迷惑をかけて……、何にも出来ない能無しで、……唯一、出来そうだったのが治癒魔法だったんです……」
「その魔法で私は二度も命を救われました。能無しだなんてとんでもない、あまり自分を卑下したらダメですよ」
ランブルト様がおでこを撫でてくれる。
その感覚で肩が跳ねそうになった。
……大事な話をしてるのに……。
「人が欲しいと、思う言葉をかけるのが、上手ですね。ランブルト様がモテて、白王子だと言われる理由がよく分かります……」
「……ただの、処世術ですがね」
「その処世術で勇気づけられる事もあるんです。マザルク先生に会いに行って、自分の体のことを知って……馬車の中で落ち込んでいたときに、慰めてくれて……とても、救われたような気持ちになりました」
「…………」
「気配りもできて、情熱的で、優しくて、ほんと……ランブルト様は、わたしなんかにはもったいない方で、────ひっぅ!」
ランブルト様の指が頬をかすめた瞬間、ビクビクッと体が震えた。
「どうしたんです?」
「あ、いや……さっきから、体が……っヘン、で……」
「ヘン、というのは?」
「体が、熱くて、頭がぽーっとしてきて……っおか、しいん、です」
「へえ、それで?」
官能たっぷりの声で囁かれて、背中がゾクッとした。
「ら、んぶるとさま……っひ、っやぁ……っんっ」
首筋を指の腹でつつっとなぞられて、腰が跳ねたわたしに、ランブルト様は口端を歪め、声をあげて笑った。
「体が熱いでしょう? 媚薬ですよ、媚薬」
「……び、や……く……?」
「感じにくい女性の初夜を手助けする目的で作られているもので、感度をとても高めてくれます。あの珈琲に入れておきました。一般的な使用量よりも、ほんのすこーし多めに、ね?」
「どう、……して……っ?」
「常々フェアじゃないなと思っていたんですよね」
どこからともなく現れた黒い布みたいなものが、わたしの手首に巻き付いてきた。上に持ち上げられ、縛られる。
これは、人を束縛するための魔法だ。
引っ張っても、まったく解ける気配がない。
「キスすれば、こっちは貴女が欲しくてたまらなくなるのに、貴女ときたら拒否できるだけの余裕がある。それもそうですよね。その汗、その唾液、その愛液にいたるまで、すべて俺というオスを虜にする“蜜”そのものだから」
「あっ、ひゃ……っんっ、んんっあっ!」
武骨な手が、服の上から肢体をまさぐっていく。首筋、脇、胸、腹、腰……そして、ふとももの際どいラインへ。甘い痺れが駆け抜けて、鼻から声が抜けていく。
「オスから精液を搾り取るのが夢遊魔の本能だ。より濃厚で質の良い精液を得るために、寄生した人間に深い快楽を享受させようとする。ええ、本来ならもっと性欲に素直で貪欲で、男に媚びまくって男漁りをするような安い女に成り下がるはずで、イヤだの怖いだの言うはずがない。にもかかわらず貴女には“理性”というものがあった」
わたしの顔をじっくり観察しながら、ランブルト様の手がスカートの裾にさしかかる。ももの下側を這い、そこから指の骨部分で撫であげていく。そこに確かな快楽を感じて「っああ」と声をもらせば、すっ、と指が付け根部分にかすめた。
「んっ、ゃっ……ぁ!」
「俺にとってはとても悩ましい話でね。男を拒絶していじらしく身を守ろうとするのを可愛らしいと思う反面、貴女は一度たりとも俺を求めてこなかった」
「ひっ、ん……ぁ、ああ」
「魔力を貰う──いわば捕食対象という意味では、貴女は俺を気に入っていたはずなのにね?」
「ほ、しょくなんて、そんなっ──ああっ、ん」
下着をぐっしょりと濡らし続ける淫口は、刺激を待ちわびてヒクヒクと動いているのに、決してそこには触れてこない。女性特有のこんもりとした丘のまわりに、触れるか触れないかの微妙なタッチを繰り返される。
その魅惑的な声で、たっぷりとわたしの官能を高ぶらせていく。
「そんなことない? じゃあ、この蜜は俺の魔力を期待して出しているものではない、と?」
「ひっ、うっ、ご、ごめん、なさ……っ」
ランブルト様は蜜を指ですくいとると、見せつけるようにペロリと舐めた。
「本当はね、こんなまどろっこしいことはやめて、貴女にキスしたくて仕方ないんです。でも、それだと貴女に俺の苦痛を味わってもらえないでしょう? 今日は話し合い、お互いの本音をぶつけ合う日ですからね?」
かろうじてわたしの秘所を守っていた下着は、いつの間にか取り払われていた。
ランブルト様がわたしの太ももを鷲掴みにして、ぐっと開いた。
ランブルト様の視線が、とにかく熱くて。
情欲の炎を宿した瞳が足の間から見えて、クラクラしてしまう。
羞恥で足を閉じようとした瞬間、手首を縛っていた布のようなものが足にも絡みつき、開脚の手助けをしてくる。
「い、やぁ……見ないで……っ」
「綺麗ですよ。白い雪のような肌の中央に、一筋の赤い割れ目が浮かび上がっていて……何度見ても本当に綺麗。見ないで? 俺だけには見せてほしいな」
じーっと見つめられたソコが、熱い。
こぽり……っと、蜜を吐き出したのが分かった。
「もったいないな」
「っ、ひやあっ、つめた……っ!」
濡れそぼる蜜をすくいあげて、ナカに押し戻すような動きで、何かがソコに埋め込まれる。
「え、あ……な、──やぁああっ!」
異物が入ってきた恐怖はすぐに快楽へと変わり、たまらず背中が反りあがる。細い棒のような物は、ナカでどうやら小刻みに振動しているようで、さざ波のような快楽を絶えず送り込んでくる。
潤んだ瞳から涙が流れていく。
「うっ、やっ、……ひゃ、うぅ……っああ」
「ラティアの杭という名前でしてね。あぁ、ラティアというのは女神の一人ですよ。マンネリ化しがちな男女の営みをより濃厚してくれる優れものですよ。特にここのメーカーは女性を傷つけないように配慮されていて、装飾も可愛らしい。貴女に使うならこれだと思っていた代物なんですよ」
言いながら、ランブルト様はその杭とやらを引き抜いたり差し込んだり、掻きまわしたりし始めた。奥にさしこまれて、イイ所をこすられる。腰が持ち上がって弓なりになった瞬間、杭が引き抜かれた。
「っん、ぁ……っ!」
杭が出ていく感覚に、思わず動きそうになる腰を抑えながら、わたしの様子を静かに観察しているランブルト様に手を伸ばした。
「あっ、やあっ、ら、んぶるとさま……いっかい、止めてっ。これじゃあ、話が……できないっ」
伝えたいことがある。
ちゃんと言いたいことがある。
わたしの気持ち、伝えたいのに。
「出来ますよ。貴女が耐えればそれだけで済む。さて、話の続き……といきたいところですが、実はこのあと来賓がありましてね」
「え…………」
「心配しなくても、ここは俺が施した防音の魔法と物理的な結界を張ってあります。念のため人払いもしてありますので、誰ががやってくることはありませんよ」
再びわたしのナカ……入り口の浅い部分に、絶えず律動を続ける杭を差し込む。「あぁ、やぁ……っ!」と首を振ったわたしの頭を撫でて、ランブルト様が声をひそませた。
顔を強張らせたわたしに、無慈悲で甘美な命令が与えられる。
「イイ子で待っててね」
身を捩らせて悶えると、近くで熱い吐息がもれた。耳の縁に軽いキスを落として、何事もなかったかのようにランブルト様は去っていった。
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