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新入生歓迎会
新入生歓迎会開始!
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「うーん……どうしよっかなー」
ハロー☆腐男子疾風くんだよー!
腐男子だけど強姦は嫌いです。
愛のある無理矢理は萌える。大好物です!
でも愛のないものはダメ!萌えない!
それはともかく。
現在鬼ごっこの最中です。
始まったばかりなんですけど……
「ぎゃああああああああ!!」
「うわああああああああ!!」
なんかすんごい悲鳴が聞こえる。
多分全部新入生?だったら鬼さんどんだけ本気なんだろうか。気になるけど捕まりたくない。
「うわぁ……なにこの悲鳴」
「ヤバそうだねー」
「疾風君はなんでそんなに呑気なの?」
「んー?捕まる気は1ミリもないけどねー?」
「新入生歓迎会で鬼ごっこは結構やるらしいんだけど……生き残った人はごく僅かって話を聞いたんだよね。ある年に至っては誰も残れなかったとか」
へぇ?そんな話があるのか。
「まあ俺には関係ないよー」
「疾風君、すごい自信だね……」
「もち!だって捕まりたくないもん」
「もんって……」
あんな悲鳴聞こえるけど、今始まって1時間も経ってないからね?
それどころが30分も経ってないかもね。
時計ないし時間なんて知らんけど。
「先輩方の本気見せてもらお~かなぁ」
「なんでそんなに余裕なの?どうしてあんな悲鳴聞いていつも通りでいられるの!?」
「そんなこと言われても……」
うん。本当に。何故かいつも通りだわ、俺。
理由わかんないし返答に困るよねー。
「てかさー、そういう梓こそいつも通りじゃん?」
「……そう見える?」
「違うの?」
俺がそういうと、梓は溜息をついて、言った。
「まあ、その通りなんだけどさぁ」
「やっぱそうなんじゃん」
「普通あんな悲鳴聞いていつも通りなのでいられないはずなんだけどね……疾風君見てたらなんか安心しちゃった」
「あら?俺そんな余裕そうに見える?」
「見える。てかどう見ても余裕でしょ?……顔見えないけどなんかそんな感じがする」
「もっちろーん!あ、そういやこれからどうする?体育館から成り行きで一緒に来たけど、別行動する?」
俺的には1人で行動したほうが動きやすいんだけどね。
梓の容姿なら襲われたりはしないだろうし。
「疾風君はどうするの?」
「んー?走って逃げんのめんどいからどっかに隠れてよーかと思ったけど」
「隠れるなら別行動したほうがいいかな?僕が逃げ切れるとは思わないし。……僕も隠れてようかなぁ」
「いんじゃない?鬼は先輩方だからここの地理は向こうの方が分かってるだろうから走って逃げるのは無謀だと思うし」
「あー……じゃ、隠れとこ」
「そうしろそうしろ。んじゃ、またあとでね~」
「うん。頑張って」
「おーう頑張る~」
そうやって梓と別れた俺は、とりあえず見つからなさそうな場所を探す。
だいたい見当はつけているから、立ち止まらずに歩く。
しばらく歩くと、大きな木があった。
「あの木大きいなぁ……あ、そうだ。あの木の上にいれば見つからないかな?」
そう思って木に登る。
安定した枝を見つけてその枝に座る。
あー……風が気持ちいい……
ヤバい。眠くなってきたわ。
まあいいか。安定してるし木の上だし。
最近事件多すぎて昼寝できなかったからなぁ~
そうして俺の意識はブラックアウトした。
ハロー☆腐男子疾風くんだよー!
腐男子だけど強姦は嫌いです。
愛のある無理矢理は萌える。大好物です!
でも愛のないものはダメ!萌えない!
それはともかく。
現在鬼ごっこの最中です。
始まったばかりなんですけど……
「ぎゃああああああああ!!」
「うわああああああああ!!」
なんかすんごい悲鳴が聞こえる。
多分全部新入生?だったら鬼さんどんだけ本気なんだろうか。気になるけど捕まりたくない。
「うわぁ……なにこの悲鳴」
「ヤバそうだねー」
「疾風君はなんでそんなに呑気なの?」
「んー?捕まる気は1ミリもないけどねー?」
「新入生歓迎会で鬼ごっこは結構やるらしいんだけど……生き残った人はごく僅かって話を聞いたんだよね。ある年に至っては誰も残れなかったとか」
へぇ?そんな話があるのか。
「まあ俺には関係ないよー」
「疾風君、すごい自信だね……」
「もち!だって捕まりたくないもん」
「もんって……」
あんな悲鳴聞こえるけど、今始まって1時間も経ってないからね?
それどころが30分も経ってないかもね。
時計ないし時間なんて知らんけど。
「先輩方の本気見せてもらお~かなぁ」
「なんでそんなに余裕なの?どうしてあんな悲鳴聞いていつも通りでいられるの!?」
「そんなこと言われても……」
うん。本当に。何故かいつも通りだわ、俺。
理由わかんないし返答に困るよねー。
「てかさー、そういう梓こそいつも通りじゃん?」
「……そう見える?」
「違うの?」
俺がそういうと、梓は溜息をついて、言った。
「まあ、その通りなんだけどさぁ」
「やっぱそうなんじゃん」
「普通あんな悲鳴聞いていつも通りなのでいられないはずなんだけどね……疾風君見てたらなんか安心しちゃった」
「あら?俺そんな余裕そうに見える?」
「見える。てかどう見ても余裕でしょ?……顔見えないけどなんかそんな感じがする」
「もっちろーん!あ、そういやこれからどうする?体育館から成り行きで一緒に来たけど、別行動する?」
俺的には1人で行動したほうが動きやすいんだけどね。
梓の容姿なら襲われたりはしないだろうし。
「疾風君はどうするの?」
「んー?走って逃げんのめんどいからどっかに隠れてよーかと思ったけど」
「隠れるなら別行動したほうがいいかな?僕が逃げ切れるとは思わないし。……僕も隠れてようかなぁ」
「いんじゃない?鬼は先輩方だからここの地理は向こうの方が分かってるだろうから走って逃げるのは無謀だと思うし」
「あー……じゃ、隠れとこ」
「そうしろそうしろ。んじゃ、またあとでね~」
「うん。頑張って」
「おーう頑張る~」
そうやって梓と別れた俺は、とりあえず見つからなさそうな場所を探す。
だいたい見当はつけているから、立ち止まらずに歩く。
しばらく歩くと、大きな木があった。
「あの木大きいなぁ……あ、そうだ。あの木の上にいれば見つからないかな?」
そう思って木に登る。
安定した枝を見つけてその枝に座る。
あー……風が気持ちいい……
ヤバい。眠くなってきたわ。
まあいいか。安定してるし木の上だし。
最近事件多すぎて昼寝できなかったからなぁ~
そうして俺の意識はブラックアウトした。
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