18 / 24
新入生歓迎会
新入生歓迎会開始!
しおりを挟む
「うーん……どうしよっかなー」
ハロー☆腐男子疾風くんだよー!
腐男子だけど強姦は嫌いです。
愛のある無理矢理は萌える。大好物です!
でも愛のないものはダメ!萌えない!
それはともかく。
現在鬼ごっこの最中です。
始まったばかりなんですけど……
「ぎゃああああああああ!!」
「うわああああああああ!!」
なんかすんごい悲鳴が聞こえる。
多分全部新入生?だったら鬼さんどんだけ本気なんだろうか。気になるけど捕まりたくない。
「うわぁ……なにこの悲鳴」
「ヤバそうだねー」
「疾風君はなんでそんなに呑気なの?」
「んー?捕まる気は1ミリもないけどねー?」
「新入生歓迎会で鬼ごっこは結構やるらしいんだけど……生き残った人はごく僅かって話を聞いたんだよね。ある年に至っては誰も残れなかったとか」
へぇ?そんな話があるのか。
「まあ俺には関係ないよー」
「疾風君、すごい自信だね……」
「もち!だって捕まりたくないもん」
「もんって……」
あんな悲鳴聞こえるけど、今始まって1時間も経ってないからね?
それどころが30分も経ってないかもね。
時計ないし時間なんて知らんけど。
「先輩方の本気見せてもらお~かなぁ」
「なんでそんなに余裕なの?どうしてあんな悲鳴聞いていつも通りでいられるの!?」
「そんなこと言われても……」
うん。本当に。何故かいつも通りだわ、俺。
理由わかんないし返答に困るよねー。
「てかさー、そういう梓こそいつも通りじゃん?」
「……そう見える?」
「違うの?」
俺がそういうと、梓は溜息をついて、言った。
「まあ、その通りなんだけどさぁ」
「やっぱそうなんじゃん」
「普通あんな悲鳴聞いていつも通りなのでいられないはずなんだけどね……疾風君見てたらなんか安心しちゃった」
「あら?俺そんな余裕そうに見える?」
「見える。てかどう見ても余裕でしょ?……顔見えないけどなんかそんな感じがする」
「もっちろーん!あ、そういやこれからどうする?体育館から成り行きで一緒に来たけど、別行動する?」
俺的には1人で行動したほうが動きやすいんだけどね。
梓の容姿なら襲われたりはしないだろうし。
「疾風君はどうするの?」
「んー?走って逃げんのめんどいからどっかに隠れてよーかと思ったけど」
「隠れるなら別行動したほうがいいかな?僕が逃げ切れるとは思わないし。……僕も隠れてようかなぁ」
「いんじゃない?鬼は先輩方だからここの地理は向こうの方が分かってるだろうから走って逃げるのは無謀だと思うし」
「あー……じゃ、隠れとこ」
「そうしろそうしろ。んじゃ、またあとでね~」
「うん。頑張って」
「おーう頑張る~」
そうやって梓と別れた俺は、とりあえず見つからなさそうな場所を探す。
だいたい見当はつけているから、立ち止まらずに歩く。
しばらく歩くと、大きな木があった。
「あの木大きいなぁ……あ、そうだ。あの木の上にいれば見つからないかな?」
そう思って木に登る。
安定した枝を見つけてその枝に座る。
あー……風が気持ちいい……
ヤバい。眠くなってきたわ。
まあいいか。安定してるし木の上だし。
最近事件多すぎて昼寝できなかったからなぁ~
そうして俺の意識はブラックアウトした。
ハロー☆腐男子疾風くんだよー!
腐男子だけど強姦は嫌いです。
愛のある無理矢理は萌える。大好物です!
でも愛のないものはダメ!萌えない!
それはともかく。
現在鬼ごっこの最中です。
始まったばかりなんですけど……
「ぎゃああああああああ!!」
「うわああああああああ!!」
なんかすんごい悲鳴が聞こえる。
多分全部新入生?だったら鬼さんどんだけ本気なんだろうか。気になるけど捕まりたくない。
「うわぁ……なにこの悲鳴」
「ヤバそうだねー」
「疾風君はなんでそんなに呑気なの?」
「んー?捕まる気は1ミリもないけどねー?」
「新入生歓迎会で鬼ごっこは結構やるらしいんだけど……生き残った人はごく僅かって話を聞いたんだよね。ある年に至っては誰も残れなかったとか」
へぇ?そんな話があるのか。
「まあ俺には関係ないよー」
「疾風君、すごい自信だね……」
「もち!だって捕まりたくないもん」
「もんって……」
あんな悲鳴聞こえるけど、今始まって1時間も経ってないからね?
それどころが30分も経ってないかもね。
時計ないし時間なんて知らんけど。
「先輩方の本気見せてもらお~かなぁ」
「なんでそんなに余裕なの?どうしてあんな悲鳴聞いていつも通りでいられるの!?」
「そんなこと言われても……」
うん。本当に。何故かいつも通りだわ、俺。
理由わかんないし返答に困るよねー。
「てかさー、そういう梓こそいつも通りじゃん?」
「……そう見える?」
「違うの?」
俺がそういうと、梓は溜息をついて、言った。
「まあ、その通りなんだけどさぁ」
「やっぱそうなんじゃん」
「普通あんな悲鳴聞いていつも通りなのでいられないはずなんだけどね……疾風君見てたらなんか安心しちゃった」
「あら?俺そんな余裕そうに見える?」
「見える。てかどう見ても余裕でしょ?……顔見えないけどなんかそんな感じがする」
「もっちろーん!あ、そういやこれからどうする?体育館から成り行きで一緒に来たけど、別行動する?」
俺的には1人で行動したほうが動きやすいんだけどね。
梓の容姿なら襲われたりはしないだろうし。
「疾風君はどうするの?」
「んー?走って逃げんのめんどいからどっかに隠れてよーかと思ったけど」
「隠れるなら別行動したほうがいいかな?僕が逃げ切れるとは思わないし。……僕も隠れてようかなぁ」
「いんじゃない?鬼は先輩方だからここの地理は向こうの方が分かってるだろうから走って逃げるのは無謀だと思うし」
「あー……じゃ、隠れとこ」
「そうしろそうしろ。んじゃ、またあとでね~」
「うん。頑張って」
「おーう頑張る~」
そうやって梓と別れた俺は、とりあえず見つからなさそうな場所を探す。
だいたい見当はつけているから、立ち止まらずに歩く。
しばらく歩くと、大きな木があった。
「あの木大きいなぁ……あ、そうだ。あの木の上にいれば見つからないかな?」
そう思って木に登る。
安定した枝を見つけてその枝に座る。
あー……風が気持ちいい……
ヤバい。眠くなってきたわ。
まあいいか。安定してるし木の上だし。
最近事件多すぎて昼寝できなかったからなぁ~
そうして俺の意識はブラックアウトした。
30
お気に入りに追加
426
あなたにおすすめの小説

風紀委員長様は王道転校生がお嫌い
八(八月八)
BL
※11/12 10話後半を加筆しました。
11/21 登場人物まとめを追加しました。
【第7回BL小説大賞エントリー中】
山奥にある全寮制の名門男子校鶯実学園。
この学園では、各委員会の委員長副委員長と、生徒会執行部が『役付』と呼ばれる特権を持っていた。
東海林幹春は、そんな鶯実学園の風紀委員長。
風紀委員長の名に恥じぬ様、真面目実直に、髪は七三、黒縁メガネも掛けて職務に当たっていた。
しかしある日、突如として彼の生活を脅かす転入生が現われる。
ボサボサ頭に大きなメガネ、ブカブカの制服に身を包んだ転校生は、元はシングルマザーの田舎育ち。母の再婚により理事長の親戚となり、この学園に編入してきたものの、学園の特殊な環境に慣れず、あくまでも庶民感覚で突き進もうとする。
おまけにその転校生に、生徒会執行部の面々はメロメロに!?
そんな転校生がとにかく気に入らない幹春。
何を隠そう、彼こそが、中学まで、転校生を凌ぐ超極貧ド田舎生活をしてきていたから!
※11/12に10話加筆しています。

生徒会会長と会計は王道から逃げたい
玲翔
BL
生徒会長 皇晴舞(すめらぎはるま)
生徒会会計 如月莉琉(きさらぎりる)
王道学園に入学した2人…
晴舞と莉琉は昔からの幼馴染、そして腐男子。
慣れ行きで生徒会に入ってしまったため、王道学園で必要な俺様とチャラ男を演じることにしたのだが…
アンチ転校生がやってきて!?
風紀委員長×生徒会長
親衛隊隊長×生徒会会計
投稿ゆったり進めていきます!

灰かぶり君
渡里あずま
BL
谷出灰(たに いずりは)十六歳。平凡だが、職業(ケータイ小説家)はちょっと非凡(本人談)。
お嬢様学校でのガールズライフを書いていた彼だったがある日、担当から「次は王道学園物(BL)ね♪」と無茶振りされてしまう。
「出灰君は安心して、王道君を主人公にした王道学園物を書いてちょうだい!」
「……禿げる」
テンション低め(脳内ではお喋り)な主人公の運命はいかに?
※重複投稿作品※

かつらぽーん
うりぼう
BL
かつらがぽーんと吹き飛ぶ。
王道学園物と見せかけた普通の学園もの。
一人の生徒を生徒会の連中その他が気に入り、親衛隊連中が色々と嫌がらせをしている。
そんな騒動の最中の話。
※王道とみせかけた普通学園
※親衛隊あり

なんか金髪超絶美形の御曹司を抱くことになったんだが
なずとず
BL
タイトル通りの軽いノリの話です
酔った勢いで知らないハーフと将来を約束してしまった勇気君視点のお話になります
攻
井之上 勇気
まだまだ若手のサラリーマン
元ヤンの過去を隠しているが、酒が入ると本性が出てしまうらしい
でも翌朝には完全に記憶がない
受
牧野・ハロルド・エリス
天才・イケメン・天然ボケなカタコトハーフの御曹司
金髪ロング、勇気より背が高い
勇気にベタ惚れの仔犬ちゃん
ユウキにオヨメサンにしてもらいたい
同作者作品の「一夜の関係」の登場人物も絡んできます



それはきっと、気の迷い。
葉津緒
BL
王道転入生に親友扱いされている、気弱な平凡脇役くんが主人公。嫌われ後、総狙われ?
主人公→睦実(ムツミ)
王道転入生→珠紀(タマキ)
全寮制王道学園/美形×平凡/コメディ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる