全寮制男子高校生活~行方不明になってた族の総長が王道学園に入学してみた~

雨雪

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ゲーム開始の合図

委員決め

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「ふぁぁ~……」
「あれ、寝不足?」
「いんや。そんなことないはずだけどね~」

どーもです!
もう自己紹介とか要らないかな?6話目だし。

今日は入学式の次の日。
今日は授業は大体ミーティングらしい。
ミーティング?オリエンテーション?あれ?なんだっけ?まぁいいか。

まあそんな感じで、今は一限。
委員会とか決めるらしーですよ。
面倒くさくないとこに入りたいなぁ……

「じゃあ、委員会決める前にまずクラス委員長決めようか」
「はーい!」

水上先生が優しい声で言う。
その声に聞き惚れる者、数名。
萌えるわ~。萌え滾るわ~……

「じゃあ……やりたい人、いるか?」


しーん。


立候補はいないらしい。
ま、クラス委員長なんて面倒くさそうだしなー。

そんな中、1人の生徒が挙手して言った。

「しっ、新條様がいいと思います!!」
「……えっ!?」

推薦されると思わなかったようで、梓が驚いた声をあげる。
てか、様って……様って!!
萌えセンサーが超過敏反応するわ!!

「あ、それいいかも~」
「うん、うん!新條様なら適任だし!」

周りからあがる賛同の声。
これは断れまい。

「あー、なら、新條君」
「はい」
「やってくれる?」
「……わかりました」

すごーく不本意そうに了承の声をあげた梓。
御愁傷様です。

「えっと、じゃあクラス委員長は新條君だね。次に副委員長なんだけど……誰か副委員長にしたい人はいる?」
「んー……あ、じゃあ、疾風君で」
「はっ!?」

何故そこで俺!?
もう一度言う。


……何故にそこで俺なんだ!?

「篠崎君、やってくれる?」
「う……わ、わかりましたよ!やればいいんでしょう!!」
「そう、やってくれるんだね!じゃあ、この後の進行お願いしていい?」

あー……一番面倒くさそうなものになってしまった……
まぁいーか。

だがしかし!それとこれとは別だ梓!!
恨みがましく睨んでやる!

あ、でも殺気込めたらヤバそうなんで込めないよ?
俺強いからね!!

「わかりました。じゃあ、進めます。えっと、次に風紀委員会なんですが……」
「「はい!!」」

そこで2人が手を挙げた。
おや、あの2人はCLOWNのメンバーかな。
こないだメール送った時教室でも音したからいるんだろーとは思ってたけどさ。
CLOWNメンバーが風紀委員会に入るって暗黙の了解でもあんのかね?

「じゃあ、この2人で決定でいいですか?他に、入りたい人いませんか?」

手は挙がらない。

「あ、風紀委員会に入る条件があるみたいです。えっと、“ある程度武術が出来ること”だそうです」
「それなら問題ない」
「俺らCLOWNメンバーだからね」

とたんにざわつく教室。別に珍しくもないだろうになー。

「はーい、静かにね~。CLOWNメンバーってこの学園じゃ珍しくないでしょー。噂多いみたいだし」
「疾風君ありがとう。じゃあ、この2人で決定ね。次はー……」

と、そんなペースでトントン拍子に話が進んでい行き、一限が終わる頃には全委員会のメンバーが決め終わっていた。
水上先生に委員会と所属する人の名前を書いた紙を渡したら、すごく感謝された。何故?

「知らない?委員会決めって、委員会によっては生徒会に近づけるから毎回結構長くなるんだよ。それこそ授業終わってもまだ続くくらいに」
「へぇ~、知らなかったです」
「だからこんなに早く終わるなんて思ってなかったんだ」
「じゃあ、他のクラスは……」
「うん。まだやってると思うよ」

ほぇ~……早く終わってよかったわ。
これも梓のお蔭かな?

「委員会決め終わったから、この時間はこれで終わり。じゃあ僕はこの紙生徒会室に届けに行ってくるね」
「そういうのがクラス委員の仕事では?」
「いいのいいの。早く終わったからね。終わらせてくれた君達に感謝の気持ち。長引くといろいろ大変になるからね」
「では、お願いしますね」
「行ってらっしゃ~い♪」
「うん、行ってきまーす♪」

以外とノリの良い先生だ。
まあ、お陰で生徒会室行かなくて済んだしなー。

イオリに会うとかバレるリスクあるし。
キングの時、誰にも顔バレしてないからバレないとは思うけど念のためにね。
声とかわかる人いるかもだし。多分!

半年も前でわかる人いたらそれはそれで怖いよーな、それ程までに俺を慕ってくれていると思って喜んでいーのやら。複雑だ。

まーバレないに越したことはないからよし!
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