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長い物語の終わりはハッピーエンドで

第13話 森の主(ぬし)【1】

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 幾つもの尖塔がつらなる、白亜の王宮。その広大な広場前には、王都中の民が集まったのではないかという人々が詰めかけ、熱狂に包まれていた。

 今日ばかりは身分の差はなく、王宮の黄金の大門は開かれ、広場の半分には民が。仕切られた柵の向こうには、赤い制服の近衛の兵士に、緑の制服の国軍の歩兵、馬に乗った騎士、そして、表は黒、裏地は赤のマントをまとった将軍が、その体躯にあった堂々たる黒馬にまたがり、ずらりと居並ぶ。
 空には、色とりどりの飛竜が舞う。それが一斉に旋回しながら、降りてくる。左右に並ぶ国軍の兵士達の隊列のさらに前に、飛竜達が左右対称に一直線に並んだ。

 そして、一番奥の王宮の黄金の正面扉前、左右に白い竜が並ぶ。片方が一回り大きく、その背には濃紺の制服に同じ色のマントをなびかせた、黒に近い褐色の髪に、夜の空のような深い蒼の瞳の美丈夫。聖竜騎士団長であるヴィルタークだ。彼の姿をもっとよく見ようと、柵から身を乗り出すようにする街の女達が。柵の内側の天幕の中、貴婦人達もちらちら、見慣れているはずの彼に視線をおくる。

 しかし、もっと注目を集めたのは。

 黄金の扉を挟んで反対側に降り立った、ヴィルタークの竜より、一回り小さい竜。白い身体に黄金の瞳と隣の竜と同じ王者の色をまとっているが、そちらが威風堂々なのに対して、こちらは高貴な優雅さがあった。
 その背にまたがるのは、濃紺の制服ではなく、対照的な臙脂のマントに、同じ色違いの聖竜騎士隊の制服をまとった小柄な姿だ。胸には金糸で翼を広げた飛竜の紋が刺繍されている。

 黒い艶やかな髪の脇は綺麗にあみこまれて、後ろで一つにまとめられていた。黄金にダイヤモンドの髪飾りがキラリと陽光を反射する。
 その宝石よりなによりも輝いてみえる、黒く大きな瞳。ふっくらとした頬がまだ、あどけなくさえ見える少年、いや少女?と人々は首をひねった。本人が聞いたら、僕は十九のあちらでも、こちらの世界でも立派に成人とみとめられる、男だと主張しただろう。

 とはいえ、この世界に聖女と一緒に呼ばれた異世界の少年……また少年という!と、本人膨れたかもしれない。……が聖女の眷族であり、このたび女王竜を得たということは、先に貴族達にも王都の民にも知らされていた。それが、異世界からきた聖女が訪れた、女神の祝福である瑞兆であるとも。

 臙脂の制服は飛竜マントと同じく、ゼーゲブレヒト侯爵家の出入りの仕立て屋に、急ぎ作らせたもの。そして、史朗は聖竜騎士団団長、ヴィルタークによって、名誉団員として任命されていた。
 え?僕が名誉……とはいえ、聖竜騎士団員と思ったけれど、あの馬鹿皇太子がまたなにをしでかすかわからないから、不安定な史朗の立場に対する牽制だと言われれば、受けるしかない。

 この式典に参加するのにも必要だし……と思ったが、しかし、枯れかけた湖の周辺の農民は一刻も早い聖女の到着を待っているだろうに、悠長に御幸記念式典なんてしている場合かな?とも思わないでもない。
 しかも、聖女の御幸のご出発は、三日後で、そのときも王宮から王都の旧市街の門までの大通りをパレードするというから、この式典ともども、その費用って……と、まあ史朗が考えることでもないか。

 竜が降り立つと、今度は白の正面の黄金の大扉上の、バルコニーの扉が開いて、このときとばかりに白貂の毛皮のマントに白と金の正装を身にまとったトビアスが、こちらは白い清楚なドレスをまとった聖女ノリコの手をうやうやしく掲げて出てくる。
 それに民が一斉に「聖女様万歳!」の声をあげる。一日に一人選ばれた病人が、聖女から癒しの施しを受ける儀式で、盲目だった老人の目が開き、女の声がもどり、歩けなくなった子供がふらつきながら歩き出した、数々の奇跡は、すでに王都中の噂となっていた。

 それ以前から、人々の女神アウレリアへの信仰は深い。その大歓声に改めて史朗は、この国の女神と聖女への熱狂を知ることになった。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



「わあ、佐藤さん、王子様みたいです」
「ありがとう、田中さんもそのドレスよく似合っているよ」

 儀式のあと、下の竜たちをよく見たいと聖女様が言いだして、バルコニーからこちらへとやってきた。柵の向こうに集った王都の民は、すでに衛兵達によって宮殿の外へと出され、天幕に集った貴族もちらほら残るのみだ。
 そして、史朗の姿を見るなりの第一声である。まあ、某夢と魔法の国ぐらいしか知識の無い子からしたら、なんだって王子様の姿に見えるだろう。

 いつもノリコに引っ付いていた、あのトビアス殿下の姿が見えないのはこの間のことがあるからだろう。あの殿下がヴィルタークや史朗、聖竜騎士団と顔を合わせるのが気まずいなんてことはなく、おそらく周りが席を外すように勧めたか。
 あの馬鹿殿下のことだ。このあいだ将軍や宰相にいくら諫められても、怒りをぶり返させて儀式のあとの広場で、また一悶着などみっともない。天幕から貴族達は去っているとしても、ここは王宮の正面広場なのだから。

 実際、あの殿下には宰相の側近が常について“監視付き”になったと、ムスケルが面白そうに話してくれた。「いや~ついにあの宰相も、あの狂犬殿下に首輪をつけるつもりになったか」とだ。





「前髪の下ってそうなっていたんですね。どうして、あんな伸ばしっぱなしにしていたんですか?」
「いや、ちょっと切り忘れていて」

 実は引きこもりでしたとか、言う必要はない。まあ、通信制の大学の講義は受けていたんだから、完全に引きこもりって訳でもないが。

「ヴィルタークさんも、今日もかっこいいですね」

 やっぱりそっちが目当てかと史朗は思う。ヴィルタークがうやうやしく胸に手をあてて一礼している。あくまで騎士として、レディに対する礼儀の範疇から出ていない。

「これがギングちゃんですか?」

 ちゃん……竜に対してちゃん……と史朗内心で苦笑した。しかし、ヴィルタークは穏やかな微笑を唇に浮かべたまま、ギングに目配せすれば、王者の竜は聖女に対して頭を垂れた。その頭を撫でて「わぁ、可愛い」なんてノリコは無邪気に喜んでいる。
 これがクーンじゃなくてよかったと史朗は、ギングから少し距離を置いて立つ竜をちらりと見た。このお姫様は気位が高いから、己の主と認めた史朗以外には安易に撫でさせないだろう。
 聖女様を前に、そっぽを向かれたら、不敬だぞと聖女付きの近衛兵が飛んでくるだろうし、聖女様の眷族の身でありながらと、これまたお付きの神官がうだうだ言って来そうだ。
 いまのところ、彼らは少し離れた場所にいて、こちらに鋭い視線を向けている。

「でもよかったです。佐藤さんにも“お役目”があって」
「はい?」

 “お役目”ってなんだ?と史朗は思ったが、ノリコはまったく気にしていない風で続けた。

「神官様がおっしゃっていたんです。佐藤さんがこちらに来たのも、女神様のおぼしめしで、女王竜のクーンちゃんもだから、王都にやってきたんだって。
 素晴らしい瑞兆だと、王宮も街のみんなもよろこんでいるって」

 ノリコは笑顔を後ろの神官に向けると、こちらを見ていたとげとげしい眼差しから一転、中年の男はいかにも聖職者らしい、微笑みをうかべた。その表情の切り替えはむしろ、芸とさえ言っていい。

「だから佐藤さんも、クーンちゃんのことよろしくお願いしますね」

 クーンの主は史朗なのだが、まるで自分の竜のようにノリコは言った。まあ、それには史朗は「うん」と曖昧に微笑んだが。

 十三歳にしても、少々箱入りというか、甘やかされて育てられただろう、世間知らずの子供なのだ。都合のよい言葉しか吐かないトビアスや周囲の大人の言うことを、まるきり信じこんでも仕方ない。
 それを修正するつもりは史朗にはない。ノリコを取り囲む大人達の思惑はどうあれ、彼女が素直に彼らに従っているうちは、聖女としての彼女を大切に扱うだろうし。
 いずれは元の世界に戻すにしても、それまでは騙されていたほうが彼女にとっては、心安らかで安全だろう。
 「わたし、雨降らすのがんばりますね」と言うノリコに、史朗はまた曖昧に微笑み、うなずいた。

 聖女がピンネンメーアに旅立つまであと三日。ヴィルタークの聖竜騎士隊も、それから、史朗も聖女の“眷族”として同行する。
 それまでに、やっておかなければならないことがある。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇






 ゼーゲブレヒト侯爵邸。
 真夜中、寝室をそっと抜け出した史朗は、飛竜マントを片手に庭へと。池を回り込んで、その向こうにある石造りの竜舎へとむかった。

「お前は本当に夜のお散歩が好きだね、シロウ」
「ヴ、ヴィル!」

 竜舎に入ると、自分の気配を察したクーンに駆け寄れば、後ろから声をかけられる。ぐるりと振り返れば、そこには飛竜マントを肩にひっかけたヴィルタークの姿が。

「夜、いつまでも起きていると、怖い魔物がやってきてさらわれてしまうと、お前の世界では習わなかったかな?」

 いつまでも寝ない子供を躾ける言葉は、どこの世界でも同じだなあと、史朗は長い足を動かしてこちらにやってくる、美丈夫を見て思う。

「どこに行くつもりだ?シロウ?」
「怒ってる?ヴィル?」

 自分を見下ろす濃紺の瞳にちょっとそんなことを思った。

「ん?いいや、楽しい散歩に誘って貰えなくて、俺は拗ねてる」

 え?いかにも人格者なこの人が?と史朗が思ってると、唇に吐息がかかって、ごく自然に目を閉じたが。

「お~い。ここにも、楽しいお散歩に参加したい、お友達がいるんだがな」

 突然かけられた声に、またもや史朗は飛び上がって、自分の肩を抱き寄せていたヴィルタークから離れる。
 そこには真夜中に生け垣を越えたのか、白い髪に葉っぱをつけた、うさんくさい伯爵様が立っていた。

「ムスケル」

 ギロリとヴィルタークが悪友を見る。あ、これはちょっと本気でムッとしてる。

「なんだ?」
「お前の墓碑銘に、竜の落とし物が頭に当たって死亡と書かれたいか?」
「失礼な!私はそんな野暮天ではないぞ!」

 あとで、それが馬に蹴られて死んでしまえ!と同意義だと知った史朗だった。



   ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇



 クーンの背には当然史朗が。ギングにはヴィルタークとムスケルが乗り込んだ。
 ちなみに主人同様温厚なギングだが、史朗は喜んで背に乗せるが、ムスケルのときは内心ちょっと思うところがあるそうだと、あとでヴィルタークに聞いて、二人で顔を見合わせて笑い合ってしまった。
 さらにいうなら、クーンはおそらく絶対拒否だろう。

 星明かりの下の森はまるで海のように黒く見えた。二つの飛竜の影は並んでそこを飛ぶ。

「火・風・水・土の四大元素は、それぞれ対になってる」

 真夜中の散歩の目的地は、王都郊外の森。史朗が風の魔法紋章を回収した場所から徒歩や馬でも離れているが、竜の翼ならばすぐ近くとも言える場所だ。

「火は水に風は土に、魔術の基本であるな」

 史朗の言葉にムスケルが答える。それにヴィルタークが。

「光には闇が。しかし、闇は禁呪となっている」

 たしかに闇の魔法は慎重に扱わねばならない。闇に近づくということは、己の心の暗い部分もまた照らし出されるということだ。それで落ちた魔術師が過去、どれほどいたことか。それを史朗も前世賢者として知っている。

 この世界でも、百年前の魔法帝国、その魔法皇帝を名乗った男がそうだ。魔術の天才であった彼は、禁断の闇魔法に手を染めて、己の民の血で魔宝石をつくり、その力で侵略した他国の民の血を搾り取って、さらに巨大な石作り出した。
 その魔の手がアウレリアに伸びたとき、光の聖女が現れ、彼女の祈りによって巨大な魔宝石は砕かれた。
 百年前の出来事以来、闇の魔法はこの世界ではますます忌避されるものとなった。

「だから、風の魔法紋章のそばに、土の魔法紋章も落っこちているはずなんだ」
「シロ君の真夜中の散歩の目的はそれか?」
「そう。対となる風の魔法紋章のおかげで、位置はぴったり把握出来てる。あそこだよ」

 森へとクーンが降下していく。続いてギングも。
 うっそうと生える木々の間もすりぬけて、降り立つ飛竜に、史朗は内心でヘリなんかよりずっと、こういう点では、便利だな……と思う。飛行機なら滑走路がいるし、ヘリだってそれなりに開けた場所は必要だ。

 二つの竜が降り立った場所に、その巨木はあった。

 冬ではなく春だというのに、その葉はすべておちて、黒々とした枝の影を浮かび上がらせている。
 「枯れ木か?」というムスケルの言葉に、史朗は首を振る。

「この大樹は森の主だよ。人の営みが始まるずっと前から、ここにあった」

 それは第二王国期が始まる千年より前だ。

「そっか、だから、土の魔法紋章をここに引き寄せて、他の森の者達に害がないように、お前の身の内に封印したんだね……すまない」

 史朗は木に近寄り、自分の腕を広げてもはるかに回りきらない、その幹に手を、額を当てて目を閉じる。
 あの風の魔法紋章によって、小さな魔鳥だった番は、またたく間に巨大な姿となり、凶暴になった。

 もしこの森の長老が、魔法紋章を預かり、自らそのものを使って封印しなければ、他の森の動物や植物に悪影響が出ただろう。それこそ魔獣に変質するような。
 史朗が当てた両の手の平とそして額の木の幹がぼうっと光る。一瞬浮かんだ幾何学模様の紋章は、史朗の身体に吸い込まれた。

「森の長老に感謝を、あなたをここで終わらせはしない」

 土の魔法紋章をこの巨木は己そのもので封じた。その根に抱え込んで、この身が枯れはてようとも倒れず、岩となっても、これを外に出すまいと。

「僕からの感謝と敬意を……」

 史朗は今受け取ったばかりの土の魔法紋章だけでなく、先の風の魔法紋章も併用して、術式を展開する。
 大樹を中心に浮かび上がる魔法陣と、そして同時にその枯れた姿の周りを取り囲むように円柱型の術式の壁が出現する。それを見ていたヴィルタークも、そしてムスケルも息を呑む。
 同時に史朗の口からは歌う様な詠唱が響く。土からは大地の力を、そして、風もまたその大気から癒やしの力を取込み、大木の枯れ枝を優しくゆらし癒す。
 大地から力を吸い込み、柔らかな風に誘われるまま、大木はみるみる緑の蕾を付け、若葉をしげらせ、それは濃い緑となる。

「出来た……」

 顔をあげたとたん、ふらりとふらついて、力強い腕に受けとめられた。片頬から顎を片手で包み込まれて、上を向かされる。

「魔力切れか?」
「いや、今回はそれほどじゃないけど……んっ!」

 口づけられる。舌をからめとられて、そこから流れこんでくる、光の温かな魔力に陶然とする。
 何度か唇が吸われて、離れた。目尻にひたいへと口づけられて。

「顔色がよくなったな」
「ありがとう」
「お二人さん、私がいるんだが」

 とたん真っ赤になった史朗はヴィルタークの胸に顔を伏せ、そんな黒髪の頭を撫でながら、ギロリと脇の悪友を見た聖竜騎士団長は

「やはり、お前は墓碑銘に竜の落とし物が、その頭に直撃してまぬけに即死と……」
「前よりひどくなってないか!?おい!」

 とりあえず、馬に蹴られて死んじまえである。






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