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【75】甘い生活※
しおりを挟む毎日はやりすぎだと思う。
そう告げたら「そうか」といわれた。
納得してくれたと思ったら、モップ頭あらため髪を切って見晴らしのよくなった。超絶よいお顔が目の前にずいっと迫ってきた。
「フリィ、私はあなたを愛している」
「うん」
なんか毎日聞かされているので、耐性がついた。それでもベッドの中で抱かれながら「愛してる」と深い声でいわれるとなんか感じてしまって、なかの奴をきゅうっと締め付けてしまうのだが。
そして、若い男が張り切るという無限ループだ。
「だから、毎日触れたい」
「…………」
この超絶美形な顔で真顔でいわれるとどうにも弱い。これがヤりたいだけの欲望で目がギラギラしてるならともかく、いや、おじさん相手にそれは気持ち悪いけど。
赤銅色の瞳はあくまですんでいて、その想いは純粋だ。好きな子と手をつなぎたい……的な。
お手々つなぐどころか、ヤることヤってるんだけどな。
「あなたは嫌なのか?」
「嫌ではないから、困ってるんだ。しかし、毎日は不健全過ぎないか?」
「愛する人に毎日触れるのがよくないことなのか?」
「…………」
正論なのでまた黙るしかない。黙っていたら、ひょいと抱きあげられて、寝室から続きのバスルームへと。
子供のチンチラサイズならともかく、一応人間の男となったアルファードは、剣士としてのそれなりに筋肉のついた肉体と背丈もある。……のに軽々と。この馬鹿力め。
「あ……」
そうして、薔薇のシャボンが満たされたバスで、ダンダレイスの長い足の上にまたがって胸を洗われている。ぬるりと胸をすべる大きな手、両の乳首を摘ままれてのけぞった。
初めはこそばゆいだけだったそこはすっかり性感帯だ。男としてどうなんだ? と思うが、この太い指はまったく器用ですっかり開発されてしまった。
とがった乳首のくぼみをかりかりとひっかかれて「あ、あ、あ」と声をあげる。それだけでゆるりと立ち上がったペニスを青年の割れた腹筋にこすり付ければ、泡にまみれた手に扱かれて「んぅ……」と鼻に抜ける声が漏れる。
尻を割り開かれて、アヌスにふれるヌルリとした感触。甘い花の香りは香油だ。
身体を重ねたその翌日に、寝台の横にもそれからこのバスにも、クリスタルの香油瓶が置かれるようになった。誰がおいたのか中身も当然毎日補充されているが、あんまり考えないようにしている。いや、こんな風に思っている時点で考えているんだが。
スティーブンに知られているんだから他の使用人達だって、とっくに自分達の関係を知ってるだろうが彼らはなにも変わらない。笑顔でアルファードの世話をしてくれる。……まったく、よく出来た者達だ。
「あ……そこ……」
指が二本に増えて、奥の一点をひっかくようにされて腰を揺らす。「ここ?」と言われて「早く……」と焦れて青年のたくましい首に腕を回して強請る。
「あぁあああ!」
指を抜き取られて、欲しかったものが与えられる。
最初は突き破られるか……と思った大きなモノがいまではすっかり馴染んでしまっている。みっちりと奥まで充足感さえある。
ちゃぷちゃぷとお湯のはねる音ととびちるシャボンと、自分の喉から出ているのか? という甘い嬌声が大理石の天井に響く。
イク……と思った瞬間に、ずるりと長大なペニスが胎内から抜けたのは、一回で終わらないからだろう。
前になかだしされてたあとで、かき出すうちに盛りあがり、また繋がって……とやっていたら、アルファードがのぼせて目を回したからだ。
それで風呂ではなかに出さないと決めているらしい。
というか結局ベッドで出して、かきだすんだから同じじゃないか? と思う。いや、あれは生活魔法で一瞬にして綺麗になるから、結局風呂で指をつっこまれたのは……。
「そうしたかっただけか?」
「なんだ?」
吐き出すものを吐き出せば、いわゆる賢者タイムがやってくる。湯船の中、自分を膝に抱いている男の肩をぺちんと叩く。
「のぼせる。出るぞ」
「ああ」
風呂の栓が抜かれて、ざあっとシャワーで泡を流す。戯れに胸や尻に触れようとする手を、ちんまいお手々ではいまはないが、ぺしぺしはたき落としてやる。先日のぼせた返礼だ。これぐらい許されるだろう。
しかし、それが焦らしたことになるのか?
バスタブから抱きあげられて外に出て、タオルで濡れた身体を拭くことも、ガウンをまとうことなく、一瞬で風魔法で髪も身体も乾かされた。
そのままベッドになだれこんで、太い指を二本、いきなりいれられて息を呑む。すでに一回交わったそこは香油で濡れているから、ぬるぬると。ここは風魔法で乾かさなかったのだから器用な奴だ。
「もう、いいか?」
「まったく元気だな」
手を伸ばして触れた若いペニスはすでに反り返って、びきびき血管も浮き出ている。何回かしごいて、先の張り出した部分をいい子いい子と撫でてやれば、その手をシーツに押さえ付けられて、開いた足にたくましい身体が入りこむ。
突き入れられる。
のけぞり嬌声をあげて、今日はあと二回ですむのか? と快楽でとけていく思考で思った。
そんな爛れた生活だ。
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