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アレックス・カーン
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しおりを挟む父が再婚すると言った時のアレックス・カーンの返事はふぅん、だった。双方に何かあった場合の取り決めは婚前契約書に記され、財産や遺産に関する揉め事が起こらないのであればアレックスにとって父の後添え、つまり自分の新しい義母がどんな人間でも構わなかった。
強いて言えばヒステリーでなく浪費家でなければそれで良い、ぐらいだ。
義母だけでなく義理の弟もできるという。8つも歳下と云う事は遊ぶ事もないだろうし16歳のアレックスは生活のほとんどを寮で暮らしていた。
おそらくその義理の弟も寮暮らしになるであろう事は想像に難くなかった。
例えば新しく出来るのが可愛い妹であるならば、少しは兄らしく女の子が好きそうな物を贈りでもしたかもしれないが8歳の男の子に対してはどうして良いかわからなかった。
初顔合わせで食事を共にして、その想いは強まった。
義母になる女はブロンドの髪を艶が出てはいけないと思っているかの様に頭の後ろに引っ詰め、飾り気のない眼鏡をかけ、化粧は薄く、着ているものは細かいプリーツの入った丈の長めのグレーのワンピースだった。
胸にはおそらく父から贈られただろう、父の目の色の濃い青のブローチ。
アレックスはステーキを切りながら、この女はさりげなく父の前で髪を下ろしただろうな、とか一年の間にスカートの丈はどれだけ短くなり、いくらの金を宝飾店に支払う様になるのかなと、笑顔の下で意地の悪いことを考えていた。
女の横でぎこちない手つきでステーキを切っている新しい弟を見る。
借りてきた猫、という表現があるが猫どころかどこかの美術館から借りてきた古びた胸像のように固い表情をしている。髪色も顔立ちも母親に似なかったのか、ダークブロンドの髪を撫で付け、良く言えばもの静かな、悪く言えば壁のシミのような陰気な感じがした。
生意気な弟、でも可愛い弟でもなく、書類の関係上出来た弟だよなぁと本人には言えない感想を胸に、和やかなふりをして食事を続ける。
父が満足していれば良いのだ。
運ばれてきた小さなチョコレートケーキの皿を、父がするよりも早く、弟の前に押し付ける。
「甘いもの好きだろう?」
と声をかけると、その時だけ伏せがちだった灰色の瞳がぱっと輝いたように見えた。
「ありがとうございます…おにいさま」
おにいさま…。微妙な響きだ。
でも8歳の子供らしい表情だった。
そういう顔をしていれば可愛いじゃないか、とアレックスは思った。8歳の子供に緊張するな、というのが酷なんだろう。
「ローレンスは嫌いな食べ物はあるのか?」
デザートの頃に聞くには遅い質問だったのだがアレックスが尋ねると義理の弟は「ピーマン…」とぽろっと答えた。義理の母になる人が、嗜める様な目つきでローレンスを見る。
「じゃぁ、次にみんなで食事をする時にピーマンが出てきたら、ピーマンは全部ローレンスの皿に乗せようっと」
「ええっ!?」
胸像ではなくて、本当に感情の通った年相応の顔をローレンスは見せた。
「嘘だよ、食べられなかったら俺の皿に置いても良いよ。子供の頃はピーマン苦く感じるんだよな。そのかわりちゃんと食べれたら兄さんのデザートをローレンスにあげるよ」
父も義母も微笑ましげに目を細めていた。弟は頬を染めて照れ臭さそうにうつむいた。
一年に数回ぐらい家族ごっこをやって円滑な家庭の手助けをするぐらいは、アレックスにも可能だった。
もし父の再婚相手が赤い口紅をべったりと塗り、頭が空っぽな会話で口うるさく胸や尻のデカさを強調する様な下品な服装の女だったら、料理を机ごとひっくり返してやるつもりだったのだが。
新しい義母のナタリーはアレックスを産んだ女とは真逆の物静かで、修道女みたいな女だった。添え物の義理の弟も日陰でひっそりと咲く花の様な全くでしゃばることのない子供だった。
そして一年経っても二年経っても義母のスカート丈が短くなると云う事はなかった。髪こそ軽やかに短くなったが耳には清楚な真珠か父の目の色の石がごく控えめに飾られるだけで、華やかさはないがいつも落ち着いて、そして何より父は幸せそうだった。
弟はいつ見ても初めて会った日と変わらない様に見えた。
「…にいさま、僕もうピーマンちゃんと食べれるよ。だからにいさま自分のデザート食べてね」
恥ずかしそうに話す口調もまるで変わらない。
背丈すら伸びていないのではないかと思うほど小さく、か細く、手を引いてやらなければ迷子になってしまうのではないかとアレックスは思った。
父と義母が互いに夢中になって歩いて行ってしまったら、この弟は何処かに紛れてしまうのではないかと思えたが、不幸な事に先に逝ってしまったのは義母だった。
事故であまりにも呆気なく、突然に。
父は血の繋がらない息子を放り出すような事はしなかった、と言っても側に慰めのために置く事もせず、アレックスにしたように10歳のローレンスを寮付きの学校に入れた。
せめて同じ学校なら良かったのに、アレックスが在学しているのは高官を目指すための士官学校で、ローレンスを預かるのは富裕層の子弟のための全寮制の学校だった。
アレックスの実母マデリーンが事故で亡くなった時、アレックスは悲しまなかった。子供ながらにほっとした。父と母が結婚した事が間違いだったと思っていたし、自分が生まれてしまったために父が性悪な母と結婚しなくてならなかった事を祖母から耳が腐るほど聞かされてきたからだ。
浮気を繰り返し、家に男を連れ込み、夜な夜な遊びに出かける母の狂った血が自分に流れるのは仕方のない事だった。
母マデリーンの棺が地面の穴に置かれて土をかけられる事に無常の喜びを感じた。
自分が生きている限り、この狂った血は消えないけれど、禍の根源がようやく絶たれたような気になった。
実母の葬儀の時に流れた涙は喜びの涙だ。おそらくそれを理解しているのは父だけだ。
だが今度は。
ローレンスは違う。
あの子は善良な子だ。愛されて生まれた子だ。母親を愛している普通の子供だ。
突然の母親の死にうまく泣く事も出来ず、氷の彫像のように固まっていた。
父の代わりに全寮制の学校まで送って行ったけれど、固まったまま手を振ることさえできず、寮母が「良くあることです」と云うのを鵜呑みにしてその手に預けてしまった。
父は政治的な理由で、アレックスは士官学校の内部試験のために忌引の日数より多く休む事が出来なかった。軍部に所属すれば親の死に目も配偶者の危篤にも駆けつける事が出来ないのは当たり前で、アレックスの父フィリップもまた死人に囚われない氷の心を持っていた。
アレックスもまた容姿だけでなく父に似た心を持っていた。
二人はナタリーの死を簡単に乗り越えた。
あまりにも二人が変わらないので、ナタリーの死に気づかず「ところで細君のナタリーは元気か?」などとフィリップに言うものまでいた。
氷の心を持った二人はローレンスの悲しみに気づけずにいた。
年始年末を寮で過ごさずに街のホテルで過ごさないかと言い出したのは学友のジョセフとゴードンだった。
「豆と豚肉の煮込みと玉ねぎのスープにはうんざりだぜ」
「へい、肉なんて入っていたかよ。芋のサラダと芋のスープともおさらばしたいぜ」
年は皆18、身長は180を超えてもう体格的には大人と変わらない。寮の食事は味も内容も今ひとつで特に年末はほぼ同じ献立でしかない。つまり乾燥豆、芋、玉ねぎの料理が主だった。
軍食になればもっと不味いと聞いていたが、若く食欲も旺盛で、入っているかいないかわからないような肉の切れ端ではなくどうしたって肉汁滴るような塊の分厚い肉を食べたくなってしまう。
「ホテルハイドレインジアの特別室なんてどうよ?」
ゴードンが言い出した。
「なんでそんな高級ホテルを押さえてあるんだよ」
驚いた顔のジョセフは、しかしもう行く気の顔だ。
「この時期に空いてるのか?」
少々呆気に取られてアレックスが聞くとゴードンはにやにやと笑った。
「本当は親父が泊まる予定だったんだが、ぎっくり腰らしくてね。この時期は取り消しして宿泊しなくても金を取られるらしくてさ惜しいから、俺に泊まって将来働いて返せだって」
誰が返すかってぇのとゴードンは爆笑し、ジョセフはひゃっほう荷造りだと喜んでいる。
年始年末はもう授業も特別講義もない。三人は素早く身支度をし、部屋の鍵を閉め外出届を出すと駅に向かった。普段受理され辛い外出届けもこの時期だけは別だ。「良い年を」と送り出される。
ホテルハイドレインジアは別世界だった。外は冬景色でもホテルの中は常春のようだった。
「まずは腹ごしらえだよな」
他にする事があるのかとアレックスはおかしくなったが、三人とも食べたいのは肉だった。ゴードンの父はよほど良顧客だったのかゴードンが言えばすぐに席が取れ案内される。
目の前で料理された熱々の肉が、舌の上で溶けていく。
質素な寮の食事の事をしばらく忘れて、三人は舌鼓をうった。肉も美味ければ付け合わせの野菜も美味い。肉に飽きればさっぱりとした魚や海老があり、言えば無いものがない…。
「こういう贅沢は底なしで怖いよな」
飽食の舌になりそうだぜ、とジョセフが十字を切る。
粗食の舌でなければ士官したての数年は死ぬほどつらいと先輩から聞いていた。
ゴードンは肉を山ほど喰らい、サラダには手をつけず焼く、蒸す、炒める、揚げる、煮ると全ての調理法で作られた肉料理を堪能していた。
「俺士官はやめて、やっぱり親父の跡を継ごうかなぁ…」
ゴードンの呟きに、武器商の息子は良いよなぁとジョセフはこぼした。
「俺は奨学金貰った手前士官しか潰しが効かないからなぁ。あー肉美味い!こう言うのが毎日は言わないから週一でも食べれる身分になりてえよっと。アレックスに出世してもらってお引き立て願わないとな」
貧しい家庭から進学したジョセフにはコネはない。あるのは頑丈で屈強な身体だけだ。
「おいおい、俺は出世はしないと思うぞ怠惰だからな」
アレックスの父フィリップは軍の高官だ。しかしそれがどれほど意味があるのか士官学校にいる今のところ良く分からなかった。何処かに運良く採用され、どこに所属するかで天国か地獄かが決まりそうな気がする。
「まぁまぁ、先のことは置いといてお楽しみといこうぜ」
ゴードンはまたにやにやと悪い笑いを浮かべた。
満腹だと腹をさすりながら部屋へと向かう。最上階の特別室だと言う。
ジョセフが扉を開けて、あれ?と首を傾げた。
「パーティ会場かよ?」
目をパチパチさせて振り返り、最上階と言ったゴードンを見た。
「よりどりみどりでパーティさ、好きな女を選べよ。一人でも二人でも三人でも」
ゴードンの言葉を理解できなかったようにジョセフの目が丸くなり、鼻の穴が膨らみ、口がぽかんと開く。
「まじかよ」
はははと笑いながら、ゴードンは全く戸惑った風もなく慣れた手つきで右と左に着飾った女性を抱えた。二人とも服からこぼれ落ちそうな豊満な胸を揺らす。
扉の所で立ち尽くすジョセフに小鹿のような大きな瞳の魅力的な肢体の小柄な女性と、それとは対照的なエキゾチックな細身の黒髪の美女がしなだれかかる。
学生が娼婦を大漁に呼びつけて良いものなのか。顔に似合わず根は真面目なジョセフはまだ目を泳がせている。誘うように微笑まれてジョセフの頬は染まった。
「ゴードン」
アレックスは呻いた。
立っている女は赤いドレスのブルネットの肉感的な美女と、白いワンピースのブロンドの清楚な感じの女性だった。
どちらも美しかった。
「どっちも死んだおふくろそっくりで勃たねぇよ」
アレックスはわざと汚く言い捨てて背を向ける。
「悪いけど帰るぜ、あとで支払いの請求回してくれ」
おい、と呼び止める声が聞こえたが、アレックスは限界だった。
せっかく食べた肉を吐き散らしてしまいそうになった。
死んだ母マデリーンと、義母ナタリーを思い出させる姿とおそらくは入り混じった香水の匂いが駄目だったのだろう。
アレックスは天を向いて猛烈な吐き気に耐えた。
今までここまで酷い吐き気に襲われた事はない。
あの部屋に戻れるはずがない。間違いなく吐くだろう。どこか近くで宿を取るか、実家の屋敷に帰るか…。
そこでようやく忘れようとしていた存在のことを真面目に考えた。
義理の弟は。
もしかしたら、全寮制の学校で年を越すのかもしれない。いや、あの学校は年始年末期間は寮を閉鎖するのではなかったか…。パンフレットか何かで見なかっただろうか?
父が、何かしているだろう、と思ったものの、不安になった。
経済的な支払い以外何の責任も持たない父が、亡くなった妻の血の繋がらない子を気にかけるだろうか?実の息子にさえ、何の言葉もないのに。
ホテルのフロントで無理を言って調べてもらった。ローレンスの学校の寮は年始年末は閉鎖されて、子供達は既に家に返されていると言う。
この時ほど交通の不便さを呪った事はない。実家に一番近い駅までは列車でどうにか着けた。しかしそこから先が問題だった。到着した時間が遅く馬車がない。出払っていると言うのだ。帰郷の多いこの時期、予約もしていないのだから仕方がない。金を倍払うと頼み込んで、一番最初に戻ってくる予定の御者を確保した。
閉まりかけの店で菓子を買う。
ホテルの店でもっと何か良いものを買っておけば良かったと思うが後の祭りだ。
早く戻ってきた馬車があったので、それに乗り込み実家の屋敷に向かう。
その時アレックスはローレンスがたった一人で屋敷にいるなどと思いもしていなかった。
今まで扉をノックすることも、鍵で開けることもした事がなかった。帰れば「おかえりなさいませ」と出迎えられるのが当たり前だった。暗い玄関に入り、灯りが付いていない屋敷を見るのも初めてではないかとアレックスは驚いた。
何故誰もいないのか、不安になった。
この様子ではローレンスは帰ってはいないのではないかと、もしかして亡くなった母方の祖父母の家にでも向かったのかもしれないと思い暖炉のある居間の向かう。
暗い部屋の中で静かに暖炉の中の薪が燃えていた。
薪が小さく弾ける音が響く。
オレンジ色の炎の照り返しを受けた小さな寝顔が見えた。
毛布を頭から被り、蓑虫のようにくるまって。
こんな場所で寝て良いわけがなかった。アレックスは慌ててローレンスを揺り起した。
「…ん?…あれぇ…にいさま?」
暖炉の炎に当たっていたはずなのにローレンスの白い頬は冷たい。
「ローレンス、寒いんだろう」
小さな白い手も冷え切っていた。
絨毯が敷いてあっても床から身体は冷えてしまったのだろう。
揺り椅子を引き摺ってくると暖炉の前に据えて、もう一度毛布で包み直して座らせる。軽い。二年前から大きくなっていないのではないだろうか。
「ここでじっとしているんだぞ」
侍女のいない台所で冷蔵庫を漁る。オレンジジュースを温めて蜂蜜を垂らすとそれをすぐにローレンスの元に運んだ。
「ほらローレンス、あったまるからゆっくり飲むんだぞ。食事はとったのか?」
ローレンスはこくんと頷いた。
ローレンスの視線を辿ると、暖炉の縁に空になったスープの缶があった。
一人だけ贅沢な食事をしたのが申し訳なくなるほどの、寂しく侘しい食事だ。
アレックスはもう一度台所に戻った。冷蔵庫を開けてバターと卵とハムを出す。棚からバゲットを出す。先にバゲットを切ってフライパンで軽く炙り、卵とハムを混ぜて塩をふり、バターでオムレツを焼いた。
オムレツを挟み切り目を入れるとますます不恰好になったが、皿に入れて持って行く。
「ローレンス、兄さんが作ったの食べるか?」
あーん、と促すと雛のように口を開けた。ふ~と吹いてから小さなものを口に入れてやる。
もにゅもにゅと口を動かしながら、ローレンスの目はずっとアレックスを見つめている。
「…にいさまはたべないの?」
「食べるよ」
お前が食べ終わったらね、あーんとまた促すともう一切れローレンスは食べたがもういいと言う。
いつ帰ってきたのか、どうして誰もいないのかと色々尋ねたかったのだが、ローレンスの目はもうとろんとしていた。身体が温まってきたら眠たくなってしまったのだろう。
帰ると伝えていなかったし、今日は弟と一緒に寝た方が良いかもしれないと思った。おそらく部屋は暖めてないだろうし、寝具の準備もどうなっていることか。
やかんの横に純銅の湯たんぽと陶器の湯たんぽがあったように思い、アレックスは台所に戻ると湯を沸かし、一階の弟の部屋へ向かった。
部屋は暗く、どこか少し埃っぽい匂いがしないでもないが、上掛けを軽く払い、壁の棚から仕舞われていた毛布を出して上掛けの上と下にそれぞれ敷いた。
湯たんぽをタオルで包んで準備をしてからローレンスの元へ行くとうつらうつらしている。
寒いし着替えもせずにこのまま寝ようと抱き上げた。足元に湯たんぽをずらす。ローレンスを包んでいた毛布は寝苦しいかと取り、そうするとその下は薄い外套だった。冬物でなく秋口に着るようなものではないだろうか。
これでは相当寒かった筈だ。子供は風の子と言うけれど、こんなに細い身体では。
アレックスは自分も外套は脱いで弟の体を引き寄せて、毛布と上掛けの間に横たわった。
ローレンスの手がまだ冷たいので自分の脇の下に挟みぴったりと身体を寄せた。
弟の身体はどこもかしこも細く、冷たく折れてしまいそうだった。全寮制の学校でどんな扱いを受けていたのか…。
食事を取っていなかったのではないかと思うような病的な細さだった。
悪いのは寮や学校ではなく、母を亡くしたばかりの10歳の子をろくに慰めもせず孤独に放り出したせいだと心の奥底ではわかっていた。
わかっていたはずなのに。
この子は母の死を喜んでいた自分とは違う。ローレンスの小さな頭や痩せた背中を撫でながらアレックスは目を閉じた。
もっと気を使ってやらなければ。
この家に氷の心を持った人間はもういらなかった。
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