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〜オマケ後日談〜
転生ヒロイン[リナ]のHAPPY END
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そんな訳で――
あの後。
国内1大勢の兵士達を召喚した掃討作戦は無事終了した。
残念ながら白骨化したした女性の遺体はやはりエルフ族のものだと判明し種族を超えて協力体制を取ろうという流れに国際的になり国家間の調整で王太子夫妻は大忙しになったらしく、暫くは会えそうにない。
小間切れ肉にならずに済んだゴブリンキングの死体は魔塔に引き取られていった。
残ったゴブリンの死体は全て魔術師達が焼き払い、辺りを浄化した。
あと天井が完全になくなってしまい、洞窟というよりは渓谷みたいになっちゃった洞窟の堆積層から魔石結晶が出たらしくて、学者がわんさか押し寄せてなんか地質を調べてるんだって。
それと
ソニアさん(郁ちゃん)は現場に冒険者として行っちゃった事が実家にバレて。
冒険者ギルドの責任者が現場派遣した事を謝罪しに出向いた事で実家からのお咎めは無くなったけど、冒険者登録証は家から申し立てをされちゃって半凍結処置になったらしい。
婿取り終わるまで、復帰はお預けなんだって。
ゲーム上では知らなかったけれど、実家がホントに国際的な大商家らしくて本来ならカジノ絡みで問題を起こしてなければスタンさんもお婿さん候補になってたらしいけど当人同士が乗り気じゃなかったらしくて、スタンさん自身からも以前にお断りをしていたらしい。
だから冒険者としての彼女の事だけじゃなくて彼女の実家の事にも詳しかったんだって。
優秀な人で彼女の実家の商家向きの人は少ないので婿探しにギルドの事務に行ってたらしいけど、冒険者ギルドより商業ギルドのほうがいいんじゃないかって郁ちゃんに(ソニアさん)に聞いたら、
「他国に商売の関係で出張があるから、腕っぷしも必要なのよね」
と。
遠い目をしてた。
商隊を率いる時に冒険者や傭兵を当てにしていたら本人達の身が危ないんだそうだ。彼らに裏切られたら命が危ういからだって。
商団の私兵もいるらしくて、ソレを統括しなくちゃいけないから商売の事だけじゃ駄目だから、小さい頃から自分も鍛えてるんだって。
ソレが行き過ぎて冒険者登録にまで発展したらしい。
難しいんだなと神妙になってしまった。
魔術師ノインとの仲はゲームと違って接点はそれ程無かったらしくて、確かに幼馴染みだけどお姉ちゃんでしか無かったそうだ。
「コッチが中身が多少は大人でしょ? 子供っぽくて・・・ ツンデレに何時までも付き合ってらんないわよ~。やっぱり自分を大事にしてくれる人じゃなきゃ。ゲームじゃないんだからさ~」
そう言いながら喫茶店で彼女はコーヒーをブラックで飲み干して眉根を寄せた。
そりゃあそうだなと納得した。
ツンデレなんてゲームや漫画ならまだしも付き合ってたら疲れるだけだと思う。
優しい言葉をこっちが掛けてもツンツンされたら嫌になるに決まってるわ。
「向こうはどう思ってるのかは知らないけどね」
ご近所さんなので偶に会って食事位はするんだそう。
「ノインとの結婚は絶対に無いわね。旦那に求めるのは強さと優しさだもん。顔が良ければ尚良しよね~そのうち実家が焦れて(金の)力ずくで婿取りになるかもね」
「レオナルドは?」
私の言葉に顔を顰めるソニアさん(郁ちゃん)。
「レオナルドなんか論外よ。しかもアイツは隣国の公爵家って公式でなってたけど、隠し設定が王家のご落胤よ? 揉め事はゴメンだわ」
「知らなかった・・・」
「2ndやってないもんね」
元官公庁のバリキャリだった郁ちゃんは前世は独身を貫いた人だから、結婚に関するハードルが高そうだ・・・
結局リーナの逆ハーとか他の攻略対象なんかより前世の旦那さんによく似たスタンさんを好きになった私を『アンタらしいわよね~』と笑っていたソニアさん(郁ちゃん)は偶に王都に帰って来た時に私とお茶をするけど、『まあ、一回りも年上の主任じゃなくてもいいとは思うけどこればっかりはねえ~』と肩を竦めた。
「それより主任にはギルドに帰って来てもらえると嬉しいんだけど。もーギルマスもサブマスも脳筋でさ~。事務が未だにてんてこ舞いなのよね」
「自分で言いなよ~。彼は冒険者のほうが良いって言ってるから無理だよ~」
そんな事を言ってたら後ろから・・・
「リナ! スマン待たせた」
「あ。スタンさん!」
「あ~あ。主任が来ちゃったから退散すっか~。じゃあねえ」
「何だよ、ソニア又リナに付き纏いか?」
「女同士でお茶ですよ。も~疑り深いんだからこのオッサン・・・ じゃーね里奈。又ね~」
「うん。又ね~」
自分の分のレシートを持って颯爽と支払いを済ませて喫茶を出ていく郁ちゃん(ソニアさん)はやっぱり周りの異性の目を釘付けにしてる・・・
あれ? 今気が付いたけど、前世とあんまり変わんないや。
そういや彼女はモテすぎて相手が決まらなかったんだよね・・・
「どうした? 難しい顔をして?」
メニューを見ていたスタンさんが不思議そうな顔をする。
「ううん。ソニアさん、どうするんだろって思っただけ」
「アレと結婚できる胆力のある男がいると思うか?」
「・・・居ない訳じゃないけど難しいかもしんない」
「?」
私が思い浮かべたのは、浅黒い肌の紫水晶の瞳をした愉快犯みたいなおちゃめな人だ。
実際ゴブリンキングを惨殺? した彼女の所業を見てもゲラゲラ笑いながら
『おもれーオンナッ!』
って喜んでたから・・・。
でも彼は帝国の皇帝の甥だもん難しいのかもね・・・。
「今日はお買い物でしょ?」
「ん? ああ」
ウェイターに注文を終えてこちらを向いたスタンさん。
眼鏡の奥の青い瞳がちょっとだけ泳いだのを不思議に思って首を傾げる。
「今日は職人街に行こうと思って」
「何買うの?」
「指輪」
「護符?」
「いいや。護符みたいに使うと消えるんじゃなくて、一生消えないヤツだ。王太子夫妻のお陰で今流行ってるだろ?」
「・・・・ッ?! え? それって、けけけえ結婚指輪ではッ?」
彼はニンマリ笑ってから肘をテーブルに付いて、頬杖をついた。
「嫌か? 俺とお揃いじゃ?」
私は首をブンブン横に振って
「嬉しいですッ! スタンさんのお嫁さんにしてくださいッ!」
笑顔でそう答えた。
ソレを見て、彼は凄く優しい目になって
「そうこなくちゃな!」
そう言ってスタンさんが私の左手を取って。
「一生この指に着けといてくれ」
薬指にキスを落とした――
~FIN~
▲▲▲▲
『転生辺境伯令嬢は可憐な魔法少女を目指しますッ~心ゆくまで気の済むまで殴っても宜しいでしょうか? 勿論物理で~ 番外編オマケ後日談』
by.haru.
2023.9.27.wed
お読み頂きありがとうございました(_ _)
あの後。
国内1大勢の兵士達を召喚した掃討作戦は無事終了した。
残念ながら白骨化したした女性の遺体はやはりエルフ族のものだと判明し種族を超えて協力体制を取ろうという流れに国際的になり国家間の調整で王太子夫妻は大忙しになったらしく、暫くは会えそうにない。
小間切れ肉にならずに済んだゴブリンキングの死体は魔塔に引き取られていった。
残ったゴブリンの死体は全て魔術師達が焼き払い、辺りを浄化した。
あと天井が完全になくなってしまい、洞窟というよりは渓谷みたいになっちゃった洞窟の堆積層から魔石結晶が出たらしくて、学者がわんさか押し寄せてなんか地質を調べてるんだって。
それと
ソニアさん(郁ちゃん)は現場に冒険者として行っちゃった事が実家にバレて。
冒険者ギルドの責任者が現場派遣した事を謝罪しに出向いた事で実家からのお咎めは無くなったけど、冒険者登録証は家から申し立てをされちゃって半凍結処置になったらしい。
婿取り終わるまで、復帰はお預けなんだって。
ゲーム上では知らなかったけれど、実家がホントに国際的な大商家らしくて本来ならカジノ絡みで問題を起こしてなければスタンさんもお婿さん候補になってたらしいけど当人同士が乗り気じゃなかったらしくて、スタンさん自身からも以前にお断りをしていたらしい。
だから冒険者としての彼女の事だけじゃなくて彼女の実家の事にも詳しかったんだって。
優秀な人で彼女の実家の商家向きの人は少ないので婿探しにギルドの事務に行ってたらしいけど、冒険者ギルドより商業ギルドのほうがいいんじゃないかって郁ちゃんに(ソニアさん)に聞いたら、
「他国に商売の関係で出張があるから、腕っぷしも必要なのよね」
と。
遠い目をしてた。
商隊を率いる時に冒険者や傭兵を当てにしていたら本人達の身が危ないんだそうだ。彼らに裏切られたら命が危ういからだって。
商団の私兵もいるらしくて、ソレを統括しなくちゃいけないから商売の事だけじゃ駄目だから、小さい頃から自分も鍛えてるんだって。
ソレが行き過ぎて冒険者登録にまで発展したらしい。
難しいんだなと神妙になってしまった。
魔術師ノインとの仲はゲームと違って接点はそれ程無かったらしくて、確かに幼馴染みだけどお姉ちゃんでしか無かったそうだ。
「コッチが中身が多少は大人でしょ? 子供っぽくて・・・ ツンデレに何時までも付き合ってらんないわよ~。やっぱり自分を大事にしてくれる人じゃなきゃ。ゲームじゃないんだからさ~」
そう言いながら喫茶店で彼女はコーヒーをブラックで飲み干して眉根を寄せた。
そりゃあそうだなと納得した。
ツンデレなんてゲームや漫画ならまだしも付き合ってたら疲れるだけだと思う。
優しい言葉をこっちが掛けてもツンツンされたら嫌になるに決まってるわ。
「向こうはどう思ってるのかは知らないけどね」
ご近所さんなので偶に会って食事位はするんだそう。
「ノインとの結婚は絶対に無いわね。旦那に求めるのは強さと優しさだもん。顔が良ければ尚良しよね~そのうち実家が焦れて(金の)力ずくで婿取りになるかもね」
「レオナルドは?」
私の言葉に顔を顰めるソニアさん(郁ちゃん)。
「レオナルドなんか論外よ。しかもアイツは隣国の公爵家って公式でなってたけど、隠し設定が王家のご落胤よ? 揉め事はゴメンだわ」
「知らなかった・・・」
「2ndやってないもんね」
元官公庁のバリキャリだった郁ちゃんは前世は独身を貫いた人だから、結婚に関するハードルが高そうだ・・・
結局リーナの逆ハーとか他の攻略対象なんかより前世の旦那さんによく似たスタンさんを好きになった私を『アンタらしいわよね~』と笑っていたソニアさん(郁ちゃん)は偶に王都に帰って来た時に私とお茶をするけど、『まあ、一回りも年上の主任じゃなくてもいいとは思うけどこればっかりはねえ~』と肩を竦めた。
「それより主任にはギルドに帰って来てもらえると嬉しいんだけど。もーギルマスもサブマスも脳筋でさ~。事務が未だにてんてこ舞いなのよね」
「自分で言いなよ~。彼は冒険者のほうが良いって言ってるから無理だよ~」
そんな事を言ってたら後ろから・・・
「リナ! スマン待たせた」
「あ。スタンさん!」
「あ~あ。主任が来ちゃったから退散すっか~。じゃあねえ」
「何だよ、ソニア又リナに付き纏いか?」
「女同士でお茶ですよ。も~疑り深いんだからこのオッサン・・・ じゃーね里奈。又ね~」
「うん。又ね~」
自分の分のレシートを持って颯爽と支払いを済ませて喫茶を出ていく郁ちゃん(ソニアさん)はやっぱり周りの異性の目を釘付けにしてる・・・
あれ? 今気が付いたけど、前世とあんまり変わんないや。
そういや彼女はモテすぎて相手が決まらなかったんだよね・・・
「どうした? 難しい顔をして?」
メニューを見ていたスタンさんが不思議そうな顔をする。
「ううん。ソニアさん、どうするんだろって思っただけ」
「アレと結婚できる胆力のある男がいると思うか?」
「・・・居ない訳じゃないけど難しいかもしんない」
「?」
私が思い浮かべたのは、浅黒い肌の紫水晶の瞳をした愉快犯みたいなおちゃめな人だ。
実際ゴブリンキングを惨殺? した彼女の所業を見てもゲラゲラ笑いながら
『おもれーオンナッ!』
って喜んでたから・・・。
でも彼は帝国の皇帝の甥だもん難しいのかもね・・・。
「今日はお買い物でしょ?」
「ん? ああ」
ウェイターに注文を終えてこちらを向いたスタンさん。
眼鏡の奥の青い瞳がちょっとだけ泳いだのを不思議に思って首を傾げる。
「今日は職人街に行こうと思って」
「何買うの?」
「指輪」
「護符?」
「いいや。護符みたいに使うと消えるんじゃなくて、一生消えないヤツだ。王太子夫妻のお陰で今流行ってるだろ?」
「・・・・ッ?! え? それって、けけけえ結婚指輪ではッ?」
彼はニンマリ笑ってから肘をテーブルに付いて、頬杖をついた。
「嫌か? 俺とお揃いじゃ?」
私は首をブンブン横に振って
「嬉しいですッ! スタンさんのお嫁さんにしてくださいッ!」
笑顔でそう答えた。
ソレを見て、彼は凄く優しい目になって
「そうこなくちゃな!」
そう言ってスタンさんが私の左手を取って。
「一生この指に着けといてくれ」
薬指にキスを落とした――
~FIN~
▲▲▲▲
『転生辺境伯令嬢は可憐な魔法少女を目指しますッ~心ゆくまで気の済むまで殴っても宜しいでしょうか? 勿論物理で~ 番外編オマケ後日談』
by.haru.
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