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第五十九話 質問に答えてもらいます。
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アーチーを交えて、みんなでひとしきり談笑した後、
「狭いけどあがって。あっ、靴はここで脱いでこの靴箱に入れてね。ここ土足厳禁なんだ」
「わかった」
ふたりきりになりたいと言って、俺はアーチーを自分の部屋へと引っ張り込んだ。
ちなみに居間では、三つ子やじいちゃんたちが【例のブツ】を囲んで大騒ぎしている。そうアレだ。舞踏会が特集されているという例の新聞だ。なんと王都へ行けなかった老夫婦を気遣い、アーチーがわざわざ届けてくれたのだ。
しかも、巷(ちまた)で爆売れ中だという【幸運を呼ぶ黒神子様お手振り人形】のオマケ付きでだ。招き猫みたいな小さな木彫りの置き物で、触ると右手がユラユラ揺れる仕組みになっている。
俺の黒歴史が赤べこ化して王都に振りまかれているのか。
なんという伝統工芸の無駄遣い……。
靴を脱いだまま戸惑っているアーチーを、俺は部屋の中央へと導いた。そこには畳によく似た薄いモスグリーンのカーペットが敷いてあり、円形の【ちゃぶ台】と、四つの【座布団】がちんまりと置かれている。
そう! この小さな屋根裏部屋は、日本人による日本人のための、日本人にしかわからない憩いの空間なのだ。
俺の中身は、畳文化がDNAまで染み渡っている田舎のおっさんだ。
外から帰ったらまず玄関で靴を脱ぐ。これ基本。土や泥がついた靴で家の中を歩き回るなど言語道断。床に寝そべりたい。直に座りたい。布団で寝たい。ここは、そんなおっさんの要望をギッチギチに詰め込んだ、超プライベート空間なのである。
アーチーは、長い足を無理やり折りたたむようにして、座布団へと腰を下ろした。ちゃぶ台と座布団と胡坐(あぐら)のアーチー。
……うん。恐ろしく似合わない。
ニワトリ小屋に孔雀を招いた気分です。
「……ユキ、痛くないのか?」
「なにが?」
「その座り方」
斜め前に座った俺の足先を、彼が不思議そうに覗き込んでくる。
そういやこの世界に正座は無いんだっけ。
隣で堅苦しい座り方をされても居心地が悪いだろうから、俺も足を崩してペタン座りに切り替えた。俺の身体は骨盤が女性に近いらしく、この座り方をしても何ら苦にならない。
神様仏様、俺は柔らかい身体よりも硬い筋肉が欲しかったです。
「……ユキらしい部屋だな」
「?」
「素朴で可愛らしくて、清潔感があって落ち着く」
「そ、そう?」
「うん。俺は好きだ」
間近で柔らかく微笑まれて、視線の置きどころに困ってしまう。
なんて、清らかでみずみずしい笑顔なんだ。
この二週間、海千山千の大人ばかりを相手にしたせいで、まだこの純朴さに目が慣れない。逆に刺激が強すぎる。
失敗した。ちゃぶ台小さく作り過ぎたかも。
さっきから妙に心臓が落ち着かないのは、閉塞空間でいつもより距離が近すぎるせいだ。きっとそうだ。
「えっと、その……あっ、そうだ。村は変わりない? リンダは元気にしてる?」
「ああ。たぶん変わりないんじゃないか。俺もこれから久しぶりに村へと帰るから」
「へ? そうなの?」
「ああ。三週間ほど実習で地方に行ってたんだ。だからユキの晴れ姿も見られなくて、すごく残念だった」
「……ふうん」
貴族も通う超有名大学の医学生が、実習でわざわざ地方へねえ。王都に山ほど診療所があるのに?
「地方ってどこら辺?」
「ん?」
「どんなとこなの? なにが有名?」
「なにが…と言われても、そうだな。当たり障りのない小さな町だったから、ユキに話して聞かせられるような土産話は無いんだ。実習で手一杯で……ごめん」
「そっか。大変だったんだね。あっ、ちょっと待ってて」
俺は台所へと引き返し、騒ぐじいちゃんたちを横目に、二人分のジュースを用意して戻ってきた。
「これ。ここの庭のレモンから作ったレモネード。庭師さんからのお裾分け。よかったらどうぞ」
「ありがとう。いただきます」
近くでコクリと、男らしい喉ぼとけが嚥下する。
「それで? なんて町に行ってたの?」
「え? ああ、南方にあるハウスベクトという町だ」
「ハウスベクト! そこなら知ってる。海沿いの有名な観光地だよね? なんだよ~。さっきは土産話もない小さな町って言ってたじゃんか~」
「王都に比べれば、どこも小さく感じるだろう? ユキが公務頑張ってた間に、ヌクヌク観光地で実習してたなんて言いづらかったんだ」
「そういうことか」
「そういうこと」
「ファイナルアンサー?」
「ふぁ? ふぁいなる……なんだって?」
戸惑う端正な顔を、俺はじっと見つめ返した。
近すぎる距離が今だけは丁度いい。彼の表情が良く見て取れるから。
「わかった。信じる」
「……」
「信じるよ? 俺このまま信じちゃうよ?」
「え?」
「訂正するなら今のうちだから。嘘だったら泣くから。ギャン泣きするから。あと絶交もするから」
「……なんて恐ろしい脅迫だ」
ちゃぶ台でアーチーが頭を抱えた。
「アーチー。とっとと吐け。この三週間どこへ行ってた?」
「……浮気がバレた夫の気分って、こういう感じなのか」
「誰が嫁だ」
広い背中をペチリと叩いて、顔を上げさせる。
彼の神秘的な瞳の中では、金の光が気まずげに揺らめいていた。やがて観念したように口を開く。
「……エラルイザだ」
「――!!」
「北の国境沿いにある町で、国境警備隊の診療所がある。俺はそこで学ばせてもらっていた」
「ッ! エラルイザって……国境線もあやふやな、めちゃくちゃ治安の悪い地域じゃないか!」
あの地域は資源が豊富で、隣国や盗賊に常に狙われ、激しい戦闘が何度か繰り返されている超危険地帯だ。いま軍が強固な砦(とりで)を建設中で、それさえ出来れば隣国も諦め、だいぶ治安も落ち着くとは聞いているが……。
騎士や役人の流刑先として、最も恐れられている最北の土地。
重罪人は資源採掘のために過酷な肉体労働を強いられる。
この国で最も黄泉の国へと近い未開の土地……、それがエラルイザだ。
「あり得ない。そんなの、明らかに実習の域を超えてる」
俺がダンスでうかれてた時期に、友人は一か月近くも危険な目に合っていたっていうのか。
呑気だった自分が許せなくて、爪が食い込むまでこぶしを握る。
「それって、おまえが平民だから?」
「……」
「そうなのか? 平等をうたう大学が聞いて呆れるっ!」
「……もう終わったことだ。無事に帰ってこられたし、貴重な体験ができて、むしろ行けて良かったって俺は思ってる。確かに偏った考えの教師もいるが、大半は尊敬できる方たちばかりだ。友人も普通にできて、大学生活も充分楽しめている。だからもういいんだ」
「アーチー、でも……」
「今回の件にしても、上に抗議すれば断れたかもしれない。だが俺には、経験を積む良い機会に思えたんだ。だから受けた。俺が決めたことだ」
「……」
「下手な嘘ついて悪かった。心配かけたくなくて」
「……うん。わかってる」
ただ、おまえが許しても俺は許さんが。
初めて黒神子に復活してラッキーって思ったわ。
アーチーに嫌がらせしたバカ教師は、あとで見つけ出して目にもの見せてくれる。
そいつが大好きな身分制度っつうのを、フル活用してな!
「狭いけどあがって。あっ、靴はここで脱いでこの靴箱に入れてね。ここ土足厳禁なんだ」
「わかった」
ふたりきりになりたいと言って、俺はアーチーを自分の部屋へと引っ張り込んだ。
ちなみに居間では、三つ子やじいちゃんたちが【例のブツ】を囲んで大騒ぎしている。そうアレだ。舞踏会が特集されているという例の新聞だ。なんと王都へ行けなかった老夫婦を気遣い、アーチーがわざわざ届けてくれたのだ。
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俺の黒歴史が赤べこ化して王都に振りまかれているのか。
なんという伝統工芸の無駄遣い……。
靴を脱いだまま戸惑っているアーチーを、俺は部屋の中央へと導いた。そこには畳によく似た薄いモスグリーンのカーペットが敷いてあり、円形の【ちゃぶ台】と、四つの【座布団】がちんまりと置かれている。
そう! この小さな屋根裏部屋は、日本人による日本人のための、日本人にしかわからない憩いの空間なのだ。
俺の中身は、畳文化がDNAまで染み渡っている田舎のおっさんだ。
外から帰ったらまず玄関で靴を脱ぐ。これ基本。土や泥がついた靴で家の中を歩き回るなど言語道断。床に寝そべりたい。直に座りたい。布団で寝たい。ここは、そんなおっさんの要望をギッチギチに詰め込んだ、超プライベート空間なのである。
アーチーは、長い足を無理やり折りたたむようにして、座布団へと腰を下ろした。ちゃぶ台と座布団と胡坐(あぐら)のアーチー。
……うん。恐ろしく似合わない。
ニワトリ小屋に孔雀を招いた気分です。
「……ユキ、痛くないのか?」
「なにが?」
「その座り方」
斜め前に座った俺の足先を、彼が不思議そうに覗き込んでくる。
そういやこの世界に正座は無いんだっけ。
隣で堅苦しい座り方をされても居心地が悪いだろうから、俺も足を崩してペタン座りに切り替えた。俺の身体は骨盤が女性に近いらしく、この座り方をしても何ら苦にならない。
神様仏様、俺は柔らかい身体よりも硬い筋肉が欲しかったです。
「……ユキらしい部屋だな」
「?」
「素朴で可愛らしくて、清潔感があって落ち着く」
「そ、そう?」
「うん。俺は好きだ」
間近で柔らかく微笑まれて、視線の置きどころに困ってしまう。
なんて、清らかでみずみずしい笑顔なんだ。
この二週間、海千山千の大人ばかりを相手にしたせいで、まだこの純朴さに目が慣れない。逆に刺激が強すぎる。
失敗した。ちゃぶ台小さく作り過ぎたかも。
さっきから妙に心臓が落ち着かないのは、閉塞空間でいつもより距離が近すぎるせいだ。きっとそうだ。
「えっと、その……あっ、そうだ。村は変わりない? リンダは元気にしてる?」
「ああ。たぶん変わりないんじゃないか。俺もこれから久しぶりに村へと帰るから」
「へ? そうなの?」
「ああ。三週間ほど実習で地方に行ってたんだ。だからユキの晴れ姿も見られなくて、すごく残念だった」
「……ふうん」
貴族も通う超有名大学の医学生が、実習でわざわざ地方へねえ。王都に山ほど診療所があるのに?
「地方ってどこら辺?」
「ん?」
「どんなとこなの? なにが有名?」
「なにが…と言われても、そうだな。当たり障りのない小さな町だったから、ユキに話して聞かせられるような土産話は無いんだ。実習で手一杯で……ごめん」
「そっか。大変だったんだね。あっ、ちょっと待ってて」
俺は台所へと引き返し、騒ぐじいちゃんたちを横目に、二人分のジュースを用意して戻ってきた。
「これ。ここの庭のレモンから作ったレモネード。庭師さんからのお裾分け。よかったらどうぞ」
「ありがとう。いただきます」
近くでコクリと、男らしい喉ぼとけが嚥下する。
「それで? なんて町に行ってたの?」
「え? ああ、南方にあるハウスベクトという町だ」
「ハウスベクト! そこなら知ってる。海沿いの有名な観光地だよね? なんだよ~。さっきは土産話もない小さな町って言ってたじゃんか~」
「王都に比べれば、どこも小さく感じるだろう? ユキが公務頑張ってた間に、ヌクヌク観光地で実習してたなんて言いづらかったんだ」
「そういうことか」
「そういうこと」
「ファイナルアンサー?」
「ふぁ? ふぁいなる……なんだって?」
戸惑う端正な顔を、俺はじっと見つめ返した。
近すぎる距離が今だけは丁度いい。彼の表情が良く見て取れるから。
「わかった。信じる」
「……」
「信じるよ? 俺このまま信じちゃうよ?」
「え?」
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ちゃぶ台でアーチーが頭を抱えた。
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「誰が嫁だ」
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「……エラルイザだ」
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「ッ! エラルイザって……国境線もあやふやな、めちゃくちゃ治安の悪い地域じゃないか!」
あの地域は資源が豊富で、隣国や盗賊に常に狙われ、激しい戦闘が何度か繰り返されている超危険地帯だ。いま軍が強固な砦(とりで)を建設中で、それさえ出来れば隣国も諦め、だいぶ治安も落ち着くとは聞いているが……。
騎士や役人の流刑先として、最も恐れられている最北の土地。
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「あり得ない。そんなの、明らかに実習の域を超えてる」
俺がダンスでうかれてた時期に、友人は一か月近くも危険な目に合っていたっていうのか。
呑気だった自分が許せなくて、爪が食い込むまでこぶしを握る。
「それって、おまえが平民だから?」
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「そうなのか? 平等をうたう大学が聞いて呆れるっ!」
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「アーチー、でも……」
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ただ、おまえが許しても俺は許さんが。
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たくさんの感想ありがとうございます!(^▽^)
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乙女ゲームの腹黒転生ヒロインみたいな奴出てきましたね〜😗
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お楽しみに~(^-^)