56 / 59
第五十六話 舞踏会に途中参加です。
しおりを挟む
オスカーにエスコートされながら、一歩ずつ慎重に歩みを進めた。
「カルス様、視線を上げて」
うつむきがちだったところを注意される。
無茶言うな。階段だぞ? 足元大事!
ここで躓けば、俺はショックでド派手な階段落ちを披露することになる。
恐怖心をこらえて渋々顎を上げれば、煌びやかに着飾った貴族たちが一面に広がっていた。
俺が顔を上げた途端に、人々が瞠目し一斉にざわめきだす。
やめて見ないで! ますます緊張しちゃうから!
やっぱり晒し物じゃないか。出戻り神子としては非常に肩身が狭いぞ。オスカーの嘘つき。
なんとか階段を降りきったところで、ひとりの精悍な男が待ち構えていた。
「おかえり。カルス」
この国で黒神子の名を呼び捨てできる人間は限られてくる。国王とそして……、オスカーにエスコートされていた手は、当たり前のようにエイデン王子へと引き継がれた。
ファーストダンスの相手は、事前に第一王子と決められていた。
婚約解消した二人の関係、ひいては大神殿と王宮の間柄が、なんのシコリもなく良好なことを世間にアピールするためだ。
オスカーとエイデン王子……犬猿の仲の両者も、今夜は俺を挟んで円満に微笑みあっている。
「カルスは貰っていくぞ」
「ひと踊りしましたら、速やかにお返しください」
「ふん。きさまのものではないだろうに」
「あなたのものでもありませんね」
……全然円満じゃなかった。
穏やかな表情のまま、バチバチと小声でののしり合っている。
ふたりとも変わったようでいて、こういうところはちっとも変わらない。勝手に外堀を埋めてから、互いの所有権を主張しあい、俺の気持ちはほったらかしだ。
(俺は誰のものでもねえよ)
軽やかな演奏が始まり、フロアーの中央へ導かれながらも、俺の口からは重いため息がこぼれていた。
…
……
……なんて時もありましたな。
(ひゃっほ――ぃ!)
(社交ダンスって、めっちゃ楽しいぃ――っ!)
クルクルっと回って、腰を支えられての決めポーズ。
たまに軽々と持ち上げられては高い高ぁ~い。
とにかくエイデン王子のダンスが上手いのなんの。
さすがは宮廷イチのモテ男。パートナーを自在に操るダンススキルも頼もしさもピカイチだった。王子と息を合わせてステップ踏むのが、もう楽しくって仕方がない。
生演奏が進むにつれ、段々と踊るカップルが増えていく。オスカーもどこぞのグラマラスな美女と踊り始めたようだ。羨ましすぎる。
そういや、前世で妻と出会ったのも盆踊り大会だった。楽しかった夏祭りの光景が頭をよぎる。
しかも今世の俺の身体は、まだピッチピチの十九歳。バブル期の日本なら、ディスコで扇片手にフィーバー直前のお年頃なのだ。
はしゃいでる自覚はあるが、有り余る若さエネルギーは制御不能だ。音楽って怖いね。
「あーあ。損しちまったなあ」
「?」
「こんなに可愛い笑顔を見られるなら、もっと早くから誘うんだった」
王子の少し切なさの混じった笑顔に、一瞬ドキリとさせられる。
高貴な血筋にがっしりとした長身。甘い端正な顔立ち。明るくて豪快で超人気者。生まれた時から引く手あまただった女たらしの第一王子。今夜の気取った王族モードな正装も、腹が立つほどに違和感なく似合っている。
そんな陽キャなこの人も、婚約者だった【私】が突然消えて、悩んだり後悔したりしたのだろうか? 己を責めたりしたのだろうか?
結局、王子とは立て続けに三曲踊って、オスカーとも一曲踊ったのだが、最後に思いっきりオスカーの足を踏んづけてしまった。踏んだ俺の足首がグネりそうになったくらいだから、踏まれた側は相当痛かったはず。その証拠に、いつも涼し気な男の目元が苦痛で少しだけ歪んでいる。
「ご、ごめん! ワザとじゃないから!」
「……故意でなければ許されるとでも?」
「悪かったって!」
一点集中で全体重をのせてしまった自覚はある。
本当にワザとじゃなかったんだが、少しいい気味だと思ったことは、絶対に悟られてはならない。
あたたかな拍手に迎えられながら踊り場をあとにすれば、軽食が用意された別の広間での挨拶ラッシュが待っていた。
あー…、アイツとアイツ…コイツにも見覚えがあるわ。
明日クビになる大司教と懇意な奴らで、【私】が孤児院で治療している時に、貴族の治療を優先しろと妨害されたこともあったっけ。
”私のことを覚えておいでですか?”
”ぜひ一度、我がサロンにおいでいただきたく……”
”妻が長年病気を患っておりまして……”
”私とダンスを……”
激流のように美辞麗句や不躾(ぶしつけ)な要望が押し寄せてきたが、俺がジュース片手に愛想笑いをする間に、オスカーが右へ左へと受け流してくれた。凄い大船に乗った気分だ。なんて頼りになる船頭なんだ。でもごめんなさい。社交界への嫌悪感で、船酔いして今にも吐きそうです。
「ご機嫌いかがですかな? 黒神子様」
「――ッ!」
そこへ救世主が現れた。
あれほど押し寄せていた人波が、その老人……ドワイラクス元将軍の威厳に恐れおののき、瞬く間に引いていく。
「少しお顔の色が優れませんな」
「ご心配なく。老師にお会いできた喜びで緊張もほぐれました」
「嬉しいことを言ってくださる」
優しく目を細めたドワイラクスは、次にオスカーへと視線をうつした。
「そなたは元気そうじゃの」
「……師匠がこのような場にお越しになるとは、天変地異の前触れでしょうか?」
「そう煙たがらなくても良かろうに。招待状が届いたから来たまでじゃよ。舞踏会に九十超えたジジイが来ては場違いかの?」
「社交界嫌いで有名なかたの言葉とは思えません」
「可愛い教え子の晴れ舞台となれば、重い腰も上がるというものじゃ。ああ教え子というても、そなたや殿下の事ではない。黒神子様と違って可愛げなど皆無じゃからの」
「そこは師匠譲りですから」
「ほんに可愛げのない」
その時、絶妙なタイミングで噂の人物が通りがかった。
煌びやかな取り巻きに囲まれた、ひと際華やかな存在……エイデン王子だ。
目ざとく俺を見つけると、嬉し気に寄ってきたが、
「うげっ! 師匠!?」
ドワイラクスの横で、長身が大きくのけ反った。
「なっ、なぜ師匠がここに! 今夜はヤリでも降るんじゃないのか。明日も祭事があるのに冗談じゃねえ!」
「ほんに可愛げのない。言葉遣いも荒すぎる。王族なのだから場所柄をわきまえてシャンとしなされ」
「俺の口の悪さは師匠譲りだ。館長気取って、妙な年寄り口調に切り替えやがって。今さら偉そうに説教されても響くものか」
「オスカーの口調は変わらぬようじゃが?」
「こいつの腹黒さこそ師匠譲りだろうが」
「あなたの女遊びも師匠譲りですね」
最後にオスカーが突っ込んで、師匠と弟子のトリオ漫才が勝手に幕を開けた。とばっちりを恐れたのか王子の取り巻きはジリジリと後退していき、残された観客は俺ひとりとなった。
……このチケット、払い戻し可能でしょうか?
「カルス様、視線を上げて」
うつむきがちだったところを注意される。
無茶言うな。階段だぞ? 足元大事!
ここで躓けば、俺はショックでド派手な階段落ちを披露することになる。
恐怖心をこらえて渋々顎を上げれば、煌びやかに着飾った貴族たちが一面に広がっていた。
俺が顔を上げた途端に、人々が瞠目し一斉にざわめきだす。
やめて見ないで! ますます緊張しちゃうから!
やっぱり晒し物じゃないか。出戻り神子としては非常に肩身が狭いぞ。オスカーの嘘つき。
なんとか階段を降りきったところで、ひとりの精悍な男が待ち構えていた。
「おかえり。カルス」
この国で黒神子の名を呼び捨てできる人間は限られてくる。国王とそして……、オスカーにエスコートされていた手は、当たり前のようにエイデン王子へと引き継がれた。
ファーストダンスの相手は、事前に第一王子と決められていた。
婚約解消した二人の関係、ひいては大神殿と王宮の間柄が、なんのシコリもなく良好なことを世間にアピールするためだ。
オスカーとエイデン王子……犬猿の仲の両者も、今夜は俺を挟んで円満に微笑みあっている。
「カルスは貰っていくぞ」
「ひと踊りしましたら、速やかにお返しください」
「ふん。きさまのものではないだろうに」
「あなたのものでもありませんね」
……全然円満じゃなかった。
穏やかな表情のまま、バチバチと小声でののしり合っている。
ふたりとも変わったようでいて、こういうところはちっとも変わらない。勝手に外堀を埋めてから、互いの所有権を主張しあい、俺の気持ちはほったらかしだ。
(俺は誰のものでもねえよ)
軽やかな演奏が始まり、フロアーの中央へ導かれながらも、俺の口からは重いため息がこぼれていた。
…
……
……なんて時もありましたな。
(ひゃっほ――ぃ!)
(社交ダンスって、めっちゃ楽しいぃ――っ!)
クルクルっと回って、腰を支えられての決めポーズ。
たまに軽々と持ち上げられては高い高ぁ~い。
とにかくエイデン王子のダンスが上手いのなんの。
さすがは宮廷イチのモテ男。パートナーを自在に操るダンススキルも頼もしさもピカイチだった。王子と息を合わせてステップ踏むのが、もう楽しくって仕方がない。
生演奏が進むにつれ、段々と踊るカップルが増えていく。オスカーもどこぞのグラマラスな美女と踊り始めたようだ。羨ましすぎる。
そういや、前世で妻と出会ったのも盆踊り大会だった。楽しかった夏祭りの光景が頭をよぎる。
しかも今世の俺の身体は、まだピッチピチの十九歳。バブル期の日本なら、ディスコで扇片手にフィーバー直前のお年頃なのだ。
はしゃいでる自覚はあるが、有り余る若さエネルギーは制御不能だ。音楽って怖いね。
「あーあ。損しちまったなあ」
「?」
「こんなに可愛い笑顔を見られるなら、もっと早くから誘うんだった」
王子の少し切なさの混じった笑顔に、一瞬ドキリとさせられる。
高貴な血筋にがっしりとした長身。甘い端正な顔立ち。明るくて豪快で超人気者。生まれた時から引く手あまただった女たらしの第一王子。今夜の気取った王族モードな正装も、腹が立つほどに違和感なく似合っている。
そんな陽キャなこの人も、婚約者だった【私】が突然消えて、悩んだり後悔したりしたのだろうか? 己を責めたりしたのだろうか?
結局、王子とは立て続けに三曲踊って、オスカーとも一曲踊ったのだが、最後に思いっきりオスカーの足を踏んづけてしまった。踏んだ俺の足首がグネりそうになったくらいだから、踏まれた側は相当痛かったはず。その証拠に、いつも涼し気な男の目元が苦痛で少しだけ歪んでいる。
「ご、ごめん! ワザとじゃないから!」
「……故意でなければ許されるとでも?」
「悪かったって!」
一点集中で全体重をのせてしまった自覚はある。
本当にワザとじゃなかったんだが、少しいい気味だと思ったことは、絶対に悟られてはならない。
あたたかな拍手に迎えられながら踊り場をあとにすれば、軽食が用意された別の広間での挨拶ラッシュが待っていた。
あー…、アイツとアイツ…コイツにも見覚えがあるわ。
明日クビになる大司教と懇意な奴らで、【私】が孤児院で治療している時に、貴族の治療を優先しろと妨害されたこともあったっけ。
”私のことを覚えておいでですか?”
”ぜひ一度、我がサロンにおいでいただきたく……”
”妻が長年病気を患っておりまして……”
”私とダンスを……”
激流のように美辞麗句や不躾(ぶしつけ)な要望が押し寄せてきたが、俺がジュース片手に愛想笑いをする間に、オスカーが右へ左へと受け流してくれた。凄い大船に乗った気分だ。なんて頼りになる船頭なんだ。でもごめんなさい。社交界への嫌悪感で、船酔いして今にも吐きそうです。
「ご機嫌いかがですかな? 黒神子様」
「――ッ!」
そこへ救世主が現れた。
あれほど押し寄せていた人波が、その老人……ドワイラクス元将軍の威厳に恐れおののき、瞬く間に引いていく。
「少しお顔の色が優れませんな」
「ご心配なく。老師にお会いできた喜びで緊張もほぐれました」
「嬉しいことを言ってくださる」
優しく目を細めたドワイラクスは、次にオスカーへと視線をうつした。
「そなたは元気そうじゃの」
「……師匠がこのような場にお越しになるとは、天変地異の前触れでしょうか?」
「そう煙たがらなくても良かろうに。招待状が届いたから来たまでじゃよ。舞踏会に九十超えたジジイが来ては場違いかの?」
「社交界嫌いで有名なかたの言葉とは思えません」
「可愛い教え子の晴れ舞台となれば、重い腰も上がるというものじゃ。ああ教え子というても、そなたや殿下の事ではない。黒神子様と違って可愛げなど皆無じゃからの」
「そこは師匠譲りですから」
「ほんに可愛げのない」
その時、絶妙なタイミングで噂の人物が通りがかった。
煌びやかな取り巻きに囲まれた、ひと際華やかな存在……エイデン王子だ。
目ざとく俺を見つけると、嬉し気に寄ってきたが、
「うげっ! 師匠!?」
ドワイラクスの横で、長身が大きくのけ反った。
「なっ、なぜ師匠がここに! 今夜はヤリでも降るんじゃないのか。明日も祭事があるのに冗談じゃねえ!」
「ほんに可愛げのない。言葉遣いも荒すぎる。王族なのだから場所柄をわきまえてシャンとしなされ」
「俺の口の悪さは師匠譲りだ。館長気取って、妙な年寄り口調に切り替えやがって。今さら偉そうに説教されても響くものか」
「オスカーの口調は変わらぬようじゃが?」
「こいつの腹黒さこそ師匠譲りだろうが」
「あなたの女遊びも師匠譲りですね」
最後にオスカーが突っ込んで、師匠と弟子のトリオ漫才が勝手に幕を開けた。とばっちりを恐れたのか王子の取り巻きはジリジリと後退していき、残された観客は俺ひとりとなった。
……このチケット、払い戻し可能でしょうか?
1
白光猫の小説情報を随時更新中です。
twitterアカウント ⇒ @shiromitsu_nyan
twitterアカウント ⇒ @shiromitsu_nyan
お気に入りに追加
1,690
あなたにおすすめの小説

イケメンは観賞用!
ミイ
BL
子爵家の次男として転生したオリバー・シェフィールドは前世の記憶があった。しかし、チートとしての能力は皆無。更にこれといって特技も無い。
只、彼の身体は普通ではなかった。
そんな普通ではない身体に生まれた自分の価値はこの身体しかないと思い悩む日々…を過ごすこともなく趣味に没頭する彼。
そんな彼の趣味は"美しい男性を観て楽しむ"ことだった。
生前、◯ャニーズJr.が大好きだった彼は今世でもその趣味を続け楽しく過ごしていたが、父親に持ってこられたお見合い話で運命の歯車が動き出す。
さらに成人を間近に迎えたある日、彼は衝撃の事実を知らされたのだった。
*タグは進む内に増やしていきます
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
あなたの隣で初めての恋を知る
ななもりあや
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。



お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる