17 / 59
第十七話 王都に戻ってきました。
しおりを挟む
やってきました、王都――――!
気分はどうかって?
最悪だよ。いますぐ吐きそうなくらい最悪だ。
もう荷馬車は二度と乗らん。なぜ同乗してきた村の人たちは、ピンピンしているんだ。
気持ち悪いよぉ。まだ地面が揺れている感覚がするよぉ。
帰りは歩いて帰る。ひとりでも絶対に歩いて帰るからな。
「ユキちゃん大丈夫? はいお水。冷たくてさっぱりするから飲んで」
「ありがとう。助かるよ」
泉から水を汲んで、親切に俺に渡してくれたのは、村長の娘のリンダちゃん十六歳だ。つまりはアーチーの妹にあたる。
「もしかして、荷台に乗ったのは初めてだった?」
「うん。すごい揺れなんだね」
板敷きの荷台から、お尻にダイレクトに響く振動は、なかなかの体験だった。黒神子時代には、ちょっとの移動も、お尻フカフカの馬車しか乗ったことなかったからなあ。貧弱な自分を大いに反省したい。
「ふふっ、ユキちゃんたら、まるでお姫様みたい」
「コラ、そこは王子様だろ?」
「ハイハイ王子様。とっととお水をお飲みくださいませ」
クスクスとからかいながらも、リンダは甲斐甲斐しく世話をやいてくれている。
俺の中身がおっさんで、さらに友人の妹ということもあり……、俺にとってのリンダは、妹とか……下手したら娘みたいな存在だ。
兄貴と同じ焦げ茶色の髪は、おさげに結われて両肩にちょこんとのっている。目の色は薄い茶色だ。本人は気にしているようだが、女の子らしくて丸みのある、少しぽっちゃりとした体形が実に可愛らしい。しかし、身長は俺よりも少し高い。残念だ……非常に残念だ。
リンダは自分の身長は百七十センチだと主張して譲らない。そうなると俺の身長は百六十五センチ以下になってしまう。しかし俺は反論せずに、年上の余裕でいつも軽く受け流してやっている。断じて現実逃避ではない。断じて。
「だいぶ楽になったよ。ありがとうリンダ」
「どういたしまして」
さてと、俺もみんなを手伝いますか。
椅子から立ち上がるために、一度視線を地面へ落とすと、細い足首が視界に入ってきた。
「……ふん。男のくせにだらしがないわねえユキ。そうやって弱っているところを見せて、同情でも誘う気?」
――――でたな、女ボス。
鼻息荒く俺を見下ろしながら、腕を組んで嫌味をぶつけてきたのは、リンダと同級生の少女だ。名前をジャンヌという。
オレンジ色の長い髪をポニーテールに結び、やや釣りあがった同じ色の瞳で、こちらを睨みつけている。スタイル抜群なのがご自慢らしく、今日も胸の広く開いた上着を着ていて、男勝りなリンダとは対照的な色っぽさだ。
彼女は毎回、俺の顔をみるたびに、なぜか突っかかってくる。原因は不明だ。
しかし俺の中身はおっさんなので、「今日もオッパイご馳走様です」くらいしか、感じないのだが……、
「ちょっとジャンヌ! なによその言い方! ユキちゃんが可哀想じゃない」
何故かいつも、リンダが俺の代わりに怒ってくれるのだ。
大変ありがたいのだが、毎回ものすごい剣幕で女同士のバトルが勃発するため、俺は身の置き所がなくて困ってしまう。この二人は村でも有名な犬猿の仲らしい。
「だって、いきなり足手まといなんだもの。嫌味の一つも言いたくなるわよ」
「そういう台詞は、仕事してる人が言うものなの。あんたさっきから、なんにも手伝ってないじゃない? なによ偉そうに」
「……なんでアタシが店の準備まで手伝わなくちゃいけないのよ。アタシは客引きのために呼ばれたのよ?」
「ユキちゃんだってそうよ」
「それがおかしいって言うのよ! 女のアタシたちだけで充分でしょうがっ!」
「私たちだけじゃ力不足なの」
「なんですって!」
……リンダ恐るべし。俺が口を挟む隙が全くない。
村から来た他の連中は、見ないふりをして、黙々と店の準備を進めている。とばっちりを避けたいのだろう。賢明な判断だ。
今日来た村人は、村長の人選により、普段から自分の店を切り盛りしている、商売人のおばさんやおじさんたちばかりだ。
若者は俺達三人だけなので、ジャンヌはそれが気に入らないらしい。集合場所から、道中ずっと文句を言い続けていた。
「だいたいなんで、アーチーがいないのよっ!」
「はっ、おあいにくさま。兄さんは勉強で忙しいの」
「でも王都にはいるんでしょ! 顔くらい出すわよね! アーチーがいるっていうからアタシ来たんだから!」
「やっぱりね! おかしいと思ったのよ! アンタが手伝いを立候補するなんて裏があるに決まっているもの!」
……へえ、ジャンヌはアーチーが目的だったのか。
それで朝から、輪をかけて不機嫌だったんだ。なるほど。
このままだと、花も恥じらう嫁入り前のふたりが、取っ組み合いの大喧嘩を始めてしまいそうだ。ここは勇気を振り絞って、おじさんが仲裁に入ろうではないか。
「まあまあ、ふたりとも、やめ……」
「おらガキどもが! 店前でなにをピーチクパーチク騒いでやがる! とっとと着替えてこんか!」
……あっ、挨拶回りに出ていた村長さんが帰ってきた。
いつもは温厚な、ただのアゴヒゲぽっちゃりおじさんなのに、怒ると妙に迫力がある。髪はフサフサで、アーチー兄妹と同じ焦げ茶色だ。
リンダのポッチャリ感は、明らかにお父さん似だろう。アーチーは村長夫人に似たんだろうな。
「そろそろこの通りも開放されるぞ。人で溢れかえる前に、綺麗どころは準備! 準備! ほら行った、行った」
手をパンパンと叩いて、少女ふたりを追い立てる村長さん、さすがです。
「……ユキ、体調は大丈夫か?」
「はい、もうすっかり」
「それは良かった。ならさっそく、この衣装に着替えてきてもらえるか?」
「はい」
会場のすぐ近くに、荷物置き場として借りている小屋がある。
女性みたいに化粧をするわけではないから、俺はそこでさっさと着替えることにした。渡された荷物をほどく。なんだこれ結構詰まってんな。
ええっと……、カツラと衣装と靴か。
……仕方がない。俺は自分のカツラを脱いで、持参したカバンへ放り込んだ。
衣装は着替える順番に入れてくれてあるので、テキパキと着替えていく。
途中から村長の意図がわかり、俺の魂が何度か抜けそうになったが、ここまでくればガタガタ言うまい。今日は楽しいお祭りなのだ。乗りかかった船だ。開き直ってやろうじゃないか。
全部着替え終わったら、念のために上から下までしっかりと目視で点検する。
カツラもちゃんと被ってる。よしっ!
鏡がないところでよかった。いまの自分の恥ずかしい姿をみたら、きっと小屋から出られなくなるだろう。
いざ、ゆかんっ! 外の世界へ!
俺はもうヤケクソで、ことさら荒々しくドアを開けた。
俺の姿をみた村人たちの動きが一斉に止まる。
その瞬間、爽やかな風が吹いてきて、おばさんたちのエプロンやスカートが、ふんわりとひるがえった。
俺のスカートもなっ!
気分はどうかって?
最悪だよ。いますぐ吐きそうなくらい最悪だ。
もう荷馬車は二度と乗らん。なぜ同乗してきた村の人たちは、ピンピンしているんだ。
気持ち悪いよぉ。まだ地面が揺れている感覚がするよぉ。
帰りは歩いて帰る。ひとりでも絶対に歩いて帰るからな。
「ユキちゃん大丈夫? はいお水。冷たくてさっぱりするから飲んで」
「ありがとう。助かるよ」
泉から水を汲んで、親切に俺に渡してくれたのは、村長の娘のリンダちゃん十六歳だ。つまりはアーチーの妹にあたる。
「もしかして、荷台に乗ったのは初めてだった?」
「うん。すごい揺れなんだね」
板敷きの荷台から、お尻にダイレクトに響く振動は、なかなかの体験だった。黒神子時代には、ちょっとの移動も、お尻フカフカの馬車しか乗ったことなかったからなあ。貧弱な自分を大いに反省したい。
「ふふっ、ユキちゃんたら、まるでお姫様みたい」
「コラ、そこは王子様だろ?」
「ハイハイ王子様。とっととお水をお飲みくださいませ」
クスクスとからかいながらも、リンダは甲斐甲斐しく世話をやいてくれている。
俺の中身がおっさんで、さらに友人の妹ということもあり……、俺にとってのリンダは、妹とか……下手したら娘みたいな存在だ。
兄貴と同じ焦げ茶色の髪は、おさげに結われて両肩にちょこんとのっている。目の色は薄い茶色だ。本人は気にしているようだが、女の子らしくて丸みのある、少しぽっちゃりとした体形が実に可愛らしい。しかし、身長は俺よりも少し高い。残念だ……非常に残念だ。
リンダは自分の身長は百七十センチだと主張して譲らない。そうなると俺の身長は百六十五センチ以下になってしまう。しかし俺は反論せずに、年上の余裕でいつも軽く受け流してやっている。断じて現実逃避ではない。断じて。
「だいぶ楽になったよ。ありがとうリンダ」
「どういたしまして」
さてと、俺もみんなを手伝いますか。
椅子から立ち上がるために、一度視線を地面へ落とすと、細い足首が視界に入ってきた。
「……ふん。男のくせにだらしがないわねえユキ。そうやって弱っているところを見せて、同情でも誘う気?」
――――でたな、女ボス。
鼻息荒く俺を見下ろしながら、腕を組んで嫌味をぶつけてきたのは、リンダと同級生の少女だ。名前をジャンヌという。
オレンジ色の長い髪をポニーテールに結び、やや釣りあがった同じ色の瞳で、こちらを睨みつけている。スタイル抜群なのがご自慢らしく、今日も胸の広く開いた上着を着ていて、男勝りなリンダとは対照的な色っぽさだ。
彼女は毎回、俺の顔をみるたびに、なぜか突っかかってくる。原因は不明だ。
しかし俺の中身はおっさんなので、「今日もオッパイご馳走様です」くらいしか、感じないのだが……、
「ちょっとジャンヌ! なによその言い方! ユキちゃんが可哀想じゃない」
何故かいつも、リンダが俺の代わりに怒ってくれるのだ。
大変ありがたいのだが、毎回ものすごい剣幕で女同士のバトルが勃発するため、俺は身の置き所がなくて困ってしまう。この二人は村でも有名な犬猿の仲らしい。
「だって、いきなり足手まといなんだもの。嫌味の一つも言いたくなるわよ」
「そういう台詞は、仕事してる人が言うものなの。あんたさっきから、なんにも手伝ってないじゃない? なによ偉そうに」
「……なんでアタシが店の準備まで手伝わなくちゃいけないのよ。アタシは客引きのために呼ばれたのよ?」
「ユキちゃんだってそうよ」
「それがおかしいって言うのよ! 女のアタシたちだけで充分でしょうがっ!」
「私たちだけじゃ力不足なの」
「なんですって!」
……リンダ恐るべし。俺が口を挟む隙が全くない。
村から来た他の連中は、見ないふりをして、黙々と店の準備を進めている。とばっちりを避けたいのだろう。賢明な判断だ。
今日来た村人は、村長の人選により、普段から自分の店を切り盛りしている、商売人のおばさんやおじさんたちばかりだ。
若者は俺達三人だけなので、ジャンヌはそれが気に入らないらしい。集合場所から、道中ずっと文句を言い続けていた。
「だいたいなんで、アーチーがいないのよっ!」
「はっ、おあいにくさま。兄さんは勉強で忙しいの」
「でも王都にはいるんでしょ! 顔くらい出すわよね! アーチーがいるっていうからアタシ来たんだから!」
「やっぱりね! おかしいと思ったのよ! アンタが手伝いを立候補するなんて裏があるに決まっているもの!」
……へえ、ジャンヌはアーチーが目的だったのか。
それで朝から、輪をかけて不機嫌だったんだ。なるほど。
このままだと、花も恥じらう嫁入り前のふたりが、取っ組み合いの大喧嘩を始めてしまいそうだ。ここは勇気を振り絞って、おじさんが仲裁に入ろうではないか。
「まあまあ、ふたりとも、やめ……」
「おらガキどもが! 店前でなにをピーチクパーチク騒いでやがる! とっとと着替えてこんか!」
……あっ、挨拶回りに出ていた村長さんが帰ってきた。
いつもは温厚な、ただのアゴヒゲぽっちゃりおじさんなのに、怒ると妙に迫力がある。髪はフサフサで、アーチー兄妹と同じ焦げ茶色だ。
リンダのポッチャリ感は、明らかにお父さん似だろう。アーチーは村長夫人に似たんだろうな。
「そろそろこの通りも開放されるぞ。人で溢れかえる前に、綺麗どころは準備! 準備! ほら行った、行った」
手をパンパンと叩いて、少女ふたりを追い立てる村長さん、さすがです。
「……ユキ、体調は大丈夫か?」
「はい、もうすっかり」
「それは良かった。ならさっそく、この衣装に着替えてきてもらえるか?」
「はい」
会場のすぐ近くに、荷物置き場として借りている小屋がある。
女性みたいに化粧をするわけではないから、俺はそこでさっさと着替えることにした。渡された荷物をほどく。なんだこれ結構詰まってんな。
ええっと……、カツラと衣装と靴か。
……仕方がない。俺は自分のカツラを脱いで、持参したカバンへ放り込んだ。
衣装は着替える順番に入れてくれてあるので、テキパキと着替えていく。
途中から村長の意図がわかり、俺の魂が何度か抜けそうになったが、ここまでくればガタガタ言うまい。今日は楽しいお祭りなのだ。乗りかかった船だ。開き直ってやろうじゃないか。
全部着替え終わったら、念のために上から下までしっかりと目視で点検する。
カツラもちゃんと被ってる。よしっ!
鏡がないところでよかった。いまの自分の恥ずかしい姿をみたら、きっと小屋から出られなくなるだろう。
いざ、ゆかんっ! 外の世界へ!
俺はもうヤケクソで、ことさら荒々しくドアを開けた。
俺の姿をみた村人たちの動きが一斉に止まる。
その瞬間、爽やかな風が吹いてきて、おばさんたちのエプロンやスカートが、ふんわりとひるがえった。
俺のスカートもなっ!
8
白光猫の小説情報を随時更新中です。
twitterアカウント ⇒ @shiromitsu_nyan
twitterアカウント ⇒ @shiromitsu_nyan
お気に入りに追加
1,690
あなたにおすすめの小説

イケメンは観賞用!
ミイ
BL
子爵家の次男として転生したオリバー・シェフィールドは前世の記憶があった。しかし、チートとしての能力は皆無。更にこれといって特技も無い。
只、彼の身体は普通ではなかった。
そんな普通ではない身体に生まれた自分の価値はこの身体しかないと思い悩む日々…を過ごすこともなく趣味に没頭する彼。
そんな彼の趣味は"美しい男性を観て楽しむ"ことだった。
生前、◯ャニーズJr.が大好きだった彼は今世でもその趣味を続け楽しく過ごしていたが、父親に持ってこられたお見合い話で運命の歯車が動き出す。
さらに成人を間近に迎えたある日、彼は衝撃の事実を知らされたのだった。
*タグは進む内に増やしていきます
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
あなたの隣で初めての恋を知る
ななもりあや
BL
5歳のときバス事故で両親を失った四季。足に大怪我を負い車椅子での生活を余儀なくされる。しらさぎが丘養護施設で育ち、高校卒業後、施設を出て一人暮らしをはじめる。
その日暮らしの苦しい生活でも決して明るさを失わない四季。
そんなある日、突然の雷雨に身の危険を感じ、雨宿りするためにあるマンションの駐車場に避難する四季。そこで、運命の出会いをすることに。
一回りも年上の彼に一目惚れされ溺愛される四季。
初めての恋に戸惑いつつも四季は、やがて彼を愛するようになる。
表紙絵は絵師のkaworineさんに描いていただきました。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。


お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。

あの夜の過ちから
誤魔化
BL
とある仮面舞踏会の夜。
お互いの正体を知らぬままに熱い一夜を過ごした皇子と側近の2人。
翌朝に側近の男はその衝撃の事実に気づき、証拠隠滅を図ろうとするが、一方で気づかない殿下は「惚れた」と言って当の本人に正体の分からない”あの夜の人”を探すように頼む。
絶対にバレたくない側近(色男) VS 惚れた仮面の男を見つけ出したい殿下(色男)のBL。側近の男、一応転生者です。
側近「どうしてこうなったーッ!」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる