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王国編 序章
7.儀式と言伝
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「分かりました。では、儀式についての説明をさせて頂きます」
「儀式の内容に関してはすでに我々から伝えている。早速案内してくれないか」
「そういう事でしたらすぐにでもご案内させて頂きます」
【精霊の儀式】。最も信者数の多いとされるジルニアス教が行っている成人の儀式だ。教会が定める成人は10歳。これはかつてこの地に降り立った神の子が10年を経て立派な神になったという神話が基になっている。
その10年目に無事に成人した事を天上の神々に感謝するために行われ始めたのがこの【精霊の儀式】だ。神々はその応えとして、星の管理者として生み出した精霊の力を分け与えるようになったのだそう。儀式を行う空間は『天光差塔』と呼ばれ、その名の通り常に陽が差し込むように窓が作られた尖塔だ。
「では儀式用の祭服に着替えて『天光差塔』に向かいましょう。祝詞は覚えていらっしゃいますか?」
「大丈夫です!」
「かしこまりました。レオナール様はティリスの後についていって下さい。ご夫妻と龍王殿はこちらでしばしお待ちを」
////////////
両腕の袖がない、所謂タンクトップに踝丈のズボンはどちらも真っ白で、一切の装飾が無い。
着替え終えたレオナールはティリスに従って、先程聖堂内に入ってきた際に見たステンドグラスを右手に、応接室へと向かう通路とは反対の通路にはいる。通路の先には大きな石の扉があった。
扉は父ブローヴィルと然程変わらない程の大きさで、ティリスの細腕で開けるのかと思ったが、ティリスは扉の中心にはめ込まれた石に触れる。
「ライグハイト」
そう呟いた瞬間、石はを起点に扉全体に刻まれていた魔法陣が光だした。
「では、中へお入り下さい。私はこちらでお待ちしておりますので儀式を終えられましたら扉を3回叩いてください」
「わかりました」
扉に触れると、まるで紙切れを押しているかのように簡単に扉が開いた。恐らく軽量化のような魔術なのだろう。
塔の中に入ると、目の前には小さな神殿のような彫刻が木の台の上に置かれている。それ以外は一切装飾が見当たらず、ただただ石壁が聳え立っているだけの円筒上の塔だった。
「じゃあ行ってきます!」
「いってらっしゃいませ。祝福に恵まれますように……」
ティリスはそう言うと、レオナールの額に円と十字を撫でるように書く。
「私の故郷に伝わる祈りの印です。では扉をお閉め致します」
レオナールがゆっくり扉を閉めると再度光を放ち始める。触れてみたが先程とは打って変わって、びくともしない。
「これが魔術か……すごいな」
先日、ルーフが魔法を使ったときと同じく彼はとても興奮していた。地球ではただの厨ニ病の産物だった魔法陣が実在し、しかも目の前で発動するところさえ見られたのだ。
「早く魔法術の勉強したいな……さて、じゃあ儀式初めていきますかぁ。んん!」
一度身だしなみを整え、神殿の彫刻の前で左膝を床について胸の前で合掌を組む。祝詞はただ一言。
「ラーキス・トルニーア」
その直後、周りに何か霧のようなものが立ち始める。
「な、なんだ?……あ、これがリアの言っていた魔力の霧か」
霧はやがてレオナールの右腕にまとわりつき、何かが右腕に入り込んで来る感覚を覚える。段々その霧は薄れ始め、右腕には魔紋が刻まれていた。
色は青、緑、紫の三色。模様のない正円が30本。手の甲にはその三色から成る模様が刻まれていた。
「適性は……水と風、空間か。万能紋で30本……結構良いんじゃないか!?」
レオの希望していた炎は無かったが、その他の2つは希望通りだったため非常に喜んでいた。
しばらく魔紋の余韻に浸っていると再び神殿から霧が発生し始める。
「え?まだ何かあるのか?霧が二回もでるなんて聞いてないぞ」
不審に感じたレオは外に出ようと扉を3回ノックする。しかし、反応が一切ない。再度ノックするも全く反応がない。
「おーーい!!ティリスさーーん!!」
「無駄だ」
腹に響くような低く、重みのある声。なによりこの塔内部にいるのはレオだけのはず。先日、襲ってきた魔族の仲間かと思い、ゆっくり振り返る。
そこには霧のローブをまとった老人が立っていた。目元は霧で覆われ、長く伸びた白髪は波打ち、たっぷり蓄えた濃い白髭をさすりながら空中で胡坐をかいている。
異様な雰囲気を纏っているという点では魔族と同じだが、その雰囲気には殺気のような物騒な物は一切感じず、むしろ神々しささえ感じる。
「あ、あなたは……」
「我はただの伝言番だ。主より言伝がある。
『家に帰りたければ北の果てで待つ』だ。しかと伝えたからな」
それだけ言い、男は霧となって消えた。レオは男の主とやらの言葉に立ち尽くすしかなかった。
「家に……帰れるのか……?でも確か北の果てって……」
ここで北の果てといえばそれを指すのは一つ。
魔族の王、魔王が統治する魔族達の領域『冥域』。その中でも魔王の居城があるとされているのが北の果てだ。
「俺の命を狙う魔族達の本拠地……そこに家に、地球に帰れる何かがあるっていうのか……?」
レオはその場で頭を抱える。地球に帰る手段があるのは非常に嬉しい事だ。だが、なぜそれが人類の敵対者である魔族の、しかもその王の居城がある北の果てにあるのかが分からない。
しばらく考え込んでいると、扉が光を放つ。床にへたり込んで頭を抱えているレオを見つけたティリスは、慌てた様子で傍に駆け寄る。
「レオナール様、大丈夫ですか!?一体何が……っ、なんですの、この異常に濃い魔素は……」
ティリスはレオと自分の口元を袖で覆い、塔の外に出る。レオは未だ、その言葉で頭がいっぱいになり呆然としている。
「レオナール様、どうされたのですか?」
心配そうに顔を伺うが、返答がない。少し悩んだティリスはきゅっと口元を結ぶと手を振り上げる。
「ごめんなさい!!」
バチン。振り上げた手はまっすぐレオの左頬に命中し、我に返ったレオはあたりを見回す。
「あれ……塔の、外」
「大丈夫ですか?一体、儀式で何があったのですか?」
「ティリスさん……もう、大丈夫です」
「何ともないなら良いのですが、とりあえず一度応接室の方に戻りましょう」
ゆっくりと立ち上がった二人は来た道を引き返し、応接室に戻った。
「儀式の内容に関してはすでに我々から伝えている。早速案内してくれないか」
「そういう事でしたらすぐにでもご案内させて頂きます」
【精霊の儀式】。最も信者数の多いとされるジルニアス教が行っている成人の儀式だ。教会が定める成人は10歳。これはかつてこの地に降り立った神の子が10年を経て立派な神になったという神話が基になっている。
その10年目に無事に成人した事を天上の神々に感謝するために行われ始めたのがこの【精霊の儀式】だ。神々はその応えとして、星の管理者として生み出した精霊の力を分け与えるようになったのだそう。儀式を行う空間は『天光差塔』と呼ばれ、その名の通り常に陽が差し込むように窓が作られた尖塔だ。
「では儀式用の祭服に着替えて『天光差塔』に向かいましょう。祝詞は覚えていらっしゃいますか?」
「大丈夫です!」
「かしこまりました。レオナール様はティリスの後についていって下さい。ご夫妻と龍王殿はこちらでしばしお待ちを」
////////////
両腕の袖がない、所謂タンクトップに踝丈のズボンはどちらも真っ白で、一切の装飾が無い。
着替え終えたレオナールはティリスに従って、先程聖堂内に入ってきた際に見たステンドグラスを右手に、応接室へと向かう通路とは反対の通路にはいる。通路の先には大きな石の扉があった。
扉は父ブローヴィルと然程変わらない程の大きさで、ティリスの細腕で開けるのかと思ったが、ティリスは扉の中心にはめ込まれた石に触れる。
「ライグハイト」
そう呟いた瞬間、石はを起点に扉全体に刻まれていた魔法陣が光だした。
「では、中へお入り下さい。私はこちらでお待ちしておりますので儀式を終えられましたら扉を3回叩いてください」
「わかりました」
扉に触れると、まるで紙切れを押しているかのように簡単に扉が開いた。恐らく軽量化のような魔術なのだろう。
塔の中に入ると、目の前には小さな神殿のような彫刻が木の台の上に置かれている。それ以外は一切装飾が見当たらず、ただただ石壁が聳え立っているだけの円筒上の塔だった。
「じゃあ行ってきます!」
「いってらっしゃいませ。祝福に恵まれますように……」
ティリスはそう言うと、レオナールの額に円と十字を撫でるように書く。
「私の故郷に伝わる祈りの印です。では扉をお閉め致します」
レオナールがゆっくり扉を閉めると再度光を放ち始める。触れてみたが先程とは打って変わって、びくともしない。
「これが魔術か……すごいな」
先日、ルーフが魔法を使ったときと同じく彼はとても興奮していた。地球ではただの厨ニ病の産物だった魔法陣が実在し、しかも目の前で発動するところさえ見られたのだ。
「早く魔法術の勉強したいな……さて、じゃあ儀式初めていきますかぁ。んん!」
一度身だしなみを整え、神殿の彫刻の前で左膝を床について胸の前で合掌を組む。祝詞はただ一言。
「ラーキス・トルニーア」
その直後、周りに何か霧のようなものが立ち始める。
「な、なんだ?……あ、これがリアの言っていた魔力の霧か」
霧はやがてレオナールの右腕にまとわりつき、何かが右腕に入り込んで来る感覚を覚える。段々その霧は薄れ始め、右腕には魔紋が刻まれていた。
色は青、緑、紫の三色。模様のない正円が30本。手の甲にはその三色から成る模様が刻まれていた。
「適性は……水と風、空間か。万能紋で30本……結構良いんじゃないか!?」
レオの希望していた炎は無かったが、その他の2つは希望通りだったため非常に喜んでいた。
しばらく魔紋の余韻に浸っていると再び神殿から霧が発生し始める。
「え?まだ何かあるのか?霧が二回もでるなんて聞いてないぞ」
不審に感じたレオは外に出ようと扉を3回ノックする。しかし、反応が一切ない。再度ノックするも全く反応がない。
「おーーい!!ティリスさーーん!!」
「無駄だ」
腹に響くような低く、重みのある声。なによりこの塔内部にいるのはレオだけのはず。先日、襲ってきた魔族の仲間かと思い、ゆっくり振り返る。
そこには霧のローブをまとった老人が立っていた。目元は霧で覆われ、長く伸びた白髪は波打ち、たっぷり蓄えた濃い白髭をさすりながら空中で胡坐をかいている。
異様な雰囲気を纏っているという点では魔族と同じだが、その雰囲気には殺気のような物騒な物は一切感じず、むしろ神々しささえ感じる。
「あ、あなたは……」
「我はただの伝言番だ。主より言伝がある。
『家に帰りたければ北の果てで待つ』だ。しかと伝えたからな」
それだけ言い、男は霧となって消えた。レオは男の主とやらの言葉に立ち尽くすしかなかった。
「家に……帰れるのか……?でも確か北の果てって……」
ここで北の果てといえばそれを指すのは一つ。
魔族の王、魔王が統治する魔族達の領域『冥域』。その中でも魔王の居城があるとされているのが北の果てだ。
「俺の命を狙う魔族達の本拠地……そこに家に、地球に帰れる何かがあるっていうのか……?」
レオはその場で頭を抱える。地球に帰る手段があるのは非常に嬉しい事だ。だが、なぜそれが人類の敵対者である魔族の、しかもその王の居城がある北の果てにあるのかが分からない。
しばらく考え込んでいると、扉が光を放つ。床にへたり込んで頭を抱えているレオを見つけたティリスは、慌てた様子で傍に駆け寄る。
「レオナール様、大丈夫ですか!?一体何が……っ、なんですの、この異常に濃い魔素は……」
ティリスはレオと自分の口元を袖で覆い、塔の外に出る。レオは未だ、その言葉で頭がいっぱいになり呆然としている。
「レオナール様、どうされたのですか?」
心配そうに顔を伺うが、返答がない。少し悩んだティリスはきゅっと口元を結ぶと手を振り上げる。
「ごめんなさい!!」
バチン。振り上げた手はまっすぐレオの左頬に命中し、我に返ったレオはあたりを見回す。
「あれ……塔の、外」
「大丈夫ですか?一体、儀式で何があったのですか?」
「ティリスさん……もう、大丈夫です」
「何ともないなら良いのですが、とりあえず一度応接室の方に戻りましょう」
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