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王国編 序章
1.目覚め
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ふと目が覚めると、そこには見覚えのない真っ白な天井があった。身体を起こすとぐーっと伸びをし、辺りを見回す。
床は真っ赤なカーペットが一面に敷かれ、壁には何枚も絵画が飾られている。今、少年が寝ているベッドは入口から見て右手奥の部屋の隅に置かれ、その手前には机と椅子の一式が置かれていだ。
すぐ横には彼の体の一回りも二回りも大きな、これまた真っ赤なカーテンが掛けられ、下の方からは少し光が差し込んでいた。
目を擦ってもう一度辺りを見回すが部屋の様子は変わらない。
一体ここはどこなのだろうか……。少年の心には困惑と少しばかりの恐怖が渦巻いていた。
軽く布団をずらし、窓際の方へと寄る。カーテンの端を摘まみ上げ、外の様子を伺うと、空の半分は未だ暗く日が昇り始めたばかりだった。
「朝……か。それにしても、凄い綺麗な庭園だな……近所にこんなとこあったっけ?」
窓の外には色とりどりの花々が植えられた美しい庭園が広がり、その奥には複雑な装飾が施された大きな門が見える。門の外には似たような屋敷が見え、その間には石畳の幅広い道路があった。
これまた、近所で見た事のない風景に少年は再度困惑する。
長いこと寝ていたのか節々が重く、軽く肩を回しているとふと違和感を覚えた。
「あれ?なんか身体が小さくなった気が……は?なんで左腕がある……の?え?」
部屋の隅に姿見を見つけ、急いで駆け寄る。そこに映っていたのは、
「こ、子供?もしかして、これが僕?いったいどうなっ…くっ!!」
見知らぬ異国の子供になった事を認識した直後、頭が割れそうなほど痛みを覚える。その頭痛と共に、流れ込んでくる記憶。だが整理する間もなく次々に流れ込み、頭痛はひどくなる一方。
しばらく姿見の前で苦しみに悶えていたが、やがてそれも落ち着き、ようやく流れ込んできた記憶を整理する事ができた。
おかげで自分が誰かを理解した。
信じられない事に、ここは元居た場所とは違う世界らしい。この屋敷はシルカトイ大陸と呼ばれる非常に大きな大陸の南西部に位置する国、リルフィスト王国の首都、王都ル・リルフィストにある大公家のものだ。
そしてこの体はその大公家の長男で、名前は『レオナール・フェル・ハイル・アリスレイン』。淡い紺色の髪は耳にかからない程度に短く切り揃えられ、紫紺の瞳を持ち、中性的で整った顔立ちをしている。
あまりにも信じられない状況ではあるが、そのことについて的確な答えを少年はしっている。
「まさか、自分が異世界に転生するなんて……死んだ原因は確か車に……」
////////////////////////
少年の中身は異世界で暮らしていたとある青年だった。
名は望月 奏。日本の地方に暮らしている高校生だ。
身長や体格は同年代と比べるとかなり良く、高身長の細マッチョといった印象である。黒みの強い焦げ茶色の髪は、トップに向かって長くなるように刈り上げる、所謂スポーツ刈りで、その体格も相まって一流のスポーツマンのような雰囲気を醸し出している。
実際、中学時代はバレーボールで全国大会にも出場し、県の選抜選手として召集されるほど優秀だった。彼は高校三年生の冬、大学受験を受けるべく何故か付いてきた彼女とともに試験会場へと向かっていた。
「くぁ……ねむいぃぃさむいぃぃ……手繋いで」
「はいよ、ってか付いて来なくていいって言ったじゃん。万莉も明日試験だろ?」
隣で小さくあくびを噛み殺しているかわいらしい女の子。名前は神谷 万莉。奏の幼馴染で、背丈は同年代の平均とほぼ同程度。華奢というほど細くはなく、程よく筋肉がついている。
長く艶のある黒髪が特徴的で、今は後ろで一つに束ねている。
「いいのいいの!ちょっと息抜きに駅までの散歩がてらついてきただけなんだから~、奏は嫌?」
何か頼む際に、もはや癖のようにやるその上目遣いは、なんでも許したくなるあざとさだ。散々やられ慣れているはずの奏でさえも、思わず赤面してしまう。
普段から元気いっぱいな彼女は可愛らしい容姿もあってか、男女ともに人気がある。勉強はそこそこだが、運動神経が非常に良い。
「そ、そういうわけじゃないけど…」
「ならいいじゃーん」
だいぶ眠気が覚めてきたのか、伸びをしながらどこか嬉しそうな様子でスキップしている万莉。
駅へと向かう道は昨夜降った雪が溶けて凍り、滑りやすくなっていた。車道を挟んだ反対側の歩道では足を滑らせこける人も度々いた。
「足元気を付けなよー?試験前に怪我なんて大変だからねぇっておわっ!」
注意した万莉自ら勢いよく尻もちをついた。すくっと立ち上がり、尻に付いた雪を払いながら恥ずかしそうに顔が赤くしていた。
「人に注意しといたそばからこけるなよ…大丈夫か?」
「ごめんごめん……えへへ」
「危ないから……しっかりつかまっとけよ」
「やったぁ!」
奏の少し照れながら右手を差し出す様子が可愛くて、少し悶えながらも勢いよく右腕に抱き着く。どこからか『爆発しろ』だとか聞こえてくるが、奏達は気にせず歩いていた。
そして、最寄り駅の目の前にある交差点に差し掛かった時だった。
「逃げろーーーーーー!!!」
悲鳴とともに突っ込んでくる車。氷でタイヤが滑り、ブレーキの効かない車は奏たちの方へと突っ込んでいく。
避けようとするも万莉が氷に足を取られ転倒してしまう。奏はとっさに万莉を抱き、庇うも、車は勢いそのまま二人に突っ込んでいった。
////////////////////////
―――万莉は…あの状況で僕が死んだなら助かるはずもないか、
最愛の人を失った事で、涙が溢れ出てくる。あまり声をあげたくないが、抑えきれないカナデは慌ててベッドに飛び込み毛布を被り、抑えきれない嗚咽を必死に隠した。
「はぁ、もう会えないのかぁ。それにしても起きてからだいぶ経つのにまだ体が怠いな。病気か何かか?ちょっと記憶を思い出してみよう……」
涙が収まり、気持ちを切り替えようとこの体に何があったのか記憶を遡りはじめた。
////////////////////////
昨晩、お披露目会を兼ねたレオナールの10歳の誕生日パーティーが、王都内にあるアリスレイン大公家邸で行われていた。無事に終わり、初めてのパーティーに身も心もへとへとだった彼は、部屋に入ってそのままベッドに飛び込みしばらく休んもうとしていた。
だんだんと眠気が強くなる中、突然、窓が勢いよく開く。風が吹き込み、カーテンがバサバサと音を立てて翻っている。
微睡の中で窓の方を見ると、そこには真っ黒なマントを身に着け、フードを目深に被る男がしゃがんでいた。顔は真っ黒な仮面を付けていたため分からなかったが、何か異様なオーラを纏っている。
マントの下に着込んだ鎖鎧は、僅かに差す月光によって煌びやかに輝き、右手には一切光を反射しない、一振りの真っ黒な両刃の短剣が握られている。
「ようやく見つけたぞ……手間を掛けさせやがって」
そう吐き捨てた男は部屋へと入り、指を一度弾いた後にその短剣をレオナールの胸の上で構える。どこか恨みの籠ったような発言だが、その目に殺気はほとんど無い。
ただ淡々と作業を行なう者の目だった。抵抗しようにも、何故か声も出せず体も全く動かない。
「じゃあな」
フードの男はレオナールの心臓をその短剣で一突きに貫く。凄まじい痛みが走るが、それでも一切声が出ない。
「ぼっちゃま、失礼します……って、きゃああああぼっちゃまあああああ!!!!」
刺されたのとほぼ同時に入ってきた女性メイドが、彼の胸に突き立てられた短剣を見て悲鳴を上げた。
「くそ!!こうなったらお前も殺す!!」
腰からもう1本の短剣を抜き、メイドへと襲い掛かる男。あわや、と思った次の瞬間、
「『巨岩槍』!!」
抵抗する間もなく、男は巨大な土の槍で身体を貫かれていた。メイドの後ろにはドレスアップした白い短髪の青年が立っていた。急いで来たようで、息は上がり、膝に手をついている。
体をその場に固定したような力は消えたが、もう今更といった感じだ。血は流れ続け、段々と唇や顔から赤みが薄れていく。
「はぁ、はぁ、魔族の気配を察知して慌てて駆け付けたけど、っ一足遅かったかぁ……レオ!!」
青年が駆け足で少年の側に寄り、傷口の様子を確認する。
「まずい、すぐに高位の治癒魔法を掛けないと……レオ、だめだよ、死ぬんじゃだめだよ!そこのメイドさん!大聖堂にいる聖女の子呼んできて!」
「は、はいぃぃ!!」
あわただしくメイドが部屋を出ていく。青年は腰に差していた一振りの赤い杖を取り出し、レオナールの傷口に向ける。やがて、杖の先に光が灯り始めた。
「対して効果ないけど、時間稼ぎくらいにはなるかも……
リ・マルナ クリルウルタスピル ユルヒアルポウルリン 『治癒』!!」
杖に灯っていた光はレオナールの傷口を包む。
優しい熱を感じる……
彼の意識は徐々に消え、そのまま眠りについた。
床は真っ赤なカーペットが一面に敷かれ、壁には何枚も絵画が飾られている。今、少年が寝ているベッドは入口から見て右手奥の部屋の隅に置かれ、その手前には机と椅子の一式が置かれていだ。
すぐ横には彼の体の一回りも二回りも大きな、これまた真っ赤なカーテンが掛けられ、下の方からは少し光が差し込んでいた。
目を擦ってもう一度辺りを見回すが部屋の様子は変わらない。
一体ここはどこなのだろうか……。少年の心には困惑と少しばかりの恐怖が渦巻いていた。
軽く布団をずらし、窓際の方へと寄る。カーテンの端を摘まみ上げ、外の様子を伺うと、空の半分は未だ暗く日が昇り始めたばかりだった。
「朝……か。それにしても、凄い綺麗な庭園だな……近所にこんなとこあったっけ?」
窓の外には色とりどりの花々が植えられた美しい庭園が広がり、その奥には複雑な装飾が施された大きな門が見える。門の外には似たような屋敷が見え、その間には石畳の幅広い道路があった。
これまた、近所で見た事のない風景に少年は再度困惑する。
長いこと寝ていたのか節々が重く、軽く肩を回しているとふと違和感を覚えた。
「あれ?なんか身体が小さくなった気が……は?なんで左腕がある……の?え?」
部屋の隅に姿見を見つけ、急いで駆け寄る。そこに映っていたのは、
「こ、子供?もしかして、これが僕?いったいどうなっ…くっ!!」
見知らぬ異国の子供になった事を認識した直後、頭が割れそうなほど痛みを覚える。その頭痛と共に、流れ込んでくる記憶。だが整理する間もなく次々に流れ込み、頭痛はひどくなる一方。
しばらく姿見の前で苦しみに悶えていたが、やがてそれも落ち着き、ようやく流れ込んできた記憶を整理する事ができた。
おかげで自分が誰かを理解した。
信じられない事に、ここは元居た場所とは違う世界らしい。この屋敷はシルカトイ大陸と呼ばれる非常に大きな大陸の南西部に位置する国、リルフィスト王国の首都、王都ル・リルフィストにある大公家のものだ。
そしてこの体はその大公家の長男で、名前は『レオナール・フェル・ハイル・アリスレイン』。淡い紺色の髪は耳にかからない程度に短く切り揃えられ、紫紺の瞳を持ち、中性的で整った顔立ちをしている。
あまりにも信じられない状況ではあるが、そのことについて的確な答えを少年はしっている。
「まさか、自分が異世界に転生するなんて……死んだ原因は確か車に……」
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少年の中身は異世界で暮らしていたとある青年だった。
名は望月 奏。日本の地方に暮らしている高校生だ。
身長や体格は同年代と比べるとかなり良く、高身長の細マッチョといった印象である。黒みの強い焦げ茶色の髪は、トップに向かって長くなるように刈り上げる、所謂スポーツ刈りで、その体格も相まって一流のスポーツマンのような雰囲気を醸し出している。
実際、中学時代はバレーボールで全国大会にも出場し、県の選抜選手として召集されるほど優秀だった。彼は高校三年生の冬、大学受験を受けるべく何故か付いてきた彼女とともに試験会場へと向かっていた。
「くぁ……ねむいぃぃさむいぃぃ……手繋いで」
「はいよ、ってか付いて来なくていいって言ったじゃん。万莉も明日試験だろ?」
隣で小さくあくびを噛み殺しているかわいらしい女の子。名前は神谷 万莉。奏の幼馴染で、背丈は同年代の平均とほぼ同程度。華奢というほど細くはなく、程よく筋肉がついている。
長く艶のある黒髪が特徴的で、今は後ろで一つに束ねている。
「いいのいいの!ちょっと息抜きに駅までの散歩がてらついてきただけなんだから~、奏は嫌?」
何か頼む際に、もはや癖のようにやるその上目遣いは、なんでも許したくなるあざとさだ。散々やられ慣れているはずの奏でさえも、思わず赤面してしまう。
普段から元気いっぱいな彼女は可愛らしい容姿もあってか、男女ともに人気がある。勉強はそこそこだが、運動神経が非常に良い。
「そ、そういうわけじゃないけど…」
「ならいいじゃーん」
だいぶ眠気が覚めてきたのか、伸びをしながらどこか嬉しそうな様子でスキップしている万莉。
駅へと向かう道は昨夜降った雪が溶けて凍り、滑りやすくなっていた。車道を挟んだ反対側の歩道では足を滑らせこける人も度々いた。
「足元気を付けなよー?試験前に怪我なんて大変だからねぇっておわっ!」
注意した万莉自ら勢いよく尻もちをついた。すくっと立ち上がり、尻に付いた雪を払いながら恥ずかしそうに顔が赤くしていた。
「人に注意しといたそばからこけるなよ…大丈夫か?」
「ごめんごめん……えへへ」
「危ないから……しっかりつかまっとけよ」
「やったぁ!」
奏の少し照れながら右手を差し出す様子が可愛くて、少し悶えながらも勢いよく右腕に抱き着く。どこからか『爆発しろ』だとか聞こえてくるが、奏達は気にせず歩いていた。
そして、最寄り駅の目の前にある交差点に差し掛かった時だった。
「逃げろーーーーーー!!!」
悲鳴とともに突っ込んでくる車。氷でタイヤが滑り、ブレーキの効かない車は奏たちの方へと突っ込んでいく。
避けようとするも万莉が氷に足を取られ転倒してしまう。奏はとっさに万莉を抱き、庇うも、車は勢いそのまま二人に突っ込んでいった。
////////////////////////
―――万莉は…あの状況で僕が死んだなら助かるはずもないか、
最愛の人を失った事で、涙が溢れ出てくる。あまり声をあげたくないが、抑えきれないカナデは慌ててベッドに飛び込み毛布を被り、抑えきれない嗚咽を必死に隠した。
「はぁ、もう会えないのかぁ。それにしても起きてからだいぶ経つのにまだ体が怠いな。病気か何かか?ちょっと記憶を思い出してみよう……」
涙が収まり、気持ちを切り替えようとこの体に何があったのか記憶を遡りはじめた。
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昨晩、お披露目会を兼ねたレオナールの10歳の誕生日パーティーが、王都内にあるアリスレイン大公家邸で行われていた。無事に終わり、初めてのパーティーに身も心もへとへとだった彼は、部屋に入ってそのままベッドに飛び込みしばらく休んもうとしていた。
だんだんと眠気が強くなる中、突然、窓が勢いよく開く。風が吹き込み、カーテンがバサバサと音を立てて翻っている。
微睡の中で窓の方を見ると、そこには真っ黒なマントを身に着け、フードを目深に被る男がしゃがんでいた。顔は真っ黒な仮面を付けていたため分からなかったが、何か異様なオーラを纏っている。
マントの下に着込んだ鎖鎧は、僅かに差す月光によって煌びやかに輝き、右手には一切光を反射しない、一振りの真っ黒な両刃の短剣が握られている。
「ようやく見つけたぞ……手間を掛けさせやがって」
そう吐き捨てた男は部屋へと入り、指を一度弾いた後にその短剣をレオナールの胸の上で構える。どこか恨みの籠ったような発言だが、その目に殺気はほとんど無い。
ただ淡々と作業を行なう者の目だった。抵抗しようにも、何故か声も出せず体も全く動かない。
「じゃあな」
フードの男はレオナールの心臓をその短剣で一突きに貫く。凄まじい痛みが走るが、それでも一切声が出ない。
「ぼっちゃま、失礼します……って、きゃああああぼっちゃまあああああ!!!!」
刺されたのとほぼ同時に入ってきた女性メイドが、彼の胸に突き立てられた短剣を見て悲鳴を上げた。
「くそ!!こうなったらお前も殺す!!」
腰からもう1本の短剣を抜き、メイドへと襲い掛かる男。あわや、と思った次の瞬間、
「『巨岩槍』!!」
抵抗する間もなく、男は巨大な土の槍で身体を貫かれていた。メイドの後ろにはドレスアップした白い短髪の青年が立っていた。急いで来たようで、息は上がり、膝に手をついている。
体をその場に固定したような力は消えたが、もう今更といった感じだ。血は流れ続け、段々と唇や顔から赤みが薄れていく。
「はぁ、はぁ、魔族の気配を察知して慌てて駆け付けたけど、っ一足遅かったかぁ……レオ!!」
青年が駆け足で少年の側に寄り、傷口の様子を確認する。
「まずい、すぐに高位の治癒魔法を掛けないと……レオ、だめだよ、死ぬんじゃだめだよ!そこのメイドさん!大聖堂にいる聖女の子呼んできて!」
「は、はいぃぃ!!」
あわただしくメイドが部屋を出ていく。青年は腰に差していた一振りの赤い杖を取り出し、レオナールの傷口に向ける。やがて、杖の先に光が灯り始めた。
「対して効果ないけど、時間稼ぎくらいにはなるかも……
リ・マルナ クリルウルタスピル ユルヒアルポウルリン 『治癒』!!」
杖に灯っていた光はレオナールの傷口を包む。
優しい熱を感じる……
彼の意識は徐々に消え、そのまま眠りについた。
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