俺は兄弟に愛されすぎている…

日高 アンズ

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 「はぁ…。んッ…。」と言う俺の吐息と、クチュクチュという水音が部屋に響く。 
時刻はまだ昼間。
カーテンの隙間からは、陽の光が差し込んでいる。


俺は四つん這いにさせられ、冬空はその長い指を俺の女性器に1本。
2本と入れていき、広げている。


俺は男型の両性だ。
それは俺の最大のコンプレックスであり、絶対に知られたくない秘密。
なのに、俺の兄弟達は俺のこの秘密を知っており、ここに監禁した。


ほんの10分前。
俺は脱走しようとしたが、空いていると思ったドアには鍵がかかっており冬空に捕まってしまった。
そしてお仕置きということで真昼間からこんなことをされているわけで…。
また逃げ出そうとしたが、冬空目が怖すぎて逆らえなかった。


「んッ…。い…いたッ。」
昨日の夜初めてヤった時よりかは、マシだがそれでもやはりまだ痛い。
俺か痛さで顔を歪めていると、

「あれっ?シーくん痛い?大丈夫。ヤってるうちに痛みなんてわかんなくなるくらい、気持ちよくなるから。
……あっ。そうだ、違うことすれば気が紛れるかも。」
と、今まで俺と冬空を見ていた夏来が、急にそんなことを言ってきた。
そして、四つん這いにされている俺の前に膝立ちになった。

夏来は、カチャカチャとズボンのベルトを緩めて夏来の自身を出した。
それは、その王子様のような顔からは想像がつかないほど赤黒く血走っており、そしてなんと言ってもでかい。
これが昨日俺の中に入っていたかと思うとゾッとする。
自分を褒め讃えたい。


そしてこれから、夏来が何をしようとしているのか、だいたい想像がつく。

「シーくん。フェラして。」
「やだ。」
俺は、痛みなんて忘れて即答で答えた。

「えー。俺。してくれたらなんでも好きなの買ってあげるよ。」

ピクッ。

その言葉を聞き、俺は反応した。
なんでも好きなもの……。

俺は今、どうしても食べたいものがある。
それは大トロのお寿司。

3年前、電気屋のテレビに写った、大きな大きなお寿司。
俺はあれがどうしても食べたい。
そのためだったら何でもするとあの時決心したが、馬鹿な俺は、稼いだ金をタバコと遊びに使ってしまう。
そのため食べる事ができなかったが、その夢が叶うかもしれない。

「…や…やる。」
「わー。嬉しい♡」

夏来は心底嬉しそうに、ニヤッと笑う。

俺は口を開けて、夏来のそれをくわえた。
それは、熱くて、大きくて、生臭い。
えずきそうになりながら、俺は必死に舌を使って舐めた。

初めてだから、やり方なんて分からない。
俺が必死にやっていると
「ふふっ。シーくん下手だね。これからもっと練習しよっか。
今日は、ここまででいいよ。」
夏来がそう言って、糸を引きながら俺の口から抜いた。

俺がハァハァと息をきらしていると、
「そろそろかな?」
という冬空の声が聞こえて、俺は仰向けにされられた。
するといきなり起こされて、後ろから手が伸びてきた。
そして、膝裏を抱え込むようにして思い切り足を広げられる。
今俺は、デリケートな部分が全てがあらわになっている、という、とても恥ずかしい格好だ。

慌てて後ろを振り向くと、夏来が
「冬空のは、めちゃくちゃでかいからシーくん。
頑張ってね。」
とニコッと笑う。

……は。めちゃくちゃでかい?
あの天使が?何を言っているんだ夏来は…。

そう思っていると、冬空が俺の前に立つ。

そして、冬空はそれを取り出した。
それを見て、俺は一瞬で全身の血の気が引いた。

夏来もだいぶでかいが、冬空のは規格外のでかさだった。しかも長くて太い。
こんな……とても可愛い冬空がこんなはずはない!
だが、見返しても大きさは変わらなかった。

「夏来でもギリギリなのに、こんなの入んないよ!!」
俺がそう怯えていると、
「だいぶ慣らしたから、多分入るよ。」
冬空はそういい、ゴムをつけて俺の膣に押し当てた。

確かに、だいぶ慣らしたっぽいけど(なんかすごい濡れてるし……)これは絶対裂ける。

そんな俺の気持ちとはお構い無しに、冬空は少しづつ俺の中に入ってくる。
だいぶ慣らしたらしく、思ったより俺の穴は広がった。

ズプッズプッと入っていき、怖さで俺は目を閉じた。
そして
「ハァ…。全部…入った。シーちゃんすごいね。」
と冬空が息を切らしながら言った。

…え!!あれが入ったのか!?
俺は恐る恐る目を開けた。
すると確かに、全部俺の中に収まっていた。
俺のどこにそんなスペースがあるだろうか…。

夏来も
「すごーい。冬空の全部入ったの?」
と驚いている。


すると、冬空は
「動くよ」
と言った。

俺が、動くのはさすがに…と言おうとした瞬間、冬空のものが一気に引き抜かれ、そしてズンッと奥を思い切り突かれた。

その衝撃で、俺の瞳に火花が散る。

それが始まりとなり、何度も何度も俺の中へ出入りを繰り返す。

パンパンと肌と肌がぶつかり合う音が部屋に響き、その度に俺は昨日味わった快楽を思い出し射精をくり返す。

もうやばい…。
そう思った時
「や…やばい。シーちゃんの中…気持ちいい。
もう…出すよ。」
と冬空が言いドクッドクッとゴム越しながら冬空が俺の中に出しているのがわかった。

そして、冬空はずるっと俺から一気に引き抜いた。

やっと終わりか…。

俺はそう思い、ベットにドサッと倒れ込むと
「シーくん。まだまだ時間はあるよ。俺と、もっと気持ちいいことしよ♡」
「…えっ!!」

そして、その日は結局、こいつらに夜中まで付き合わされた。
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