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08、黒水晶(モリオン)
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モリオンから共音石に連絡があったのは、店の出資者の一人であるデイヴィス子爵家当主、ハロルド・デイヴィスと今後の出資について話し合っている最中のことだった。
子爵は最近落ち目になってきた『フォルトゥーナ』への出資を打ち切ると言ってきたのだ。
店が落ち目になったのは目の前のこの男のせいだと店の支配人、エドワード・カドゥールは思っている。
子爵は新しいもの好きで、まだ店に出せないような年若い少年、少女を嬲る趣味がある。新しい子が来るたびに店で働く前に味見と称して子爵が召し上げ、犯して壊してしまうのが常だった。
悪循環だ……。
子爵さえ手を出さなければ、新しい子を入れてちゃんと育ててから店に出すことが出来るのに。
前もそうだった。
父親の借金のカタに売られてきた十二歳の女の子。薄汚れてはいたが空色の瞳が印象的な整った顔立ちの可愛い子だった。俺はその子を見てこれは売れると確信した。しかし彼女は店に出す前に子爵に味見され、身も心もボロボロにされて自ら命を絶った。文句を言おうにも相手は貴族で出資者の一人。泣き寝入りするしかなかった。
正直金払いの良い新しい出資者が見つかれば、俺は目の前の子爵を切りたいと思っていた。だが今はまずい。
今、店にいる子だけでは新しい出資者を見つけるのは難しいだろう。新しい子を入れて、子爵以外の貴族の馴染を作ってもらって出資してもらうというのが一番良い方法なのだが、この男のせいでそれもままならない。
笑顔を無理に顔に貼り付けながらエドワードは心の中で大きなため息をついた。
その時だった。
胸ポケットに入れていた共音石が振動したのは。
この石は通信ができる魔道具だ。大きい石から小さい石へとなら映像も送ることが出来る。大きい石は店に置いてあるから、多分モリオンからだろう。
モリオンは店の元男娼で、魔力持ちで力も強く、頭も良いから護衛をやらせたり店番をさせたりと重宝している。
「ちょっと失礼」
子爵に断って部屋から出て、廊下の隅で共音石を起動させた。
「俺だ。何か緊急の用か」
『働きたいと言っている子が店に来たのですが……』
共音石から戸惑ったようなモリオンの声が聞こえた。
自分から売り込みに来るのは頭がおかしいヤツか、行き場を無くした貧相な孤児と相場が決まっている。そいつらを働ける状態に持っていくには色々と教育が必要で、金もかかりすぎる。今の店には新しい子を雇う余裕はない。
この時は追い返すように言ったのだが、珍しくモリオンがそれを止めた。
『しかし追い返すにはもったいないくらいの上玉です』
モリオンがこんなことを言うのは珍しい。何だかんだ言ってあいつは優しいし人を見る眼がある。いつもなら使い物にならない子だと判断したら、こんな仕事はするなと諭して帰して俺に連絡なんてしないはずだ。あのモリオンが追い返さず、俺にわざわざ連絡を寄越すほどの上玉、それは一体どんな子だ?
共音石に映し出された映像に俺は息を呑んだ。
そこに映し出されていたのは、風と光を司るファリエル神と見まごうばかりの、いや、教会に描かれた神の絵姿よりも美麗な子だった。
『男の子です』
は?
男の子?
この美貌で?
「ほう、これはこれは」
いつの間にか部屋から出て俺の後ろにいた子爵が、映し出された映像を見て感嘆の声を上げた。しまったと思った時にはもう遅かった。
「この子を明日の夜、私の元へ連れて来い。そうすれば出資打ち切りの話は無しにして今まで以上の金額を出してやろう。どうだ?」
そう言った子爵の顔は今までに見たことがないほど醜悪だった。この時ほど子爵を殺してやりたいと思ったことはない。
「…………分かりました。ただ、絶対に壊さないで下さいね」
断れない以上、せめてこれくらいの嫌味は言ってもいいだろう。
すぐ帰る事をモリオンに伝えて、俺は共音石を手にぎゅっと握った。
*
「お前、名前は?」
支配人室に備え付けられているキッチンで、モリオンは紅茶を淹れてクッキーと一緒に出してくれた。
紅茶はすごく高級そうで良い匂いがしたし、アーモンドとチョコチップが入ったクッキーは甘くて美味しかった。甘味なんていつくらいぶりだろう。
もう一つ指でクッキーを取りながら僕は自己紹介をした。
「ルネ・ソエル、十三歳。モリオンって変な名前だね。本名なの?」
「食べすぎだ。しつけがなってないな、お前」
一瞬嫌そうな顔をした後、モリオンは僕の手からクッキーを奪って一口で食べた。
ああ、久しぶりの甘味が!
しつけがなってないのはモリオンもだろう。僕が睨んでもどこ吹く風だ。
「まあいいだろう。まだオーナーが戻って来るまで時間があるから少しだけこの店の説明をしておこう」
モリオンは口の端についたクッキーの欠片をぺろりと舐めた。どこかエロさを醸し出す仕草だった。
「ここ『フォルトゥーナ』は金持ちや貴族相手の高級娼館だ。俺は元男娼だが今は副支配人という立場にいる。さっき受付に女がいただろう? 彼女がこの店の店長の薔薇だ。娼婦全員の取りまとめをしている。オーナーや俺がいないときは彼女に色々聞いてくれ」
受付にいた唇の下にほくろがある美女を思い出した。胸が大きく包容力のありそうな女性だった。母のことを少し思い出して少しだけ胸がツンとした。
モリオンの話によると、『フォルトゥーナ』には現在男娼が三人いて全員が住み込みで働いている。娼婦は住み込みと通いが半々だ。この店では本名ではなく女は花の名前、男は宝石の名前を名乗る。
「へえ、だから黒水晶なんだ」
黒髪黒眼の彼にぴったりの名前だ。
他の三人は珊瑚、金紅石、緑柱石という名だと教えてもらった。僕が働くとしたら、眼の色からおそらく『翡翠』になるだろうとも。
「ジェイドって感じじゃないけどな。お前はルネって顔してる」
そう言ってモリオンは笑った。
どんな顔だよ。この男、なかなかいい性格をしている。僕はこの男に興味が湧いた。
「ね、モリオンのこと教えて。本名は?」
「秘密だ」
「何歳なの?」
「想像にまかせる」
こいつ、僕の質問に対して何一つ教えてくれない。
「元男娼なの?」
「ああ」
「挿れられるタイプには見えないんだけど」
飲んでいた紅茶が気管に入ったのか、モリオンは思い切り咽せた。照れなのか、咽せたからなのかは分からないが顔が赤い。
面白い。
「おまっ、清楚そうに見えてなんてこと言うんだ」
「で、どうなの? 挿れられてたの?」
眼を輝かせてなおも僕が重ねて聞くと、ようやく落ち着いたのか一度首を振って諦めたように教えてくれた。
「違う。挿れる方だった。俺は正直どっちでも良かったんだが、娼館で働き始めたのが遅くてその時はもう身体がデカかったからな。挿れる側も相手がお前みたいな可愛くて華奢な方がいいだろう?幸いにも客の中には逆に挿れられたいと思っている変態がある程度いたから、それの相手をしていた」
「そうなんだ」
にこにこと僕が答えると、モリオンはばつが悪そうな顔をした。
「お前はなぜこの店で働こうと思った? 借金でもあるのか」
先ほどの話はもう終わりだと言うようにモリオンは話題を変えてきた。
さすがにレベル上げのためとは言えない。僕のレベル上げの条件は誰にも教えられない。
「んーー、借金も少しだけあるかな。あとは行き場所もないし抱かれるの慣れてるし」
「慣れてるってお前……」
モリオンは気遣わしげな顔で僕を見た。顔は怖いが良い人みたいだ。
その時、店の入り口の方が少しだけ騒がしくなった。どうやら支配人が帰ってきたらしい。僕にこの部屋で待つように言ってモリオンが立ち上がり部屋を出ていった。
子爵は最近落ち目になってきた『フォルトゥーナ』への出資を打ち切ると言ってきたのだ。
店が落ち目になったのは目の前のこの男のせいだと店の支配人、エドワード・カドゥールは思っている。
子爵は新しいもの好きで、まだ店に出せないような年若い少年、少女を嬲る趣味がある。新しい子が来るたびに店で働く前に味見と称して子爵が召し上げ、犯して壊してしまうのが常だった。
悪循環だ……。
子爵さえ手を出さなければ、新しい子を入れてちゃんと育ててから店に出すことが出来るのに。
前もそうだった。
父親の借金のカタに売られてきた十二歳の女の子。薄汚れてはいたが空色の瞳が印象的な整った顔立ちの可愛い子だった。俺はその子を見てこれは売れると確信した。しかし彼女は店に出す前に子爵に味見され、身も心もボロボロにされて自ら命を絶った。文句を言おうにも相手は貴族で出資者の一人。泣き寝入りするしかなかった。
正直金払いの良い新しい出資者が見つかれば、俺は目の前の子爵を切りたいと思っていた。だが今はまずい。
今、店にいる子だけでは新しい出資者を見つけるのは難しいだろう。新しい子を入れて、子爵以外の貴族の馴染を作ってもらって出資してもらうというのが一番良い方法なのだが、この男のせいでそれもままならない。
笑顔を無理に顔に貼り付けながらエドワードは心の中で大きなため息をついた。
その時だった。
胸ポケットに入れていた共音石が振動したのは。
この石は通信ができる魔道具だ。大きい石から小さい石へとなら映像も送ることが出来る。大きい石は店に置いてあるから、多分モリオンからだろう。
モリオンは店の元男娼で、魔力持ちで力も強く、頭も良いから護衛をやらせたり店番をさせたりと重宝している。
「ちょっと失礼」
子爵に断って部屋から出て、廊下の隅で共音石を起動させた。
「俺だ。何か緊急の用か」
『働きたいと言っている子が店に来たのですが……』
共音石から戸惑ったようなモリオンの声が聞こえた。
自分から売り込みに来るのは頭がおかしいヤツか、行き場を無くした貧相な孤児と相場が決まっている。そいつらを働ける状態に持っていくには色々と教育が必要で、金もかかりすぎる。今の店には新しい子を雇う余裕はない。
この時は追い返すように言ったのだが、珍しくモリオンがそれを止めた。
『しかし追い返すにはもったいないくらいの上玉です』
モリオンがこんなことを言うのは珍しい。何だかんだ言ってあいつは優しいし人を見る眼がある。いつもなら使い物にならない子だと判断したら、こんな仕事はするなと諭して帰して俺に連絡なんてしないはずだ。あのモリオンが追い返さず、俺にわざわざ連絡を寄越すほどの上玉、それは一体どんな子だ?
共音石に映し出された映像に俺は息を呑んだ。
そこに映し出されていたのは、風と光を司るファリエル神と見まごうばかりの、いや、教会に描かれた神の絵姿よりも美麗な子だった。
『男の子です』
は?
男の子?
この美貌で?
「ほう、これはこれは」
いつの間にか部屋から出て俺の後ろにいた子爵が、映し出された映像を見て感嘆の声を上げた。しまったと思った時にはもう遅かった。
「この子を明日の夜、私の元へ連れて来い。そうすれば出資打ち切りの話は無しにして今まで以上の金額を出してやろう。どうだ?」
そう言った子爵の顔は今までに見たことがないほど醜悪だった。この時ほど子爵を殺してやりたいと思ったことはない。
「…………分かりました。ただ、絶対に壊さないで下さいね」
断れない以上、せめてこれくらいの嫌味は言ってもいいだろう。
すぐ帰る事をモリオンに伝えて、俺は共音石を手にぎゅっと握った。
*
「お前、名前は?」
支配人室に備え付けられているキッチンで、モリオンは紅茶を淹れてクッキーと一緒に出してくれた。
紅茶はすごく高級そうで良い匂いがしたし、アーモンドとチョコチップが入ったクッキーは甘くて美味しかった。甘味なんていつくらいぶりだろう。
もう一つ指でクッキーを取りながら僕は自己紹介をした。
「ルネ・ソエル、十三歳。モリオンって変な名前だね。本名なの?」
「食べすぎだ。しつけがなってないな、お前」
一瞬嫌そうな顔をした後、モリオンは僕の手からクッキーを奪って一口で食べた。
ああ、久しぶりの甘味が!
しつけがなってないのはモリオンもだろう。僕が睨んでもどこ吹く風だ。
「まあいいだろう。まだオーナーが戻って来るまで時間があるから少しだけこの店の説明をしておこう」
モリオンは口の端についたクッキーの欠片をぺろりと舐めた。どこかエロさを醸し出す仕草だった。
「ここ『フォルトゥーナ』は金持ちや貴族相手の高級娼館だ。俺は元男娼だが今は副支配人という立場にいる。さっき受付に女がいただろう? 彼女がこの店の店長の薔薇だ。娼婦全員の取りまとめをしている。オーナーや俺がいないときは彼女に色々聞いてくれ」
受付にいた唇の下にほくろがある美女を思い出した。胸が大きく包容力のありそうな女性だった。母のことを少し思い出して少しだけ胸がツンとした。
モリオンの話によると、『フォルトゥーナ』には現在男娼が三人いて全員が住み込みで働いている。娼婦は住み込みと通いが半々だ。この店では本名ではなく女は花の名前、男は宝石の名前を名乗る。
「へえ、だから黒水晶なんだ」
黒髪黒眼の彼にぴったりの名前だ。
他の三人は珊瑚、金紅石、緑柱石という名だと教えてもらった。僕が働くとしたら、眼の色からおそらく『翡翠』になるだろうとも。
「ジェイドって感じじゃないけどな。お前はルネって顔してる」
そう言ってモリオンは笑った。
どんな顔だよ。この男、なかなかいい性格をしている。僕はこの男に興味が湧いた。
「ね、モリオンのこと教えて。本名は?」
「秘密だ」
「何歳なの?」
「想像にまかせる」
こいつ、僕の質問に対して何一つ教えてくれない。
「元男娼なの?」
「ああ」
「挿れられるタイプには見えないんだけど」
飲んでいた紅茶が気管に入ったのか、モリオンは思い切り咽せた。照れなのか、咽せたからなのかは分からないが顔が赤い。
面白い。
「おまっ、清楚そうに見えてなんてこと言うんだ」
「で、どうなの? 挿れられてたの?」
眼を輝かせてなおも僕が重ねて聞くと、ようやく落ち着いたのか一度首を振って諦めたように教えてくれた。
「違う。挿れる方だった。俺は正直どっちでも良かったんだが、娼館で働き始めたのが遅くてその時はもう身体がデカかったからな。挿れる側も相手がお前みたいな可愛くて華奢な方がいいだろう?幸いにも客の中には逆に挿れられたいと思っている変態がある程度いたから、それの相手をしていた」
「そうなんだ」
にこにこと僕が答えると、モリオンはばつが悪そうな顔をした。
「お前はなぜこの店で働こうと思った? 借金でもあるのか」
先ほどの話はもう終わりだと言うようにモリオンは話題を変えてきた。
さすがにレベル上げのためとは言えない。僕のレベル上げの条件は誰にも教えられない。
「んーー、借金も少しだけあるかな。あとは行き場所もないし抱かれるの慣れてるし」
「慣れてるってお前……」
モリオンは気遣わしげな顔で僕を見た。顔は怖いが良い人みたいだ。
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