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11、流行病
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男の子は俺が泣き止むまでずっと頭を撫でてくれた。
「ごめんな、大きな声を出して。でもお前、死ぬところだったんだぞ」
「ふえ?」
死ぬ?
意味が分からなくて男の子を見返すと、マジかよと言う小さいつぶやきに続いて大きなため息をつかれた。
「さっきお前が近づこうとした男、あいつもう死んでるぜ」
「えっ!?」
恐る恐る男がいる方を見た。距離があるのでここから見ると男は眠っているようにしか見えない。もっとよく見ようと近づこうとしたら、またぐっと腕を引き戻された。
「だから近寄るなって。病気がうつるぞ。お前さあ。今、街で死病が流行っているの知らないの?」
死病。確かに母に、病気が流行っているから街へ買い物に行けないと言われたんだった。じゃあさっきの男の人は寝てるんじゃなくて流行病で死んだの?
足ががくがくと震えた。
「あ……、母親に病気が流行っているとは聞いたけど……。まさか死ぬ病気なの?」
「ああ。高熱が出て首とか脚の付け根とかが腫れて、皮膚に黒いアザが出来て死ぬんだ。みんな同じような病気で倒れてるから、うつる病気じゃないかってみんな言ってる。だから病人や死人には近づかない方がいい」
皮膚に黒いアザ。
その病気ってもしかして……。
俺には思い当たる病気があった。前世の知識と照らし合わせるとこの病気は黒死病、いわゆるペストじゃないのか?前に医療系番組のナレーションをやったときにペストの話題もあって勉強した。病気の症状が似ている気がする。まあ素人だから何となく、だけど。
えっと、確か肺炎みたいに高熱、咳、痰が出て、リンパが腫れて、全身が皮下出血してその部位が黒くなる……んだっけ。ネズミなんかにくっついてるノミが体内にペスト菌を持っていてそれに刺されると感染する。
確かに表通りと裏通りじゃ建物も道も何もかもが全然違う。表通りはレンガの綺麗な家が建っているのに、この辺りはバラックやテントで、道も舗装されていない。家の前にはゴミがそのまま置かれているし、溝には真っ黒い水が流れていて臭い。とっても不衛生だ。確かにノミがついたネズミがいっぱいいそう。そう考えるとゾワッと肌が泡立った。
「回復じゃ治せないの?」
「回復は怪我なんかは治せるが身体の中までは治せない。聖魔法が使えるヤツがいればもしかしたら……。でも聖魔法の遣い手なんてそうそういるもんじゃないしな」
聖魔法。プリラバの主人公は聖魔法の遣い手。
しかしまだこの世界でアレン・スターリングの名は聞いていない。
もしかしたらこの流行病を治すために力を使って、アレンが聖魔法の遣い手だと国に知られるのかもしれない。
俺は彼に会うのが怖い。今の俺は前のクラウスとは違うけれど、何をどう頑張っても未来が変えられずゲーム補正の力が働いて断罪されるかもしれない。
考え込んでしまった俺はよっぽど思い詰めた顔をしていたんだろう。男の子が心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。
「大丈夫か? 早くここから離れた方がいい。病気がうつったら嫌だろう?」
そう言って男の子は俺の腕を優しく引っ張って歩き出した。
ぱくぱくぱく。
もぐもぐもぐ。
うまうま。
「美味いか?」
「うん! ありがとう」
表通りまで案内してくれた男の子は屋台のコロッケを買って、半分に割って俺にくれた。
噴水の枠に腰掛けて二人で食べた。
もぐもぐ。美味しい。
さっきまで悩んでいたのが嘘みたいに自然と笑みが溢れた。美味しい食べ物の力ってすごい。
あっという間に食べ終わった男の子は、指に付いた油をペロリと舐め、服で拭いてから俺に手を差し出した。
「そういえば名乗ってなかったな。俺はカイトだ。よろしくな」
「クラウスです。こちらこそよろしくお願いします」
差し出した手を慌てて握って俺も自己紹介した。
ほんの一瞬、カイトが眼を輝かせたような気がしたけれど、気のせいだろうか。
「おお、王子様と同じ名前か。良い名だな」
「ありがとう」
カイトはコロッケ半分くれたし、手を握ってくれたし、良い名前だと褒めてくれたから良い人だ。
「それにしても何であんな所にいたんだ? お前、仕立てのいい服着てるからけっこういいとこのお坊ちゃんだろ? そんな服着て裏通りにいたら身ぐるみ剥がされてケツ掘られるぜ」
ひえっ。ここがBLの世界だって忘れてた。ぱっとお尻を手で押さえる。
そういえば! 死体なんか見たせいですっかり忘れてたけど、今日はクロエを探しに来たんだった。
でもどこへ? どこへ行けばクロエに会える? クラウスが初めてクロエを見たのは奴隷販売の店じゃなくて道でだった。奴隷商が店にクロエたちを運んでいる途中、偶然それを見たクラウスがアレが欲しいと母にねだる。ゲームではここまでで、次のシーンではすでにクロエと家族は城に連れてこられたあとだった。
奴隷契約とか奴隷商との話し合いとかすっ飛ばしていたから店の場所も分からないし、契約内容や金額がどうなっていたのかも分からない。
俺ってこの世界のことを何も知らない……。
ゲーム補正ってだけでクロエに会えると思っていた俺はバカだ。だって、ゲーム補正が本当にあるんだったら俺の断罪だってどう足掻いてもある訳で……。未来は変えられない。
「……ウス、クラウス大丈夫か?」
いつの間にかカイトに抱きしめられていた。
どこか懐かしいいい匂いがした。温かい身体に心臓の規則正しい音。
「迷子だったんだろ。一人で怖かったな。よしよし、一緒に親探してやるから泣くなよ」
あれ。俺、また泣いてた?
恥ずかしい。前世じゃこんなに泣き虫じゃなかったはずなのに。やっぱりクラウスになってから変だ。年齢に引っ張られている。もしかしたら俺とクラウスが融合してきたのかな……。そうなると俺もクラウスのように残虐な人間になるのかもしれない……。
「うぇ~~ん」
カイトは何も言わず、俺が泣き止むまでずっと抱きしめながら背中をさすってくれた。
「あーー、もしかして家出したのか?」
俺が泣き止みそうになったのを見計らって、どこか困ったようにカイトが俺に聞いた。家出? と思ったけど、確かに思い詰めたような顔をしていきなり泣き出したんだから家出だと勘違いされてもおかしくない。いや、誰にも何も言わずに城を出てきたのだから、これは家出と言うのか?
「家出……のつもりはなかったんだけど、誰にも言ってきてないから家出なのかも……」
「お前、自分で分かってなかったのかよ」
「えへ」
上目遣いでにへらと笑うと、カイトはばっと俺を抱きしめていた手を離し、上を向いて右前腕で顔を隠した。
「ありえねぇだろ……」
ボソッとカイトが何か言ったが聞き取れなかった。というのも、噴水のある広場に続く道の奥の方から男の怒声が聞こえてきたからだ。
「待ちやがれっ!」
「逃すなっ! 捕まえろっ」
ギャーーーー!
フッシャアァァァァァァァ!
ーーーーこの声。
前世で聞いたことのある猫の威嚇の声。
実家で猫が産まれた。
そう聞かされて俺は一匹を引き取ることにした。
雉白の母猫が三匹産んで、そのうち二匹は大きな雉白、一匹が今にも死にそうな小さな小さな黒猫だった。猫は親から受け継ぐ遺伝子によって毛色が決まるけれどその遺伝子のパターンがとても多く、親と違う毛色の子も生まれてくるそうだ。でも俺は一匹だけ違う色の猫が淋しそうに見えた。だからその子ーークロを選んだんだ。
三ヶ月母猫の元で暮らしてからクロは俺のアパートに来た。家に来た当日、クロは怖がってキャリーから出て来ようとしなかった。強引に出すのはストレスになると思って、俺はエサと水だけを用意してキャリーの出入り口を開け、そのままクロを放っておいた。部屋にはトイレと寝床とキャットタワーがすでに準備済みだった。
三日目になってようやくごはんが減っていてトイレを使った跡があった。あの時はすげえ嬉しくて小躍りしたっけ。クロは家具の隅に隠れてなかなか姿を見せてくれなかったけれど、俺が寝ている時は部屋の探検をしているようだった。それから何日か後にようやく姿を見せてくれて、俺の準備したごはんを目の前ではぐはぐ食べた。いつの間にか俺の手を舐めるようになり、匂いを擦り付けるようになり、膝に乗るようになり、甘えたように鳴くようになった。
そして機嫌が悪い時に撫でようとしたり、しっぽを踏んでしまったり、窓の向こうに野良猫が来た時なんかにクロはフーシャーして怒った。クロは怖がりだから、異変があるとすぐ怒って尻尾をたわしにしていたっけ……。
威嚇の声。それが前世のクロとそっくりだった。
クロ、俺の大事なクロ。
俺と一緒にトラックに轢かれてしまったクロ。目が覚めた時に俺一人だったからクロは助かったんだと思っていたけれど……。
「僕のご主人様だにゃ! 見つけたにゃ!!」
奴隷商から逃げて俺の胸に飛び込んできたのは、ケットシーのクロエ・タッカーだった。
「ごめんな、大きな声を出して。でもお前、死ぬところだったんだぞ」
「ふえ?」
死ぬ?
意味が分からなくて男の子を見返すと、マジかよと言う小さいつぶやきに続いて大きなため息をつかれた。
「さっきお前が近づこうとした男、あいつもう死んでるぜ」
「えっ!?」
恐る恐る男がいる方を見た。距離があるのでここから見ると男は眠っているようにしか見えない。もっとよく見ようと近づこうとしたら、またぐっと腕を引き戻された。
「だから近寄るなって。病気がうつるぞ。お前さあ。今、街で死病が流行っているの知らないの?」
死病。確かに母に、病気が流行っているから街へ買い物に行けないと言われたんだった。じゃあさっきの男の人は寝てるんじゃなくて流行病で死んだの?
足ががくがくと震えた。
「あ……、母親に病気が流行っているとは聞いたけど……。まさか死ぬ病気なの?」
「ああ。高熱が出て首とか脚の付け根とかが腫れて、皮膚に黒いアザが出来て死ぬんだ。みんな同じような病気で倒れてるから、うつる病気じゃないかってみんな言ってる。だから病人や死人には近づかない方がいい」
皮膚に黒いアザ。
その病気ってもしかして……。
俺には思い当たる病気があった。前世の知識と照らし合わせるとこの病気は黒死病、いわゆるペストじゃないのか?前に医療系番組のナレーションをやったときにペストの話題もあって勉強した。病気の症状が似ている気がする。まあ素人だから何となく、だけど。
えっと、確か肺炎みたいに高熱、咳、痰が出て、リンパが腫れて、全身が皮下出血してその部位が黒くなる……んだっけ。ネズミなんかにくっついてるノミが体内にペスト菌を持っていてそれに刺されると感染する。
確かに表通りと裏通りじゃ建物も道も何もかもが全然違う。表通りはレンガの綺麗な家が建っているのに、この辺りはバラックやテントで、道も舗装されていない。家の前にはゴミがそのまま置かれているし、溝には真っ黒い水が流れていて臭い。とっても不衛生だ。確かにノミがついたネズミがいっぱいいそう。そう考えるとゾワッと肌が泡立った。
「回復じゃ治せないの?」
「回復は怪我なんかは治せるが身体の中までは治せない。聖魔法が使えるヤツがいればもしかしたら……。でも聖魔法の遣い手なんてそうそういるもんじゃないしな」
聖魔法。プリラバの主人公は聖魔法の遣い手。
しかしまだこの世界でアレン・スターリングの名は聞いていない。
もしかしたらこの流行病を治すために力を使って、アレンが聖魔法の遣い手だと国に知られるのかもしれない。
俺は彼に会うのが怖い。今の俺は前のクラウスとは違うけれど、何をどう頑張っても未来が変えられずゲーム補正の力が働いて断罪されるかもしれない。
考え込んでしまった俺はよっぽど思い詰めた顔をしていたんだろう。男の子が心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。
「大丈夫か? 早くここから離れた方がいい。病気がうつったら嫌だろう?」
そう言って男の子は俺の腕を優しく引っ張って歩き出した。
ぱくぱくぱく。
もぐもぐもぐ。
うまうま。
「美味いか?」
「うん! ありがとう」
表通りまで案内してくれた男の子は屋台のコロッケを買って、半分に割って俺にくれた。
噴水の枠に腰掛けて二人で食べた。
もぐもぐ。美味しい。
さっきまで悩んでいたのが嘘みたいに自然と笑みが溢れた。美味しい食べ物の力ってすごい。
あっという間に食べ終わった男の子は、指に付いた油をペロリと舐め、服で拭いてから俺に手を差し出した。
「そういえば名乗ってなかったな。俺はカイトだ。よろしくな」
「クラウスです。こちらこそよろしくお願いします」
差し出した手を慌てて握って俺も自己紹介した。
ほんの一瞬、カイトが眼を輝かせたような気がしたけれど、気のせいだろうか。
「おお、王子様と同じ名前か。良い名だな」
「ありがとう」
カイトはコロッケ半分くれたし、手を握ってくれたし、良い名前だと褒めてくれたから良い人だ。
「それにしても何であんな所にいたんだ? お前、仕立てのいい服着てるからけっこういいとこのお坊ちゃんだろ? そんな服着て裏通りにいたら身ぐるみ剥がされてケツ掘られるぜ」
ひえっ。ここがBLの世界だって忘れてた。ぱっとお尻を手で押さえる。
そういえば! 死体なんか見たせいですっかり忘れてたけど、今日はクロエを探しに来たんだった。
でもどこへ? どこへ行けばクロエに会える? クラウスが初めてクロエを見たのは奴隷販売の店じゃなくて道でだった。奴隷商が店にクロエたちを運んでいる途中、偶然それを見たクラウスがアレが欲しいと母にねだる。ゲームではここまでで、次のシーンではすでにクロエと家族は城に連れてこられたあとだった。
奴隷契約とか奴隷商との話し合いとかすっ飛ばしていたから店の場所も分からないし、契約内容や金額がどうなっていたのかも分からない。
俺ってこの世界のことを何も知らない……。
ゲーム補正ってだけでクロエに会えると思っていた俺はバカだ。だって、ゲーム補正が本当にあるんだったら俺の断罪だってどう足掻いてもある訳で……。未来は変えられない。
「……ウス、クラウス大丈夫か?」
いつの間にかカイトに抱きしめられていた。
どこか懐かしいいい匂いがした。温かい身体に心臓の規則正しい音。
「迷子だったんだろ。一人で怖かったな。よしよし、一緒に親探してやるから泣くなよ」
あれ。俺、また泣いてた?
恥ずかしい。前世じゃこんなに泣き虫じゃなかったはずなのに。やっぱりクラウスになってから変だ。年齢に引っ張られている。もしかしたら俺とクラウスが融合してきたのかな……。そうなると俺もクラウスのように残虐な人間になるのかもしれない……。
「うぇ~~ん」
カイトは何も言わず、俺が泣き止むまでずっと抱きしめながら背中をさすってくれた。
「あーー、もしかして家出したのか?」
俺が泣き止みそうになったのを見計らって、どこか困ったようにカイトが俺に聞いた。家出? と思ったけど、確かに思い詰めたような顔をしていきなり泣き出したんだから家出だと勘違いされてもおかしくない。いや、誰にも何も言わずに城を出てきたのだから、これは家出と言うのか?
「家出……のつもりはなかったんだけど、誰にも言ってきてないから家出なのかも……」
「お前、自分で分かってなかったのかよ」
「えへ」
上目遣いでにへらと笑うと、カイトはばっと俺を抱きしめていた手を離し、上を向いて右前腕で顔を隠した。
「ありえねぇだろ……」
ボソッとカイトが何か言ったが聞き取れなかった。というのも、噴水のある広場に続く道の奥の方から男の怒声が聞こえてきたからだ。
「待ちやがれっ!」
「逃すなっ! 捕まえろっ」
ギャーーーー!
フッシャアァァァァァァァ!
ーーーーこの声。
前世で聞いたことのある猫の威嚇の声。
実家で猫が産まれた。
そう聞かされて俺は一匹を引き取ることにした。
雉白の母猫が三匹産んで、そのうち二匹は大きな雉白、一匹が今にも死にそうな小さな小さな黒猫だった。猫は親から受け継ぐ遺伝子によって毛色が決まるけれどその遺伝子のパターンがとても多く、親と違う毛色の子も生まれてくるそうだ。でも俺は一匹だけ違う色の猫が淋しそうに見えた。だからその子ーークロを選んだんだ。
三ヶ月母猫の元で暮らしてからクロは俺のアパートに来た。家に来た当日、クロは怖がってキャリーから出て来ようとしなかった。強引に出すのはストレスになると思って、俺はエサと水だけを用意してキャリーの出入り口を開け、そのままクロを放っておいた。部屋にはトイレと寝床とキャットタワーがすでに準備済みだった。
三日目になってようやくごはんが減っていてトイレを使った跡があった。あの時はすげえ嬉しくて小躍りしたっけ。クロは家具の隅に隠れてなかなか姿を見せてくれなかったけれど、俺が寝ている時は部屋の探検をしているようだった。それから何日か後にようやく姿を見せてくれて、俺の準備したごはんを目の前ではぐはぐ食べた。いつの間にか俺の手を舐めるようになり、匂いを擦り付けるようになり、膝に乗るようになり、甘えたように鳴くようになった。
そして機嫌が悪い時に撫でようとしたり、しっぽを踏んでしまったり、窓の向こうに野良猫が来た時なんかにクロはフーシャーして怒った。クロは怖がりだから、異変があるとすぐ怒って尻尾をたわしにしていたっけ……。
威嚇の声。それが前世のクロとそっくりだった。
クロ、俺の大事なクロ。
俺と一緒にトラックに轢かれてしまったクロ。目が覚めた時に俺一人だったからクロは助かったんだと思っていたけれど……。
「僕のご主人様だにゃ! 見つけたにゃ!!」
奴隷商から逃げて俺の胸に飛び込んできたのは、ケットシーのクロエ・タッカーだった。
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