堕ちた双子

ゆきみまんじゅう

文字の大きさ
65 / 70

身も心も、全て捧げて

しおりを挟む
それから数日が経った。

あれから家に帰った俺は、海斗の要求を全て受け入れた。

海斗から与えられる快楽も、全てありのまま受け入れた。

全ては、誰も犠牲にならないように、海斗の罪を増やさないため。

俺はどうなってもいい。

海斗の罪は、俺の罪でもある。

俺が存在しなければ、海斗は罪を犯すことはなかったのだ。

だから俺には、平穏な日々に戻る権利は、ない。

そうした決意を胸に、今、俺は、海斗の前で膝を落とし、海斗に奉仕を続けていた。

ちゅぱちゅぱと音を立てながら、海斗のものを、根元、裏筋、亀頭と舐めていく。

「…んっ……は…ぁ……ッ…あ…っ……。」

堪らず海斗は、甘い声を漏らす。

その声に比例して、海斗のものも大きくなっていく。

俺はさらに海斗を気持ちよくさせるため、海斗のものを咥えた。

そして頭を上下に動かしながら、何度も吸い上げる。

「あっ…ああっ………ッ…兄……さん…っ!」
「んッ……!」

突然頭を掴まれ、フェラを中断されられたかと思うと、海斗は俺の顔を、自分の方へと向けさせた。

海斗の顔は紅潮しており、目もとろんとしている様子だった。

「はあ……はあ………。兄さんを…抱きたい……。」
「…………分かった。」

海斗の手が離れると、俺はベッドに上がり、海斗に背を向けて四つん這いになった。

その様子を見て、海斗は驚いたように小さく声を上げた。

「………後ろからは、初めてだよな。こういう対位も、いいんじゃないか?」

俺は海斗を誘うように、尻の穴を広げてみせた。

それを見た海斗は、ゴクっと唾を飲むと、無言で腰に手を当て、ズブズブと俺の秘部に、ものを押し入れていった。

「あっ…あん……ッ…あ…っ……。」

ゆっくりと出し入れされるたびに、俺の甘いの声が漏れる。

それは感じているせいで出た声でもあるが、海斗に聞かせるために、出したものでもあった。

「兄さん、どう、気持ちいい?」
「ああん…ッ……あっ……んん……ッ…気持ち…いい……。」

海斗の腰の動きに合わせて、腰を動かしながら、俺はそう答えた。

与えられる快楽が強まるにつれ、理性がだんだんと失われていく。

心の底から、海斗を欲してしまう。

そんな罪悪感も、快楽に押し流されていった。

「ああっ…ん!……あんっ!…もう……ッ…イキ……っ…ああっ!」
「……ッ、兄さん………!」

海斗の腰の動きがより一層激しくなり、俺を絶頂へと導いていく。

気持ちいい……気持ちいい………おかしくなる………!

頭が真っ白になり、もう何も考えられない。

「あんっ、あん…ッ…あっ、あっ、あっ……っ!…んああああああっ!!」

一際甲高い声を上げながら絶頂を迎えた後、俺はぐったりベッドに身を預けた。

「ううっ……ッ…ああっ、兄…さんんんんんんっ!!」

その後すぐに、海斗も絶頂を迎え、俺の中に欲望を吐いた。

お互いしばらく、そのままの体勢でいたが、海斗が自身のものを抜いたのが分かると、まだ息が荒い中、俺はヨロヨロと海斗の方に体を向けた。

「海斗、気持ちよかったよ。」

俺は、嬉しそうな顔をしている海斗の頭を、優しく撫でた。

「………愛してる、海斗。」

俺は畳み掛けるように、海斗の唇を強引に奪った。

その行為は、俺が海斗を恋愛の対象で好きだと思わせて、海斗の暴走を抑えるためだった。

海斗に身を捧げ、尽くすたびに、心にヒビが入っていく気がする。

いや、本当は、もっと前から、俺も壊れていたのだと、海斗とキスする中で、再び思い出した。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

処理中です...