23 / 70
兄
傷だらけの心と身体
しおりを挟む
ホテルに着いた後、いつものようにバスルームで男に身体を洗われた俺は、ベッドへと連れられた。
だがそこには、見慣れない物が設置されており、それが何かを理解した瞬間、俺は恐怖で言葉を失った。
それは俗に言う、ベッド用の拘束具だった。
「おい、ビビってないでさっさとベッドに乗れよ!」
金髪の男に脅され、仕方なくベッドに上がった俺は、うつ伏せの体勢で両手足を拘束された。
「さあて、さっきの続きといこうじゃねえか。」
金髪の男はそう言うと、黒いボストンバッグから一本鞭を取り出した。
それを見た俺は、身の危険を感じ、必死にもがいた。
「やっ…やめてください!俺が悪かったです。だから、許してください!!」
だが俺の懇願も虚しく、金髪の男は俺の背中に鞭を打ちつけた。
「あああッ───!!やめ…ッ──ああああああッ!!」
あまりの激痛に、俺は身を捩った。
痛みから逃れようにも、両手足を拘束されている以上何もできず、ただ痛みに耐えるしかなかった。
「ハハッ!ざまあねえな。」
金髪の男はさらに鞭を打とうとしたが、男の静止の声に手を止めた。
「いくらなんでもやりすぎだよ。ほら、こんなに肌が爛れてる。」
そのおかげで俺は苦痛から解放されて、力なくベッドに沈み込んだ。
すると金髪の男が、俺に顔を寄せてきた。
「んじゃ、次は中の味見といくか……。」
痛みに意識が割かれたせいで、金髪の男の言葉を理解するのに時間がかかった。
その意味が分かると同時に、あそこに湿った温かい何かが触れた。
それが舌だということを理解した頃には、金髪の男の舌が、あそこの中を舐め回していた。
「あっ…んん……ッ…あん……っ…。」
痛みで苦しんでいたところに快楽を与えられたことにより、いつもよりも気持ちよく感じてしまう。
そんな俺の様子を見て、男の方も興奮してきたのか、自らのズボンをずり下ろした。
するとすでに隆起したものが、口元に寄せられた。
「陸斗くんがあまりにもいやらしいから、もうこんなになっちゃったよ。だから、僕も気持ちよくさせてよ。」
俺は一瞬だけ躊躇ったが、すでに快楽に支配されつつある思考では、拒否することは出来なかった。
男のものを咥えて動こうとした時、いきなり髪を掴まれて、喉の奥を一気に貫かれた。
「──んんーーっ!うぐ…っ……うう…ッ──!」
何度も喉の奥を貫かれ、苦痛と快楽の狭間で悶え苦しんだ。
「そんじゃそろそろ、本格的に味わうとするか。」
気づいた時には金髪の男に股を開かれて、熱いものが中に入ってきた。
「…うわ……っ。きっつ……。めっちゃ閉まってんな。これじゃすぐイッちまいそうだ。」
金髪の男のものが、中を押し広げて入ってくる感覚によって、俺の身体は再び熱を帯び始める。
苦痛の中で与えられた快楽に、俺は縋るように身を委ねた。
「ほらっ!両方の穴を犯されながら、惨めにイキやがれ!!」
金髪の男の律動が、激しさを増していく。
「うぐうううぅ──ッ!んぐ…ッ……んん───っ!!」
こんな苦しいにも関わらず、俺の身体は絶頂を迎え、欲を吐き出した。
「おおっ…締まる締まる……。俺も…イッちまう……ぜっ!!」
金髪の男はさらに腰を激しく動かした後、俺の中に欲を吐き出した。
金髪の男は満足したのか、ものを引き抜いてベッドから降りた。
それと同時に口の方も解放される。
「…げほっ!!…はあ……はあ………。」
やっとまともに呼吸できるようになり、俺は必死に肩で息をした。
そんな俺を尻目に、男は俺の手首から拘束具を外すと、俺を仰向けにさせた。
そしてそのまま馬乗りになって、硬いものをあそこに押し当ててきた。
「次は、僕の番だよ……。」
「まっ…待って……ッ…ああ……っ…ん……。」
まだイッたばかりで敏感なあそこの中に、容赦なく男のものが侵入してくる。
「やめ…ろよ………もう……っんん……!」
今までイッた後すぐに犯されたことなどなく、その刺激に身体が悲鳴を上げていた。
「そう?こんなにも嬉しそうに締め付けてきてるっていうのにかい?」
男の腰が律動する度に、俺の身体は快楽で震え上がった。
「なあ、こいつの首、絞めてみろよ。すっげえ気持ち良くなるからさ。」
金髪の男に乗せられた男が、俺の首を軽く絞めてきた。
「……ぐっ⁉︎……うぐっ…んん……ッ…ぐっ!」
喉を圧迫され、俺は呼吸困難に陥る。
「………っ本当だ。さっきよりも、ギュウギュウに……締め付けてくる…っ……。」
俺の事など気にする素振りもなく、さらに腰を強く打ちつけてくる。
たまらず抵抗しようとしたが、すかさず金髪の男に両手を拘束されてしまう。
「大人しくしろよ。このビッチ野郎が。」
これでは抵抗することも、反論することもできず、再びされるがままとなってしまった。
男の方は腰を動かしながら、時折手を緩めては、また絞めるを繰り返す。
そんな事を繰り返されるうちに、次第に感覚が麻痺していき、苦痛だったはずの行為が、快感へと変わっていく。
「ほーら。こんなことされながら勃たせるなんて。やっぱど変態だな、お前。」
何をどう言われようと、俺自身、もう収まりがつかなかった。
ただこの熱を解き放ちたい、それだけしか頭になかった。
「はあ…はあ……く…っ……もう…イキそう……っ!」
男は腰を激しく打ち付けると、熱い欲を吐き出した。
「ん…っ……んん…ッ…んんんんーーー!!」
それとほぼ同時に、俺も自らの欲を吐き出し、意識が遠のいていく。
しかしそれを許さぬように、金髪の男に左の頬を叩かれた。
「何気絶しようとしてんだよ?お楽しみはまだまだこれからだぜ……。」
未だかつて、これほどまで恐怖に震えたことはなかった。
一時期は、もしかしたら男が、俺に対して特別な感情を抱いているのかと思っていた。
だが今ははっきりと、それを否定できた。
こいつらは、俺の事をただの性処理の道具にしか思っていなかったのだ。
だから、例え俺が壊れようと、こいつらには関係のないことなのだ。
そう思うと、少しでも何かを期待して、馬鹿みたいに喘いでいた自分が嫌になり、自然と涙が零れていた。
そしてその時、俺の中に黒い感情が生まれた。
だがそこには、見慣れない物が設置されており、それが何かを理解した瞬間、俺は恐怖で言葉を失った。
それは俗に言う、ベッド用の拘束具だった。
「おい、ビビってないでさっさとベッドに乗れよ!」
金髪の男に脅され、仕方なくベッドに上がった俺は、うつ伏せの体勢で両手足を拘束された。
「さあて、さっきの続きといこうじゃねえか。」
金髪の男はそう言うと、黒いボストンバッグから一本鞭を取り出した。
それを見た俺は、身の危険を感じ、必死にもがいた。
「やっ…やめてください!俺が悪かったです。だから、許してください!!」
だが俺の懇願も虚しく、金髪の男は俺の背中に鞭を打ちつけた。
「あああッ───!!やめ…ッ──ああああああッ!!」
あまりの激痛に、俺は身を捩った。
痛みから逃れようにも、両手足を拘束されている以上何もできず、ただ痛みに耐えるしかなかった。
「ハハッ!ざまあねえな。」
金髪の男はさらに鞭を打とうとしたが、男の静止の声に手を止めた。
「いくらなんでもやりすぎだよ。ほら、こんなに肌が爛れてる。」
そのおかげで俺は苦痛から解放されて、力なくベッドに沈み込んだ。
すると金髪の男が、俺に顔を寄せてきた。
「んじゃ、次は中の味見といくか……。」
痛みに意識が割かれたせいで、金髪の男の言葉を理解するのに時間がかかった。
その意味が分かると同時に、あそこに湿った温かい何かが触れた。
それが舌だということを理解した頃には、金髪の男の舌が、あそこの中を舐め回していた。
「あっ…んん……ッ…あん……っ…。」
痛みで苦しんでいたところに快楽を与えられたことにより、いつもよりも気持ちよく感じてしまう。
そんな俺の様子を見て、男の方も興奮してきたのか、自らのズボンをずり下ろした。
するとすでに隆起したものが、口元に寄せられた。
「陸斗くんがあまりにもいやらしいから、もうこんなになっちゃったよ。だから、僕も気持ちよくさせてよ。」
俺は一瞬だけ躊躇ったが、すでに快楽に支配されつつある思考では、拒否することは出来なかった。
男のものを咥えて動こうとした時、いきなり髪を掴まれて、喉の奥を一気に貫かれた。
「──んんーーっ!うぐ…っ……うう…ッ──!」
何度も喉の奥を貫かれ、苦痛と快楽の狭間で悶え苦しんだ。
「そんじゃそろそろ、本格的に味わうとするか。」
気づいた時には金髪の男に股を開かれて、熱いものが中に入ってきた。
「…うわ……っ。きっつ……。めっちゃ閉まってんな。これじゃすぐイッちまいそうだ。」
金髪の男のものが、中を押し広げて入ってくる感覚によって、俺の身体は再び熱を帯び始める。
苦痛の中で与えられた快楽に、俺は縋るように身を委ねた。
「ほらっ!両方の穴を犯されながら、惨めにイキやがれ!!」
金髪の男の律動が、激しさを増していく。
「うぐうううぅ──ッ!んぐ…ッ……んん───っ!!」
こんな苦しいにも関わらず、俺の身体は絶頂を迎え、欲を吐き出した。
「おおっ…締まる締まる……。俺も…イッちまう……ぜっ!!」
金髪の男はさらに腰を激しく動かした後、俺の中に欲を吐き出した。
金髪の男は満足したのか、ものを引き抜いてベッドから降りた。
それと同時に口の方も解放される。
「…げほっ!!…はあ……はあ………。」
やっとまともに呼吸できるようになり、俺は必死に肩で息をした。
そんな俺を尻目に、男は俺の手首から拘束具を外すと、俺を仰向けにさせた。
そしてそのまま馬乗りになって、硬いものをあそこに押し当ててきた。
「次は、僕の番だよ……。」
「まっ…待って……ッ…ああ……っ…ん……。」
まだイッたばかりで敏感なあそこの中に、容赦なく男のものが侵入してくる。
「やめ…ろよ………もう……っんん……!」
今までイッた後すぐに犯されたことなどなく、その刺激に身体が悲鳴を上げていた。
「そう?こんなにも嬉しそうに締め付けてきてるっていうのにかい?」
男の腰が律動する度に、俺の身体は快楽で震え上がった。
「なあ、こいつの首、絞めてみろよ。すっげえ気持ち良くなるからさ。」
金髪の男に乗せられた男が、俺の首を軽く絞めてきた。
「……ぐっ⁉︎……うぐっ…んん……ッ…ぐっ!」
喉を圧迫され、俺は呼吸困難に陥る。
「………っ本当だ。さっきよりも、ギュウギュウに……締め付けてくる…っ……。」
俺の事など気にする素振りもなく、さらに腰を強く打ちつけてくる。
たまらず抵抗しようとしたが、すかさず金髪の男に両手を拘束されてしまう。
「大人しくしろよ。このビッチ野郎が。」
これでは抵抗することも、反論することもできず、再びされるがままとなってしまった。
男の方は腰を動かしながら、時折手を緩めては、また絞めるを繰り返す。
そんな事を繰り返されるうちに、次第に感覚が麻痺していき、苦痛だったはずの行為が、快感へと変わっていく。
「ほーら。こんなことされながら勃たせるなんて。やっぱど変態だな、お前。」
何をどう言われようと、俺自身、もう収まりがつかなかった。
ただこの熱を解き放ちたい、それだけしか頭になかった。
「はあ…はあ……く…っ……もう…イキそう……っ!」
男は腰を激しく打ち付けると、熱い欲を吐き出した。
「ん…っ……んん…ッ…んんんんーーー!!」
それとほぼ同時に、俺も自らの欲を吐き出し、意識が遠のいていく。
しかしそれを許さぬように、金髪の男に左の頬を叩かれた。
「何気絶しようとしてんだよ?お楽しみはまだまだこれからだぜ……。」
未だかつて、これほどまで恐怖に震えたことはなかった。
一時期は、もしかしたら男が、俺に対して特別な感情を抱いているのかと思っていた。
だが今ははっきりと、それを否定できた。
こいつらは、俺の事をただの性処理の道具にしか思っていなかったのだ。
だから、例え俺が壊れようと、こいつらには関係のないことなのだ。
そう思うと、少しでも何かを期待して、馬鹿みたいに喘いでいた自分が嫌になり、自然と涙が零れていた。
そしてその時、俺の中に黒い感情が生まれた。
0
お気に入りに追加
194
あなたにおすすめの小説
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
大親友に監禁される話
だいたい石田
BL
孝之が大親友の正人の家にお泊りにいくことになった。
目覚めるとそこは大型犬用の檻だった。
R描写はありません。
トイレでないところで小用をするシーンがあります。
※この作品はピクシブにて別名義にて投稿した小説を手直ししたものです。
羽田家の日常
瀬界
BL
ちょっとぶっ飛んだものを書きたくなったので、エロ多めな上になんだそれなお話です。苦手な人は回れ右推奨。
BL/近親相姦/父×息子/兄×弟 です。
【概要】
羽田家。
父 雅臣(まさおみ) 35歳。IT社長、185センチ、筋肉質。
長男 玲(れい)16歳。高校2生、176センチ、文武両道。
次男 勇(ゆう)8歳。小学3年生、128センチ、天然。
ぼくのお家は、おっきくて優しいパパと頭が良くてなんでも教えてくれるお兄ちゃんの3人家族です。生まれた時からママはいないけど、優しいパパとお兄ちゃんがたくさんかまってくれるので、毎日たのしいです。
ぼくの家にはたくさんのルールがあるけど、これはぼくを守るためで家族みんなが仲良しのためのひけつ?なんだって!
自分たちだけのとくべつだから、みんなにはしーなんだって、パパとお兄ちゃんが教えてくれました!
ぼくはいいこなので約束は守れます!!
シングルパパの羽田家のえっちな日常をお送りします。
普通に家族がいちゃいちゃしてる常識はずれな家庭です。
誤字脱字、リクエストなどありましたら気軽にお声掛けよろしくお願いします。
僕が玩具になった理由
Me-ya
BL
🈲R指定🈯
「俺のペットにしてやるよ」
眞司は僕を見下ろしながらそう言った。
🈲R指定🔞
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨
ので、ここで新しく書き直します…。
(他の場所でも、1カ所書いていますが…)
【R18】歪んだ家族の幸せ
如月 永
BL
ホモでメスガキの僕は、エッチな事が好きだった。
母さんがいなくなった家で、寂しいお兄ちゃんとお父さんは僕をメスとして愛してくれた。
セックスすると気持ち良いし寂しくなくて幸せなんだ。
<説明&注意点>
父×息子。兄×弟。3P。近親相姦。ショタ。ストーリー性0。エロ中心。
メスガキ感はあんまり出せてないかも。
一話2000文字くらい。続きの更新未定。
<キャラクター覚え書>
●お父さん(※名前未定):
会社員。妻に逃げられ、仕事に熱中して気を紛らわせたが、ある日気持ちがぽっきり折れて息子を犯す。
●和雅(かずまさ):
兄。高校生。スポーツをしている。両親に愛を与えてもらえなくなり、弟に依存。弟の色気に負けて弟の初めてを奪う。
●昂紀(こうき):
弟。僕。小学○年生。ホモでメスガキな自覚あり。父と兄とするセックスはスキンシップの延長で、禁忌感は感じていない。セックスは知識より先に身体で覚えてしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる